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1.  斬、 《ネタバレ》 
塚本晋也監督の映画を見るのは二本目。以前に見たのが監督デビュー作という「鉄男」だったので、デビュー作の次にいきなり最新作を見るのは少し不安もあったのだが、かなり濃密なつくりになっていて、引き込まれた。塚本監督にとっては初めての時代劇になるそうだが、剣の腕の立つ侍である都筑(池松壮亮)が同じく剣の達人である澤村(塚本晋也)に公儀のために江戸へ行かないかと誘われるところから始まっていて、これだと「七人の侍」のような感じがするものの、主題はそこではなく、人を斬るという行為がどういうことなのかを考えさせる内容になっていて、剣の達人であり、澤村の誘いにも乗った身でありながら、人を斬ることに対して葛藤を抱え、なかなか剣を抜こうとしない都筑はこういう時代劇の主人公としてはもどかしいが、同時にリアリティも感じることができる。それに対し澤村が剣を抜くべきときは躊躇なく剣を抜くという絵に描いたような侍という対比もあって、それが本作のテーマをより深くしていてドラマとしての見ごたえもじゅうぶん。時代劇らしくないセリフ回しもとくに違和感は感じられず、むしろ本作ではこの方が合っている気がする。(ただ、「鉄男」同様音楽は少々耳障りな感じ。)それに手持ちカメラを使ったちゃんばらシーンも迫力があり、決して娯楽作品というわけではない本作だが、なかなかに満足できる仕上がり。暗闇を視点が彷徨うようなエンドロールも印象的だった。テーマについては結局何も結論を出さずに終わったのは実際見ていて少し消化不良感もあり、やや難解なテーマの結論を塚本監督自身が出せなかったのではとも思うが、あえてこういう終わり方をするのもありだと思う。
[DVD(邦画)] 6点(2021-07-24 18:34:51)★《更新》★
2.  海軍横須賀刑務所 《ネタバレ》 
勝新が東映の映画に唯一出演した作品。先週まで「兵隊やくざ」シリーズをずっと見ていて、勢いで本作も見たわけだが、海兵団に入団した主人公の大暴れを描いていて、勝新が演じていることもあってどうしても「兵隊やくざ」の焼き直し・二番煎じ感はある。でも「兵隊やくざ」と比べて過激になっているのは東映らしいところ。「兵隊やくざ」のとくに1作目は見ていて「網走番外地」の1作目を思い出したのだが、本作は山下耕作監督の作品だが、当初、石井輝男監督が自分で監督する予定で書いた脚本が使われていて、作り手側も「網走番外地」を意識しているのが分かるが、それによって山下監督というよりも石井監督の映画という感じもして、山下監督らしさはそれほど出ていないように思う。前半は海兵団で大暴れした主人公が軍事刑務所に送られるまでが描かれているが、この部分は東映任侠映画でよく見る展開となっていて見ていて安心感があるし、高倉健や鶴田浩二ではなく、勝新というところに妙な新鮮味を感じる。この前半での勝新と松方弘樹の共演が珍しいのだが、考えてみれば松方弘樹は一時期大映に貸し出されていた時期があり、そこでの共演がなかったのかと思うと少し意外に感じるのだが、軍事刑務所が舞台になる後半になると、菅原文太が主人公に影響を与える少佐役で登場し、勝新と菅原文太の共演が実現しているのがなんとも貴重で、この二人の共演を見るだけでも見ごたえのある映画になっていると思う。ドラマ的には主人公と久邇宮朝融王(太田博之)のエピソードも良いアクセントになっていた。欲を言えば田村高廣がどこかにカメオ出演していたり、この時期は事情があって無理だったかもしれないが、若山富三郎が出ていてくれると盛り上がったろうなと思ってしまう。とくに東映での若山富三郎と勝新の共演はぜひ見てみたかった。
[DVD(邦画)] 6点(2021-07-11 18:17:12)
3.  兵隊やくざ 強奪 《ネタバレ》 
大映のシリーズでは最終作となるシリーズ第8作。前作ラストで終戦を迎え、あと一作どうするのだろうと思っていたが、敗残兵となった大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が描かれていて、シリーズとしては完全に後日談という感じで、二人がどこの部隊にも所属していないこともあってか、これまでと違う印象もあるが、やはり今回も面白かった。今回、大宮と有田がひょんなことから赤ん坊を拾って子連れで行動することになるのだが、こんな展開は座頭市にもあったなあと思いながらも赤ん坊の世話をする大宮と有田が本当に微笑ましい。それに冒頭に登場する終戦を信じずにいる部隊は現実にもこんなことはあったのだろうと思わずにはいられない。後半、有田が敵に拉致されるという展開も前作にもあった二人を引き離すという部分と同じなのだが、この後半以降、有田の出番が少なくなって、最後まで子連れの大宮ひとりが活躍してるような風になってしまい、コンビものとしての魅力があまり感じられなくなっているのが少々残念だったかも。ヒロインを演じるのが佐藤友美で、悪役が夏八木勲と、ともに他社所属の俳優なのが、このころの日本映画の状況、というか大映の状況があまり良くなかったのではと感じられてちょっと興味深かった。ラストシーンは再会した大宮と有田の日本へ帰った後の幸せな暮らしを想像させるもので、これでこのシリーズは本当に完結という終わり方をしていて、すごく気持ちが良い。1作目から連続でこの8作目まで見たわけだが、それだけにやはり感慨深いものがある。
