Menu
 > レビュワー
 > 虚学図書之介 さんの口コミ一覧
虚学図書之介さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 146
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 はじめまして、虚学図書之介です。
なんと読んでもらってもかまわないのですが、
一応「きょがくずしょのすけ」と読みます。
単純な感想が半分と、物書きを目指しているので
作品の簡単な分析のメモが半分といった感じです。
ちなみに哲学専攻で、ニーチェの研究などしておりました。
最近は推理小説ばかり読んでいたりします。
よろしくお願いします。
好きな俳優:アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン
好きな作家:ドストエフスキー、夏目漱石、村上春樹

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 
ガツンとやられた、というのが正直な感想でしょうか。アメリカ=銃社会、という既成概念を持っていた私には、カナダも同様の銃社会であるという事実は衝撃的なものでした。それでも銃による犯罪は件数はアメリカに比べてずっとずっと少ない。劇中ではアメリカとカナダとの違いは社会的弱者に対する政府等の公的組織の対応の仕方であり、貧富の差に原因があるのではないかというしさにとどめられています。決してRNAが諸悪の根源というわけではないらしい。(かといって、良いものとも思えませんが……)翻って、我らが日本も銃犯罪の少ない国としてサンプルとして挙げられていました。では、日本では社会的弱者に対するケアがカナダほど行き届いているかといえば、そんなことはない。また、アメリカ同様政治と企業との癒着なんてみんなが気づいている。パワーエリートはこの国にも確実に存在する。では、答えはどこにあるのか?それはおそらく公害のようにわれわれを取り囲んでいるのに目には見えず、いまだ顕在化していないものなのでしょう。すなわち、本作でそういったものを浮き彫りにしていったM・ムーア自身も言っているよう不透明な関連性にとどまっており、結局はコロンバインのボーリングなのだろう。など、いろいろ考えさせられます。私自身は情けないことに嫌米(恐らく、これもメディアによって作り出されたイメージでしかないでしょう)ですが、こういった作品を作れるかの国の懐の深さは素晴らしい。そして非常に面白かった。
9点(2005-01-19 23:42:56)
2.  オーシャンズ11
ジョージ・クルーニーも、ブラッド・ピットも、ジュリア・ロバーツも、アンディ・ガルシアも出ていなかったとすれば、内容的に凡作であることに疑いはない。しかし、その程度の内容でも続編を製作させるハリウッド・スターの集客力をもまざまざと見せ付けられる作品。11人でやるこの作戦、ルパン3世なら1人で事足りるなあ、などと思いつつ鑑賞しました。
4点(2005-01-17 14:53:35)
3.  ムーンライト・マイル
結局、何が言いたかったのか。「真実」、もしくは「正直」ってことなんでしょうか。だったら、もっと法廷ドラマを前面に押し出しても良かったような。検事がホリー・ハンターだったのでもっと話に絡んでくるのかと思ったら、そうでもなかったですし。全体的に抑えて作っているのか、ドラマが弱いのか…。いずれにせよ、歯切れの悪い感想しか浮かばない微妙な作品でした。
3点(2005-01-13 00:30:20)
4.  ライ麦畑をさがして
悪くはない。さりとて取り立てて良いというわけでもない。「このあとどうなるの?」という緊張はあるけど、主題の焦点化がうまくいっていない、あるいはパンチが弱い。おそらく主人公が抱えている苦悩が、一般人が持つものとかけ離れたものだから。主人公と同化できる境遇の人には面白いのかもしれませんが…。この内容でこういう題をつけられると、どうしても『ライ麦畑』と比べてしまうわけで。
5点(2005-01-13 00:16:37)
5.  フル・フロンタル
見せ所が分かりません。メタ映画になっている点も意味が不明ですし、主人公が脚本家を兼業しているのも理由がないように思われます。中年カップルの危機やらを描き出したいのなら、もっと適当な設定もあるでしょうし…。商業映画であり、金を取る以上は何でも「実験的」の一言で済むものではない。
2点(2004-12-06 02:42:02)
6.  レスリー・ニールセン 裸のサンタクロース<TVM>
「裸の~」というタイトルとレスリー・ニールセン主演ということで手っきりコメディかと思いきや、直球のホームドラマでした。まあ、それはいいとして。んー、ポールがねえ。ちょっと自分のトラウマに対して反応過剰で不自然になってしまっているのが、ちょっと。子供に対する振舞い方とか、恋人への対応などに頭悪さと狡猾さが見え隠れして嫌です。それをすべて過去に起因させてしまうというのも、安易だし、主人公格の設定として情けなさすぎます。
3点(2004-12-05 01:56:49)
7.  ゴジラ×メカゴジラ
劣化した『新世紀エヴァンゲリオン』を思わせますが、良くも悪くも『ゴジラ』です。だらり、まったりと時間を潰したいときによいかも。「これはこういうものだ」と思ってみれば、そんなに悪くはない出来です。宅間伸がずいぶん丸くなっていたのが印象的でした。一つ疑問に思ったのは、本シリーズが誰を対象に作られているか、です。今日の小中学生がゴジラを見るとも思えないし、特撮マニアが対象なら、構成や設定がチャチすぎる。んー…?
