1. コングの復讐
《ネタバレ》 キングコングの続編。ただ、前作に比べると、ストーリー、雰囲気、サービス、壮大さ、他怪獣のからみ、コングの息子の大きさや凶暴さ、パニック感すべての面において何倍も劣っている。前作と同じ気分で観れば、そら、みなさんの評価も低くなるってもんです。でも、前作のスタッフが作っただけあって、映画としてそれなりのクオリティーは保っていると言ってしまいます。これ以降、CGができるまでの、B級怪獣映画の多くを観たけど、それらと比べてみても、このクオリティーを保てない映画のなんと多いことか。1時間そこらしかないくせに、前半30分も、ただの人間ドラマだったり、島が沈んでいくのに、手漕ぎ船で脱出なんて無理だろうとゆう不自然さがあっても、ちゃんと最初から最後まで映画として俺は楽しめたんだから、それはやはり娯楽映画としての演出や、人との合成シーンや、パペットの生物感が、それなりのレベルがあるってことだと思います。前半のドラマでも、本物の猿が演奏するシーンは特にかわいかったし、興業主のその後の顛末って感じで楽しめる見所もあり、後半の島でのやりとりも、角の恐竜に追われるシーンの怖さはやはり迫力あるし、なにより人と怪獣たちの合成シーンの構図がうまい。ちゃんと怪獣たちと絡んでる感がある。コングの息子は前半の本物のサルにもまけないくらいキュート。仕草とか、ほんとに存在してる感がありました。まー、ちょっとサービスしすぎで、変に人間っぽいとことかあって、それが残念だったけど。大きいクマやドラゴンみたいな奴との戦闘シーンも見ごたえ十分。そして、ラストの絵ずら。コングの手に抱かれた主役。絵がかっちょいーよ。ほんと。前作ほどではないので、10点あげれないけど、腐っても鯛、悪くなかった。キングコングを観た後にオマケ的な感じで観ればちょうどいいかも。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-30 05:33:32)(良:1票) |
2. 超人対火星人
これは、フラッシュゴードンとゆうアメリカで人気のあったドラマシリーズの映画化でして、連続ドラマでシーズン4くらいまであります。で、ちょっとややこしいんですけど、只今、DVDで出てる「超人対火星人 マーズ・アタック」の方はシーズン2のドラマを再編集して映画化したものです。ただし、ここのレビューでは97分になってますが、実際は67分です。200分くらいのものを67分にまとめてるので、内容的にはめちゃくちゃになってます。しかもシーズン2の続編なので、前作ありきで話が進み、昔のドラマなので、突っ込みまくれるとこがいっぱい、モンスターのたぐいは一切でません(土人間ってのが出ますが、おしろいしたメイクのみ)。シーズン2自体がおもんないのか、キャラ性も薄いし、みんなウロウロしてるだけの印象で、とにかく、まったくおもしろくなかったです。0点です。ただ、もう一つ、実は、超人対火星人とゆう題名で、97分の映画があります。これはシーズン1を再編集映画化したものですが、こちらはソフトでは「宇宙帝国の反乱」とゆう題名に変更されてますが、初公開時には「超人対火星人」ってゆう題名だったみたいです。こちらの映画は観てませんが、元のドラマの方は最近観ました。スペース・ソルジャーって題名です。こちらは、やはりはちゃめちゃで突っ込みまくれるドラマですが、ホークマンやシャークマンなどの亜人種、トカゲドラゴン(本物のトカゲを拡大合成)や怪獣(キグルミ)が色々登場し、それなりににぎやかなスペオペになっております。テンポも全13話が危機また危機の連続で悪くないです。こーゆうの昔のアメリカ人は好きやろな~、人気があったドラマってのもなんかうなずけます。楽しいスペオペです。女優さんきれいです。毎回、色々あります。本物の虎が女優さんに飛びかかったるする場面もあります。キャラも多いです。登場人物の思考が恋愛中心なので笑けます。でも、そーゆうのが昔のSFファンタジーっぽいし、主役は毎回、危機にあってそこで次回へ続くなので、次回も観てしまいます。俺は5点くらいは楽しめました。ただし、今の感覚で観れば、ちゃちくてバカなだけなので、もちろん0点です。 [DVD(字幕)] 0点(2008-11-24 20:29:10) |
