1. 女王陛下の007
異色作であーる。007の中では比較的、毛色が違うとゆーか、なにより007が結婚するってのが一番の異色なんだけど、それに適合させるかのよーに、映画の雰囲気もハリウッドよりとゆーより、ヨーロッパよりな感じがしました。だもんで、終わり方もすごく衝撃的。僕としては敵のアジトで、次々と女性の部屋に夜這いにいく007が、あほなのと、いきって変なタバコの吸い方する悪者が007をわざわざ脱出できる場所に監禁するのがあほでした。いい意味ですけど。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-04 12:30:16) |
2. 007は二度死ぬ
ボンドが日本人に整形する、しかも施術は全員なぜかビキニな女性。エロい。しかも日本人に化けてからの方が、やたら襲われる。んでもって、任務のために偽装結婚するのだが、相手が不美人と知って、任務よりずっと気にしている。で、実際は美人だったので、ニンマリ。てゆーか、そんときの、ショーン・コネリーの演技力がすごい。素と思えるほど、自然。まー、そんなこんなで、ストーリー自体は大したことないですが、日本人なら楽しめて、そんなに退屈しない映画でした。あと、ボンド映画といえば、観光映画でもあり、毎回、いろんな場所のらしさを微妙に違う異世界で表現していますが、日本なら、何を出すのか、実に興味深く見れました。相撲、海女、そして忍者を出してきましたか。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-30 14:45:22)(良:1票) |
3. 007/サンダーボール作戦
「ダイヤモンドは永遠に」の後に見たからか、わりとそれなりに出来た映画でした。スペクターもそれなりの不気味さで悪巧みもいい感じで、映画もそこそこ真面目だし。しかし、このスペクターのボスが「ダイヤモンドは永遠に」で、なぜ、あれだけ、ちゃちくなるのか、シリーズで見ていると、突っ込めます。敵、味方、入り混じっての水中戦は、この時代のボンド映画として見れば、悪くはなかったです。細かい点を見れば、はぁ?って箇所がいくつかありますが、まー、ボンド映画だし、こんなもんじゃないでしょうか?しかし、真面目になったり、コメディーになったり、ちゃちくなったり、予算かけたり、映画によってこれだけコロコロ変わるボンド映画を見ていると、なにがボンドらしいのか、人によって様々だと思いますが、僕は、最初に出てきた、ボンドの空中移動装置と、ボンドカーの水鉄砲&弾除け装置がいちばん、ワクワクできました [DVD(字幕)] 5点(2013-11-27 14:20:15) |
4. 007/ゴールドフィンガー
帽子は投げるものってのを改めて教えてくれます。今回も敵のおまぬけ感は相当なものですが、基本、ボンド映画の悪者はみんな異常者なので、これはこれでいいのだ。多分。金粉全身に塗ったら皮膚呼吸ができずに死ぬってのは、ここが発祥か?色々仕掛けがあるボンドカーの登場で、ボンド映画の原型があるていど確立。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-25 18:22:20) |
5. 007/ロシアより愛をこめて
悪者のボスはだいたい猫をなでているってのは、この映画からはじまったのか?とか、スパイ専用ケースは、楽しいおもちゃだなとか、んなちょっとした発見はありますが、この映画のゆるさ加減は前回と同じでした。ただ、女スパイがいつボンドに寝返ったのかわからん。ボンドがやたら首のリボンを押しますが、確かに、女スパイの首のリボンは彼女を数倍色っぽく見せてますな。僕のおもしろポイントは、なんだかホノボノしたスペクターの訓練養成所。敵組織の裏側をモロに見ちゃったって感じで、笑けます。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-25 18:15:07) |
6. 007/ドクター・ノオ
