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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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1.  ルディ/涙のウイニング・ラン 《ネタバレ》 
なんというストレートな映画なんでしょうか!  まるでスチュワーデス物語のような根性モノでありながら、  少しも嫌悪感なくすいすい観られちゃう・・   フットボールの名門、難関のノートルダム大ということがわかりにくいんですが、  そこはもう私は日本人であるから(早稲田で野球をしたい偏差値の低い子)という見方で(爆)  そう思いながら観るとわりとリアリテイがあって、  まずはハンデは偏差値だと確認するように見ました(苦笑)  じゃあスポーツで入ればいいじゃん?と普通思うんだけど、  この子は(思わずサムと言いそうに・・)あの体格。  見るからにどんくさそう・・  実はこれが大いなるハンデなのでした。  しかし当の本人はいたって楽天家であります。  家族はまあ田舎のガチガチの巨人ファンとでもいいましょうか。  ノートルダム大命の一家でありますから・・  そう当てはめてみるとわかりやすいですね。  田舎の巨人ファンの子が巨人に入るのに有利な6大学に入学したいが、  160cmの体格であり学力も普通の大学も入れないであろうという・・    アメフトなんですが・・・  無理というより笑える。  だから応援したいというよりも行方を見守る感じ。  本人はかなり真面目に一直線。  こんな演歌のような根性ものなのに、  飽きずに気楽に観られてしまうんです。  気負いがないというか・・  ショーンはうまいんですよね。  素人が本当に努力しているみたいに見えてくるんだもの。  いい役者だなぁと思いますよ。  親近感があって嫌われないタイプだと思います。  そのまんま役になっています。  彼が成功したのは努力も運もあるんですが、  私は人柄と思います。  彼の夢に共感を覚えない人にはそれは欠点である。  一途で真面目で融通がきかなくて・・  もうとにかく最初の夢しか見えてないんですからわかりやすい。  普通は小さい頃の夢なんて、  消去法で消していけば安全な現実にとどまるんです。  それか違う夢が環境や年代によって変わるんですよ。  たまにはこんなまっすぐでひたむきでおかしいくらい真面目な夢物語もいいかも 
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-21 08:02:43)
2.  ザ・ロック 《ネタバレ》 
大雑把なマイケル・ベイ監督作のわりには、  一番良い出来だと私は思いますよ~!  見てる最中に(これは別の監督の作品に違いない)とか、  マジ思ったくらい完璧すぎてアレッ?とか思ってた(苦笑)  しかし後半の連続爆破攻撃は(やはり)と嬉しくなってしまうということは、  もしかしたら私はけなしながらもこの監督の爆破演出が気に入ってる??  前触れはもちろんありました。  あのひつこい大袈裟なカーチェイスはいらないのでは?とも思うし、  いらないとは言い切れないけど長かった(苦笑)  それほどショーン・コネリーに大脱出させたいのか~(爆)  この人派手さが似合うボンドだから仕方ないんですが、  呆れながらもまあコネリーだからいいかと変に納得。  まさにコネリー007引退した某国某スパイの老練なる役。  「レッドオクトーバーを追え」のほうがその演出はひつこくはなく好感。  まあしかし監督が違うから仕方ないか・・  ニコラス・ケイジを持ってきたのは意外にも合っていた。  やはり両方熱血だと映画が暑苦しくなる(爆)  それでなくても熱い男を描くのが好きな監督です。  でも私は意外にもこのふたりの面白さよりも、  さらに熱い男エド・ハリスに釘つけになったのです。  この冷静で嫌らしくガンコな役はなんだ?  似合いすぎている・・  こういう時代錯誤なガンコオヤジ、  「海底2万マイル」のネモ船長のような役は好きです。  時代に置いてゆかれ自分の帝国を地下に作っている・・  こういう引きこもりのカリスマおやじの筋って面白い。  「某国のイージズ」の真田広之のようなニコラス・ケイジのラストは、  やはりこういう破滅型アクション映画はお金をかけないとダメだと痛感。  そのあとの爆破は成功したが海に沈むというパターンは、  実は観ていて楽しめた。  心から期待していたから。  爆破させろ!って・・  映画の中くらい派手に破壊してほしい。   エンドクレジットにドン・シンプソンに・・とあり、  あああの有名な製作者が亡くなったんだと知り、  そうかだから娯楽作でよかったのかもとしみじみ・・  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 08:01:07)