[DVD(邦画)] 7点(2021-07-03 23:13:49)
4.  兵隊やくざ 殴り込み 《ネタバレ》 
シリーズ第7作。今回は大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が上官の策略によって引き離されるというのがコンビものシリーズにはありがちに思いながらも面白かったし、その上官を演じるのが安部徹とか小松方正という分かりやすいキャスティングなのも安心して見ていられた。1作目から元々コメディー要素の強いシリーズだったのだが、今回は脚本に東宝で社長シリーズなどを担当している笠原良三が参加しているせいか、いつもよりもコメディー要素がさらに強くなっていて、大宮が釣ってきた魚をフライにして食べた全員(有田除く)が腹痛を起こすシーンなど、笑えるシーンが増えていて、その意味でも娯楽映画としてじゅうぶんに楽しめた。でも、これは前作がこのシリーズにしてはちょっとシリアスになり過ぎた感があったので、その反動かもと思ってみたりした。クライマックスの大宮が軍旗を取り戻すシーンも、そこまでシリアスにならず、大宮の超人ぶりがこれでもかと言わんばかりによく描かれていて楽しい。ラストで唐突に終戦になるのは意外な気がしたが、もう階級も減ったくれもないと上官三人相手に大暴れする大宮の姿はこれまでのどの回よりも爽快感を感じた。ラストシーン、軍を去っていく大宮と有田の会話も前作に続いて印象的。それにしてもこのシリーズ、大映のものはもう一本あるのだが、この終わり方で果たして次回はどう続けるのだろうと気になってしまった。
[DVD(邦画)] 8点(2021-06-27 22:59:54)
5.  兵隊やくざ 俺にまかせろ 《ネタバレ》 
シリーズ第6作。今回、大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が所属する部隊の参謀は有田の幼馴染という設定が面白いし、演じているのが渡辺文雄というところにも妙に納得できる。その幼馴染である田沼が今回の敵役であるが、勝つためなら手段を選ばないような男というのがよく、きっと実際にもこんな軍人はいたのだろうなと感じさせていて印象的だし、作戦を成功させるためとはいえ、大宮と有田が所属するならず者集団の分隊を囮にして全滅させてしまおうという冷酷さもこれまでの敵役上官とは一線を画すものになっているが、ここにもなにかリアルさを感じるし、大宮がゲリラの捕虜になる展開や、囮になった分隊とゲリラの壮絶な戦闘シーンが描かれるなど、今回はなかなか重苦しい雰囲気が漂っていて、娯楽ものというよりは普通に戦争ドラマとして見ごたえのある作品になっていて、シリーズとしては異色作かもしれないが、その面でもじゅうぶんに面白かった。ラストはいつものように田沼をボコボコにするも、なにか爽快感もほかの回と比べてないように思うのだが、最後のシーンの大宮と有田のやりとりで、有田から「お前に任せるよ。」と言われた大宮の笑顔が何とも言えず、これが重めだった今回の物語の救いになっている気がする。
[DVD(邦画)] 8点(2021-06-20 17:51:39)
6.  兵隊やくざ 大脱走 《ネタバレ》 
シリーズ第5作。冒頭で大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が所属した部隊が既に玉砕を覚悟しているのから見て背景的にはやはり前回の終盤で感じた通り敗戦(終戦)間近という感じがするのだが、それでも暗い重い雰囲気がないのがこのシリーズらしいし、玉砕を前に手紙を書くよう言われた大宮が代筆する有田にこれまでのヒロインの名を挙げるところなどはつい笑ってしまうのだが、前にも書いたようにシリーズのつながりをちゃんと感じられる部分になっているのが嬉しい。そんな今回は慰問団をめぐる前半と、全滅した部隊で二人だけ生き残った大宮と有田が階級を偽って次の部隊に編入する後半とでキレイに分かれていて、二本分のストーリーを一本でやっている感じだが、ヒロインの登場が後半からだった前作に対して、今回のヒロインである慰問団の娘である弥生(安田道代)は前半にしか登場しないという対比的な構成が面白い。ただ、こうしたことによって少し話が駆け足気味になってしまった印象もあり、とくに後半登場する因縁の相手でもある青柳(成田三樹夫)との和解と別れはもっとじっくり見たかった気がしないでもない。以前の回で軍曹を演じていた芦屋雁之助と芦屋小雁が当番兵役として再登場しているが、階級を偽っている大宮と風呂に入っているシーンの会話で、飯岡助五郎や八尾の朝吉など、勝新のほかのシリーズである「座頭市」や「悪名」に関する人物の名前が出ていて、楽屋落ち的で楽しい。