3. 吸血鬼(1931)
一人の魔にとりつかれた男がとある村にやってくる。そこで奇妙な体験をするって話。わかりやすいエンターテイナーな吸血鬼映画が好きな人にはまったくもってオススメできない。まるで夢の世界、ってな感じで 途中から話がわかりにくくなる。どれくらいわからなくなるかとゆーと、100選DVDの冒頭解説の淀川さんが、DVDに収録されてるこの映画とあきらかに違った解説するくらいわからない。ただ、映像から伝わる不気味な雰囲気はかなりよい。釜をもつ男が鐘を鳴らすシーン、影が彷徨うシーン、主人公が幽体離脱するシーン、死体から見る風景、など、幻想怪奇って言葉がぴったりって雰囲気。途中何度も登場する吸血鬼を文字で解説するくだりも興味深い。吸血鬼が悪霊を倒すこともあるんだって。へ~。夢のような映画なので、途中ほんとうに眠ってしまう人も多いかもしれないが、短めなので、よく睡眠をとってから御覧あれ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-17 17:25:12) |
4. 肉の蝋人形 (1933)
リメイクとこれなら断然こっちをオススメ。なぜならリメイクよりセットが豪華、キャラがたってる(特に主役)、登場人物も多彩、古い分ちょっとはオドロオドロしさがある。でも妙に明るい雰囲気なんは、元々そーゆうのを目指した映画やからかな。なんか題名から想像するよーな猟奇的な臭いはそんなにないねんけど(リメイクもそうやけど)。特にこっちは主役が変に明るいし(でもそこがいーのもある)。健全なサスペンス。話はリメイクとほぼ一緒ながら、多少こちらの方が複雑。新しい方を先に観てしまい続けて見たんで、ちょっとあきてしまって評価低め。ごめん。 3点(2005-01-20 17:15:43) |
5. フランケンシュタインの花嫁
《ネタバレ》 俺としては「フランケンシュタイン」より数倍おもろかったな~。こんなヘンテコな出来(いい意味)の映画とはおもってなかったんで、びっくりやわ。特に下のレビュワーの方々もふれてますが、最初の原作者登場が最後のオチになってるとことか(花嫁ってお前かい)、小人とか(ここは笑えた)。それに音楽がちょっとコミカルやったりロマンチックやったり、やのに簡単に人殺してるし。その変の映画全体がどこを目指してるのか、わからない感じが非常に楽しい。ところで、フランケンシュタイン博士は新たな命の創造に興奮してたんやけど(命を作った俺は神とも言ってた)、こんどこそ、エリザベスとまっとうで自然な方法で新しい命を生んで欲しいとなんか思いました。ちなみに、当たり前やけど、やっぱ「ヤングフランケンシュタイン」は「フランケンシュタイン」と本作品を観た後に観るべきやった~。パロッた部分が理解できて笑えたのに。ちなみに題名ですが、やっぱり博士の嫁ってことになるんやね。怪物の方じゃなくて。まさかエリザベスをさしてるんじゃないとは思うけど。 7点(2005-01-12 00:01:28) |
6. 魔人ドラキュラ