3.  ザ・カップ 夢のアンテナ 《ネタバレ》 
すごく好きな題材ですね。  惜しい!  映画としてみたら・・教育テレビでやってるドキュメンタリー映画みたいな・・  丁寧な(丁寧すぎて淡々)映画が好きで良い話が観たければどうかな。  僧侶が作った映画としては娯楽も多少あるし初作品とすればまあまあ。  ただ・・良心的すぎて退屈なところが多かったのは確か。  素人が作ったような和まされる作りなのです。  ということで4点なのですが・・  私は題材やストーリーはよかったから、  僧侶が作る映画としては立場や社会的なことから限界もあるけど、  最後の(それでも中国は米を作らせている)と、  こんな見方がしたかったのにと残念。  風刺の効いたこっけいな社会派映画にもなっていたはず。  やっぱり映画を数見てゆけばそういった欲が出てきて、  こうしたら売れるのにとか色メガネで見ちゃうのは寂しいんですが、  ああ~もっとなんとかしてほしかったなぁ。  ここらの歴史や情勢も興味があるわけで、  こんな僻地にでかいパラボナアンテナを立てて、  僧侶たちが4年に1度のワールドカップを見ようと必死になる。  いいストーリーじゃあないですか。  もちろん大袈裟に世界平和とかの映画になったらつまらないけど。  主役の子供はよかったんですが他の俳優は素人みたいで、  表情が固いんですよね。  それがかえって良いのかもしれないけれど、  途中で寝てはいけないと思いながら観ました(苦笑)  どこがどうしてサッカーにつながるのか。  どうしてコメデイなのに笑えないのか。  ワールドカップが始まる!というあたりまでが長い。  苦労して見ているWCは98年のフランス大会。  これはリアルタイムでもちろん見たから嬉しかった。  しかも白黒というのがいいです。  もしかしたら私の98年も白黒の思い出になっているのかも・・  サッカーの映像が出るたびにもう結果も内容も知っているから、  なんかタイムスリップしてるみたいだ・・  今年のドイツ大会も何年かして映画の中の映像にされたら、  もしかしたらモノクロの思い出になっているのかもしれません。  時がたつのは速い・・  共産主義とかインドの現状とか仏教や世界のこと・・  そんなことよりも一番感じたのが、  時がたつのは速い(苦笑)  変に(何かをやらなければ)とか思ってしまう映画です(変?)  
[DVD(字幕)] 4点(2006-09-21 07:59:06)
4.  最後の恋のはじめ方 《ネタバレ》 
なんか80年代のラブコメを観たような感じ・・  ウィル・スミスが予想通り恋愛モノには合っていないと確認(苦笑)  この人恋愛モノには合っていません。  だから客観的な立場で恋のまとめ役というのがよかったんですが、  そのまんまで映画を作っちゃえばわりと面白いと思う。  ひとむかしによくある自分も成功しちゃうホノボノコメデイ。  去年の映画ということで観るとかなり作りが古くはないでしょうか。  恋に悩むモテナイ君もベタすぎるくらいの描きかたで、  私は全然笑えなかった。  一番の失敗は全体的にだるいこと。  内容はおしゃれなる80年代風のラブコメなんですが、  テンポがおそろしく悪いのでおしゃれさとか感じないのです。  ほんと一昔前のリチャード・ギアとかがやりそうな・・  あ、昔のギアは適役かもしれないけど、  恋愛コンサルタントってはまりすぎだ・・  ファッションもスミスにはこういうスーツやカッターシャツはどうか。  ラフなファッションのほうがよほどおしゃれ。  オシャレさってまあ向こうの人とは違うから・・なんともいえないけど。  ラブコメって観る人の趣味もありますからね~難しい。  もっともっとコメデイに徹した方がよかったのでは?  この配役でしたらもっと面白くできるはず。  「バッドボーイズ」のウィル・スミスのファッションがかっこよかったし、  派手、バカ、かっこいいと場面で使い分けるセンスがあった。  
[DVD(字幕)] 4点(2006-09-21 07:57:24)
5.  歓びの毒牙 《ネタバレ》 
ダリオ監督の作品・・やはり好きかもしれない・・  この作品は初監督作ということなのですが、  「サスペリア2」とほぼ同じです。  ただしオチは違うのでまた新たな面白さが・・  どちらが好きかといえばホラー色の強い「サスペリア2」の方ですが、  こちらは初期作ということを考えればかなり洗練されています。  音楽もおなじみの妙に明るい子供の賛美歌みたいで、  カメラワークもまるで日本の足立美術館の窓のような奥行き。  わかる人だけわかるたとえで申し訳ない(苦笑)  足立美術館の渡り廊下からガラスのない窓がたくさんありまして、  それは額縁のような役割で外の日本庭園が絵画のように見られるのです。  まさしくこの監督の作品に登場する広角図は絵画です。  無機質でいてその中で踊る犯行現場は美しくもある。  