1. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
《ネタバレ》 新生・ボンドの1作目。冒頭のシーンからフルスロットル、より肉体派と化したボンドは魅力抜群。見た目冷酷そうに見えつつ、かつての007作品よりも強い個性や感受性を併せ持つボンドに惹かれました。 とてもリアリティに溢れ、007シリーズで最も好きな作品。 [DVD(字幕)] 10点(2011-05-23 16:12:13) |
2. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 最高傑作。今まで数百回観て数百回泣きました。この映画で世の中不変なものは無い、という事が良く分かりました。と共にもっと今を大事に生きようと誓いました。 南北で貧富の差が激しいイタリアにあって、舞台であるシチリアの人がナポリ人を差して「北部の人間」と呼び、中傷しているのが興味深かったです。 [映画館(字幕)] 10点(2004-05-03 15:26:46) |
3. 新幹線大爆破(1975)
《ネタバレ》 ストーリーの最後まで、何とも言えぬ緊迫感があって良かった。更に音楽が秀逸で、より一層の緊迫感を与えています。列車種別装置や新幹線を併走させてボンベを渡す等チャチな点もあるが、国鉄の協力が得られなかったにしてはとても良い出来。途中いろいろとアクシデントが起こるが、現実離れし過ぎていて、いかにも「ちょっと凝ってみました」的な発想が逆にわざとらしく感じてしまうのと、メリハリをつける為かは知りませんが、登場人物が多すぎて話がやや脱線してしまっていたのが残念。何とか金を得ようとする手段が結構巧妙で、高倉健が羽田から高飛びしようとするシーンまでは計画に狂いが生じても機転を利かせて乗り越えてきましたが、元・家族の事までは計算できませんでしたね。パニック映画としては日本一の出来だと思います。しかし山本圭若すぎ! [映画館(字幕)] 10点(2004-05-03 15:19:58) |
4. ボヘミアン・ラプソディ
《ネタバレ》 今年もフレディの命日である11月24日が近づいてきた。彼が天に召されてから早27年。当時私は高校生で、訃報を聞きショックのあまり高校を数日休んだのをよく憶えている。エイズも「死なない病気」になりつつあるという事に、時代の流れを感じずにはいられない。 Queenに全く興味のない方にとっては、存在価値自体が無い、観る側も作る側も人を選ぶ(選ばざるを得ない)という映画。まずQueenに興味がある初心者の方には、是非「Made in heaven」というDVDもしくはビデオを視聴して、Queenの歴史を知ってから鑑賞される事をお薦めしたい。そして没後にこれだけ愛され続けるミュージシャンは、そして映画化されるバンドなんて、そうそういない。Queenは、それだけの「伝説のバンド」であった事を、まずは理解して欲しい。 皆さんのレビューにある通り、楽曲を楽しみにされたいた方には、やや物足りなさが残る構成ではあるものの、その物足りなさを一気に吹っ飛ばす、壮大なクライマックス。Live AIDを忠実に再現し、ステージに上がる際のフレディの腕の振り方なんて、よくぞここまで・・・と感動を覚えた。他のメンバーにしても、特にブライアン・メイなんて本人に酷似。 プロローグに映る、ステージへと向かう最初の後ろ姿で号泣。そして最後のShow must go onで号泣。最後にこの曲は反則だろが・・・・・。 激動の音楽シーンを駆け抜けたフレディよ、RIP。 [映画館(字幕)] 9点(2018-11-22 15:06:34)(良:1票) |
5. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 NHK BSの番宣で、音楽がヘンリー・マンシーニという事で観てみました。予想通りのすばらしい音楽に酔いしれました。あまり過去の映画は観ないのですが、考え方が変わりました。前にも感想で書かれていた方がいらっしゃいましたが、「ニュー・シネマ・パラダイス」は当作品をオマージュしているのかな?という感じがしました。 久々にすばらしい映画に出会えて幸せです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-25 11:48:25) |
6. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 刑務所内での性的虐待、刑務所長が囚人を「道具」として使う横暴さ等、ひとりの人間として扱われない悲しさ・空しさ・憤り・無力さが伝わってきます。 ブルックスの様に、出所したとしても、変わり果てた社会に順応できず、生より死を選んでしまう・・・刑務所が「犯罪者を更正させる」施設ではなく、「犯罪者を抑制し、廃人に仕立て上げる」施設でもありうる・・・という事を如実に表現しています。 ラスト20分と、アンディに再会する前のレッドの台詞(ひとりごと)により、かなり後味は良くなったものの、それまでの過程は筆舌に尽くしがたいものがあります。アンディとレッドの再会でハッピーエンド・・・とは言い難い作品ですが、全体の構成やストーリー展開等、個人的には高評価です。 [DVD(字幕)] 9点(2006-09-02 12:53:39) |
