1. ナショナル・トレジャー
面白かった~ テンプル騎士団、フリーメイソンなんていうキーワードにもわくわくさせられたけど、これまでのトレジャー・ハントムービーのように古代遺跡や秘境じゃなくて歴史の新しい国アメリカに舞台を持ってきたところが新鮮。建国の観光名所巡りにもなってますね。謎解きは頭脳明晰な主人公達と違ってノロい私の脳ミソがツッコミを入れそうになる前にどんどん話が進むので最後まで楽しめました。敵役もそんなに極悪非道じゃないし、ドンパチで人が死ななかったも気持ちが良かった。続編もありそうだし、そのうちディズニーランドのアトラクションにもなるんでしょうかね? [映画館(字幕)] 8点(2005-03-30 17:52:32) |
2. ムッソリーニとお茶を
若い頃のゼフィレッリの、エネルギッシュで、瑞々しい青春の輝きに満ちた作品にひとかたならぬ思い入れを持っているけれど、年齢を重ねてのこの作品も、地味だけれどもしみじみと本当にいい作品。知っている人が少なそうなのが残念です。美しいフィレンツェの風景や、豪華な女優陣の演技ももちろん見所だけど、個人的には「ロミオとジュリエット」や「ブラザー・サン シスター・ムーン」に触れるエピソードが興味深かったです。父親からの愛情には恵まれなかったかもしれないけれど、こんなに素敵なご婦人達に愛情を注がれて育ったルカ。これがゼフィレリ本人の話だと思うと一際感慨深かくて、彼の映画の美しさの理由が解った様な気がします。 9点(2004-07-14 17:46:49)(良:1票) |
3. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
すんごい冒険から生還し、お宝も探し出し、ついでに「頼れるいい男」もGet!こんな美味しい体験、私もしてみたいもんです。キャスリン・ターナーは序盤の都会の流行作家の部分はかえっておばさんくさく、コロンビアで泥まみれになるほどにカッコよく、きれいになっていく。タイトルロールでstoneの部分がエメラルド色に輝き、ハーレクインロマンスのような冒険活劇で始まるお茶目な出だし。ラストまで随所に散りばめられたお笑いもお洒落です。ロマンス小説好きな女の子でも楽しめる冒険映画だと思います。 8点(2004-03-25 17:48:11) |
4. 恋におちたシェイクスピア
大胆にもシェークスピアを主人公にした「ロミオとジュリエットのパロディ」作品のような趣もあるが、あちこちに68年版ロミジュリがだぶって見える。稽古場のシーンでは演劇関係者の情熱を感じ、劇中劇のシーンではこちらまで芝居小屋の観客になって初演に立ち会ったかのような感動。よく知っている話なのにこれが結構新鮮でした。グウィネスはそんなに美人とは思えないけど、クラシカルな衣装がよく似合って全体の佇まいが綺麗だし、もともと持っている雰囲気が商家のお嬢様役にぴったり。「十二夜」へ続く、というふうなラストなのでこちらも知っていればより楽しめるでしょうね。ヴァイオラ役は最初の企画ではジュリア・ロバーツ、その後ウィノナからグウィネスが奪ったとか言われているけれど、ジュリアのコスチュームプレイは想像できないし、ウィノナで観たかった気もするけどお嬢様度でやっぱりグウィネスに軍配が上がるかな。あまり好きとは言えない彼女だけど、これは好演していると思います。 9点(2004-03-21 00:06:06)(良:1票) |
5. ロミオとジュリエット(1968)
一体何回観たことでしょう。あっという間に恋に落ちて、後先考えずに突っ走って死んでしまう。愚かとも言えるけれども16歳と14歳、この年齢ならではで、だからこそ哀しい。シェークスピアの戯曲をこれほどまでに瑞々しく、生き生きと映画化したゼフィレッリの演出の素晴らしい。この作品の中の人物は本当に「生きてる」。美術、衣装、音楽すべて完璧なまでに美しい。そしてジュリエットのオリビア・ハッセーの美しさ。初登場シーンでは、演出の巧さもあるけれど公開当時劇場がどよめいたほど。彼女以上のジュリエットはいないでしょう。 10点(2004-03-20 22:17:20)(良:1票) |
6. タイムライン
こんな設定が好きな私としては面白かったです。つっこみどころは多々あるし、石棺を見ながらの会話である程度先が読めたりするんだけどね。深く考えずに楽しんだ者勝ちってとこでしょうか。タイムスリップした考古学者達に同化してわくわくしながら観ました。レディ・クレアとマルクのラブストーリー、「レディ・ホーク」と合わせて考えると、ドナー監督って結構ロマンチストのような気がしますね。 7点(2004-03-20 17:16:49) |