ボンド映画、改めて見てみようと思い見てみたら、あーた、なんだこのトンデモグダグダ映画は。こんなだったけ感が時代とともに味わえます。ボンド映画にはある程度、お約束があって、ボンドはだいたい敵につかまる。ほんでもって、敵はなかなかボンドを殺さずってのが、もうこの頃からばっちりあるんですが、それでもこのオマヌケ感は、ボンド映画が好きでなければ、あまりおすすめしません。ただ、扉が誰かに開けられたかどーかを確かめるために、髪の毛を扉にはっておくってのは、この映画から始まったのかな?とか、色々おもしろい発見はありました。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-25 18:04:06) |
7. ラオ博士の7つの顔
《ネタバレ》 住民をすべて追い出し町を買収したい権力者、それを阻止し、なんとか町の人に今まで通り町を守ってもらいたい主人公、そんな二人が対立する街に、ヘンテコな中国人がやってきた。彼はサーカスをひらき、町の住人を招待するが・・って話。西部劇なんかでよくある放浪者が町を救ってさってゆくって話に似てる。町を救ったのは変な魔法が使える中国人。その方法は暴力ではなく、みんなに不思議なサーカスをみせること。彼が何者なのかはいっさい謎だが、意外にもジーンとくるいい話。サーカスに憧れる少年に世界はサーカスだと説くくだりは特にジーンときた。この映画の盛り上がることろは、なんといっても二日間開催される不思議なサーカス。メデューサ、アントニウス、マリーン、などのファンタジー界の住人が登場。この中でもアントニウスの占いが特に印象的。中年の夢見るおばさんに現実を容赦なくつげるくだりは悲惨だったけど人生の心理をするどく説いてる感もあって、なんか考えさせられました。クライマックスのドラゴンも、特撮はチャチーけど空気にふれてでっかくなり人を襲う様が不思議な魅力がありました。最後はなんだかちょっとジーンときちゃって、思わず、ラオ、カンバーック!な終わり。ヘンテコな魅力にみちたちょっと変わった映画。悪くはなかったです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-03 23:34:07) |
8. 花嫁吸血魔
女が自分を不幸におとしいれた人たちを吸血鬼となって復讐するお話。冒頭の顔がボコボコになった婆とせむし男の雰囲気はかなり不気味で日本独特の怪奇さがあっていー感じ。だけど、その後の人間ドラマは、女が不幸になっていくお話だけど、なんだか変にホノボノして退屈。だいたい主役の女性に恨みをはらすとゆうオドロオドロしたオーラがあまりない。その後、再び婆とせむし男の館に話がうつるが、ここはやっぱり異様な不気味さが漂う。だけど、その後、女が吸血鬼に変身するくだりはこれまた失笑もの。変身後の姿がなんと毛むくじゃらの髭面のおっさんで、しかもヒラヒラしたビニールを腕からたらしているとゆうヘンテコなお姿。ちょうどバロムワンの魔人ドルゲを10倍ヘナチョコにした感じ。こいつがビニールをヒラヒラさせて漂う姿はなんともいえない脱力感。怖くもなんともない。このヘナチョコドルゲに変身する過程で実は女優さんもモジャ毛をはやした状態をちょっと披露する。こんな仕事嫌やったろーな~。実は、この女優さん一回結婚して仕事をやめて、すぐに離婚し仕事に復帰した第一作目がこの映画だったそーだ。だから、この汚れ役はその為の試練、つまり女優さんに、この先もがんばれるのか、社長がこの映画でためしたつもりやったんやとゆう話がありまして、女優さんのほうは、かなりこの役、嫌やったらしい。で、映画の方は変身後は展開もお決まりの次々復讐されていくとゆうありがちな感じで、なんだかダルイ。婆とせむし男の館に3点かな。後は退屈。 [DVD(邦画)] 3点(2009-02-27 19:48:03) |
9. 黄金バット(1966)