7. 大陸横断超特急
《ネタバレ》 これは面白い!暴走××やら何やら、この類の映画は数知れず多いが、ハラハラ・ドキドキ感は鉄道パニック映画の傑作「新幹線大爆破」に匹敵するくらい。俳優等は全く知りませんが、かえってその方が楽しめると思います。セガールなんかがこの役をやったところで「どうせハッピーエンドだろ」的にしか考えられませんが、ちょっとマヌケな主役と、こちらもマヌケな補佐役がいる事で最後まで展開が読めず、楽しんで観る事ができました。ヘンリー・マンシーニの音楽も、映画の雰囲気をより盛り上げています。オレの中では、鉄道サスペンスものは邦画「新幹線大爆破」・洋画「大陸横断超特急」の二大巨頭となりました。この作品は、是非吹き替え版で観てください。DVD化万歳!! [DVD(吹替)] 9点(2006-04-20 10:37:33) |
8. ファースト・ミッション
《ネタバレ》 初めて観ました。とてもクリーンな映画ですね。自分の思うとおりにしてくれない兄に対する葛藤はあるかも知れませんが、家族愛(兄弟愛)はそれをも遙かに上回るという事、また愛する家族・友人の為に自己を犠牲にしてまで助けるという人間としての美しさを感じました。最後ジャッキーらが受刑されるシーン、その間のサモハンのシーンが印象的でした。 [地上波(字幕)] 9点(2006-04-17 11:28:47) |
9. プロジェクトA
ギャグ・シリアスのバランス加減が秀逸!当時の映像技術で、これだけの映画を作った手腕に拍手。海賊のボスは、おそらくジャッキーが立ち向かった相手で最強かも知れません。次点は、「九龍の眼」のアパアパ男かな? [映画館(吹替)] 9点(2004-05-05 09:48:57) |
10. マグノリア
《ネタバレ》 複数のストーリーが同時進行していく、「愛」をテーマにした映画。最初、主役無しの映画と聞いていたので、どんなものかと期待していましたが、こういう目を離せない映画は結構好きです。 ホントの「愛」とは何か、ということを考えさせられます。老いた夫の遺産が目当てだった、仮面をかぶった愛。クイズ番組から生まれた天才で、唯一父親の「本当の愛」だけが得られない少年。家族を尊重する父の象徴だったクイズ司会者の、あまりにもギャップのありすぎる私生活・・・。一見、別のストーリーのように感じますが、最後に起こり得ない事が起こり、ストーリーの関連性が出てくる、というちょっと難解且つ興味深い映画です。SEX教祖?のトム・クルーズが異様に笑えた。ってか全体を理解するには一度では観足りない。でもビデオ買ったけど「アラビアのロレンス」並に長いから観る時間がありません。 [映画館(字幕)] 9点(2004-05-03 15:08:48) |
11. ワイルド・スピード/SKY MISSION
《ネタバレ》 ラスト3分はポールへのレクイエム。どんなに遠くに行ったって、ファミリー。ポールよ、ありがとう。そして、安らかに。今言えるのは、ただそれだけです。あ、続編あるな、たぶん。 [映画館(字幕)] 8点(2015-04-17 20:42:18) |
12. ロード・オブ・ウォー
《ネタバレ》 プロローグは素晴らしいね。カメラワークや武器商人視線のシナリオ等、嫁にバレそうになるところまでは、個人的には満点の出来だと思います。とにかくニコラス・ケイジの喜怒哀楽の表情が最高に良い。嫁や家族のくだりは不要と思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-27 18:36:44) |
13. ワイルド・スピード/EURO MISSION
《ネタバレ》 カーアクションというか、ドンパチがメイン。前作と比べても、車好きには物足りないかも知れません。なんだろ、もうストーリーが大きくなりすぎて・・・楽しめますけどね。 [映画館(字幕)] 8点(2013-07-06 16:45:17) |
14. ワイルド・スピード/MEGA MAX