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-13 18:07:13)
7.  兵隊やくざ 脱獄 《ネタバレ》 
シリーズ第4作。1作目では軍隊を刑務所に見立てていたが、今回は大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が逮捕され軍事刑務所に入れられるところから始まっていて、その刑務所で二人と知り合う受刑者である沢村を演じているのが田中邦衛で、それだけで思わずまた「網走番外地」を思い起こしてしまうが、果たして偶然のキャスティングなのだろうか。それはさておき、大宮と有田がこの刑務所を文字通り脱獄するまでを描いているストーリーかと思って見ていると後半は刑務所を出た後の話になるという二部構成的な脚本になっているのが面白い。この後半になって登場する今回のヒロインである珠子を小川真由美が演じているが、一か月ほど前に「八つ墓村」を見返したばかりというのもあってか、思わずそのギャップには驚かされた。珠子が働く店でヘソ酒や音丸(淡路恵子)の話題が出ているのはこのシリーズが1作目からずっと地続きの物語であることをあらためて実感できるシーンになっていて、1作目から順に連続でこのシリーズを見ている身としては素直に嬉しかった。いつも通り悪役となる上官との対決がクライマックスで描かれているのだが、その決着の前に今までと違ってソ連軍の奇襲も描かれていて、いよいよ終戦も間近かと感じさせる部分もあるのが印象的。ラストで珠子と内地へ向かうトラックに乗った大宮がやっぱり有田を一人に出来ないとトラックを降りるシーンで珠子が大宮にかける言葉に思わず笑ってしまった。今回は2作目以降を手掛けている田中徳三監督ではなく、森一生監督が手掛けていて、そのせいではないと思うが、いつものように二人の脱走シーンで終わらないというのも新鮮だった。
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-05 21:51:54)
8.  新・兵隊やくざ 《ネタバレ》 
シリーズ第3作。3作目ともなると大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)のコンビも板についてきた感じで、見ていて安心感があるし、シリーズとしてもここからいよいよ軌道に乗った感じがする。そんな今回も見どころは盛りだくさんなのだが、竜宮でどんちゃん騒ぎをしている大宮の横で有田が深刻な顔をしていたり、足抜けさせた女たちと女郎屋を開こうという大宮の提案に有田が一度は反対したりするなど、奔放な大宮に対しての有田の真面目さが特に際立って印象に残る。そして、大宮が今回のヒロインである桃子(嵯峨三智子)と結婚してしまうという展開にも驚かされた。1作目で憲兵役で少しだけ登場した成田三樹夫が大宮と有田に敵対する憲兵を演じているが、同じ役なのだろうか。いつも殴られても平気な大宮がリンチを受けてボコボコにされるのはちょっと見ていて痛々しいものの、それがあるから、ラストの悪役である上官をぶっ飛ばすシーンにカタルシスが生まれ、爽快感が得られるのは娯楽活劇映画のポリシー。大宮と有田と親しくなる関西弁の一等兵を藤岡琢也が演じているが、なんだか後年「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」で彼が演じていた夢邪鬼をほうふつとさせていた。この人の関西弁、味があって好きだな。
[DVD(邦画)] 7点(2021-05-29 17:28:17)
9.  続・兵隊やくざ 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。前作のラストシーンから始まっているのが本当に続編であることを感じさせてくれていて良いし、切り離した軍用列車が爆弾で吹き飛ばされ、軍隊に逆戻りする大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)という冒頭の展開も脚本的にあまり無理を感じないのも良かった。前作は有田の視点で語られていて、どちらかと言えば大宮よりも有田が主人公という感じだったのだが、今回は最初は有田の視点(ナレーション)で語られていたのが、大宮が当番兵になったシーンから視点(ナレーション)が大宮にかわるところが細かく、(「声が違う」と映画を見ている人の立場にたった突っ込みを自らしているのが笑える。)