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藤村さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 113
性別 男性
年齢 40歳
メールアドレス the_die_is_cast@msd.biglobe.ne.jp
自己紹介 10点は出来云々ではなく、僕の映画観に大きな影響を与えた作品に与えています。

好きな映画監督ベスト3
1.小津安二郎
1.ジャック・タチ
3.北野武
3.ヴィクトル・エリセ

ベスト3と言っておきながら、4人。すいません

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1.  生きるべきか死ぬべきか
「驚愕」という言葉をもってこの傑作に報いよう。
10点(2005-02-01 17:05:54)(良:1票)
2.  トラフィック(1971)
初めて見たタチ作品です。度肝抜かれました。
10点(2004-03-01 16:00:39)
3.  七人のおたく cult seven
小学校3年生ぐらいのときにテレビで見て「こんなに面白い映画があるんだー!!!」と狂喜し、めでたく、『ドラゴンボールZ/とびっきりの最強対最強』と並んで自分のベスト映画にランクインしました。大学生になった今、もう一度見てみたら「なんだこのクソ映画は」とあきれるのが目にみえているので、最高の作品のまま思い出だけに留めておこうと思います。当時、中尾彬が本当に嫌いでした。
10点(2004-02-26 18:52:14)
4.  晩春
小津の最高傑作だと思います。始めの数カットで魅了されます。「北鎌倉駅」の看板のフェードインから始まって、電線と線路、信号、瓦屋根、そして廊下の奥からのぞく女性達と移っていくのですが、この構図が本当に素晴らしくて、始まってたった10秒でうっとりしてしまいました。どこか『丹下左膳餘話 百萬両の壺』のオープニングを思わせました。 この作品の全編の魅力を語りだすと本が一冊出来上がってしまいそうなので、多くは心に留めておくことにしますが、まあもう皆さん見てくださいとしか言えません。笠智衆がつぶやく「明日はきっといい天気だな」という何気ない一言に、決してその言葉面だけでは捉えることのできない父親の心境を巧みに映し出した素晴らしい脚本と、あえて椅子を不自然に並べてまで構図にこだわった最高の映像を、是非堪能していただきたいです。
10点(2004-02-25 12:35:03)(良:1票)
5.  PiCNiC(1994) 《ネタバレ》 
岩井俊二なんていう名前さえ知らない中学一年生時、たまたまWOWOWでやっているのを見た。R指定作品を見るということでとりあえずドキドキ。見てみたら衝撃。それまで映画っていったらハリウッドの娯楽作品しか知らなかったからもう目ん玉をひん剥いた。特にあの先生なんて当時まだピュアだった僕には大ショック。知的障害者が塀の上を歩いて世界の果てまで行くなんていうストーリーも精神的にきつかった。そしてラストシーン。ハッピーエンドしか見たこと無かった12歳の少年が受けた衝撃が想像できますか?人生で一番ショッキングだった映画。
10点(2004-02-12 22:38:35)(良:1票)
6.  大人の見る絵本 生れてはみたけれど
小津って本当にセンスいい。この作品ではバスター・キートンと並ぶくらいの小津の笑いのセンスが垣間見える。「おやつを与へないでください」なんて背中に貼らせてしまうあたり、脱帽。前半から中盤まではコメディタッチのほのぼのとしたテンポで進んでいく。それまでならこの作品は小津の笑いのセンスの良さを証明するくらいにしかならないが、後半話の焦点が中期小津お得意の「父-息子」に移るとさすが日本サイレント映画史上最高傑作と言われるだけのことはあって、僕の父親観を大きく変えまでした。斉藤達雄演じる父親が自分の父親とばっちり重なり、またこの子供達が父親に対して抱く蔑みにも似た感情を同じように少年期に抱いていた僕は、自分の家庭をそこに投影するしかなかった。父親の子供に対する愛と、社会に対する葛藤が切ないほどリアルに胸に響く。たまらなくてたまらなくて、ボロボロ泣いた。僕はそのときまで父親を嫌悪していたが、この作品を見たのを機に少し父親側の立場を理解して許せるようになった。自分の家庭を投影できるかできないかでこの作品に対する評価は大きく違ってくるだろう。いい時期に見たなと、我ながら思う。
10点(2004-02-12 21:07:36)(良:1票)
7.  8 1/2 《ネタバレ》 