日本のヒーローもの。有名やね。このヒーローわ。ただ今観れば、もうお笑いでしかない描写の数々。それ覚悟で観たんやけどね。古い映画だからそれなりに古い気持ちになろうとがんばったんやけど、それでも、どーしても今の時代につれもどされるほどのチープなかんじなんで。うん。しゃーない。てゆーか、肝心の黄金バットの歯が一本黒塗りなんですわ。コントでよく使う歯ぬけ表現やねん。敵のボス、ナゾーも宇宙の帝王らしいかもしれんけど、ただ、役者が布をかぶっただけ。敵の戦闘員も布かぶっただけ。ただ敵の幹部クラスの怪人3人(といっても見た目は人間)は結構、インパクトはあったかな~。ヘンテコすぎて。敵のイカみたいなロケット型要塞もインパクトあったかな~。ヘンテコすぎて。ストーリー?んとな~、普通のヒーローもんかな。特にこれといってなにもないわ。ごめん。正直、昔はこーゆうヒーローもんやったんやな~と懐古的な気持ち以外は特におもしろくなかったかな~。 [DVD(邦画)] 0点(2009-02-27 19:09:38) |
10. 鯨神
まず冒頭、親父が鯨神(でっかいクジラ)に挑みやられる、次にその息子が挑みやられる、そしてその息子が挑みやられるって3回もやられるシーンで始まるこの映画、しかもやられるたんびに、その家族が海にむかって、くそ~鯨神め~!って怒る。俺は、ひょっとして、この映画、ずっとこの調子で、挑んではやられるシーンを何回も見せられるのか?とあせったけど、さすがにそれは3回で終わり、その後は、最後に死んだ息子の弟の島での人間模様がしばらく続く。しかし冒頭は、同じよーなシーン3回って、ひょっとしてコント?って思えた。3回もいらんやろ~。まー、3回も鯨神を見せられるので、俺みたいなモンスター映画好きは、当分、人間ドラマだけでも十分もつんだけど、それが狙い?で、人間ドラマの方は、これはこれで、それなりに見ごたえはあった。いくらライバルの勝新が挑発しても、あくまで鯨神しか目にはなく静かな生活を続けるストイックな主人公を本郷功次郎が実におさえた表現で淡々と演じている。確かに鯨神に対する執念が伝わってこないくらいおさえめだが、観方によってはこれがちょっとかっこよくも見える。それに反してライバルの勝新はあらあらしい豪快な表現。この二人が最後はまた、鯨神に挑む。なんだかかっこよい。最後は壮絶な鯨神(実物大のハリボテ使用)との戦いでクライマックスを見せるが、壮絶といっても、鯨神のハリボテは基本海に浮いてるだけなので、それに馬乗りになりナイフをつきさす主役の演技が壮絶な感じに見えるだけである。とゆーわけで特撮のチープさも含め全体的におもしろさは微妙だけど、カッコよさはそれなりに伝わってきた。 [ビデオ(邦画)] 5点(2009-02-26 19:02:44) |
11. キャプテン・シンドバッド
ハリーハウゼンのものとはまた違ったシンドバット映画。したがって、カクカク怪物は登場しません。一応、見えない怪物や、首が沢山ある竜、巨大な手だけの怪物が登場しますが、見えない怪物は、姿が透明なので、歩く足跡しかないし、竜の方は、小さなハリボテを大きく拡大合成。首は糸で吊って操ってると思いますが、全然生物感のない、おもちゃみたいなもんでショボショボです。その中でも、巨大な手の怪物(ロボット?)は、かなりよかった方かな。ただ、話の方はテンポがよく、あれよあれよで話がトントンすすんで退屈感はあまり感じませんでした。あと悪者に無理やり従っている魔法使いがいるんですが、こいつが次から次へと色々魔法をくりだしてきて、これが結構楽しかったりします。机の上に雲をつくって雨や嵐をまきおこしたり、ヒロインを鳥にかえたり、猫を意味もなく小さくしたり、指一本だけすごく長くしたり、その後、今度は手を10メートル以上伸ばしたり、特撮は昔の映画なんでショボイですけど、これだけ色々変な魔法を見せられるとショボイのも雰囲気で許せます。しかも彼のキャラがオチを含め、かなりいー感じ。舞台美術もそれなりにこっていて、シンドバットの世界観は出てると思います。これで怪物がもうちょっと多くて、もっとよく出来てたらな~。そこがかなり残念だけど、観てて悪くない楽しさはあります。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-23 22:00:35) |
12. 豪勇ペルシウス大反撃