バラバラにされた紙芝居がラストに繋がる見事さ。  映画というよりも絵画を見ながら推理小説を読むような錯覚・・  サスペリア2はこの作品のページを充実させ、  訳注をつけずに挿し絵を入れて面白く読ませたヒット作なのです。  ・・と思えばわかりやすいかも。  ただし人間の根本的に持つ弱さを描いた、  トラウマ殺人の娯楽と怖さではサスペリア2にはおよばない。  それはやはりトラウマ(良い意味で別解釈されれば恋愛症候群とかになる)  それにたいする狂気やおびえといったものが、  被害妄想のようなものであるから本作品はあまり説得力がない。  サスペリア2はもう幼少時からの難解なトラウマからによるもので、  ここまでいけばもう息子役が哀れで見事としか言えない。  引き立つ母親の狂気はもう怖さを越え笑うしかなくすごい作品でした。  この両作品の共通点はトラウマ、  犯人は複数、  犯人は黒手袋で声に特徴、  主人公は外国人、  主人公は犯行現場に立ち会った・・    まさしく松本清張や横溝正史の世界(ちと違うか)  
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:56:07)
6.  バーバー 《ネタバレ》 
もしかしたら白黒ということで得しちゃってる作品かも・・  白黒というだけで不気味だしクールだし、  最近の映画によくあるワンパターンの青黒い色調に比べれば、  白黒の観客の個々に想像できる美しさといったら・・  この作品を借りたきっかけは「シンプルプラン」でビリー・ボブ・ソーントンを見て。  期待通り存在感のあるいい役者さんですね。  このての役者は主役に回るとイマイチなんですが、  うまいんですね~  こんな抑えた普通の役ができるなんて(でもやはりクセはあるんだけど)  全体的にゆったりして淡々と流れていくので、  時折飽きたりもするコーエン兄弟の作風。  お話自体は好きなほうです。  普通の人がほんのちょっとでいいから今より幸せになりたい。  しかしそれはほんのちょっとどころかどこかがずれてしまい、  自分の周りがばらばらのパズルのように壊れさる。  結局は分相応でいれば一番幸せだったんだ。  その居場所に気づいたときには元には戻れない・・  あれっ?「シンプルプラン」とおんなじだ・・  「ファーゴ」のほうがさらに似てるらしいんだけどね(苦笑)  「スモーク」の救われない版と例えるのも変・・?  どうしょうもない普通の人の願われない幸せ、  いや、さらに庶民のあがくより以下の底辺の恨みや混沌さを描いていたのが、  黒澤監督の「天国と地獄」という作品なのですが・・  こういった見終わったあと悪い奴をあざけりながらもすかっとせず、  もしかしたらこの底辺の庶民を非難しきれない自分がそこにいて、  居心地の悪い映画だったとか国全体の重いピラミッド社会の責任だとか、  気分悪いくらい重い後味なのに何年も残る映画・・  
[映画館(字幕)] 6点(2006-09-21 07:36:03)
7.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 
「シックスセンス」のすぐあとということで、  制作側も見る側も比べますよね~  それにしてもB・ウィリスがまた子役と組んでるし・・  それよりも感心を通り越して呆れてしまったのが、  監督のカメラワークの懲りよう・・  キューブリック的ともいえますが、  私はむしろ初期のヒッチコック的なスピルバーグ的だなぁと。  シャマラン監督はスピルバーグをリスペクトしているので、  シャマラン<スピルバーグ<ヒッチコック  これは仕方がないのですが、  なんか中途半端・・  やはり前作に心霊ものでヒットしたからか、  どんでん返しはそのオチになるであろうと変な期待感。  ホラーと思って見ていたら、  アメコミの世界なんです・・  これもアメコミのヒーローと悪の繋がる点を探していた、  ガラスのようにか弱い偏執狂役が、  あのごつい顔のサミュエル・L・ジャクソンだから違和感。  もっとオタク顔でしょぼい風貌の役者のほうが怖いです。  そして正義と悪の繋がる点をアメコミのヒーローとして扱った映画は、  もうゴマンとあるから斬新さは感じられない。  アメコミではなくてもその世界をよく描けていたのが、  スターウォーズのベーダーとルークでしょう。  こういった大袈裟な社会の崩壊と偏執狂を描くならば、  ある程度テンポもよく爆破シーンも描かなければ観客は飽きる。  カメラワークがよかったのも偏執狂の幼少時代だけ。  巻き込まれ型が得意のいつの間にかヒーロー役のブルースも、  あまり説得力がないかと・・  前作と比較という問題でもなく、  キャストと展開にムラがあると思いました。  シャマラン監督の世界観は好きなんですが・・   
[DVD(字幕)] 3点(2006-09-21 07:32:27)