中盤あたりは大宮ひとりのシーンが続くなど、ここから大宮も主人公らしくなっている。個人的にはあくまで有田の視点から描いていた前作の構成が良かった分、ちょっと残念に思わないでもないが、シリーズ化ともなればいたしかたないのだろうと割り切ればそんなに気にはならない。大宮と一緒に風呂に入った二人の軍曹(芦屋雁之助、芦屋小雁)が大宮が自分たちよりも階級が下だと分かると態度が豹変するなど、今回も軍隊の理不尽さや腐敗がしっかりと描かれているが、それを決して重くならずに痛快な娯楽映画としてしっかり消化しているところもこのシリーズの魅力なのだろうと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2021-05-22 23:33:23)
10.  怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス 《ネタバレ》 
円谷プロの創立10周年を記念した劇場オリジナルの怪獣映画。円谷プロの映画といえばどうしてもウルトラマンとかのテレビシリーズの劇場版しかないイメージだったので、こういう映画があること自体が珍しく新鮮に感じられる。ストーリーはというと、自衛隊によって倒された怪獣の子供が宇宙からやってきた凶悪怪獣に立ち向かうというこの頃のウルトラシリーズにもありがちなもので、登場する主役怪獣ダイゴロウのデザインもコミカルな感じのいかにもこのころのウルトラシリーズに出てくるような造形で、仕草やキャラクターが人間臭いのもなにかテレビ的に感じられるのだが、それがなにか懐かしく思える。全体的にも完全にコメディータッチの作風で、前半は国の管理下のもと、島で生活しているダイゴロウの処遇をめぐる話が描かれているのだが、それよりもこの前半では発明家のおじさん(犬塚弘)、熊五郎(三波伸介)、八五郎(三角八郎)の三人のやりとりなどがコミカルに描かれていて、あまり深刻な感じにはなっていないのだが、あくまでも喜劇として見ればそこまで気にはならない。それに初期のウルトラシリーズにも参加していた飯島敏宏監督はこの頃、木下ドラマを中心に手掛けていたこともあるのだろうか、普通にホームドラマのようなシーンも特に違和感なく楽しくみる事ができた。熊五郎の衣装がどことなく寅さんを思わせているが、三波伸介は渥美清をライバル視していて、ものまねも得意だったというので、おそらく意識してやってるんだろうなと思う。クライマックスは敵役であるゴリアスの角を破壊しにおじさん、熊八コンビが行くというのもいかにも喜劇的である。このあと、この三人がゴリアスの背中に乗るシーンがあるのだが、この怪獣の背中に人が乗るというのは見ていて「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」を思い出すのだけど、こっちが先なんだなあと思ってしまった。(明らかに別撮りと分かるんだけどね。)ダイゴロウに対してゴリアスの存在感がイマイチ薄い気がするのが少し残念に思わないでもないし、下の方と同じく主人公は斎藤(小坂一也)と鈴木(小林昭二)の方がしっくり来ると思ってしまうのも事実ではあるものの、最後まで(喜劇映画としても)気楽に楽しむことができた。ゴリアスをロケットにくくりつけて宇宙へ帰すラストシーンも「大怪獣ガメラ」を思い出すが、こういう結末も子供向け映画にはアリだと思う。
[DVD(邦画)] 6点(2021-05-02 00:06:03)
11.  映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 《ネタバレ》 
リニューアルされてからのドラえもん映画は何本か見ているが、過去作のリメイクではない作品を見たのはこれが初めて。ジブリ出身という高橋敦史監督自ら担当した脚本はよくできていて、いつもならタイムマシンで10万年前にタイムスリップするところをタイムベルトというその場で時間だけ移動する道具を用いることで、今回の冒険の重要な要素であるタイムトラベルを活かすことに成功していて、この手の展開にありがちな時間軸に関する矛盾も極力回避されていて、純粋にタイムトラベルSFとしてなかなかよくできていて面白い。また、演出にもいつもより躍動感が感じられていたのも良かった。氷漬けにされたドラえもんが出てきて「魔界大冒険」のようなパターンかと思わせておいて、ミスリードだったりするところはひねりが効いているし、擬態能力を持つ敵の登場も今まであまりなかったことで、新鮮味があるし、その敵がドラえもんに擬態する展開はけっこうスリリングで、思わず見入ってしまった。クライマックスに出てくるブリザーガが「もののけ姫」のダイダラボッチのようであるなど、ところどころにジブリっぽさが出ている部分もあるが、そこはやはりジブリにいた人が監督なのでということで気にはならなかった。