1. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 いや面白いし、よく出来ているけど、後半がダメ。 2館だけの上映が、口コミを中心に話題を呼んで30億を超えるヒットになったのも頷ける話。よく練られてるなと感心。視点を変えてみるとか、映画の舞台裏を見るとか、いろいろ教えてくれる作品でもある。 あとディレクター役で出てくるのって、もしかして中尾明慶君!? [地上波(邦画)] 7点(2025-02-04 18:43:58)《更新》 |
2. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
暗くダークでシリアスなシーンが続いて、とてもファンタジー映画とは思えない。 原作も読んだが遠い昔なので、登場人物がもはやよく分からず混乱する。 これも最終章に向けた試練と思って観るのが吉。 [地上波(吹替)] 3点(2025-02-04 13:11:37)《新規》 |
3. アラジン(2019)
《ネタバレ》 もともと原作が王道で素晴らしいので、ストーリーはやはり安心して面白かった。 実写化ということで魔神の描写が心配だったが、ウィルスミスは成功していたと思う。 それにしてもCGの技術の高さにはいつもながら驚かされる。もはやどこからどこまでが現実か分からない。 ただ途中から魔神のおしゃべりが言いたい放題暴走したり、悪役が凶暴すぎたりしてやや散漫になったのはマイナス点。 [地上波(字幕)] 6点(2025-01-09 10:00:41) |
4. 駅 STATION
《ネタバレ》 高倉健と鉄道といえばぽっぽやのイメージがあったので、もっと爽やかな感じかと思いきや、日本的情緒あふれる実にしみじみとした映画でした。 さくらではない倍賞千恵子との絡みがいい。最初の居酒屋での会話から、ラストの居酒屋での倍賞千恵子が一言も発しないシーンとの対比だけでも面白い。 ストーリーもナレーションもなく年月を重ねて淡々と進んで終わるかと思いきや、最後のほうにサプライズもあってこれも気が利いていている。 北海道の冬の厳しさ、八代亜紀の演歌がこれほど似合う作品もないだろう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-26 16:36:17) |
5. 用心棒
いくら三船の存在感が素晴らしい痛快な娯楽傑作といっても、うらびれた宿での立ち回りという設定は、今の世相ではやや微妙に映る。 キャストの豪華さ、映像の迫力は素晴らしいと思いますが、娯楽作品としての面白さではいまいちでした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-12-19 19:53:25) |
6. ゴジラVSモスラ
昭和版のモスラ対ゴジラが大好きだったので見てみたけど、ぜんぜん面白くなかった。 怪獣たちが暴れまわるシーンも光の点滅が多くて目に悪い。 最初のほうのインディージョーンズのパクリのほうが、まだ話についていけたし面白かったと思えるほど。 小林聡美の若い姿はちょっと新鮮だった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-12-12 18:38:47) |
7. モスラ対ゴジラ
《ネタバレ》 かなり面白かった。これまで東宝特撮映画はほとんど見ていなかったが、思いのほか良く、いまの味気ないCGじゃなくて、スタッフ陣が知恵をしぼって、楽しんで撮っているのが伝わってくる。緊張感もあっただろうが、当時はさぞ生き生きとした現場だったに違いない。そういうのって伝わってくるんだね。 ストーリーはまったく期待していなかったが、商業主義批判を織り込みながら、小美人をうまく使って盛り上げていて飽きさせない。たんにモスラとゴジラの戦いを見させられても面白くないんだが、人間のエゴをうまくからめていて見応えがある。やや間延びしたシーンもあるものの、全体的にかなり楽しく観ることができた。羽を焼かれた成虫モスラが必死に飛び立ったり、高圧電線の出力を上げすぎてぶっこわれるところとか、とても良い。ラストのあっさりした終わりかたも好き。8点に近い7点献上。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-12-12 18:32:06)(良:2票) |
8. ゴジラ(1954)
やけに評価が高いと思ったら、これってただの怪獣映画ではなくて、反戦反核を謳っているからなのがよく分かった。 ストーリーも古さを感じさせるものの、かなり良くできていていた。 でも、肝心のゴジラは着ぐるみだし、東京の街を破壊するシーンは当時はすごい迫力だったのだろうけど、現代ではなかなか伝わらない。 一度は見ておいて損はないと感じた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-11-28 22:36:08) |
9. 魚影の群れ
《ネタバレ》 マグロ漁船というより、海を舞台にして繰り広げられる男女のドラマを重厚に描いている。緒形拳のマグロ釣りは演技じゃなくて本当に釣っていたらしく、迫力が違う。下北の大間や北海道の昔の暗い漁港のシーン、骨太な主人公が目につく。 女を延々と追いかけるシーンや、夜の女の男との喧嘩シーンも印象に残るのこ。 でも全体的に話がまとまっていなくて、合わないと感じた。例えば、そもそも婿の青年がどうして漁師にこだわるのかよく分からない。 最後は感動させたいのか、急によき理解者になる荒くれ漁師も違和感が。 字幕つきで鑑賞できたのは良かった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-11-23 22:38:00) |
10. トップガン マーヴェリック
前作と変わらない点数。こういう臨場感のあるアクションを味わうのはやっぱり映画館に限るということなんだろう。テレビ鑑賞では映像に酔いしれるということにはなかなかならない。平均点も今までは8点オーバーだったが、今後家で鑑賞するレビュワーが増えるにつれて下がっていく一方だろう。 人間関係などの描かれ方も充分とは言えず、戦闘シーンがやたらと長く感じた。ご都合主義や強引さも目立つ。 それにしても前作から36年後。今や中高年となったトムクルーズの見せ方は、青春を過ぎてしまった人間には感じるものがあり、盛り上がる若者に比例して落ち着いた演出はなかなか良かった。 [地上波(吹替)] 6点(2024-11-21 18:25:41) |
11. トップガン
いかにもアメリカらしい作りで、ラブストーリーやその他諸々の展開についてはかなり低い点になってしまうが、F戦闘機のカッコ良さや音楽に救われている感じの映画。 かっこいい主人公の若さあふれる魅力(ときに突っ走りすぎる)が詰まった作品。 途中でややシリアスな展開になるのは意外。 細かいシーンの風景が綺麗なのもプラス点。 [地上波(吹替)] 6点(2024-11-20 22:03:36) |
12. スピード(1994)
アクション満載で息もつけない展開。中だるみもなく、セリフや展開が面白くて高評価も納得。 50マイル以下になると爆発するという設定はスリリングだが、それだと本当は何度も爆発しているのでは?とか、余計なことを考えず観たい作品。 主人公の若さあふれる突っ走りと、ヒロインのサンドラブロックが魅力的で、ラブロマンスもからめるところも良い。犯人役の演技も印象的で、最近のようにヘンに引っ張らないところがいい。 ただし、昔から何回も見ているだけに先の展開が読めてしまうのが個人的にはつらいところ。 [映画館(字幕)] 7点(2024-11-20 21:36:36) |
13. 植村直己物語
《ネタバレ》 全然期待していなかったけれど、とてもスケールが大きくて丁寧に作られている。 まずもって全編を通して迫力ある冬山登山のシーンが多くて圧倒される。どれだけの予算と時間がかかったのか分からないが、よくここまで撮影できたものだと思う。しかもどれもどうやら史実通りのようで、西田敏行さんの迫真の演技もあって実際のドキュメンタリーを観ているようで素晴らしい。 ちゃんと公ちゃんとの関係も最初から丁寧に描かれていて、とてもいい味が出ている。 植村直己さんといえば偉大な人格者を想像してしまうが、不器用なところや奥さんに暴言を吐いたりするところなどの描き方も評価したい。 難を言えば、やはりそれぞれのエピソードがあわただしいので、どれか一つでも冒険を長く丁寧に取り上げてほしかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-11-15 19:04:31) |
14. Wの悲劇
《ネタバレ》 何だろう、前半王道のラブロマンスものかと思いきや、後半にいっきにサスペンス色を増していく演出。よくできたようでも、中途半端なようでもある。舞台のシーンが多いので、演劇に携わっている人には特別かもしれない。 薬師丸ひろ子がこの時代はトップアイドルだった思い入れがある人にとっては特別な存在なのかもしれない、そうでない自分にはとびっきり最高の美人でもないがどこか魅力のある主人公はいたってフツー。この映画で光っているのは一途で男らしい世良公介と、何といっても三田佳子の圧巻の演技。 80年代の元気だった雰囲気はうまく生かされている。それと角川映画はストーリーが分かりやすいのは良い。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-11-15 18:37:02) |
15. きな子~見習い警察犬の物語~
《ネタバレ》 最近みた「マリと子犬の物語」に似てるけど、出てくる人物が善良ではなく口が悪いところは全然違う。もっとも寺脇康文を中心に最後のほうは好感を持てるように作ってはいたけど、文科省選定作品で癒しを求めて観てると、これはこれでなかなかリアルでしんどい。 主人公の成長物語としてはうまくまとめている印象。捜索シーンも冗長ではないし。でも、うどん店を引き継ぐために辞めていった若者にも救いがあったら良かった。 夏帆ときな子との絆が描ききれていないところと、安易に子どもたちに大人気にされているところも残念。 [地上波(邦画)] 5点(2024-11-11 17:41:21) |
16. 北北西に進路を取れ
これは優れたサスペンス映画。 農薬散布飛行機から攻撃されるシーンや、ラシュモア山での逃走劇などアクションシーンも見応えがあるが、主人公とヒロインの駆け引きが面白く、とくに前半の列車でのやりとりには時間を忘れて魅了された。 途中から登場人物も増えてストーリーがちょっとややこしくはなるが、さすがにヒッチコックの名作だけあってハラハラ何が起こるのか分からない展開なのは素晴らしい。6点に近い7点献上。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-11-10 17:58:29) |
17. マリと子犬の物語
文科省認定でないのが不思議な良作。こういう気持ちのいい映画が最近少なくなった。 涙なしではいられない感動シーンを過剰なまでに演出しているものの、ストーリーはとても分かりやすく、ワンちゃん好きにはたまらない可愛さ健気さが胸を打つ。子どもたちの演技もとても自然で良いし、マリたちの犬の演技シーンも大変だったろうに、まったく無理がないように見える本当に素晴らしい。 ただし、新潟地震による被災のシーンが多いので、震災を思い出したくない人にはおすすめしない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-11-03 22:57:23) |
18. ゴジラ-1.0
ゴジラとの戦闘シーンの大迫力は、ハリウッドさながらで素晴らしいとは思う。 が、神木隆之介が主役の朝ドラと錯覚しそうなドラマシーンが長く、しかも演技が不自然でわざとらしく感じるのはマイナス点。 ゴジラが破壊者で徹底的に悪として描かれている一方、立ち向かう人間の正義が全面に出すぎてしまってるとも感じた。 お決まりのご都合主義が目立つし、ラストの再会シーンにも何だか無理矢理感が否めない。 それでも飽きさせはしないし、スタッフ総力を挙げて気合を入れて作ったであろう大作感は充分にあった。 [地上波(字幕)] 4点(2024-11-02 17:06:04) |
19. 踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル<TVM>
《ネタバレ》 刑事が刑事を尾行するという突拍子もないストーリーで、恩田刑事の内面もよく描かれていてまとまっているとは思う。 でも相変わらずゴタゴタしている雰囲気で、とくにスリーアミーゴスのゴマスリギャグの笑えない場面とか多すぎる。 本編が魅力的なだけに、もったいない。でも内田有紀が主演の前作よりは楽しめる。 [地上波(字幕)] 4点(2024-09-30 17:18:59) |
20. 踊る大捜査線番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル<TVM>
《ネタバレ》 女版青島として内田有紀が主演。 それなりにまとまっているとは思うけど、織田裕二が最後にしか出てこないところなどテレビスペシャルとして一度観れば充分かと。 [地上波(字幕)] 3点(2024-09-28 21:52:36) |