《ネタバレ》 とても見応えのあった作品。韓国系俳優が出ているってことは、時系列では1→2→MAX→MEGA MAX→TOKYO DRIFTっていう感じになるのだろうか。それとも、TOKYO DRIFTは「忘れたい過去」という扱いになるのだろうか・・・。内容は、まさにワイルド・スピードの総決算。やや非現実的なシーンもあった前作と比べると、目的などは至ってシンプル。ロームが出てきたのは個人的には嬉しく、前作よりも映画の中のユーモアさが増した。ブラジルが舞台だが、恐らくスラム街などのほとんどのシーンはプエルトリコでの撮影であろう。一番最後にエヴァ・メンデスと「レティ」が出てくる、という「次作もあり??」的な思わせぶりも。観て損は無いと思うが、「これが最後」と思うと、何だか切なくなってくる。9月三連休の先行上映で観たが、びっくりするほどの「不入り」で、ロードショー後がちょっと心配。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-27 12:53:42) |
15. シルミド/SILMIDO
《ネタバレ》 この映画に基づき、実際に政府が調査を実施したとの事なので、ほぼノンフィクションなのでしょう。とても惹きつけられる作品。最期の自決といい、教官?の買ってきた飴といい、南の深い同志愛を感じました。テレビ東京の昼間にやる映画のチョイスは秀逸だと、いつもながらに思ってしまう。 [地上波(吹替)] 8点(2011-05-23 15:40:44) |
16. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
《ネタバレ》 殆ど笑顔を見せる事のなかった登場人物と、素敵ながらも寂しさがこみ上げてくる音楽が醸し出す、えもいえぬ空虚感に戸惑った。映画を楽しめたのか、考えさせられたのか、未だによく分からない。この映画最後のシーンで、仮にユーイチがティーチャーを撃墜して帰ってきたとしたら、全く意味の無い映画になっていただろう。戦死してはまた別のキルドレがクローンとして現れてくるが、過去や感情までは引き継げない。輪廻転生はあるかも知れないが、いまの自分という存在は唯一無二であるという事を再認識させられる。恵まれた環境の中、日々ルーチンワークをこなしながら生きている。オレらもある意味キルドレなのかも知れない。代わり映えのしない毎日を淡々と過ごしている人々に、自分の存在価値を再認識してくれ!、と強烈に訴求している様に感じてならない。声優陣に関しては賛否両論だが、個人的にはアニメの無機質な雰囲気に見事にマッチしていると感じた(とくに菊池凛子)。グラフィックはさる事ながら、臨場感たっぷりの音響が特に素晴らしい!これは是非映画館で観てほしい映画。久々に、とても気に入った映画に出会えた。 [映画館(邦画)] 8点(2008-08-17 13:56:27) |
17. DEATH NOTE デスノート the Last name
《ネタバレ》 藤原竜也の演技力は言うまでもありません。やっぱりうまいです。そして松山ケンイチという名の俳優は全く知らなかったのですが、今回のL役の演技力に惚れました。人とのコミュニケーションが苦手な青年が、人を「愛する」「好きになる」という感情を持つまでに成長しましたが、結局最後は死んでしまったところは悔やまれます。ストーリーも申し分なく、まさしくチェスにふさわしい展開で、十分楽しめます。夜神月とLの牽制しあうシーンには、ハラハラさせられました。 ただ、人の死というデリケートなテーマを描写した映画は多々ありますが、余りにも簡単に大量の人(過去の犯罪者等多数)を死なせすぎます。生命をゲームのように取り扱うシーンが多いのが唯一の不満点。それさえなければ、10点の価値がある作品です。 [映画館(邦画)] 8点(2006-11-27 13:34:24)(良:1票) |
18. ワイルド・スピードX2
《ネタバレ》 もう10年も前の作品になるのですね。ヴィン・ディーゼルが出て来ない作品ですが、ポール・ウォーカーとタイリースのコンビが秀逸です。ストーリーも車好きの悪党やしがない元警官の域を出ない、かなりドメスティック感の強い内容。TOKYO DRIFTは置いといて、MAX以降はかなり現実離れした内容であるだけに、この作品までが純粋にカーアクションとして楽しめる映画かな、と。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-24 01:47:02) |
19. 九龍の眼/クーロンズ・アイ
《ネタバレ》 Ⅰからネタを引っ張って笑いを取るシーンあり、署長と課長?との絡みで笑いあり、と言いつつも珍しくシュールな場面あり、オレ的には満足できる内容。アパ男に「アパアパ」と言いながらパーム弾を投げつけるジャッキーに笑えました。この映画見ると、思わずテキトーな歌詞付けてテーマ曲を口ずさんじゃいます。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-16 17:45:20) |
20. 天空の城ラピュタ
とにかく音楽が最高。映画のサントラを買ってしまった唯一の作品です。ちょっと切なさを感じさせる曲が目を潤ませます。うわ~、目がぁ、目がぁ~~~~!! [映画館(字幕)] 8点(2005-08-11 19:07:49)(良:1票) |