むしろこのクライマックスのブリザーガとの対決もなかなか見ごたえがあり、スペクタクルとしての見せ方もうまく、このあたりがきっかけで高橋監督が今月から始まったゴジラのテレビアニメシリーズの監督に抜擢されたのかなとも思う。南極を映画の舞台にという構想は生前の藤子・F・不二雄の構想にもあったらしく、今回、それをオリジナル作品で実現した形になるのだが、南極の描き方が美しく、壮大さやロマンも感じられるものになっていて、それをうまく「ドラえもん」に落とし込んでいて、オリジナルでもじゅうぶんに面白い映画が作れることへの証明になっている。もちろん、藤子・F・不二雄の描く「ドラえもん」とは少し違うかもしれないけど、確実に意思は受け継がれていると感じることができた。そう感じられただけでも、初めて見る今のドラえもん映画のオリジナル作品に本作を選んだ価値はあったと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2021-04-11 15:36:54)
12.  GODZILLA 星を喰う者 《ネタバレ》 
アニメ映画版ゴジラ三部作の完結編となる第3作。最後でいきなり面白くなるわけはないと思いながら見始めたのだが、やはり今回も登場人物たちの会話によるやりとりが中心で、しかも延々宗教談義が繰り広げられるので単純に見ていて退屈だし、相変わらず主人公のハルオをはじめ、感情移入できるというか、好きになれる登場人物がいないので、もう完全に置いてけぼりを食らったような感じで、もう勝手にやってくれという気分になる。前作で存在が示されていたギドラが登場し、ゴジラと戦うという怪獣映画定番の展開が最後にきてようやくあるわけだが、なにか意表を突きすぎな感じで逆に盛り上がらなくなってしまっていたのが残念。それに今まで見た2本同様、ゴジラ映画なのにゴジラの存在感が感じられず、最後まで見てもゴジラが少しだけ登場するSFアニメという印象は拭えなかった。ハルオの最後の特攻も自己満足にしか感じられずに、第1作の芹沢博士とは雲泥の差があり、同列に並べて語るのも拒否感を感じてしまった。哲学的な内容をやりたかったのかもしれないが、それがなにかこういう怪獣映画と相性がよくない気もするし、その内容にあまり深みも感じられないので結局この三部作は何だったのだろうと見終わって思ってしまったというのが正直なところではある。取り合えず見ておこうと思って見始めた三部作ではあったが、すべて見終わって「やっと終わった」という安堵感のほうが達成感よりも強かった。
[DVD(邦画)] 4点(2021-04-04 23:21:07)
13.  特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 《ネタバレ》 
終盤が迫った放送中のシリーズとその1つ前のシリーズが共演する趣向の戦隊シリーズの劇場版シリーズの一つで、本作ではゴーバスターズとゴーカイジャーの共演を描いている。ゴーカイジャーは3話分ほどしか見ていないのだが、やはり一応気にしなくても見れる内容にはなっている。しかし、仕方ないことかもしれないが、2大戦隊の共演というところが最大のポイントになっていることもあり、イベント性がゴーバスターズの単独劇場版よりも強くなっていて、上映時間が単独劇場版よりも長くなっているが、テンポが早く、かなり目まぐるしい感じ。タイトルの「VS」というのは「共演」という意味だと理解しているが、前に見た「カーレンジャーVSオーレンジャー」のように本当に2つの戦隊が冒頭で戦っているシーンがあって、戦隊同士のコラボ作品はいつもそうなのかと思ってしまった。(「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」はそうじゃなかったよなあとか、5対3はフェアじゃないよなあとか思いながらこのシーンを見てた。)予告的にゴーバスターズの次の戦隊であるキョウリュウジャーも登場しているが、キョウリュウレッドがレッドバスターとゴーカイレッドの前に一人で現れ、一人で戦隊と名乗って突っ込まれているのがなんか笑える。ゴーカイジャーは歴代の戦隊に二段変身できる設定なのだが、彼らが変身したゴーグルファイブやサンバルカンになにかなつかしさを感じる。それに、今回の2大戦隊とは別シリーズの登場人物(志葉薫)や怪人(ヤツデンワニ)も登場していて、自分が子供のころに見ていた戦隊シリーズとはだいぶ違うが、少子化などの時代の変化もあるのだろうなとつい思ってしまう。
[DVD(邦画)] 5点(2021-03-31 23:42:34)
14.  GODZILLA 決戦機動増殖都市 《ネタバレ》 