俺はどっちかゆうたら、ハマーの「吸血鬼ドラキュラ」よりもこっちの方がゴシック感たっぷりあってよかったな~。なんか舞台とかスケールあるし、白黒なんも雰囲気でていいし。ただ映画自体のテンポはめっさゆっくりやねん。しかも音楽ないから静か。淡々としてるし。だからせっかちな人はイライラするかもしれん。それにどっか演劇チック。でもドラキュラの映画観てますね~ん!って感覚はすごく味わえる。ドラキュラ像も、もうすでに死んでる人間って雰囲気がすんごい出てる。特に冒頭、棺おけから登場して、ボーッと突っ立ってるシーンとか、一度棺おけに入って眠ると、周りでガタガタしてもピクリともしないとことか。今まで観たドラキュラで一番しっくりくるってゆーか、リアルに感じた。かまれた人がおかしくなって、精神病院へ行くってのもゾクゾクくるやん。ほんと映画全体から異様なオーラでてます。ただ、やっぱ、静かすぎて、少々退屈ではあるザマス。 5点(2005-01-07 11:35:53) |
7. フランケンシュタイン(1931)
とりあえずフンガー!(すんません意味はないです)。んで感想やけども、昔のホラー?なんで、えらくあっさり作られてた。テンポがいいとゆーか、ハショリすぎとゆーか、ラストも、これで終わり?ってな感じにサラッっと終わってるねん。ただ一時間そこそこの映画やけど、それでもちょっぴり長く感じてまうのは、最近、初めて観たにもかかわらず、有名すぎるのでストーリーはだいたい知ってるし、音楽もほとんどないからかな~。ただ、この映画観てると、やっぱり、あの怪物に感情移入してまう。ってゆーか、悲しい生き物に思えてしまう。犯罪者の脳で作られた一応悪役?モンスターやろうねんけど。だからラストが妙に釈然とせーへんのかな?悲しい生き物ってニュアンスは狙って作られてるんやろか?多分狙ってると思うけど。でも少女を無造作に投げ込むねんな~。ちょっとびっくりしてもーた。このへんの純粋と怪物のサジかげんは昔に作られたのに、結構すごいって思ってもーた。でも全体的にやっぱり、今の時代に毒されてる俺からしたら、なにも感じることなく、サラッと終わって、フランケンの古典映画観ましたって満足感だけが残っただけやったかな。 5点(2004-12-31 18:06:45) |
8. ミイラ再生
あ、へちょちょ様、どーもです。今から、この映画のレビューを恥ずかしながらさせていただきます。今のところ二人しかいませんので恐縮でありますが、よろしくお願いします。えーっと、この映画自分はちょっぴり眠かったであります。あ・・てゆーか、ねむ・・かったのは多分、自分が寝不足だったためであります。自分にとってはこの映画、包帯巻いたミイラ男が「ウワーッ」ってゆうのを期待したのでありますが、包帯モンスターは前半ちょろっとだけで、後はずーっと外見がおっさんの物語で全然期待はずれでした。でも、でも違うんです。それは違うミイラ男の映画でした。自分の勘違いでした。これはモンスター映画とゆうよりも、一人の女性に思いをはせ何千年もの眠りから蘇った男の悲哀を描いた悲しいラブロマンスだったんですね。だから派手なアクションやドキドキする怖さなんてまったくなくて少々退屈でしたが、あ、てゆーか退屈なんてもってのほか。そんな浅はかな感覚はトッとと遊園地いってジェットコースターのってこい!ってなもんで、この映画の魅力はそんなお子様感覚ムービーではないと思います。とにかく再生した男のなんと不気味な眼光であることか!こんな目はちょっとやそっとではできません。そして煙漂う水面に映し出される過去の映像のなんたる幻想的なことか!そーゆう深い映像を淡々としたリズムとともに描き出される男の執念にあわせて味わえば、そこはもうエジプト。あ、今気づきました。多分、自分が眠かったのは、この映画から発散される呪いによるものだったんです。それくらいのパワーがこの映画にあると思います。だから、ちゃちなモンスターがでてきてウワーッとゆうような馬鹿まるだしの映画をお求めの方にはまったくあわないでしょう。もっと深いと思います。以上が自分のレビューであります。ありがとうございました。あ、点数は・・ごめんなさい。お子様の自分にはちょっとあわなかったみたいです。 3点(2004-12-14 08:59:26) |