7. レディ・ジェーン/愛と運命のふたり
チューダー朝の9日間女王として知られるジェーン・グレイの物語。ほぼ史実通りの映画化のようです。これがデビューのヘレナも、「アナザー・カントリー」直後のケーリーもとっても初々しくて美しいので、まわりの大人たちの野望に翻弄されての悲劇が余計に際立ってます。処刑後彼女達が「魂の楽園」へ旅立ったかのようにカメラは大空の鳥達を追う。そんな解釈と、ふたりが本当に愛し合い、ほんのひと時幸せに暮らした事とで少しだけ救いを見出せるので、悲しいながらも、美しいヘレナとケーリーを堪能したくて何回でも観てしまいます。ちなみにケーリーが演じたギルフォードはエリザベス1世の愛人ロバート・ダドリーの弟に当たるので「エリザベス」と合わせて観れば、歴史的興味が倍増するかもしれません。この作品にも彼と思しき人物がチラッと出てます。 8点(2004-03-20 10:59:29) |
8. ウェディング・シンガー
ドリューがまるで赤ちゃんかピンクの子豚ちゃん?のようにプクプクとしていてとっても可愛い。アダム・サンドラーの歌の巧さにびっくり。髪型のせいもあると思うけどこの時が一番素敵かも。ついこの前のことのような80年代がもうこんな風に描かれる時代になったなんて、という感慨もある。映画全体がほんわかと可愛いらしく、美味しいケーキを食べた時のように幸せな気分になれます。 8点(2004-03-19 23:56:46)(良:1票) |
9. Mr.ディーズ
これは「オペラ・ハット」のリメイクとは思わずに、全く別物の軽いコメディ映画として観れば結構楽しめる。製作者の意図もリメイクというよりもコメディ化でしょう。一緒に観た人に「この役のオリジナルはゲーリー・クーパーよ」と言ったら吹きだしてましたから、配役がすでにギャグと言えるかも。火事現場から猫を救い出すシーンでは、泣き声の効果もあって大笑いしました。ウィノナはなんか無理しているようでちょっと痛々しかった。 6点(2004-03-19 17:42:57) |
10. 美女ありき
原題「That Hamilton Woman」を「美女ありき」とした邦題に点数の半分を献上したいですね。こんな趣のある邦題のつけ方はもう望めないでしょう。そして正にこの題名どおりの存在がビビアン・リーで、絶世の美女だったというレディ・ハミルトンもかくありなんと思わせる美しさ(でも実物は丸顔だったとか)。ここで描かれるエマは、もともと聡明だったのでしょうけど、努力と行動力も大したもので、今だったらこのあたりも面白く描かれそう。海戦シーンにあれほど時間を割かずに主人公ふたりをもっと掘り下げて描いていたほうがよかったんじゃないかな。演じるふたりの恋愛ともオーバーラップするので、そんな事を考えながら観る面白さはあります。 6点(2004-03-19 17:08:33) |
11. たそがれ清兵衛
《ネタバレ》 邦画はあまり観ないんですが、とても丁寧に作られているな、というのが第一印象。生活は苦しくても出世欲も無く、男尊女卑でもない清兵衛。だから、一家にそれほど悲壮感は無くて子供達も幸せそう。清兵衛の生き方に♪ボロは着てても~と口ずさみそうになりながら、最後に報われればいいなと観てました。朋江と手を取り合ったところで、よかったね~と思ったのに、そのあと3年で・・なんてラストは喜んでいいのか、悲しんで良いのか、、後日談は無かったほうが良かったと思うんだけど。陽水の歌も浮いてたかなぁ。あと、屋外セットがきれいに作られすぎてて、本当の生活の匂いまで感じられなかったのがちょっと惜しい。宮沢りえもたすきがけのシーンなど着物の所作が美しくて日本女性の美が感じられて良かったです。 7点(2003-12-06 17:42:23)(良:1票) |
12. ロミオ&ジュリエット
ロミオの賛辞の言葉に「え、貴方のほうがその言葉にぴったりよ」と思ってしまった。このジュリエットに「ひとめぼれ」は説得力無いなぁ。あ、薬飲んでてラリってたから惚れたのか。シェークスピアのセルフをしゃべるギャングなんて変だし、大体行き違いにしても電話1本で解決できるじゃない、と突っ込みたくなる。ラストもロミオにキスして「まだ暖かい」って、まだ生きてるって。新しい解釈したつもりかもしれないけど、ヒドイです。色彩もケバすぎるし、ドロ臭い。でもふたりの出会いのシーンなんかはわりと好きなんで、困ってしまう。個人的にはジュリエットをCGで消してディカプリオのロミオだけ、見ていたい。(クレアファンの人、ごめん) 4点(2003-12-04 10:31:41)(笑:1票) |
