1. パリ、テキサス
自分はダメな男(苦悩する男)の物語が好きみたいです。ゆったりとした大人の映画は退屈なイメージがあるけれど、この映画はとても優しく心に染み渡ってきて、単なるいい映画以上の静かなエネルギーにあふれていました。淡々としているのに表現が豊かな映画ってすごい。 10点(2005-01-04 14:54:15) |
2. スティング
俳優、脚本、映像、音楽、全てが上手く融合していて、全てにワクワクできる映画です。たまにひっぱり出してきて、何度でも見たい映画。 10点(2003-12-05 11:20:22) |
3. シザーハンズ
ティム・バートン&ジョニー・デップの最高のおとぎ話ですね。一般に女性の評判がいいみたいだけどなんでだろ?メルヘンチックな設定だからっていうだけじゃないですよね。女性から見ればエドワードは優しくて不器用で純粋な男性だけど、男性から見れば、そんな男いないよ!的なところがあるのかもしれないですね。勝手な想像ですが。 10点(2003-10-13 22:54:35) |
4. ダンサー・イン・ザ・ダーク
すごく感情を動かされました。こんな映画があったのか、とびっくりしました。最初、カメラのぶれと独特の雰囲気に、ドキュメンタリーかと思ってしまいました。ミュージカルの入り方が絶妙。思いっきり浸れたし、いろいろ考えた上でも私にとっていい映画だといえます。つらいけどまた見たい。 10点(2003-10-06 15:25:56) |
5. アバウト・ア・ボーイ
特に期待しないで見たら、ツボにはまりました。めちゃめちゃいいじゃないですか。ほのぼのしているけどシリアスで。今の私の心情に合っているのか、心に染みてきました。ロック・フェスティバルの場面はドキドキ&感動でした。ブリティッシュ・ファッションもかわいい。 10点(2003-10-02 14:10:10) |
6. シャレード(1963)
大好きです。オードリーがかわいいのはもちろんだけど、オードリーの出ている映画の中でも、比較的ストーリーがしっかりしていて楽しい。なんとなく展開が見えてしまうけど、ガチガチのサスペンスではないのでそれもまたいいです。 10点(2003-10-02 14:03:08) |
7. ショーシャンクの空に
実際にはそう上手くいくかい・・・って思うけど、映画としては完璧なんじゃないかと思う。素晴らしい映画。 10点(2003-09-23 16:39:43) |
8. バリー・リンドン
中世物は苦手なのですが、さすがキューブリックでした。美しい。衣装やセットが美しい 作品はたくさんあるけれど、光の使い方と構図によってそれが最大限にいかされていました。本当にキューブリックはセンスが完璧ですよね。私が生まれるよりも前に撮られたとは思えない。ストーリーも比較的わかりやすく、素直に物語を追って見ても、わかんない、とかつまんない、とか思わずに済む作品だと思います。もちろんその裏にあるものを想像するのも楽しい。主人公がいい人とも悪い人ともとれず、ただ一生懸命生きているのに応援する気もわかない。たまに哀れに思うだけ。奥さんにいたっては哀れに思うことさえない(苦悩が描かれていないから)。こういう人がいてこういう一生を送りました、というのを上手くまとめているだけなのに、これだけひきつけられるのって本当にすごい。見せ方が上手い。構成が上手い。ちょこちょこといろんな出来事が起こってそれがまた上手いので興味をそそられる。ほかの人が撮っていたら駄作になっていた可能性の高いストーリーだと思う。 9点(2004-12-23 21:32:50) |
9. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
とてもいいじゃないですか!子どもを失った悲しみ、仕事が見つからずまともな生活ができない苦しみ(本人たちはそこまで気にしていなかったけど、個人的にはこっちのほうが大問題だと思う)のくらーい雰囲気の中で、2人の娘のなんと活き活きとしていること!個々のエピソードがとても印象的で、おとぎ話チックでとても素敵で、しかも監督の実体験に基づいているとのことで、いろいろな懐かしいもの、昔輝いていたものを集めてぎゅっと小さな箱に収めたような映画だと思いました。私的には息子の死というのは結構どうでもよくって(だって今生きていて生活していかなきゃいけない自分と家族がいるんだ からもっとしっかりせえ!って思う)、なにか大きなトラウマを家族みんなで乗り越えるちょっといいお話だと思っている。でも3つの願い事が素敵だったので、この設定はとても意味があると思います。ジム・シェリダン、今のところ裏切られていません。 9点(2004-12-23 21:28:52)(良:1票) |
10. イル・ポスティーノ
ジェノバのキラキラと輝いていた海を思い出した。とても懐かしい。この理想的なのどかさに、想像だけで懐かしさを覚える人も多いのでは?イタリアの強い日差しと深く青い空と赤茶色い土の壁に、海はよく似合う。イタリア映画らしく、テンポがよくユーモアにあふれている。そして題材は、詩、愛。頑固な人々、親切な人々。イタリアらしさを存分に味わえる映画でした。 9点(2004-12-23 21:25:54) |
11. 奇跡の海
