1. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
神経質な感じの暗い狂気を必要以上に感じてしまって、何か恐くて素直に笑えませんでした。と書くと面白くなかったみたいですが、そんなことはありませんでした。至る所にキューブリックのセンスの良さを感じましたし、すごく好きな作品です。 9点(2003-09-27 01:00:56) |
2. ラ・ジュテ
静止画でナレーション、映画と言うよりは紙芝居みたいだなーとか思ってしまいましたが、動画になるその一瞬が非常に効果的で美しかった。普段映画なんて動いてるのが普通なのに、それがこれほどのインパクトを持つというのは考えてみるとすごいことですね。異化効果ってやつですか? それを一人で勝手に感じてしまいました。タイムパラドックスの良くできたストーリーで、何だか藤子不二雄とかのSFにありそうなオチですな。 8点(2003-09-25 01:55:06) |
3. 明日に向って撃て!
ええっ、そこで終わりかいって感じでしたが、あのラストは非常に余韻が残りますね。オーストラリアに行けてればいいなー、まああの状況じゃ無理だろうけど…。でも、逃げ切っててほしいなー、あり得ないだろうけども。なんて繰り返し考えてると、二人の悲しい運命に切なくなりますねえ。 8点(2003-09-24 01:24:01) |
4. ワイルドバンチ
最後のLET'S GO、あれに胸を打たれない男はいないでしょう。行かないわけ無いだろ、みたいな。あまりに格好良くてガクガク震えてしまいましたよ。結果起こる銃撃戦のシーンが、その台詞のおまけくらいにしか感じられないほど。 9点(2003-09-23 02:15:06) |
5. 俺たちに明日はない
最初は、あーこんな悪いことしちゃって後で大変なんじゃないのとか心配しながら見てるんだけど、ボニーが「職業は銀行強盗」って自己紹介するあたりでもうノリノリ。でも結局は警察に捕まっちゃうんだろーなーなんて思ってたら、あんなラストなんて…。衝撃的っていうより、目の前でいきなりパチンと手を叩かれたみたいに、ただ驚きました。だって、その前まではあんなシーンが出てくるような雰囲気じゃなかったんだもんよ。でも面白かった。 9点(2003-09-23 02:05:41) |
6. 気狂いピエロ
流れる映像は傑作絵画のよう、放たれる台詞たちは歌詞のよう。それらがすべて美しく心地よくそしてかっこよかった。ストーリーが難解とか不条理とかそういうことではないのですね、きっと。ラストシーンは衝撃的ですが、何だか思わず笑ってしまいましたよ。 9点(2003-09-14 22:54:52) |
7. イージー・ライダー
《ネタバレ》 キャプテンアメリカは、自分たちの末路をはっきりと悟っていたのでしょうか? あのラストで、僕はそれまであまり興味の無かった映画というもののすごさを思い知らされました。道路脇の荒野で大破炎上するバイクと、勢いよく上がる煙の映像は美しかった。そしてイージーライダーのバラード。鳥肌が立つほどカッコいい映画でした。 10点(2003-09-11 00:59:16) |