1. ボーン・イエスタデイ(1950)
ウィリアム・ホールデンはメガネをかけててもカッコ良い。しかしハリーは自己チューで、毎度毎度、誰彼かまわず怒鳴るだけ。ビリーの鼻にかかった声も、ちょっと聞き苦しかった。社会勉強で色々行ってたデートシーンと、長回しのカードのシーンだけが印象に残った。愛してる女性は大事にしないとね。 5点(2005-01-03 22:08:39) |
2. 私は告白する
ヒッチコックの映画。という見方をすれば、確かにちょっと物足りない。無実の罪を着せられる主人公は「神父」という立場もあって、真実を伝えきれない。内に苦悩を秘めたまま。もうそこからして、普段のヒッチムービーとは異なってますよね。ただモンゴメリー・クリフトは、やっぱりスゴい上手いと思う。 6点(2004-12-11 01:19:00) |
3. ケイン号の叛乱
期待はずれでした。何かどれもこれも中途半端だったようで・・・。 3点(2004-06-24 01:09:04) |
4. イヴの総て
したたかな女性のサクセス・ストーリー。ラストで、「ざまぁみろ!」。いつも家で映画を見る時は、部屋を暗くして、ホームシアターのボリューム大きめで、最初から最後まで一気に見るのが僕の見方なんだけど、この映画は3回に分けて見た。しかも小さい音で。いやぁ~、えらく長く感じた映画だ。 4点(2004-06-23 03:13:56) |
5. 陽のあたる場所
《ネタバレ》 ジョージが求めた「陽のあたる場所」。それは愛するアンジェラが傍にいて、出世をしていくこと。しかし現実は、わずかな光しかささない「陽のあたる留置所」だったということですか。アンジェラの美しさに心奪われるのは分かる気もするけど、恋愛はうまくやらないと。上手くなんて、なかなか出来ないけどね。僕も。 7点(2004-06-23 02:35:42) |
6. 七人の侍
僕にとって、菊千代ほどスクリーンを画面を狭く感じさせたキャラクターは、他にいない。縦横無尽に暴れまくり、とても人間臭いヤツ。「世界のミフネ」は、演じていたのではない。菊千代は確かにスクリーンの中に「生きていた」。そして何よりも「戦う男」だった。 10点(2004-06-15 22:33:23) |
7. グレン・ミラー物語
グレン・ミラーが、質屋に商売道具を請け出しするあたりからもう一気に引き込まれました。強引ではあるけど、家族を常に大事にしていて、奥さんとはいつまでも恋人同士のような雰囲気が温かかった。聞いたことのある代表曲の数々もたくさん収録されてて、「え?この曲もグレン・ミラーだったの??」って嬉しい発見がありました。その曲の数々に隠されたエピソード。ラストは悲しいですが、死して尚も妻への愛情を表してるあたりが悲しくも素敵でした。僕はこれを見終わってすぐに、ベストヒット曲集を買いに行きました。誰もがどこかで必ず聴いてる曲を作った偉大な作曲家のサクセス。目下、こういう旦那さんになりたいと奮闘中です。(道のりは、えらく長いです・・) 10点(2004-06-13 04:28:47) |
8. ハリーの災難
ここまで主役の顔が出てこない映画もないでしょう。シャーリー・マクレーンは良い映画でデビューしました。ヒッチコックとしては、数少ないサスペンス色の薄い作品ですね。のんびりとした展開ですが、飽きずに最後まで見させてくれます。「死体」というモノを題材としながらも、とてもおかしかった。 8点(2004-06-12 18:00:14) |
9. 花嫁の父
《ネタバレ》 見終わった後で思い返すと、冒頭のお父さんのやられっぷりがなんとも可笑しい。いやぁ~、お父さん頑張った。エリザベス・テイラーがキレイで結婚に一途だったから、余計にお父さんの狼狽っぷりが滑稽だった。家にたくさんの花を置いて、娘を送り出すなんて、ベタだけど素敵な演出だなぁ。人ごみですぐに酔う僕は、あのパーティには出席できません。 8点(2004-06-12 12:07:21) |
10. 死刑台のエレベーター(1958)