《ネタバレ》 10点確実だと思っていたのにラストでこけました。なんで?ヤンがあんなに回復してしまうとは、、、。そしてべスの死にもかかわらずあんなにさわやかそうにしているとは!! 問答無用のキレがほしかったです。私の見たこの監督の作品はいつも1対多を描いているので、この作品もヤンとその他大勢は同列ということなんでしょうけど・・ヤンの存在、言動はすべてべスを引き立てるためのものでしょうけど・・・。究極の恋愛を描いていると考えるとそれはちょっと虚しい。 ラブストーリーの形を借りているけれど、無垢な魂だとか、人間本来のむきだしの向こう見ずさやひたむきさといった、愛+何かものすごい精神の形を借りてしか表せない心の奥底の衝動がテーマなんでしょうね、やはり。ラストのほうはまさにべスひとり(+神様)で突っ走っていて、痛々しかったです。 でも恋愛を描いているのではまりやすさは抜群でした。 9点(2004-12-19 20:24:42)(良:1票) |
12. ドッグヴィル
映像的に見るのがつらい映画だった。私はいくらラストがよくたって、それまでのつまらない部分も含めて映画を高評価できることはそうないのですが、これは特別かなぁと。「奇跡の海」とは逆で、ラスト一発大逆転な映画です。やっぱりこの監督の作品は私に合うようです。今まで見た中でニコール・キッドマンが一番がきれいだし。 9点(2004-12-19 20:11:31) |
13. 用心棒
これはいいですね。ヒーローもので、強くてかっこよくて、セリフも気が利いている。話がわかりやすいし、駆け引きがあるので話に引き込まれる。話を変に広げないで、シンプルかつ大胆に。面白かったです。 9点(2004-12-05 17:46:51) |
14. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 どういったストーリーなのか知らなかったので期待しないで見たら・・すごく得した気分です。面白いとか面白くないとか判断するまでもなく、とにかく夢中になって見てしまいました。ショーン・ペン、ティム・ロビンスの演技に目が釘付け。無実の人を殺しちゃいかん!とか、最後犯罪者を野放しなの?とかいうのはこの作品が言わんとしていることではないので、この程度の扱いでいいんです。単なる犯人探し物でもないのでまさかデイブは犯人じゃないよね?と思いながらでも十分楽しめました。3人の過去と現在、それぞれの生き方、それぞれの気持ちが絶妙なバランスで描かれ、すごくよくまとまった佳作だと思います。 9点(2004-11-02 22:09:12) |
15. 千と千尋の神隠し
絵もストーリーもすごく繊細で、日本が誇るべきアニメだと思います。深い。 「ナウシカ」などとは全く別アプローチの作品。「ナウシカ」も素晴らしいが、似たようなものならほかの人や海外でも作れると思います。でも「千と千尋~」のような繊細なアニメは他の人には作れないと思う。 アニメを見たあとの感覚ではないものが、この映画を見たあとに湧き上がってきました。 ここでかなり酷評されていて驚いた。 9点(2003-11-23 03:04:06) |
16. アンタッチャブル
ひじょーに面白かったです。出てくるのはおっさんばかりなのに、小奇麗でかっこいいし華もある。センスがよくてエネルギッシュ。最初の爆発の部分ですでにひきつけられ、退屈するところがありませんでした。全体のバランスもいいと思う。アンディ・ガルシアかっこいいですね。 9点(2003-11-18 17:33:20) |
17. バグダッド・カフェ
どう考えても退屈なストーリーで、きれいな女の人もかっこいい男の人も出てこないのにとても惹かれてしまうという不思議な映画。風景が心の底に染み込んできました。 9点(2003-11-18 15:29:10) |
18. ダイ・ハード
まったく無駄のない、アクション映画のお手本だと思います。 9点(2003-11-18 14:10:10) |
19. ゴッドファーザー
気持ち的には10点なのですが、最初見たときどこまでがファミリーなのか人物関係が全く理解できず、当然ストーリーもあまりわからないままに終わってしまったので、映画としてはどうなのか?と思いました。ただ異様なまでに重厚で気品の漂っている映画で、芸術性は満点だと思いました。それからヴィトがとても魅力的な人物でした。これが 1度しか書けない初めてみた印象です。 その後ネットである程度の人物関係を調べてから見直したら、コルレオーネ・ファミリーにとりつかれてしまいました。とても芸術的で魅力的で複雑な人間ドラマだったんですね。 ヴィトを中心としたファミリーが好きなので、このパート1が一番好きです。 9点(2003-11-16 02:57:56) |
20. マイ・フレンド・メモリー
「サイモン・バーチ」みたいだけど、こっちのほうが展開が自然に思えました。デブの男の子のあきらめ具合がなんとなく他人事に思えず共感が持てて、入れ込んで見てしまいました。この子の視点で見ていたら、最初はたら~んと気楽に見ていたのにあとで愕然としてしまった。 そしてキーラン・カルキンくんの嘘に、やられてしまいました。 いい映画。 9点(2003-11-10 16:20:54) |