アニメ映画版ゴジラシリーズ三部作第2作。前作から引っ張っていたメカゴジラがシティと化している設定はぶっ飛んでいて面白いのだが、そのメカゴジラが本来の姿のビジュアルすら登場していなかったので、なにか説得力に欠けるものがあり、やや唐突に感じるし、小美人を思わせる双子の登場もなにか思わせぶりなだけになってしまっていて、(前作同様に)肩透かしに感じられてしまうのがやはり残念。前作に続いて主人公のハルオを含め登場人物に魅力が感じられず、そのせいで映画の大半を占めるこの登場人物たちの会議や対立といったやりとりが非常に退屈に感じてしまった。ゴジラ対策のやりとりが中心というだけなら「シンゴジラ」と同じような感じかと少し思ったのだが、「シンゴジラ」はそれを繰り広げる登場人物たちに個性や面白さがあったからこそそれが映画自体の面白さになっていたわけで、本作はそれがなく、あらためて登場人物の魅力の大切さを感じた。そんな問答のあとクライマックスの(ようやく登場した)ゴジラとの戦いになるわけだが、正直言ってやってることが前作のゴジラとの戦いとあまり変わらないような感じで、ぜんぜん盛り上がらないし、ゴジラ自体にも存在感が感じられないので、なにか、おたく向けのSFアニメにゴジラが少しだけ出てくるというような印象が強いのが事実。次が最後で、エンドロール後にギドラの存在が明示されて終わるのだが、果たして本当に登場するのかが気になるところ。最終回も期待はできないが、とりあえず最後まで見届けよう。
[DVD(邦画)] 4点(2021-03-27 22:34:01)
15.  帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ〈OV〉 《ネタバレ》 
「特命戦隊ゴーバスターズ」のVシネマ作品。テレビシリーズ最終回放送後の発売(近頃の戦隊シリーズは最終回の後にもう一本Vシネなり映画なりをやって終わるのが定番みたい。)だが、作中時系列は最終回後ではなく、テレビシリーズ終盤近くの大晦日のエピソードになっていて、レッドの相棒であるチダ・ニックを主人公に、もしゴーバスターズの物語の発端となった事件がなかった世界があったらというパラレルワールドを舞台にしたストーリーになっている。この戦隊はリアル志向の作風が面白いのだが、舞台となるパラレルワールドのもう一つのゴーバスターズはいかにも王道的な戦隊であるのが面白く、このリアル志向のシリーズで王道をやるというのがプロデューサーの狙いでもあるという。この動物戦隊ゴーバスターズ、ちゃんと主題歌が存在していて、この主題歌が流れる中での初めての戦闘シーンには戦隊の通常のオープニングのようなテロップが流れるなど、セルフパロディになっていて、戦隊シリーズの一年間の大まかな流れを数分間でやってしまうところなどは明らかに子供以外のファン向けという感じで、これはVシネマならではだろう。ゴーバスターズのメンバーそれぞれの相棒であるバディロイドの声を演じている三人の声優も顔出しでカメオ出演しているが、ほかの二人と違ってウサダ役の鈴木達央が動物戦隊の新メンバー役だったのはちょっとびっくり。それに、藤原啓治の実写出演は今となってはどうしても貴重に感じてしまう。この作品に登場するパラレルワールドは藤原啓治が声を演じているニックが死後に神様に願ってできた世界という設定なのだが、その設定も今見るとやっぱりなんともいえない気持ちになってしまった。クライマックスは二つのゴーバスターズが協力して強敵を倒すというヒーローもの定番の展開だが、見ていてつい「のび太の大魔境」が頭をよぎる。
[DVD(邦画)] 6点(2021-03-25 18:48:36)
16.  GODZILLA 怪獣惑星 《ネタバレ》 
ゴジラシリーズ初のアニメ映画化となる三部作の第1作。来月からこのシリーズとは別のテレビアニメによるシリーズが始まるとのことでとりあえず一応この三部作を見ておくかという軽い気持ちでまったく期待せず見始めたのだが、前半はとにかく状況説明ばかりな印象が強く、主人公のハルオ(ひょっとして中島春雄からとった名前だろうか?)をはじめ、感情移入できる登場人物がいなく、誰にも魅力を感じられないのにも致命的なものを感じるし、ゴジラに地球を滅ぼされた人々が長い宇宙放浪の果てに結局ゴジラがまだいるかもしれない地球に戻り、ゴジラと戦うという展開も見ていて無理やり感があり、完全に物語としておかしいというレベルにまで達してしまってる。主人公であるハルオのゴジラへの憎しみや伝わりづらく、この主人公のドラマとしても弱さを感じずにはおれない。(このハルオの声を演じているのが宮野真守(ウルトラマンゼロの声)だもんで最後はウルトラマンにでも変身するのかと薄っすら思ってしまった。んなわけないけど。)後半になってようやく登場するゴジラであるが、このゴジラが無個性で怪獣としての魅力に乏しいのは困った。こういう壮大な宇宙SF風味の作風でもゴジラ映画なら主役はあくまでゴジラだと思っているのでせめてゴジラだけは魅力的にしっかり描いてほしかったところで、このあたりは本当に残念。