《ネタバレ》 かのフランスの巨匠、ルイ・マルのデビュー作だったので、満を持して見ました。最初からのテンポが良いだけに、車を盗むあたりでダレてしまうのが残念でしたねぇ。でも面白かったです。ロープを忘れるあたりは素っ頓狂だけど、意外なところから完全犯罪がバレていくあたり。良く出来てます。あんまりジャンヌ・モローに魅力を感じなかったなぁ。邦題のせいか、クドい印象を受けますが、センスがあって良いと思います。 8点(2004-06-11 02:20:58) |
11. 十二人の怒れる男(1957)
10点以上評価出来ないのが残念でならない。討論されてる場面の一つ一つをいちいち映像化せず、見る者に想像させるスペースがある。度々入るトイレタイムでは、見ている側も微妙にリラックスしている。これはやっぱり脚本が素晴らしい。爽やかなラストも秀逸。 10点(2004-06-10 22:36:59)(良:1票) |
12. 麗しのサブリナ
オードリー・ヘップバーンよりもシャーリー・マクレーンが好きなのではあるが、とても優しいコメディ映画でした。ビリー・ワイルダーらしい小ネタの数々がとても可笑しく、ウィリアム・ホールデンの心から楽しげな顔を初めて見た気がした。ヘップバーンとボギーのカップルには何の興味もない。ビリー・ワイルダーの小粋な作品を、心から楽しめたのが一番嬉しかった。 8点(2004-06-10 03:39:19) |
13. 黒い罠
《ネタバレ》 かのオーソン・ウェルズの隠れた傑作です。彼の存在感は強烈過ぎて、かのチャールトン・ヘストンやマレーネ・デートリッヒでさえ、霞めてしまいます。天才というより、「鬼才」という言葉がとても良く似合う人だと思います。撮影や演出手法の細かいことは全くわからない自分ですが、独特の緊迫感でぐいぐい映画を進められ、良い意味で映画が終わってホッとします。「トレーニング・デイ」が面白かった人は是非ご覧になってみて下さい。オーソン・ウェルズ。恐るべき巨匠が昔、ハリウッドにいました。 8点(2004-06-10 01:27:09) |
14. ベン・ハー(1959)
再会した母と妹が病に伏せていて、ってところまで飽きることなく見れた。が、キリストが出てきたあたりで一気に引いた。僕はクリスチャンではないので、これを見せられても眠くなるだけです。他はすんごいスケールですんごい迫力だったのに。悪いけど、もう見ません。 2点(2004-06-09 04:58:01) |
15. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 カメラが主人公の部屋を写すだけで、職業やギプスの原因を映し出す。マンションの一室と裏庭から見える景色。数少ない出演者。音楽は劇中に流れるもののみ。たったそれだけで1本の映画を作ってしまう。スゴイ。凄すぎる。身動きのとれないジミー・スチュワートの素晴らしい演技、グレース・ケリーの美しさ。いつの間にか観客側も隣人の生活を覗き見し、見てしまったことから主演陣と同じ好奇心を抱く。サスペンス一辺倒でなく、ユーモアとの緩急も見事。クライマックスの、犯人が部屋に来るシーンは、えぇっっらい恐い!!変に盛り上げる音もなく、ただ聞こえるのはじわじわと犯人が上がって来る足音のみ。「めまい」や「サイコ」よりも、僕は好きです。 10点(2004-06-08 23:10:01)(良:1票) |
16. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 DVDジャケットのレモンの笑顔はとても恐いです・・。内輪ごとですが、僕の彼女はこの映画の話をしただけでもう思い出して笑ってる。僕も彼女もJ・レモンが大好きだから、どうしても彼を中心に見てしまうけど、(HNを「ダフネ」にしようかと思ったくらい)やっぱり女装が楽しいんだか、哀しいんだか、めちゃくちゃ節操のないレモン君でしょう。シュガーに逢って女装を後悔してたのに、エロじじいにプロポーズされてベッドで嬉々とマラカス振ってやがる!!有り得ねぇ~!!って感じだけど、ラストで罰が当たったってことなのかなぁ。(婚約解消する気、一切ないし)でもただのどたばたコメディにならず、とても良くしっかりと出来た映画だと思います。やっぱりワイルダーってスゴいんだなぁって思った。某TSUT○YAさん、この映画を「ギャング系アクション映画」の段に置くのはどうかと・・・・ 10点(2004-06-03 04:28:10)(笑:1票) |