8.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
 原作を読まずに観てきました。  といっても今まで私は映画の原作を読んで映画を見たことはありません。  なぜなら謎解きが最大の楽しみというミステリーやサスペンスで、  先に結末までわかってしまうなんて考えられないからです。  もしまだ映画を見てなくて原作を読もうと考えている方は、  原作を半分くらい読んで最後までは読まないで見たほうがいいかも・・  「ミュンヘン」などのようなノンフィクションの場合は、  原作を見たり時代背景を調べた方が良いとは思います。  しかしフィクションの映画化とすれば個々の想像が自由な、  原作の方が楽しいに決まっています。  だから原作を読んで映画を観るとあら探しになってしまうのでは・・  旧約聖書の誰でも知ってる最初の方、  アダムとイブとかを思い出してください。  そして暗号解読とか最近では死海文書とか出てきましたね~  六芒星は誰でも知ってるしアイザック・ニュートンなんて懐かしい。  ニュートンから考える5文字の言葉なんて、  私は惑星の名を神話に直して一緒に考えてました(笑)  想像の旅ができるという点では冒険映画やSF映画と同じで好きですね。  一緒に考える楽しさが味わえたのはここくらいで、  あとは勝手に進んでは勝手に解かれちゃいますからわかりやすい。  小説のほうが楽しいというのはここかもしれませんね。  自分のテンポで空想し想像し考える楽しさ・・  ・・そんな硬い映画でもないんですが。  映画自体は勝手に進行していき都合よく主人公たちが難問を解き、  また新たな展開が待ち構えそれもまた都合よく解いてゆくといった、  かなりダイジェストなチャプター観をしているようで、  ある意味テンポよくある意味山ばかりで退屈。  しかし私は推理や演出よりも何が言いたかったかのほうに興味が移り、  「最後の誘惑」を思い出しながらイエスが人間だったころから、  この物語は封印されず現代も続く論争だと見ていました。  エンディングがそれまでのすごくわかりやすい内容とは裏腹に、  観客に想像させ答えをゆだねる最近のスピルバーグ映画のような作り(爆)  
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-21 07:30:09)
9.  翼のない天使 《ネタバレ》 
シャマラン監督のことだからいつもの(どんでん返し)があるはず。  その楽しみの前に感動して泣きましたよ(苦笑)  こういうの弱いなぁ・・  死に際に泣き別れる親子愛という形では私はなぜか泣けません。  そうではなく元気だったころのジジの、  ある愛の形がスローモーションのように蘇るシーン。  おそらく淡々としたそれまでの日常が後半も後半になって、  夢のように押し寄せてきたのでしょう。  そして最後の爽やかなシーン。  これがひつこくないのがいい。    おそらくもっと感動作にもできると思うのですが、  内容がわかりやすすぎて、  そして見終えたあとの難解さにこの時間でちょうどいいかと。  最後のシーンで(そんなわけないだろ)と思ったら感動はできない。  私は催眠術にかかったように少年と気持ちが同化していました。  ここらに弱いようです(爆)  シャマラン監督がリスペクトしてやまないスピルバーグ監督の世界と、  実に重なると思うのは私だけかもしれないけど・・  宗教、家族愛、丁寧な紙芝居のようなカメラワーク。  もちろん娯楽として世界中で大ヒットしたのは、  「シックス・センス」のほうです。  あれは推理描写がうまくてシャマラン監督が売れることを確信した作品。  ホラー要素を最大に生かしたことがよかったです。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:24:34)
10.  アンジェラの灰 《ネタバレ》 
ああ・・アラン・パーカー作品ってことだけのようだ・・  映像美と音楽で壮大なテーマの作品が多い。  これは私には失敗だった。  実話を基にしアイルランド移民の子供が貧乏にも負けないで生きる。  そこには差別やら飲んだくれの父親やら兄弟の死やらと、  決して明るくはないネタをコミカルに描いているんです。  暗いのか明るいのか何なんだ・・  しかもひとりづつ兄弟が栄養失調で死んでいくのを、  淡々と描いていくので悲惨さもあまり感じられず。  音楽は全編を通して明るい・・  イングランド、アイルランド・・とくればIRA、  宗教差別も手伝って時代も背景も難解。  カトリックとプロテスタントに詳しくなければついてゆけない。  それでもこれは貧困に負けずに希望をアメリカへと望んだ、  ある少年の(勝ち組)物語。  感動できない・・  漫画や小説でこういった貧困物語を読むのも嫌なのに、  映画で観るともうしらけてしまいます。  好きな人も感動する人もいるかとは思いますが・・  この実話を書いた作者が言うに、  子供時代に幸せだったなんて何の価値もない。  