13. ROCK YOU! ロック・ユー!
ストーリー自体は軽くて、あまり面白いとは思えなかったし、音楽も中世が舞台のこの映画に合ってたかどうかは、個人的には微妙。でもこの映画の収穫は、何といってもポール・ペタニー。彼を見つけられただけで、これ観てよかった。そんなふうに思ったってことは主演のヒースはポールに食われちゃったってことね。 5点(2003-11-25 17:20:59) |
14. キューティ・ブロンド
ブロンドで人の良いお嬢さん育ち、おしゃれ命!てところは「クルーレス」の延長線上だと思うけど、エルが凄いのは超ポジディブ思考で諦めないで頑張るところ。ルックスがかなり回りから浮いてても、自分のスタイルは貫き通す。彼女だけカラフルなノートパソコンに羽のついたペン、教授へも笑顔、のシーンなんかは解かり安すぎて笑ってしまった。今までだったら嫌われたり、バカにされたりだったキャラをリースがキュートに決めてる。軽くみられがちの映画だけど、大切な事は何か、ちゃんと描いてある良い映画だと思います。 7点(2003-11-25 17:09:49)(良:1票) |
15. マリー・アントワネットの首飾り
衣装や宮廷シーンなど背景は豪華なのに肝心のストーリーが薄っぺらくて、なんかちぐはぐな印象。首飾り事件の顛末も「ベルはら」のほうがよっぽど面白かったうえに説得力があった。ジャンヌがヴァロア家の末裔というそれ自体が詐欺だった事を、本当の出自にしてしまっていることも感情移入できなかった一因かも。とんでもない悪女そのままのほうが良かったのに。ラストの処刑シーンも必要ない。全体的に焦点がボケてる。 4点(2003-11-23 09:52:12) |
16. スターシップ・トゥルーパーズ
おつきあいだったとはいえ、こんな映画にお金を払ったのはもったいない。凄まじい殺戮の数々、グロテスクなシーンの連続。もうたくさん。全く受け付けません。 1点(2003-11-23 00:58:54) |
17. エリザベス
何と言ってもケイト・ブランシェットが素晴らしい。アカデミー賞挙げたかったね。アメリカ人だったら多分獲れたでしょう。エリザベス一世が女王になるまでの話は映画化が無かったと思うので、期待して見ましたが事実と違う点が多くて気になってしまった。忠実な映画化が見たかったですね。でもレスター伯ロバート・ダドリーのジョゼフ・ファインズはイメージも近くて、魅力的。ふたりのダンスシーンは、こんなだったかも、とうれしくなりました。 7点(2003-11-15 17:28:50) |
18. 青い珊瑚礁(1980)
ブルックの目の覚めるような美しさ、無邪気な可愛さ、これだけで内容はともかく、なぜか何度も観てしまう。孤島での生活は非現実的で、本当なら生きていくのに大変なはず。だけどこの映画はブルックの為の映画、といってもいいようなアイドル映画なんだし、余計な事は考えずに美しい南の島の生活と、絶世の美少女だった頃のブルックを見て、夢に浸りましょう。 6点(2003-11-15 16:58:28) |
19. ディープ・インパクト(1998)
観に行く前はこの手の映画には出演しないような俳優達のキャスティングに興味があって、さほど期待もせずに観たけど、結果は涙腺が故障したかと思うほどの久々の号泣。最後の時に自分だったらどうしたいか、という問題提起を感じて考えさせられたし、登場人物それぞれの人間ドラマが感動的。手違いで一緒にシェルターへ来れなかった彼女を探しに行こうとする息子の決意を受け入れる両親に、日米の親子関係の違いも感じました。目が見えなくなった飛行士がモニターを通して別れを告げるシーンは何度観ても泣いてしまいます。イライジャ、大きくなったね。リーリーとのカップルもさわやかで、可愛かった。同じ隕石がテーマということで「アルマゲドン」と比較されるけど、絶対こっち! 8点(2003-11-12 17:05:55) |
20. アルマゲドン(1998)
隕石対決は絶対「ディープ・インパクト」に軍配が上がる。どんなにお金をつぎ込んでも、豪華なキャストを揃えていても、また隕石落下シーンが凄くても、ストーリーに納得がいかなくてはしらけるだけ。結局ブルース・ウィリスがかっこつけてるだけの映画だと思います。 2点(2003-11-12 16:41:52) |