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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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1.  丑三つの村
舞台となる村に家が4件しか無いように見える貧しい空間表現。田舎の闇夜の漆黒は全くと言っていいほど表現されておらず、光源がどこにあるのか不明のLED的な白い光が村を覆う。追い詰められた者の狂気がぜーんぜん伝わってこないペラペラな主役の演技。ファミコンのBGMのような頓狂この上ない音楽。これらから演出の安さは開始5分で分かるので、重厚さを求めなければ特に不自由は感じない。この作品に期待するのはエロ描写の真剣度だけだから、文学性や気取った所が全くない演出はむしろ好感が持てる。しかし肝心の裸は、総じて乳さえ出しておけばいいだろうという安直さが感じられ残念。結局ボカシが入るのなら騎乗位は女性を後ろから撮って欲しいものだ。尻派としては下半身のボリュームを感じたいのだ。女優さんの性反応もそれぞれ頑張っているとはいえ想像の範囲内。五月みどりの濡れ場は初見だったが、意外に凄みのない商売女的な反応。まあ彼女はそんなものかもしれないと妙に納得。コメットさんが脱いだらさぞ珍奇だろうと期待したがそれは無かった。映画冒頭ずうとるび新井が、温泉場の土産物の卑猥な写真を純真な古尾谷に見せるエピソードがある。ささいな小道具とはいえ、なかなか扇情的な写真で監督の見識を感じた。これをちゃんとアップで映したのも爽やかだが、エロさという点ではそこが頂点だったのは寂しい。できれば春川ますみのような本物のスケベを起用して、シビれるようなエロさを感じさせて欲しかった。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-01-25 21:27:31)
2.  疑惑(1982) 《ネタバレ》 
本作には大勢の役者がカメオ出演する。その顔ぶれと結果を見ると野村監督は佇まいがその役に見える役者をキャスティングしさえすれば、あとはろくに演技指導しなくていいとお考えのように思える。役者の力量の差が思い切り顕わになって、演技レベルがバラバラになってしまっている。総じてベテラン勢がさすがの演技を見せていて、特にみごとな松村達雄・丹波哲郎・山田五十鈴あたりは自分にあわせて適当に台詞をアレンジしていると思われる。若手では鹿賀丈史が特にはまり役で芝居も上手い。千葉県知事の人もボロの出ないチョイ役のせいもあってかなかなかいい。残念なのはまず岩下志麻。得体の知れない人物造形に説得力を持たせるだけの深みはなく、記号的演技に終始している。そして主役の桃井が柄本明や新田昌玄と並ぶ下手の筆頭格なのはまずい。ギャーと叫ぶ大仰な演技からタバコに火を付ける小さな演技まで、よくこれでオーケーが出たなというカットが続出する。彼女の芝居を支持している方々には申し訳ないが、台詞回しに手一杯で身体の使い方に意識を向けることが出来ないように見える。自然な演技が難しい雑な脚本なので全て桃井のせいにするのは酷かもしれないし、そもそも素はあんなヒステリックな人じゃないんだろう。演技指導は黒澤明みたいに厳しければいいってものではないが、主役級のまずい芝居を見ると投げやりな監督の責任はやはり大きいと言わざるを得ない。そして本作には演技指導の問題とは別にシナリオ上の大穴がある。桃井は事故の時のダンナの様子を知っているわけだから、本筋であるダンナの無理心中の線を初めから訴えるのが当然だろう。彼女は六法全書まで持ち出して無実を勝ち取ろうとしているくらいなのだから。岩下が桃井にそこらへんを聞き取る描写がないのもあまりにも不自然だ。時に屋上屋を重ねるもっさりした展開といい美学の無いカメラワークといい火曜ワイド劇場かなんかのテレビドラマみたいな安い造作。よって飯でも食いながら横目で見るのにふさわしい作品と考える。
[DVD(邦画)] 1点(2017-01-02 12:18:14)
3.  フェノミナ 《ネタバレ》 
「監督狂ってる」「超B級」「悪趣味やりたい放題」〜普通はけなす言葉がことダリオ氏に関しては褒め言葉と捉えられたりする。しかし本作はそのどれもが一線を越えていて見るに堪えない。なにしろ「夢遊病の美少女」「少女を虫が助ける」「汚物プール」等の設定や素材が生かされていない。全く筋に関係の無い少女のゲロシーンに象徴されるように、適当に思いつくままジェニファー嬢に汚れ役をやらせたいだけのご都合主義があまりにも鼻につく。その結果、ハエは友達なのに蛆はキライみたいな矛盾した描写まである。この話で主役の虫好きキャラがぶれるなんてあっちゃあいけないよ。
[DVD(字幕)] 2点(2016-09-12 16:17:50)
4.  オペラ座/血の喝采 《ネタバレ》 
