1. デブラ・ウィンガーを探して
コメントを読んで、人それぞれの見方があるんだなーと感じました。 私は自分がこれからどう働いて、結婚・子育てしていくかを調度考え出していた時期だったので、女優としてではなく一人の女性としての彼女達の発言(確かにどこまで本音かは分かりませんが)に、結構共感しました。 もう一度くらい見直したいなと思った。 あと、特典で女優ごとに発言をまとめたものがあると便利ねなんて思っちゃいましたが。 7点(2004-06-15 09:24:49) |
2. めぐりあう時間たち
この映画は“感じる”映画だと思った。 登場する三人の女性達はみな、喪失感と虚無感にとらわれ苦しんでいる。彼女達にとって、生きることそのものが苦痛なのだが、そこまで追い込まれた理由について作品の中では詳しく述べられてはいない。 ただ“ある1日の出来事”が淡々と、同時にもの苦しい程濃縮された時間として描かれている。そこでは、生きること=苦しみという前提が容赦なく私たちに突きつけられてくる。 朝目覚め、花を買い、忍び寄る死の影を身近に感じる。 彼女達の苦しみの中に自らの不安、苦しさ、疑問を見出した時。 私たちは4人目の登場人物となる。それがこの作品を良いと思うかそうでないかの、境界線になるのだと思う。 10点(2004-05-10 16:19:50)(良:1票) |
3. トゥー・ウィークス・ノーティス
周りの評判がいいのと、ちょっと軽く観れる作品がみたくてチェック。キャスティングの良さに尽きる映画だと思います。 サンドラ・ブロックのちょっと頬を膨らませてぷぅって息を抜くところが可愛いい。あれだけの美人がやるから憎めないんだろうな。デンジャラス・ビューティーのスタッフと一緒ということだけど、こういう化粧っけの無い芯の強い女性をやらせたら(しかも美人なことを本人は意識していない)もう右に出るものはいないでしょう。 コンプレックスを隠し持った良家の坊ちゃんって役どころを、ヒューが演じたのも良かった。 役者で魅せる作品でした。単純に面白かったです。 8点(2004-04-28 09:48:28) |
4. 旅立ちの汽笛
キルギスという点に惹かれてDVDで鑑賞。 主人公の少年は、監督の息子で、自分と父親がモデルらしい。 父と息子の葛藤を期待していたが、それほどでもない。 また恋愛面でももっとホロ苦い感じかと思ったが、奥手な少年となっている通り、やっぱりはっきりしない。 ただ、友情や将来への不安感、初々しさを感じた。 今どき”の映画にはない純朴さを求める人にはお進め。 5点(2004-04-27 15:35:47) |
5. チョコレート(2001)
《ネタバレ》 コメント読んでいると評価が分かれていますね。 ハル・ベリーの出世作ということですが、確かに彼女の演技は良かったと思います。 ただ、メッセージ色が強く構成もしっかりとしている割には、何もかもが中途半端になってしまっている―それが私の低評価の理由です。父親と息子の問題は、自殺と養老院という形で逃げ出したまま終わりですし、恋愛に関してもヒロインが恋人の過去=夫の処刑に立ち会った看守であることを知った時点で終わってしまい、「そこからだろー」って感じでした。ただし、最後にハル・ベリーが見せた愛情と憎しみが入り混じったかのような複雑な表情が、救いになっていると思う。 それも受け手側の想像力に任せたものだけど。 言いたいことは良く分かるし内容も悪くない。でも描ききれていない、それが結論です。 久々に観終わった後、腹が立って仕方がなかった。 4点(2004-04-13 13:12:50) |
6. 夏至
時間の流れがゆったりとしていることが心地よかった。 何だか懐かしい気分。ベトナムは憧れの場所だ。 確かに映像の美しさと現実は相容れないと思う。 女達の唄う歌が印象的だった。 内容と、配給会社のPRが違う気がした。 最近のDVDは国内版とオリジナルの予告をおまけにしていることが多いから、確認したら全然違った。 日本人好みの“母の恋人”ではなく、普通の日常を描きたいのだと思った。胸のつかえがすっと下りた。 7点(2004-03-30 17:14:39) |
7. ムーンライト・マイル