私はそこからバネにしてどうなるかが見たかったんですが、  これでは俺の不幸な過去を見てくれという感じで、  それもアメリカ中が涙した原作というだけあって、  自分の不幸に酔っているとしか思えない・・  という見方をするのもいやらしいんですが、  私には根性者、成り上がり成功者とかの物語は合わないのかも・・  成功した人が落ちていく物語は好きです(変?)  落ちていく過程で何もなくなり本当に大事なものが残る・・  そんな物語のほうが好きだな。  この物語は本当は不幸な幼少時の忘れたい過去が、  本当はかけがえのない宝物だったということなんですが・・  なぜなら自分の過去を書物にしそれで成功した男の物語なのです。  
[DVD(字幕)] 4点(2006-09-21 07:22:18)
11.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 
H.G.ウェルズ原作の映画は突っ込みどころがあり好きです。  あの最初の方でテスト飛行させたミニチュアのタイムマシンは一体どこへ?  なぜ人類は楽園のような場所で培養され金髪なのだろう・・?  最初の方は科学用語やら時空の説明やらで、  なんかおかしくてかっこいいなぁと観てたんですが、  タイムトラベルした先からもうドク&マーティの世界で、  そこからまたとてつもなく未来へ飛び、  ここまで飛ぶの~?とあきれてしまうくらい。  これなら「A.I.」の地球水浸しの超未来を見ても不思議ではない(爆)  どんどんSFでは哲学を語ってもいい。      めくるめくタイムトラベルの果てにやっと主人公が見つけたもの、  それは自分探しの旅なんでしょうね。  同じところへ戻ってくるタイムトラベルのお約束だから、  出発した時代に主人公は帰ってこなくても、  違う時代で同じ場所にいるはずです。  ちょっとこのエンディングはなかなかいいですよ。   
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:20:58)
12.  ソラリス 《ネタバレ》 
やってはならないミスキャスト!  元がソ連の映画だから北欧系を使えとは言いませんが、  ジョージ・クルーニーはちょっと・・娯楽的で濃すぎませんか(苦笑)  そして相手役の女優さんも違うんじゃないかな。  ハリウッドがリメイクすれば濃くなるのは仕方ないか・・  それにしてもなんでこうリメイクものって、  特にSFはメロドラマになっちゃうんでしょうか。  家族愛人類愛まで手を広げていなくてわかりよいことは評価できるけど、  安っぽくなってしまったなぁ・・  そしてオリジナルでは地球のコピーのような水のある惑星ソラリスが、  これでは眼球か脳のようです。  あの細い川のようなものは脳の血管か?  とまで思ったくらいセンスがありません。  異空間にただよう不可思議な幻想はどこに?  哲学SFとして「2001年宇宙の旅」と並ぶ「惑星ソラリス」が・・  救いは私がこのふたつの作品をあまり好きではないことくらい。  宗教や哲学がかったSF作品としては、  共感ができるのは「未知との遭遇」までですね。   あまりに禅問答なる異空間SFは変な気分になるから。  そういえばこのリメイク版はそのスペース・オペラSFの持ち味でもある、  気持ちの悪さや哀しさが感じられなかった。  個人の恋愛のみのトラウマかとひいてしまいました。  主役をもっとこう薄いだるそうな演技のできる、  エドワード・ノートンでもよかったかと(笑)  
[DVD(字幕)] 3点(2006-09-21 07:18:46)
13.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 
政府の要員のような一味が出てきたときはさすがに、  (出たっ!)  出すか普通?とも思ったのですが、  逆にあの漫画っぽいいかにもな役人は悪くはない。  「SAW」のような鍵を飲んだ男を掻っ切るというシーンがあったり、  もう全体的には「SAW」のそれも2に近いものがある。  「SAW2」を観たときに「CUBE」に似た感じだと思ったのですが、  あれは犯人のSAWと刑事の場面と地下のトラップ(CUBEみたいなの)の、  場面の組み合わせがうまいこと最後に組み合って面白かった。  たぶんCUBEの製作者もそれならSAW2をやろうか(爆)と、  そう思ってしまうくらいよく似た作りになっています。  そんな風に見ていくと意外と面白いのですよ。    いつもどおりのCUBEのワンパターンの中に、  どこかクラシックな感じの演出に内部の職員。   このふたりのうちひとりつまり主人公が監視カメラで気になった被害者の女性に興味。  予想通りにトラップ内部に入り助けようとするんですが・・  さらに上層部がかけつけるからCUBEの本当のファンはそこまで見せなくてもとは思いますよね。  この監視カメラのあるコンピューター室の場面と、  トラップでもがく被害者たちの場面が「SAW2」とよく似た構成。    どちらがえぐいか?  いやぁ・・私はホラーはわりと平気なのですが、  SAWシリーズは大丈夫でしたしCUBEも2も大丈夫。  しかしどれと比べてもこのZEROが一番気持ち悪かったなぁ・・  塩酸みたいな気化液体に溶けてゆく人体は気持ち悪いこと!  何か食べながらは観賞しないほうがいいです。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:17:25)