「怪獣惑星」というサブタイトルも「怪獣総進撃」のようなものを想像してしまうのだが、なんか見事に肩透かしという感じが残る。でも、オープニングのニュース映像のシーンでカマキラスやドゴラが出ているというマニアックな選択(ドゴラ、今の時代に実写だと間違いなくフルCGだろうなあ。)は笑えたし、アナウンサーのセリフをよく聞くとヘドラやアンギラスの名前も出ていて、正直、このオープニングでのつかみはOKだったのだが、見終わってこの部分がいちばんおもしろかったという感想になってしまった感は否めない。あとの2本もとりあえず見る気でいるが、先が思いやられる。
[DVD(邦画)] 4点(2021-03-19 00:18:23)
17.  鉄男 TETSUO 《ネタバレ》 
冒頭からインパクトのある衝撃的な映像の連続で、不安を煽るような耳障りな音楽も相まって、それだけで何か得体の知れない映画という感じがして引き込まれた。見るからに低予算な映画ではあるが、それを逆手に取ったような独特な映像表現がそれを感じさせていないのがすごい。真面目にストーリーを追おうとするとハッキリ言ってまったくわからないのだが、頭で考えるのではなく、この映像を素直に体感できればそれでいいような映画なのだろうと思う。塚本晋也は「シン・ゴジラ」とかで俳優のイメージが強く、監督作を見るのがこれが初めてだったのだが、これで一躍注目されたのもうなずける話だ。ただ、男(田口トモロヲ)とやつ(塚本晋也)が対決するあたりからはちょっとだれ気味だったのも事実で、後半はその分失速してしまった印象があるのはちょっと残念。劇中何度か登場するVHSビデオのようなビリビリ砂嵐は今になって見るとなんだか懐かしく思える。(本当にVHSの時代にビデオで見ていたらデッキの故障かと思ってかなり焦ったかも。)既に指摘されている方もおられるように見ていて「AKIRA」を思い出すような主人公の変貌描写でタイトルも「鉄男」(鉄雄)なのが偶然とは思えないのだが、つい、「金田」ってタイトルの映画は存在しないのねという無関係なことを思ってしまった。本作を見たのは先週に見た「桐島、部活やめるってよ」の影響なのだが、逆に桐島を見ていなければずっと見なかったタイプの映画だったかもしれない。ただ、最初にも書いたように確かに引き込まれる映画で、面白かったことも事実なのだが、好みかと言われればだいぶ微妙なので、まあ6点が妥当なところかなと。
[DVD(邦画)] 6点(2021-01-28 23:53:14)
18.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
見る前は正直もっと退屈するかもと思っていたが、意外に最初からすんなりと入ることができ、最後まで退屈することなく見ることができた。学校を舞台にした生徒たちの群像劇ということもあってか、見ていて「櫻の園」(1990年)を思い出したが、本作で描かれる高校生の日常はよりリアルで切実に感じる部分がありながらも、一方でどこかまったりとした青春映画という感じがあり、そのバランスも良い。このタイトルだとバレー部を辞める桐島を中心に話が進むのが普通だと思うのだが、当の桐島が一度も登場せず、退部の理由も結局明らかにされないまま終わるのはかなり斬新なプロットで、もうこれだけで本作は後世に残りそうな感じがする映画になっていると思う。もちろんそれだけではなく、登場する生徒たちが本当にどこにでもいそうな感じがするので、生徒たちそれぞれにさっきも書いたようにリアルさや切実さが感じられるのが本作の魅力になっているのではないだろうか。(生徒たちのなにかダラダラした感じも逆にリアリティを感じさせる。)同じ出来事を視点を変えて何度も描くという手法も映画ではよくある手法だが、やはり効果的に使われているし、やはりこういうのを映画というのだとあらためて思う。クライマックス、屋上でゾンビ映画の撮影をしている映画部の前に桐島を探しにきたバレー部が現れ、ひと悶着起こるところでバックに吹奏楽部が演奏するワーグナー「ローエングリン」が被さるのがとても印象的で、その後のラスト近くの菊池(東出昌大)と前田(神木隆之介)のやりとりがすごく良く、思わず、自分がこのくらいの年齢の頃は前田のような現実を見た考え方はできてなかったよなと妙に懐かしくなってウルっときてしまった。確かに見る人を選ぶ万人受けは難しい評価も分かれる映画だと思うが、見る前の不安が嘘のように面白かったし、見てよかったと思える映画だった。それに見終わって「鉄男」やロメロの「ゾンビ」に少し興味がわいた。
[DVD(邦画)] 7点(2021-01-25 00:21:52)
19.  特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!
