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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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1.  獣人島 《ネタバレ》 
H・G・ウェルズの「ドクターモローの島」の初実写化作品ですね。原作があまりに有名なので今更ネタバレも何もないような気がしますが、初めて原作に触れたのは幼かった頃のこと。動物を生体改造して人間化するというアイディア、コンセプトは、子ども心に相当恐ろしかった記憶があります。一応「SF」というカテゴリーとして読んだのが救いと言うか、あくまでも空想科学小説なのだ!という理解が恐怖心を和らげていた気がします。  そして今、この1933年という自分が生まれるよりだいぶ前の作品を観て、やはり相当に恐い物語であることを再確認。その後に製作された1977年と1996年の作品は未見ですが、本作を観ればこの恐ろしさは十分過ぎるぐらいに伝わりますね。H・G・ウェルズという天才的な作家は19世紀にこの作品を生み出していたとは。いやはや何とも恐れ入ります。  神になりたかったマッドサイエンティスト。彼は最早自らが神の領域に達したと信じていたのですね。しかし、彼の創造物である獣人たちが「掟」の中に偽りを見出し「心」を手に入れたことによって彼は神の領域から引き摺り下ろされてしまう。現代に当てはめてみるに、物語の本質における原作者の天才的な先見性に驚きを感じるばかりです。  島のセット、獣人たちのデザインと特殊メイク、そして獣人たるキャラクター設定等々、重ね重ね1933年という時代に本作が製作されたことは驚くべきことと感じ入りました。
[インターネット(字幕)] 8点(2025-01-27 11:01:13)
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