14.  13F 《ネタバレ》 
仮想現実は自分が存在するのか意味を見つける旅だから全然違う。  自分と思い込んでいる固体が他人であるかもしれないという違和感。  こういった世界は不思議を通り越して気持ちが悪い。    最初のほうではタイムトラベルしちゃうので、  これは殺人容疑をかけられた主人公が犯人探しの旅に出る。  過去に旅立つといってもそこは最近のSFですからコンピューターで作られた世界の中。  それでもどこか「ダークシティ」っぽいセンスを感じて嬉しかったのです。  仮想現実とタイムトラベルを掛け合わせた感じで面白いかも?  そう観てたんですが・・  真ん中あたりまでは本当に面白くてこれはこのままいけば、  「ダークシティ」より上を行くかもしれないなぁと。  世界の果ては?と車を飛ばし何もないことに気付き気が狂う。  自分の実態や世界の果てに気がつきという世界は「ダークシティ」そのまま。  ところが個々の覚醒や仮想の世界にもコピーが登場すると、  もう「マトリックス」状態になってしまいます。  マトリックスは非常にわかりやすいからヒットしたのです。  この作品は主人公がどの世界にいるべきか、  実は誰なのかさえうやむやです。    少しずつ判明していってもじゃああの時は?とか、  いちいち確認しようとさえ思わないのです。  なぜならばあまりに唐突に飛びすぎて、  例えれば本体が時代を変え(どれも仮想)あちこちの固体に乗り移る。  しかもその固体はおんなじ俳優が演じているのでつじつまが合わない。  まあバック・トゥ・ザ・フューチャー2のビフもおんなじですが、  あれはタイムトラベルだからまだいい。  しかもどの時代で傷つけられてもなぜか無事なのは変。  マトリックスもスミスは無事だろうてな具合なのか・・  とにかくあちこちのSFを混ぜて急展開に仕上げたような後半は、  アタマが変になるくらいでした。  私には合わない映画だ・・  自分が誰なのか現実はどこなのか、  哲学的な題材なのにそれを感じない。  ただややこしく足早にしただけ。  ただし真ん中あたりまでは正直面白かったので・・  一番不可解なのは、  どうにでも取れる選択眼とか観客の自由とかの問題ではなく、  何が言いたいのかわからない曖昧さを主題にしていること。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:15:54)
15.  疑惑(1982) 《ネタバレ》 
コレは面白い!  やはり松本清張のサスペンスはわかっていても面白い。  昔観た「鬼畜」「天城越え」もまた観てみよう。  そして最近見直した「砂の器」といい、  同じパターンだった・・  このあざとい演出は野村監督の技なのか原作からくるものなのかは不明。  今作はコメディかとも思わせるくらいの法廷劇が見事に笑える。  計画的な殺人容疑者桃井かおりの無計画さも見事だが、  弁護士役の岩下志麻の事務的なそっけなさは、  かっこいい~と見ほれてしまった。  保険金目当ての殺人容疑事件を当事者発見者、  報道側裁判側そしてお得意の容疑者の過去に至るまでの描写、  どれをとっても見事で飽きることがない。  桃井の親友であるチンピラ役の鹿賀もはまりすぎ。  エンディングは黒澤明の「悪いやつほどよく眠る」のような感じで、  真実は一体どこにあるのかないのか・・  その後味は不気味なものでも嫌悪感を覚えるものでも爽快なものでもなく、  なんともいえないしたたかさがある。  大人のサスペンス娯楽といっていいだろう。  私は邦画はあまり観ない方だが清張に代表されるサスペンスは、  洋画より地域の細やかな描写が親近感を感じるしテンポも悪くはない。  法廷モノでこれだけ笑えるドラマは珍しいだろう。  ワインを岩下にかける桃井のシーンも見世物。  そしてクライマックスの松本清張のお決まりシーンの、  それは言えない・・シーン。  またかと思いつつこれが楽しみ。  今作では泣きを誘うまでには至らなかったが、  感動作というのではないので仕方がないかも・・  しかしそれでもその真実が明かされたとき、  脚本のうまさや演出の見事さに深いよなぁと感心してしまう。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:09:51)