5点(2004-11-29 00:09:06)
8.  さくや妖怪伝
キャストロールまで……、パーフェクトですね。とまあ、これだけというのもあれなので、ちょっと分析を。まず、第一の難はどこが眼目なのかがわからない点にあると思われます。妖怪退治のアクションなのか、河童を中心にしたビルドゥングスロマンなのか、美少女退魔師萌えのプロモーションビデオなのか。せめて、シリアスかコメディかくらいはきちんと分けるべきだったのでは?単純なシナリオ運びから推すに、おそらくは魅力あふれる主人公を前面に押し出したヒロイックサーガというのが一番近いのでしょう。しかし残念ながら主人公役が演技力不足。冒頭での丹波哲郎なんかは流石に雰囲気あるなと思わせますが、皮肉にも脇役陣の奮闘が主役姉弟の拙さを際立たせます。ビジュアルと実力とを若いうちから兼ね備えるのは至難ですが、主人公咲夜がそれを達成している役柄である以上、頑張って欲しいところです。いっそのこと、主人公は極度に無口な娘に設定したほうがミステリアスな面が強調されて面白かったのではないでしょうか。さらに妖怪の造詣はこのご時世では悪ふざけにしか見えず、CGを使っての効果・演出も大変センスが悪い。アクションを前面に出すなら、カメラワークももっと研究されたい。きわめつけは明らかにミスマッチなエンディングテーマ、そして奇妙なダンス。何がしか心を動かさしめようという意図も感じられず、B級映画特有の開き直っての笑いもない。まともな神経を持った人間なら、世間に出すことすら憚られる作品と言えるのではないでしょうか。最後に、こういう作品はアニメーションで作るほうがうまくいくと思います。
0点(2004-11-06 02:27:17)
9.  国姓爺合戦
つまらなくはない。といって、総毛立つほど面白いというわけでもない。エキゾチックではありますが、評価に困ります。国姓爺はもっとヒロイックに描いてもよかったかも。歴史ものに興味があるなら、見てみるのもいいかもしれません。
5点(2004-11-03 21:46:37)
10.  ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説
期待しないで見ること。 温かい心で見ること。 そのうえで斜にかかって見ること。
4点(2004-11-01 01:13:06)
11.  ブラック・ダイヤモンド
WOWOWで少林寺→少林寺2→ブラックダイヤモンドと放送されていたのを順番に見たわけですが…、小さくまとまってるなあ。前面に出すべきリー・リンチェイのアクションシーンも、黒人俳優の動向と交互に映し出されることが多いためにぶつ切りになって、ダイナミズムとかスピード感とかが減殺されてしまっている。量的にも先の2作を見た後だと食べたりない気がするし。ブルース・リーのような有無を言わせぬアクションがあるわけでもなし、ジャッキー・チェンのようにコメディ要素を押すわけでもないのに、リー・リンチェイ演じるスーのキャラクターが立っていないのは致命的。リー・リンチェイは好きなんだけど、少林寺三部作のころがよかったかなあ。あと、ラストが「モンスター滅びるの巻」みたいなのはいかがなものでしょう。
4点(2004-10-15 20:31:11)
12.  呪怨2 (2003)
白塗りの人が四つん這いで歩いてるだけ…、怖くないなあ。あと一作目でも思ったんですが、八つ当たりで生者を引きずり込むなんて本当に迷惑な幽霊だ。
2点(2004-08-25 13:59:59)
13.  アダプテーション 《ネタバレ》 
今まさに書かれつつある脚本について語られるメタレベルでの語り口が新鮮で面白かったです。それだけでなく、『地下室の手記』に似た主人公(あれほど絶望的ではないにせよ)が、ドッペルゲンガーともいえる兄弟の死を通じて救済、他社→自己ではなく、自己→他者への変換を提示しているのも興味深いところです。また、映画の随所に挿入される作劇論なども、物書き見習としては身につまされるところもあります。
8点(2004-08-12 01:02:42)
14.  呪怨 (2003)
「怖い」というより「気味が悪い」といった感じでしょうか。さほど恐怖感は煽られませんが、鑑賞中はどきどきしながら見れるので、この手の映画としては及第点の出来。女優さんはきれいどころを揃えているのでそれを見ているだけでも結構楽しかったり。で、+1点。
5点(2004-08-03 03:28:53)
15.  座頭市(2003)