イタリアで結構作られてるギリシャ神話もの。そのうちいくつかをアメリカでシリーズで出していて、これはそのなかでもわりと有名な作品。一応日本でも公開されてるみたいですが、日本でソフト化されてるのかどーかわかりません。で、昔の映画でしかもイタリアの低予算なんでヘナチョコ映画やろな~って思って観たら、意外にも、しっかり作られていて、そこそこおもしろかったです。まず、兵士役もちゃんと人数をそろえていて戦争シーンなどはしっかスペクタル感がありました。物語も飽きさせない感じでテンポもよく娯楽的。舞台風景も建物や荒地などギリシャ神話の雰囲気でています。ギリシャ神話といえばハリーハウゼンのやつが有名だけど、それと互角(雰囲気だけね)といってもいーくらい。この映画にもモンスターが二匹登場します。メデューサとドラゴン。ハリーハウゼンと違ってストップモーションではなく実物大のハリボテだけど、ただ、このハリボテよく出来てます。まず、ドラゴン。湖からぬっと現われます。上半身しか作ってないので基本、湖から出ません。一応、機械じかけのハリボテなので首が動き口も開きます。まー、機械仕掛けなので首が一定の動きしかできず、あまりすごいアクションができないので、しょぼいといえばしょぼいのですが、造形は結構生物感ある感じ。湖からぬっと出てくるシーンはそれなりに迫力あります。実物大の大きさなので 合成じゃない絵図らが楽しめ、雰囲気で観れば全然オッケー。次に、メデューサ。よく神話で言われる、上半身女性、下半身蛇って姿じゃなく、なんと木の化け物。動く木って感じで 真中に目があります。この造形が意外にも雰囲気ありありでなんだかメデューサの新解釈って感じで新鮮。しかも 石にされた人々の石像がゴロゴロある荒れ地にモゾモゾねっこみたいな触手を動かし登場する描写が、舞台も含めてかなり不気味な雰囲気でいいです。おしいのは、やはりハリボテなのでこったアクションができないとこ。だからペルシウスとの戦いがあんがいあっさりで物足りないかな。でもそこはやっぱり雰囲気で楽しめば問題ないんですけど。総評としては、ギリシャ神話が好きなら、それなりに楽しめるクオリティーはしっかりあると、俺は思うんやけど。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-20 20:34:42) |
13. モンスター・ア・ゴー・ゴー
《ネタバレ》 モンスター登場を2分くらいにして、ややこしいシーンは役者の立ちトークとナレーションですませたとんでもないほど退屈な映画。どーでもいーシーンが異常に長く、これを観るには相当の忍耐が必要だと思う。内容は原子人間みたいな感じ。つまり宇宙から帰還した人間がなぜかモンスター化し近寄る人を放射能で汚染する存在となり、それを追う当局って話。編集もすごく強引だし、まったく盛り上がらないままラストを迎える。 これはもともと違う人が撮った映画をハーシェル・ゴードン・ルイス監督が買い付け、てきとーなシーンをつけたして完成させた作品。ゴーゴーとあるのは、ゴーゴーシーンをつけたしたから。もう観なくていいと思うからオチも書くけど、ラストが、幻オチってゆーか、あれはいったいなんだったのか?と投げっぱなしなオチ。突然モンスターを消して、モンスター化した人間は普通に無事だったってオチ。観た人が負けになる映画なんだな~、きっと。この監督さんの映画がその昔、ドライブシアターなどで人気があったのがほんと不思議だな~。 [DVD(字幕なし「原語」)] 0点(2009-02-16 19:05:38) |
14. 不思議な世界の物語