16.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 
体内を探索する隊員たちにしろ、  突っ込みどころは満載な行動を取るし・・  サスペンス的にもあまりにも裏切り者がわかりやすすぎ。  サッカーフランス代表のGKパルデス?そっくりです。  私としてはこの事故の被害者なる要人が、  なんのために襲われたのかその前触れか後日談を描くリメイク続編が観たい。  体内冒険映画としては映像的にはきれいでした。  もっと不気味な変な描き方をしているかと想像していたのですが、  まるで深海を浮遊する潜水艦といった感じで。  わりと真面目に描いていくのでなんだかNHK教育テレビを観ているよう(苦笑)  しかし後半のハラハラすること。  この勢いとスピード感は今のSF映画もお手本にしてほしい。  映像でせかすというのではなく脚本でせかすといった感じ。  ちいさな虫にも命があるというなんともいえない描写は、  ただ娯楽作を作ろうとしたとは思えない深さがあります。  最初のほうは説明的で多少だるいのですが、  後半は面白くてあっという間です。  子供のころ平気で虫とか興味を持っていじったり、  命の不思議さに考え込んだりと・・  童心を取り戻せるような気がしますね。  今ではテレビなどで一方的に難しいことは答えを出してくれるから、  考えようというプロセスがないんですね。  
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 07:08:18)(良:1票)
17.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
なんとあのジーン・ハックマンがFBI役。  やはりハックマンはハックマン(爆)  「フレンチ・コネクション」とだぶりました(苦笑)  たぶんほとんどの人がFBIふたりならハックマンを褒めると思う。  けれど私はウィリアム・デフォーが気になって仕方がない。  彼は本当にいくつもの顔を持っていますね~  今回の役もメガネをかけてまるで変装状態(爆)なのに、  こいつはいくら顔を変えてもウィリアム・デフォーだ!と。  切れ役が得意なので心配したんですが無用。  どこか昔のイギリスの映画っぽい感じで意外とクールなFBI役が合っていた。  このふたりの組み合わせって普通考えられませんよね。  感覚的には「L.A.コンフィデンシャル」を観てるような娯楽感。  そして内容はKKKと言われる白人至上主義団体によるある事件。     前半のうねるように走る車を縦に撮る映像は、  そういえば同監督のケビン・スペイシー主演の同じような系統の映画、  「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 この作品の前半にも出てきました。  まさに映像美・・  作品は両方とも社会派映画なんですがこちらのミシシッピー・バーニングのほうが面白い。    あと前半の映像の面白さという点では「激突!」を思い出した。  前半はスピルバーグ映画みたいなんですよ。  観ていて「ミュンヘン」のようでもあるなぁとか思いましたから。  後半から「ゴッド・ファーザー2」のような報復映画になり、  ここらはもうテンポよく娯楽作としても退屈しない。  結局正義が最後に勝つという図式ではあるけれども、  それでも根本は変らないから終わらないという、  混沌とした曖昧なものを残している・・  しかし後味が悪いわけでもない。  曖昧な歴史が作った差別と利用したKKKという団体。  弱いものはさらに弱いものを叩く。  一番罪なのはそれを見てみぬふりをすること。  われわれも同じ罪人だと、  ウィリアム・デフォーがつぶやいたセリフが全てです。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:05:47)
18.  メル・ブルックス/逆転人生 《ネタバレ》 
メル・ブルックスの笑いが合わない。  今格安期間限定セールやってるから箱で揃えちゃったんですが・・  つまり4本DVDがあるんです。  ほとんどがリメイク・コメディなんで観易いんですが、  どうも私がこのメル・ブルックスを好いていないんで・・  チャップリン映画を意識しているんだろうなぁと思う演出。  とてもかわいらしい演出もあるし俳優陣も豪華。  しかし主役の監督でもあるブルックスが苦手・・  キレがないとうのかホノボノしすぎというのか、  三宅裕二あるいは坂上次郎的なのほほんさがある。  でも脚本はよい出来ですからテンポが合う人は合うのかも・・  笑いのセンスはどちらかというとこれまた下品。  コレがまた私には合わない(爆)  そして笑いを取る前からわかってしまう・・  それでも作品の内容はよいのですから困ったもの。  後半なんか思わず感動してしまったりと、  人情路線のほうがこの監督は合うのではと思う。  どこか「ニューヨーク東8番街の奇跡っぽい人情コメディ。        