《ネタバレ》 ダスティン・ホフマンってこんな笑顔が出来るんだー。やっぱりスーザン・サランドンって、演技力抜群だな~と。 主人公の婚約者への感情に関しては、確かにもう少し違う表現の仕方もあったと思います。だけど裁判での告白シーンは、じんときました。止めてしまった時間を再開するには、莫大なエネルギーを使うんだろうなと。ただそれが、新たな恋から生まれたエネルギーってとこが、個人的には面白くありませんが。 魅力ある女優さんだったので、許してしまう・・・。つまりは役者の魅力に頼りすぎな気もしますが、そこそこいい映画でした。 でもこれだけの配役のわりに、告知を見なかったのは何故だろう・・・。 5点(2004-02-26 10:02:54) |
8. 姉のいた夏、いない夏
死んだ後に残された人の傷と、その再生の物語だと思うのですが。確かに姉妹に見えないのが痛い。 時代背景とか考えると、姉の行き方には共感が持てます。 ただ、一回見ればいいのかなと。そういう映画でした。 6点(2004-02-24 11:44:53) |
9. ホワット・ライズ・ビニース
《ネタバレ》 ハリソン漬けの一日でした。(TVで6デイズ~やってたので)はっきり言って怖いです。血を流したまま追いかけてくるのには、かなりびびりました。 ただストーリーとしては、ちょっと弱いかなと。 主人公2人が演じる意味はあまり感じられませんでした。 確かに役の枠を広げる為なのでしょう。 6点(2004-02-07 11:53:56) |
10. 8人の女たち
カトリーヌ・ドヌーヴは、相変らず綺麗だなぁと、いう映画でした。どうも話の展開がテンポが悪い。 衣装や、最後の種明かしはミステリファンとしては楽しめましたが・・・。 3点(2004-02-07 09:31:27) |
11. まぼろし
監督との相性が悪いのか、『8人の女達』も、キャストと最後のエンディング以外、あまり興味が持てなかった。 今回、夫の失踪(自殺?)による、愛する人を急に失った際の喪失感が、テーマだと思うが、ご主人のまほろし?が、リアル過ぎて、最初は過去の回想シーンかと思ってしまった。 他の方のコメントを見て、何となく考え直したが、やっぱり主人公にも共感できない。年を重ねた夫婦にしか分からないのだとしたら、ちょっと見るのが早すぎたのだろうか? にしても納得いきません;; 4点(2004-02-07 09:28:39) |
12. 隣のヒットマン
マシュー・ペリーが好きで観たのですが、あっという間に恋に落ちるのがちょっと、納得いかないです。 殺し屋と隣人の友情物語としてみると面白いかな? あと殺し屋志願の女の子。脱ぎっぷりも見事でかなりかっこよかったです。 5点(2004-02-03 13:23:31)(良:1票) |
13. 猟奇的な彼女
前評判が良いだけに心配していたのですが、最後に来て「やられた!(笑)」って感じで。先が読めても不思議じゃないのに、気付かなかったのは、ストーリーのテンポの良さのお陰でしょうか?とても気分よく観れる私は好きな映画です。 9点(2004-02-03 13:16:29) |
14. 愛しのローズマリー
エンドクレジットの、スキーのシーンがかっこよくて。 それに、色んなコンプレックスってあると思います。 だから、考えた。外見であの年になっても女性を見れない主人公は、確かに馬鹿みたいだけどそれも子供時代のトラウマみたいなものだし。ぜひ男性に見てもらいたいなと思いました。 7点(2004-01-23 11:26:56) |
15. 赤目四十八瀧心中未遂
人に誘われて見に行きました。 表題の瀧のシーンは印象的な部分もあったけど、もっともっと踏み込んで撮影してもよかったのではないかと思います。 それが、主人公とヒロインの心情を表すように。 個人的には期待していたものとちょっと違いました。 新人の主人公を囲むキャラが、濃すぎたのかなと。映画を見てから、原作を読んでみないと分からないと感じました。 大楠道代の演技力に圧倒されました。一番かっこよかったです。 原作も今読んでいるのですが、確かにいろいろと考えさせられています。 6点(2004-01-10 13:14:42) |
16. 花様年華
公開時、OLのミニシアターブームの火付け役って感じで、 かなり話題になりましたね。それに加えて、不倫の恋というキャッチが気に食わず(笑)寝かしていた映画です・・・。 監督がウォン・カーウァイだと見終わってから気付き驚きました。で。やっぱり好きになれる時に見れてよかったな。と。 基本的に片想いの映画が好きです。 恋愛に限らず、胸がギュッって掴まれるような苦しくなる映画。 なので、不倫という言葉で片付けてしまうのには反対。 色彩感覚とちょっとノスタルジックな音楽も気に入りました。 ただし、自分の心境によってのめり込み度が変わる映画だと思います。私は好きな映画です。 8点(2004-01-08 16:08:37) |