この作品とタルコフスキーの『ノスタルジア』は映画芸術のある種の到達点だと思う。10点以外は考えられない。というより現時点での僕の生涯ベスト1作品。世間の重圧や誤解に悩み苦しんで最後自殺してしまう男の話なのに、見終わった後「人生っていいなあ」と思ってしまう。陰気な話なのにほとんど陰気に感じさせない。フェリーニの映像は常に暖かさを失わない。キューブリックの映像に常に被写体を突き放す冷たさが付きまとうのと対照的だ(そのわりにフェリーニとキューブリックは互いにリスペクトしていたらしいけど)。フェリーニの作品は全部好きだが、一番最初に見て一番衝撃を受けたこの作品が生涯最高。
10点(2004-02-12 19:52:00)(良:1票)
8.  人情紙風船
昔、山中貞雄というすごい監督がいた、という話を聞いて早速大学の図書館で本作品を見た。生まれて初めての戦前の邦画だった。戦前の邦画なんて今の学生自主映画くらいのもんだろうという誤った認識を持っていた僕は再生ボタンを押すや愕然。画面には江戸時代にそのままカメラを持って行ったような生き生きとした長屋が映し出された。失礼ながら、想像を遥かに超える出来だった。呆気にとられながら見つづけ、見終わってしばらくは衝撃で席を離れることができなかった。これほどまでに心をえぐる映画を見たのは初めてだったし、しかもそれが戦前の邦画。山中貞雄が20代でこの作品を撮り上げ、そのまま出征して亡くなったという話と合わせて、その場で泣いてしまいたいくらいだった。その後すぐに図書館で山中貞雄関連の本を探してむさぼり読んだ。  ただただ、山中貞雄の最高傑作と言われる『街の入墨者』のフィルムがいつかどこかで発見されやしないかと心から祈っています。
10点(2004-02-12 19:32:13)(良:2票)
9.  スティング
WOWOWでたまたまこれを見た翌日、ハンチングとトラックスーツを買いに行き、髪の毛を黒く染めた。フッカーになりたかった。携帯の着メロはしばらく『The Entertainer』だった。高校二年の夏休み最終週の思い出。
10点(2004-02-12 19:11:23)
10.  十二人の怒れる男(1957)
深夜2時頃だろうか、夜更かししてチャンネルを回していると『ダイアモンドシアター』がちょうど始まった。偶然にも今日はこの番組の最終回。最終回を飾る作品がこの『十二人の怒れる男』だった。それまで白黒画面に強い抵抗を持つミーハーな映画ファンだった僕だが、「名作!傑作!」と連呼するコメンテーターに騙されたつもりで見始めた。「クラシック映画なんて所詮おっさんの思い出話だろう。まあそんなに面白いって言うんなら見てやるか」と。思えばこれが運命の分岐点。やられました。『タイタニック』が史上最高傑作だと疑いもしなかった映画観が快く崩壊。僕の新たな映画人生のメルクマーク。     という思い入れのある作品なので内容とは関係なく10点満点。このまえ再見して、ボリス・カウフマンのカメラに驚嘆。世界一“暑い”映画。
10点(2004-02-12 19:04:05)(良:1票)
11.  黒い罠
ウェルズに対して「50年も前にこんな映画を作るとは・・・」なんて今さら言うのはおこがましい限り。僕らは映画の全てを知ってしまった男(“しまった”という言葉がまさにふさわしい)の手になるこの大傑作に黙って見とれていればいいんだ。そう痛感させられた。オーソン・ウェルズという映画の神様がこの世に遣わせてくれた才能の、おこぼれにあずかることができるだけでも幸せなんだと。 ちなみに冒頭の長回し、ポール・トーマス・アンダーソンが『ブギーナイツ』でやってますね。
9点(2005-02-01 07:47:24)
12.  のんき大将 脱線の巻 《ネタバレ》 
 ようやく観ることが出来ました。しかもスクリーンで!カラーバージョンの方です。あの強烈な色使いはまだ片鱗を見せている程度ですが、驚異的な演出力と音に対する感覚の素晴らしさは既に際立っています。まあとにかくこの作品、後のタチ作品と同じく徹底的に奥行きにこだわって作られています。ようやくの思いで立てたポールの上にはためくフランス国旗に広場に集まった人々が敬礼しているのを、二階から見下ろすフランソワが自分に対するものだと勘違いしてそれに答えてしまうシーンのあまりの素晴らしさに、手元に持っていたコーヒーをこぼしてしまいました。きっとタチなら、コーヒーをこぼしただけでまた一騒動起こしてくれることでしょう。  この作品の見所は、とにかくまだ若々しいタチによる体を張ったアクションです。自慢の自転車で町から町へと疾走しては行く先々で問題を起こすフランソワ。自転車で、また自らの足で全力疾走し、川にダイブまでしてしまう、こんなにエネルギッシュなタチは見たこと無い!是非是非、自転車に飛び乗る練習に励むタチを見てやってください!   スラップスティックコメディはよく「チャップリン的」か「キートン的」かといった色分けがされますが、タチという作家は厄介ですね。過剰な動きと一つ一つのギャグはチャップリンを思わせますが、無口なキャラクターと映画的構造をフルに活用した演出はキートン的です。自転車一つをとってみても、木の柵の向こう側を手で押している自転車に乗ろうとするところで、木の柵が邪魔してなかなか乗ることが出来ない彼はチャップリン。坂道を意思を持った生き物のように転がっていく自転車を必死で追いかける彼はキートン。ひょっとしてジャック・タチはチャップリンとキートンの実の息子なのでは?と思ってしまいます。まあ、小男の二人からどうして長身のタチが生まれたのかという疑問は残りますが・・・(男同士だろ、というつっこみはやめてください(笑))