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 07:03:27)
19.  地震列島 《ネタバレ》 
何しろ特撮はあの爆破!中野監督。  突然マンションが大揺れするシーンは多岐川さんには知らせてなかったので、  逃げ惑うシーンは演技ではないのです。  特典にある監督のコメントが面白い。  割れた高速道路から火ダルマになって飛ぶ車や、  高層マンションが階段のようにつぶれてゆくシーン。  助けに来た永島は宙吊りのエレベーター。  そして一方の勝野夫婦は営団地下鉄に閉じ込められる。  これはすごかった。  燃え爆破した車両は今度は水。  「インディジョーンズ魔宮の伝説」での水が溢れ出す場面、  あれと同じ演出なのですよ。  隅田川の水があふれ地下に閉じ込められた人らは水攻めに・・  「ポセイドン・アドベンチャー」の後半のシーン・・  しかもじわじわ沈みゆく車両の向うを見るため潜るのですが、  幽霊列車のごとく死体が浮遊(爆)  流れゆく死体の描写はまるで「宇宙戦争」です。  あ、スピルバーグは邦画が好きに違いないと憶測。  パニック映画の最大の楽しみは、  いかにしてなすすべもない現実から抜け出すか。  それがある意味冒険映画に参加している観客の楽しみ。  あと夫婦たちを引き合わせる役の大滝秀治(殺虫剤?のCMで最近出てる)  これがまたえらく派手なシーンの犠牲に。  「エアポート」シリーズのようなものです。  航空機に乗ってるところで地震に遭遇し、  割れた滑走路に航空機が突っ込み爆破・・  飛んでれば助かったかも(苦笑)     ・・ダンヒル。  これ突っ込む人いると思うんですが(苦笑)  いや、私はこれが成功するなら災害時に絶対活用しますよ。  その前に泳げない潜れないんだけどね(爆)  ラストはまるで洋画のようなエンディングでしたが、  こういう映画は大袈裟にしめてもまあいいか。  それからどうなったのかを映さないところがなかなかいい感じでした。  
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:02:07)(良:1票)
20.  エネミー・ライン 《ネタバレ》 
あれ?この映画って絶対マイケル・ベイの作品だろうなぁと勘違い。 私があまり好きではないというのはそこらの演出。 まずカメラ回しすぎだし演出がくどい。 あらゆる映画からの引用を感じました。 タイトルからして紛らわしい(爆) 同じくジーン・ハックマン出演作の「エネミー・オブ・アメリカ」とは、 比べ物にならないくらい世界が狭い。 衛星追跡とか似たような筋もあるんですがとにかく狭い。 人間関係も人はたくさん出ているもののほとんど2~3人の世界。 後半など主役とジャージの狙撃手とハックマンが出ずっぱり・・ いや、ハックマンは断った方がよかった。 どちらかというとこの役はトラボルタ(にしたら若すぎか) 主役もパッとしないのにアクションが派手で、 おまえはスパイダーマンか??と、 突っ込みを入れながら観ました。 とにかくアメリカ万歳! アメリカが共産国の戦争の仲裁をし犠牲になり正義のために戦う。 しかし「プライベート・ライアン」のように残された兵士(大尉)ひとりを救うため、 海軍は国に背を向け救い出そうとする・・ なんてわかりやすい使い古された映画だ・・ 「プライベート・ライアン」は残虐アクションを二部にわけ、 「フルメタル・ジャケット」のような狂った世界と、 家族愛や国家とは何かとかやけに大袈裟に見せていてそれもまあ正解だった。 これは大袈裟なのにソレが全く感じないんだ。 虐殺現場に隠れる主役なんてゲームのような描き方だから、 全く残酷だとか悲惨だとかは感じない。 引き合いに出す映画が有名な映画ばかりだけど、 見ててそっちのほうが気になって時間は長くは感じなかったな(爆) 私が思うに究極のオマージュは無線機ですよ。 後半の何か(女神のような)像の下に置いた無線機。 あれからのくだりは「渚にて」のまんま! 「渚にて」ではオーストラリア以外で唯一アメリカで生き残ったと期待された信号。 作品的には好きではないのだけれど、 これをサバイバル・アクション娯楽映画と割り切れば楽しめるかも。 それなりに飽きないで観られたということで5点に近い6点です。 しかしこの監督あまり知らないんだけどほんと、 あらゆる大作の演出をプリン・ア・ラモードにしたような(苦笑) 「アラビアのロレンス」みたいな横一列に望遠で撮る手法とか(黒澤とかもやってた) 筋は驚くほど単純明快なので映像を見るのも楽しいかも・・ 
[DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:00:13)
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