2時間ものの時代劇にいくつかの実験的な要素を足してみた感じ。これは必要なかったというのが率直な感想です。用心棒のエピソードももっとはしょったほうがすっきりしたかな?大筋には関係ないですし…。で、今作の見所である殺陣についてですが、「侘寂」というか、若干派手さには欠けますが、座頭市の圧倒的な強さが描かれており爽快かつ、痛快なのです。時代劇を斜めから見たいなら良いかもしれません。
5点(2004-07-20 00:40:00)
16.  エリン・ブロコビッチ
実際にあった出来事、というのは大体平凡で退屈なものです。だからこそ日常から離れるために小説があり、映画があり、漫画があるわけです。でも、これ実話なんですよね。ある程度ドラマティックに編集してあるとは思いますが、社会悪と戦う正義の味方の話。かっこいいです。義を見てせざるは勇なきなり」は「言うは易し、行うは難し」です。普段の生活を省みれば、なかなかそんなこと出来ていません。「が、気がつくとどうしてもジュリア・ロバーツの胸の谷間ばかり追いかけてしまっている自分に気づきます。…なんだかなあ。
6点(2004-07-05 23:43:49)
17.  スパイダーマン(2002)
特撮はすごい。話は取り立てて書くこともないが、安易なハッピーエンドじゃなかったのは良かった。
4点(2004-07-03 18:46:25)
18.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
原作未読です。が、ハリーがカッコ悪い。これはかなり致命的です。で、どうしてハリーが魅力的に見えないかと考えるに、全体の構造が勧善懲悪だからなのでしょう。ハリーには影がない。完全無欠の「選ばれた人」であって、その点で「穢れた血」という背景を持ちながらも、けなげな努力家であるハーマイオニーや、ボンクラながらも勇気のあるロンよりも人物的な魅力がない。また、ハリーはホグワーツの外では養父にすら頭の上がらない(あるいは上げない)小利口な態度をとるのに、自分を無条件に認めてくれる学院では人が変わったように活躍する。…内弁慶は格好良くないと思うのです。しかもそのことについて彼は自覚がない。いくら子供向けだといってもこれはちょっと…。あと、最後のシーンはそれまでに森の番人が校内の人気者であることを十分に描写しておかないと、とってつけたみたいでいただけません。ほかにもちらほらとちぐはぐな印象を受ける個所があります。原作か、あるいはシナリオに問題があるのでしょう。しかしながら、とにもかくにも学院のセットだけは圧巻。
4点(2004-06-29 01:15:09)(良:1票)
19.  天国の口、終りの楽園。 《ネタバレ》 
途中までのたまらなくハイで、馬鹿馬鹿しい、青臭さと若気の至りとセックスとが混濁したロードムービーの雰囲気が好きだったんですが、突きつけられるラストが「終わりの楽園」であるとすれば、そこに至るまでの過程が「天国の口」であり、それは決して永続するものではない。二人の関係の崩壊を語るナレーション、景色も自然的背景から都会へと鮮やかに対照されたラスト数分の二人の会話は語っていること以上に重く感じられます。ただ、個人的には最後まではっちゃけた馬鹿映画でいってほしかったようにも思います。
6点(2004-06-04 10:16:39)
20.  あずみ
原作未読ですが、原作もこんなにチープなんでしょうか。漫画や小説など原作のある作品において、ある種のキャラクター、ある種のシーンはうかつに実写にしないほうがよい、ということが多々あります。今作における美女丸がその良い例でしょう。見ているこちらが恥ずかしくなります。あずみの殺陣もひどい。動きにきれがない。体の芯がぶれてしまっているのを、カメラワークでごまかしている。主人公なんだから、もう少し頑張ってほしかったです。異様に引き伸ばされた殺陣も長ければ、ラストも長い。監督か、脚本家か、どちらかが切りあげどころが読みきれていない。豪華な脇役も勿体無いです。こんなだったら、原作を大胆に解釈して、あずみを男にしてもっと達者な人にやらせりゃいいのに。どうせ、今作だけではあずみが女である必要はほとんどないのですから。などということを、鑑賞中に考えさせるような映画は、やはり出来が良くない、ということだと思います。
2点(2004-06-03 11:35:39)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS