1. 素晴らしき哉、人生!(1946)
涙が溢れて止まらなかった。しかし、だからと言って『傑作』とは呼べない。そんな映画って沢山あると思う。どんなに真正直に生きてる善人でも、自分ではどうすることもできない途轍もない不幸な出来事に出会うことがある。誰にも助けてもらえずに死んでいく者もいる。私は本作から主人公ジョージのような生き方を学ぶつもりはない。しかしジョージのような人がいて、もしその人がその人生のどん底に落ちてしまった時は、微力ながら救いの手を差し伸べたいと素直に思った。そしてそれが真に本作から学ぶべきことだと今でも信じている。 8点(2004-05-10 12:48:09)(良:1票) |