物語的には興味を持続させる中心がなく推進力に欠ける。よって激しく中だるみしたりもするのだが、時々あっとおどろくような芸術的シーンが立ち現れるのでそのヌルさを責める気が失せてしまう。ずっと閉塞空間で進んでいた舞台が最後に雄大な自然に切り替わるので普通にカタルシスもある。そして音楽に対して監督はセルジオ・レオーネ並に鋭い見識をみせる。劇中の音楽は3種類。オープニングにも使われる生音のオペラ。ショックシーンに使われるハードロック。そしてほのぼのシーンの女性スキャット。オープニングのオペラはカラス(鳥ですよ=マリア・カラスじゃありませんよ)のどアップと鳴き声がかぶることにより極端に不穏な空気が漂い実に素晴らしい。ハードロックは「もう逃げられない」と歌っていてヒロインがいたぶられるシーンと犯人逮捕の両方のシーンにかけてあるのが見事。座布団1枚!そして苦痛の全てから解放されたラストシーンとエンドクレジットは女性スキャット。それまでの残虐行為はなんだったの?というくらい最後はいい話風の雰囲気でエンディングを迎える異化効果に驚愕!「手段のためには目的を選ばない」という諺があるが(いや、ない)まるでダリオ氏のためにあるような言葉だ。
[DVD(字幕)] 7点(2016-08-22 13:10:51)
5.  へザース べロニカの熱い日
コメディなのかなんなのか焦点の定まらない演出で観ている間ずっと座り心地の悪い思いをすることになった。しかしこの落としどころのない感じは既成の価値観をなぞっていないことの証左で、この作品の美点といっていいだろう。さすがカルト作の名声に恥じないいびつさだ。音楽の使い方や服装の色彩設計があまりにダサいので、なんだかな~と思っていると、時々ありえないくらいセンスの良い台詞があったりしてぎょっとする。特にワルの彼氏がその父親と交わす親子が逆転した会話は画期的で心底感心した。
[DVD(字幕)] 6点(2013-03-07 08:59:05)
6.  トロン
ミクロの決死圏と並ぶ“異世界観光”映画。この手の作品は観客をその珍奇な世界に引っ張り込めればもうあらかた成功なわけで、ドラマ的に深みが無くてもあまり文句を言う気分にはなれない。生身の人間がプログラム化され、電子回路の中での冒険するという小学生の思い付きのような設定。そんな無理を承知のうえで、それでも無理矢理視覚化してしまう心意気が嬉しい。実際、電子化された人体が機械に吸い込まれていくイメージなんかベタだけど実に良くできていると思う。無機質な世界を舞台にしながら、ウエンディ・カルロス(この人元男だよ)の音楽が程良い叙情を感じさせてくれるのも心地良い。彼女の抑え気味の旋律も各種サウンドの設計も素晴らしい。ローテクCGの異様な画と相俟って醸し出されるムードは他に類例を見ないトロン独自のものだ。同時期の「ブラックホール」とともにディズニーの駄作SF扱いを受けがちな本作だが、両作品共にそのぶっとびの思い切りの良さと革新性はもっと評価されてよいのではないだろうか。
[映画館(字幕)] 8点(2009-01-20 17:38:09)(良:1票)
7.  デストラップ/死の罠
マイケル・ケイン出演の推理劇では“スルース”よりこっちが好き。舞台劇が元ならではの練り込まれた脚本とキャラの立った人物造形が素晴らしい。なにより主役の2人も含めていわゆる人格者が一人も出てこないのが気持ちいい。ラストには意外なギミックが用意されていますが、舞台でやってこそその真価が発揮されるのでしょうね。映画ででも充分びっくりしたけど。
8点(2005-01-17 19:18:31)
8.  ブレインストーム 《ネタバレ》 
ナタリー・ウッドとクリストファー・ウォーケンって何か食い合わせの悪いカップルだよね。でも異様な話なのでこの病的なムードはむしろ歓迎したいところ。超現実映画はあまり安心して観ていられるマトモなものより、感覚的にどうかしているくらいの方がスリリングでよい場合があるし。まったりと展開する先の読みづらいストーリーも悪くない。なにしろ‘死んだらどうなる’を疑似体験させてあげましょうという心意気が嬉しいじゃありませんか。あーしかし本作、編集の素人くささが本来あるべきラストのカタルシスを台無しにしてしまっているのだよ。こっちは冥土のイメージに浸ろうとして身構えているのに余計な客観がちょこちょこ挟み込まれているので気が散ってしまい、死のバーチャル体験に至れないではないの。この映画の設定とギミックからいうとそれはないでしょう~。最後を2001年並に主観の固め打ちで圧倒してくれれば(たとえ行った先は大霊界と同じであっても)フェイバリットになったのにぃ。ばかばか致命的なポカだよ。
[映画館(字幕)] 5点(2004-07-02 18:33:46)
9.  風の谷のナウシカ
ごく普通に考えて“砂の惑星”からのパクりが多すぎて盗作の域に達していると思う。恥ずべきことです。
[ビデオ(邦画)] 0点(2004-06-22 23:05:00)
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