9点(2005-01-30 18:23:55)(良:2票)
13.  シティ・オブ・ゴッド
これはやられた。彼らは何故殺人を犯すのか?「太陽がまぶしいから」だな。  リトル・ダイスが殺人を犯して恍惚に浸るときの表情には心底ゾッとした。そしてふと思った。10年前のえなりかずきならあれを超える「映画史上最も恐ろしいシーン」が実現できたはずだと。
9点(2005-01-25 18:40:47)
14.  霧の中の風景
ヘリコプターが飛ぶシーン以外、全て曇天ですね。劇団と出会う場面の木がとても美しいです。
9点(2004-02-26 04:52:07)
15.  ミツバチのささやき 《ネタバレ》 
草原の一本道をトラックがやってくるファーストショットからやられました。最高です。再生して1分で9点決定してしまいました。あとの99分はただただアナ・トレントの超越的可愛らしさを瞳にとどめるだけで充分! 映像しか見ていなかったのでストーリーはあまり把握できませんでしたが、プロットで固めていくタイプの映画ではないので話についていけなくても辛くはありません。それでも、100分間できっちりストーリーを消化しているなということだけは分かってとても好感を持てました。 父親が毒キノコを踏み潰したとき、それを見つめるアナ・トレントの哀しげな瞳がなにか自分にも向けられているような気がして辛かったです。
9点(2004-02-23 11:48:15)(良:2票)
16.  ベルリン・天使の詩
小津、トリュフォー、タルコフスキーをファーストネームで呼んだところに感動した。 「驚く」というのは生きている証だと作品内で語られるが、とすると僕はこの作品の鑑賞を通して「生きていること」を確認したことになる。悩むことも愚痴をこぼすことも生きているからこそ、と天使の視点から暴かれる生の実感。悩める人への救済の映画。人生に絶望している人はこの映画を見て、そして聞いてほしい、ピーター・フォークの言葉、「You are not the only one.」を。
9点(2004-02-20 08:11:41)(良:3票)
17.  散り行く花
守ってあげたい女性NO.1 リリアン・ギッシュ。彼女なくしてこの作品は成り立ちません。
9点(2004-02-19 09:24:05)(良:2票)
18.  HANA-BI
文句無しに9点(事実上の最高評価)。日本映画史上屈指の作品。
9点(2004-02-19 09:16:30)
19.  ゲームの規則
初めて見たときは誰が誰だか人間関係が全く把握できず困惑した。2回目の鑑賞で最初のキャスト紹介を確認しつつようやくその人間関係の悲喜こもごも恋愛・友情の絡まりあった群像劇の全体像を把握することができたとともに、その立場・階級の上下左右を貫き通す人間に対するシニックな洞察の深さに見終わった後しばらく放心した。とても印象に残るパン撮影も含めて、どこまでも優雅であり続けるルノワールのカメラだが、なぜだろうか画面からは登場人物を少し突き放すような冷酷さをほのかに感じる。愛すべきオクターヴでさえそうだ。室内の会話でも決して人物には寄らず、ときにはロングショットさえ使う徹底さがそう感じさせているのだろうか。全ての人物が敗者という物悲しい結末は、ルノワールの人間観を予感させる。それにしても1シーン1ショットを原則としていながらこれだけ人物の出し入れが多いと演出はさぞ大変だろう。人を動かすのがうまいなあと感心した。 ラストシーンはどこか『ミスティックリバー』にも通じるものがある。
9点(2004-02-14 10:45:28)(良:1票)
20.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺
ファーストカットからその頭抜けた映像センスに驚愕。省略法の使い方はルビッチよりもうまい。これは天性のものとしか思えない。映像、構成、テンポ、全てが完璧。ただ、さすがに古さは感じる。 <追記>戦後GHQの規制によってカットされ、現存しないとされていた殺陣シーンの一部のプリントが個人のコレクションから発見されました!元々約2分の殺陣シーンのうちの40秒ほどらしいです。5月に発売されるDVDに収録されるらしいので是非是非見たい!!待ち遠しいばかりです! (2004/2/28)
9点(2004-02-13 13:33:23)(良:1票)
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