9. モロッコ
最近、古い映画にはまってて、なんとなくレンタルで見つけて、これ観たんやけど、マジっすか。マジあれで終わりっすか。あっさりってゆーか、ばっさりってゆーか。ほんま古い映画って、変にダラダラしてないから観やすい。わかりやすい三角関係の映画、男と女の業をダイジェストで見せてもらったって感じやった。壮大なバックミュージックなんてないけど、白黒独特の味があって洒落てるので、昔の映画にはまれば観て損はせーへんと思う。俺は結構はまって観たけど。恋愛映画もこーゆう感じですっきり見せてくれるとおもろいね。しかし不憫やの~、残された男は。ま、現実世界じゃ、ほとんどの人が、安全パイを選ぶと思うけどね。あの後二人が幸せになったかどーかが知りたい。ま、普通は不幸になるんやけどね。と考えてしまうあたり、俺も青いんやね。たぶん。 5点(2004-05-04 14:02:10)(笑:1票) |
10. バルカン超特急(1938)
ヒッチコックなんて全然観たことなかった。古いから。今、観てもしょーもないって思って。んで、最近、古いものえーなーって思うようになり、これを観た。ちょっとびっくりしたんはサスペンスや思ったら、コメディーやったから。だから緊迫感なし。銃撃戦もしょぼすぎる。でも悪くはない。全体的に舞台劇みたいな雰囲気。ヒロインの人はめちゃくちゃかわいいわ。見た目もそーやけど、仕草とかも。特に列車の倉庫で格闘するのを助けるとことか。白黒の映画ってほんま女優さんとか神秘的にすっごくかわいく見える。それにアンティーク感もあるし、多少しょぼくても許せてまう。ラストのオチとか展開とかほんま今作ったら馬鹿にされるとは思うけど。今の時代から観るとストーリー的にリアリティー感低くて漫画チック。突っ込みどころも沢山ある。だからその辺はわりきって観なあかんとは思う。でも映画自体のノリはかなり好き。それにまた観たい映画かな。 7点(2004-04-17 19:21:01)(良:1票) |
11. キング・コング(1933)
モンスターパニック好きや冒険映画好きにはかなりオススメ。俺、白黒で昔の映画やから絶対しょぼいと思ってたけど、やっぱ名作って時代を超える力があるんやね、これ、今観ても十分おもろい、ていうかおもろすぎ。今の映画にありがちな無駄なダラダラした展開なんてなく、最初はちょっと人形っぽいモンスター達も観てるうちに、ほんまに生きてるような感じに見えてくる。CGなんてなくても、こんなに迫力ある映画が作れてまうんやけど、ま、それも古典というノスタルジックな感覚がそう見せるのかもしれん。もし、今同じように作ったとしても多分おもろないから。古いからこそおもしろい、白黒やからこそ味がある、でもそーいう映画の中では飛びぬけておもしろいとは思う。ちなみにハリウッドにあるユニバーサルスタジオでは、トラムっていう乗物があるんやけど、それでキングコングに襲われる体験ができる。これが迫力あってなかなかおもろい。この映画は最近観たんやけど、なるほど、あの場面があのアトラクションなのかと後で知った。この映画観てから乗ったほうがもっとおもろかったかも。また行ってみたくなったわ。残念ながら日本のUSJにはないんねんなー。ぜひ作ってほしいっす。 10点(2004-04-17 15:10:07)(良:2票) |
12. 街の灯(1931)
これ実は映画館で観たんや。小さい映画館で特別に上映するってゆーから観にいった。それが初めて観たチャップリン映画やねん。腹抱えて笑ってもーた。特にボクシングシーン。映画館であんなわろたんは他にない。まー学生時代やから若かったんもあるけど。ほんで最後にほろりとさせる。無声映画ってのもあるけどなんかアンティークな感じした。それからはチャップリンにはまって色々観たけど、これが一番好きやわ。 10点(2004-03-31 22:00:38) |