グリム兄弟の映画。といっても最近制作された「ブラザーズ・グリム」のようなファンタジー系ではなく、あくまでも現実的な話で、彼らが日常生活で、本が売れなくて悶々したりする様や兄弟愛や恋愛などを絡めて、本が人気が出るまでのエピソードをホノボノした雰囲気で描いている。で、彼らが子供たちに語るお話を途中、三つほど映像化して見せてくれる劇中劇がありまして、どれも、俺は知らない話やったんだけど、ミュージカル調で、こちらもホノボノな子供向けの心あったまるお話。特撮としては、二つ目の靴職人の話は小人の人形が、主人が寝てるあいだに靴を作ってくれるんだけど、これがストップモーションで小人たちを表現。なかなか楽しい。三つ目の話もドラゴンがストップモーションで、ドラゴンとの戦いをドタバタコメディータッチで描いている。ドラゴンの造形はコメディーなのでユニークな感じで不気味さはないけど、こちらも結構楽しい雰囲気で悪くない出来。120分以上あるので、ちょっと長く全体的にホノボノしてるので退屈な部分もあったけど、グリムの作った有名なキャラ達が現実世界に(もちろん幻だけど)総登場するシーンなど、なんだかジーンとくるくだりもあったりして、最後はなんだかちょっと感動しちゃいました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-13 19:04:23) |
15. 大江山酒天童子
古い映画だけど、今観ても十分おもしろかった。古いのになんだか新鮮だ。これほどおもろく雰囲気ばっちりの日本ファンタジー映画があったとは。大江山に酒天童子とゆう鬼が棲みつき都には怪異があふれ、山賊たちが暴れまわり、これを退治するために関白の命をうけ源頼光が立ち上がるが、実はその裏には男と女の悲劇の物語が隠されていたとゆうお話。冒頭の入りからしてかなりいい感じだ。オドロオドロしい日本の絵巻物語の雰囲気がかなり出ている。さらに、妖怪変化の特撮もその雰囲気にあっていて、これまたいい感じ。土蜘蛛や牛鬼などは巨大なハリボテで見せてくれる。このハリボテも出来は悪くない。女が舞を踊るとあたりが怪しくなり牛鬼が城の上空に女をさらって登場するくだりなんて幻想的でいて、こんな日本妖怪映画を見たかったとゆう気持にさせてくれる。安倍晴明がちょっとだけだが登場するが、陰陽師とゆう邦画があったけど、ヒーローものな子供むけな雰囲気のあるあの映画より、雰囲気としては断然こちらの方が安倍晴明の魑魅魍魎な時代を反映した雰囲気がある。物語的にもよく出来ていて、酒天童子の新解釈ともとれ、テンポもいいし、一つ一つのセリフも心にすんなりはいってくる。後半には、結構スペクタルな合戦シーンもあり、茨木童子の神秘的だけど献身的な姿勢や好き勝手に暴れる山賊達により徐々に困惑していく酒天童子の心のうちなど、他にもひきつけられる要素がてんこ盛り。最後まで十分楽しめました。大人の妖怪絵巻だと思う。 [ビデオ(邦画)] 10点(2009-02-12 22:00:46) |
16. 魔法の剣
なんでもでかくするが、予算はちっちゃい、バート・I・ゴードン監督のファンタジーもの。はっきりいって、ショボイ。お話はすごく単純。ヒーローがお姫様を邪悪な魔法使いから救い出すって内容。途中七つの呪いがあり、それを七人の騎士と共に切り抜けるとゆうロールプレイングゲームっぽい展開。モンスターは 変顔の巨人と変顔の吸血鬼、変顔の亡霊、変顔の怪人集団、最後の二股の竜。変顔はすべてチープなメイクです。巨人や小人たちの合成映像は、悪くないでき、 ただし昔のレベルで観たらってことで。最後の竜も一応、迫力はあるものの、首と尻尾しか動かず、後は鼻から、まったく敵に届いてない火を吐くだけ。七人の騎士がほとんど役たたずで、結局、ヒーローしか目立ってないのも残念。奇想天外さもなく、これといったインパクトもあまりないのでまったくもって普通。昔の映画に耐性がなければ、特撮は全てチャチーとしか思えないと思う。俺としては、最初の巨人との戦いが、チープなメイクなのに合成映像ででっかく映ってる姿はむしろ不気味で、結構、映像的に楽しかったくらいでいした。そこに3点かな。 [DVD(字幕)] 3点(2009-02-12 21:54:12) |
17. 妖女ゴーゴン
雰囲気はゴシック調でいい感じ。クリストファー・リーの正義の教授役のキャラもいい。あっとゆうまに謎を解き確信にせまるその推理力は、中盤、観てるこっちは大体真相がわかっているので、ダレそうなところを、素早く対応って感じですっきりする。確かにゴーゴンのメイクはチャチーけど、俺は雰囲気で許せる感じでした。全体的に怪しい雰囲気で、見たものを石に変える神話上の怪物ゴーゴンが現代に蘇ったってゆう設定とうまくマッチしてて、退屈感はそんなになかった。舞台セットも美術的に雰囲気を出すのに一役かっている。ただし、基本、お話自体は、あまり大したこともないので、雰囲気にひたれなければ、淡々としてて盛り上がりにかけ、退屈に感じるかも。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-01-30 21:35:28) |