スーパー戦隊シリーズ第36作の劇場版。テレビシリーズも見ていて、(けっこう凝ったストーリーでわりと面白く見ている。)流れでこの劇場版も見てみたわけだが、上映時間はテレビ版の一話分と変わらず、印象としてもそこまで違わないものの、やはり劇場版となるとストーリーよりもイベント重視の作りになっていて、ちょっと物足りなさが残る。(子供向けの映画にこう言うのも我ながら野暮ったいが。)東京タワーでロケをしているのはこのシリーズ(「ゴーバスターズ」)らしいリアルさを求めた結果のようだが、それが劇場版らしいスケールの大きさを出すのには成功していると思う。そういえば東京タワーって怪獣映画とかでは名所のようになっているのに、等身大ヒーローが主役である東映の特撮ものではあまり舞台になってるイメージがないなぁ。
[DVD(邦画)] 5点(2021-01-19 22:42:49)
20.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
昔から気になっていた映画だったが、アニメ映画化を機に初めて見た。健常者の青年と身体障害者の女性の恋愛を描いたラブストーリーだが、本作に登場するジョゼ(池脇千鶴)はよくある障害者を扱った作品にありがちな描き方をされておらず、それが却ってリアルに感じられるし、そのせいか、恒夫(妻夫木聡)との恋愛も障害者云々をあまり気にせずに見ることができたし、映画自体に独特な雰囲気と力強さがあって見ているうちにだんだんと引き込まれた。なんといってもジョゼの強烈で個性的なキャラクターが印象に残るのだが、そんなジョゼの身の周りの世話をしていた祖母(新屋英子)が亡くなり、心配してやってきた恒夫に対し、はよ帰れと言ったあとにやっぱりおってくれ、ずっとおってくれと言うシーンは普段は強がっているジョゼの孤独さやさびしさ、いじらしさといったものが感じられ、つい、見ながら感情移入してしまった。(ただ、そこから次のシーンでああくるとは思ってなかったのでちょっとビックリしてしまったのだけど。)池脇千鶴もものすごくハマっていて、素晴らしく、今まで何本か出演作見てるのだが、こんなに良いと思うのは初めてかもしれない。映画は冒頭から恒夫のモノローグで始まり、それがクライマックスの二人での旅行につながるわけだが、そのモノローグで何気なく語られていた水族館が休みだったエピソードはジョゼの気持ちを考えると切なく、本物の虎は見れたのに、本物の魚は見られず、結局、ホテルの部屋で壁に映された魚を見るというのが見ていてなんとも言えない気持ちになる。冒頭のモノローグで既に二人の別れを暗示していて、死別とかいうありきたりなものだったらヤダなと思ってしまったのだが、この結末はそんな安直な結末とは比較にならないほど重く、見ていてすごくリアルに感じた。果たしてハンディを持った人をパートナーに迎えたときにそのパートナーのことをどれだけ受け止めることができる人がどれくらいいるだろうと考えさせられるし、またもし、恒夫の立場ならパートナーを受け止める覚悟があるかということも考えさせられ、これが本作の真のテーマだったのではないかと思えてくる。ジョゼを受け止めきれなかった恒夫の弱さや、ジョゼの一人でも生きていくという意思の強さといったものをこのラストシーンではしっかり描いていて、犬童一心監督の演出も巧み。これから別々の人生を歩む二人にとってこの出会いは決して小さなものではなかったと思いたい。本当にいろいろと考えさせられる良い映画だった。
[DVD(邦画)] 8点(2021-01-11 02:29:12)(良:1票)
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