1. コンドル(1939)
パイロットのお話なんですが、かなりシリアス。この時代のパイロット達の命をかけて空飛ぶ姿を、恋愛のやりとりを交えて淡々と描いています。非常に男くさく、渋みのある作品でした。彼らパイロット同士の友情が見所です。単純にそれだけで格好良いのに、好き・嫌い、付き合う・別れるといった女性の絡んでくる色恋話は少し余分にも思えました。 4点(2003-10-30 00:51:46) |
2. 一人息子
初めて見た小津映画です。起伏の少ない地味目の物語でしたが、古き良き日本を垣間見れて懐かしい気持になりました。人生が思い通りにいかない皮肉さと、親子の愛情が書かれていたのが印象的です。昔の日本人は貧しくとも、現代の人より思いやりの心、支え合いの心を持っているように感じます。難を言えば、古い作品のため、音声が聞き取りににくかった場面が多々あったことです。今後は小津監督のほかの作品も見てみたいと思います。現代の日本人にこそ見てもらいたい作品です。 5点(2003-10-15 23:10:07) |
3. 駅馬車(1939)
『駅馬車』というと、まず思い浮かぶのはあの音楽。いい曲です。駅馬車に乗る9人(お尋ね者、保安官、娼婦、妊婦、銀行家、医者、酒商人、賭博師、御者)にそれぞれちゃんと個性があり、その人間関係がより物語を面白く感じさせてくれました。いつも名前を間違えられる酒商人がいい味出してます。『風と共に去りぬ』でもそうでしたが、映画に出てくる娼婦はいい人であることが多いですね。 6点(2003-09-08 20:37:47) |
4. スミス都へ行く
終わりが少し早足に感じたけど、それでも見終わった後スッキリした。スミスが少年団の団長というのが良かったです。あんな人が国政にいて欲しいと思う反面、彼の様な純粋まっすぐな人は政治に向いていないと思う。ずる賢さも必要です、政治家として生き残るには。あと新聞を配送するとき、子供が車を運転していたけど、あれはあり? 7点(2003-04-13 18:11:00) |
5. 風と共に去りぬ
この先が気になる結末が不満。期待よりは面白く感じなかったのは、自分が南北戦争と聞いてもピンとこないせいもあるのかもしれない。同じ時代が舞台の『若草物語』とは正反対の作品。 5点(2003-02-07 01:53:57) |