18. 地球最後の男
設定のアイデアは確かにすごい。今観ても古臭さを感じない斬新な世界観だと思う。でも、映画を観ていて感じるおもしろさは、可もなく不可もなくやったかな~。序盤から、回想シーンまではおもしろかった。アイ・アム・レジェンドの序盤をかなりチャチくした感じだけど昔の映画にしては、雰囲気はあると思う。吸血鬼どもが名を呼びながらバンバン戸を叩いたり、ニンニクと鏡が嫌いだったり、吸血鬼的要素がかなり濃く、それが独特で、不思議で不気味な雰囲気が出てる。でも回想シーンが入ると、これが異常に長く、さらに観てるこちらは結末がわかってるだけに、退屈。でも、ここは主役に共感できる日常生活からの転落を描いてるんで、観る人によれば必要かも。後半はアクションもくわわり、アイ・アム・レジェンドとは全然違った展開に。こちらを見ると、レジェンドを観る目も変わるかも。本当はこーゆうことを表現したかった映画なのね。こっちの方が邦題ともマッチしてて納得。でも、古いからか、リメイク観てしまったからか、なんだか、ふーん、で終わった感じ。もっと昔に観たならもっと衝撃うけたろうと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-29 21:16:13) |
19. 人類SOS!
昔の映画にしては意外にも楽しめました。特撮部分も当時にしてはがんばってるほうかな。内容は、流星の影響で多くの人が目が見えなくなり、さらにトリフィドとゆう植物が人間を襲いだすとゆう、ブラインドネスとハプニングを足したような設定の中、主役が色々な場所をさまようロードムービー風。さらに主役がもう一人いて、そちらは灯台でトリフィドに囲まれる普通のモンスター映画風。なおこの二つはまったく交差しない(これは映画撮影中にストーリーを変更した為だと言われている)。でも2種類の違ったシチュエーションを1本の映画で楽しめるのでなんだかお得な気分。序盤、急に眼が見えなくなった人々の表現が結構パニック感があってよかった。街中には目が見えなくなった人々がさまよい、飛行機は操縦士が見えなくなり当然機内はパニック、電車が到着すると見えない人々がパニクりながらあふれ、目が見える少数の人にむらがる。さらに囚人たちの襲来とゆう人間同士の争いなど、パニック映画につきもののシーンもちゃんとおさえてる所が好印象。肝心のトリフィドは、少しでもふれると人は緑化し死んでしまう。それが大量に、一軒家を取り囲む姿はインパクトあった。動きがとろいので簡単に逃げれそうなのだが、胞子をとばし大量に発生するのが、ゾンビ映画みたいだ。残念なのは折角モンスター映画よりに作ったのにトリフィドが直接人を襲うシーンが少ない所かな。なお原作は未読だけど、原作どおりにリメイクしたらさらにおもしろくなりそーだ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-29 20:30:01)(良:1票) |
20. 金星怪人ゾンターの襲撃<TVM>
「金星人地球を征服」のリメイク。内容はまったく同じ。ただし、おもしろなさと 最後に登場する金星人のダメさかげんだけは、前作を超えている。だから、めちゃ眠い、ダルい。これは前作を観て内容を知ってるからかもしれないけど。基本、前作も今作も、話じたいがおもろないので、どっちゃでもーい。それにしてもゾンターのとってつけたよーなたれ目はなんとかならんかったんかいなー。2、3分くらいしか登場しないくせに。あー、観なくてもいい映画だった。ちなみにこれのDVD映像はかなりひどい出来なので当然、買って後悔しました。 [DVD(字幕)] 0点(2009-01-27 22:30:59) |