1. イベント・ホライゾン
久しぶりにゾクッとくるような作品を見せてもらった。こういった種類の怖さはなかなか珍しいよなぁ。何に似ているかと言われると、ずばり以前見たドグロ映画、フロム・ビヨンドが思い浮かぶ。そちらの作品は、大した怖さは無かったが、徐々に気が狂っていくというものとキモチ悪いのが満点という点で、どことなく通づるところがあるのではないだろうか。だがしかし、こちらの作品、イベント・ホライゾンのカタチ無き恐怖という点については、フロム・ビヨンドを始め他の作品を圧倒する怖さがある。宇宙船で次々に起こる異常事態、幻想を見続ける乗り組み員、観ているコチラはまるで理解できない。襲っているものは悪魔か、異星人なのか?何故殺されていくのか?目的は何なのか?イベントホライゾンが潜った地獄以上の場所とは一体何のことなのか。全ての謎が謎のままイベントホライゾン号は飛び続ける。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-11 17:40:54) |
2. ユージュアル・サスペクツ
久々にVHSにて観賞。序盤から中盤まで、どこら辺がサスペンスなのかよくわからず、とりあえずジーっと観てました。なんだか、説明臭くてやたらひっぱるなあと印象も受けながら観て、少し飽き始めてたんですが。なんたらとかいう犯人はちっとも姿見せないしね。 さて、そんな中迎えたラスト。霧が晴れるというより、びっくり仰天というより、なんか笑っちゃった。いやあ見事。まさか、こんな無駄話を1時間ちょっと、こんなに真剣に聞かされるとは思わなんだわ。顔が赤くなっちゃった。こういう映画は最初で最後にしてね。 7点(2005-02-12 23:06:56)(良:1票) |
3. ザ・ロック
語るべきことは無い。とにかく面白い。観ていて楽しめる要素を全て詰め込んだような作品。 9点(2004-12-18 00:01:19) |
4. ワイルドグリズリー<TVM>
グリズリーからなんも進歩してないなー。鮫モノとか他の動物ものなんかは結構リアルな線行ってるのは観てるんだけど、熊ってのは案外中途半端な材料なのかも。そういえば昔、マガジンでキムンカムイって漫画があったんだけど、おもしろかったんだよな~。熊の怖さが見事に出てて、読んでるだけでもゾクゾクした。あれを映画化してはどうかなーなんて思った事もあるけど、やっぱり熊の映像化は難しいんだろうか・・・。とりあえずこの作品の感想に戻すと、緊張感もクソもないです。ぬいぐるみの一匹舞台ということで。 3点(2004-12-14 00:00:22)(笑:1票) |
5. 遠き落日
野口英世伝等は小さい頃アニメ等で見させられた覚えがある訳ですが。これ、別格です。レビューを見ると映画ではちょっとマイナーなようなので、ゴールデンタイムの2時間ドラマとかでやってもいいかと思います。それだけ惜しいと思える傑作です。他のアニメや本等で見るよりも全然野口英世を感動できます。あと、下の方がおっしゃっていますが三上博史が本当に野口英世に似てきます(笑 まぁそれだけ演技が巧いということもありますが。とにかく予想以上にこみ上げるモノが多々!一見の価値あり!という事で。あ、あと医者のタマゴ、必見よ。 9点(2004-12-08 23:43:06) |
6. パルプ・フィクション
おもしろいっちゃあおもしろいんだけど、無駄なシーン多すぎ!その無駄なシーンのおかけでボーっと見てたら、何のこっちゃ全然分からなくなるし。幼稚な会話の後には重要な伏線が張ってあるし・・・なんていうちょっと詐欺まがいのストーリー展開なだけに、一回見る限りではストーリーを頭のなかで1本に繋げるのは非常に困難。2回見て、ああなるほどと合点がいくような感じで、実は本当にパルプ状に、難解な感じで入り組んでいる。その辺は良く練ってあって凄いと思うし、登場キャラもかっこいい!且つ迫力もある!見せるところはホントに魅せてくれるので、やっぱりおもしろいっていう感想になっちゃうか、な。ただ、ちょっと間違えれば駄作になってたんだろうな。この見終わった後の空虚なこと! 8点(2004-12-03 20:21:06) |
7. スリーピー・ホロウ
ホラー映画として観ると大しておもしろくはないけど、たまにこういうホラーがあるってのも悪くないのかも。とにかく映像が綺麗というかなんというか。綺麗な絵本の世界をそのまま映画として再現したのかと思わせられるほど、甘美な映像に酔いしれる。その点を考えると点数はもうちょっと高いところなんだけど、中途半端なホラーでは納得できなくなった今は、やはりこんなところで。ストーリーは、もうちょっとだけでいいからホラー色を強めて恐怖感を上げてももよかったと思う。まぁ監督の他の作品を調べた限りでは、そんな意図はあまり考えてないといったところではあるけど。 5点(2004-12-02 20:48:05) |
8. フェイス/オフ
顔を移植した時はビックリした~。犯人の方も、目覚めた時に自分の顔が無いなんて実際発狂しちゃうよなぁ。あの場面は当時なかなかショックを受けました。 また移植後のストーリーもなかなか見応えあっておもしろかったですし、犯人が主人公になりすましていた時の言動にも大注目でした。ジョントラボルタもニコラスケイジも顔を入れ替える前後の性格が全然違って、本当に顔を入れ替えたかのような名演技で。これは文句なしの名作ですな。 8点(2004-11-21 20:43:57) |
9. BODY/ボディ
《ネタバレ》 ヤリターイダーケ! 1点(2004-11-21 00:08:48) |
10. 13F
こういう複雑な展開は観ているだけでやっとですな。あまり印象に残るもんは無かったのでコメントは特に無いんだけど、まああの世界感は多少見応えあったかな?くらいな感じで。そんな大した映画でもないか・・・ 4点(2004-11-19 22:17:16) |
11. CUBE
いつの時代もこういう斬新なホラーを考える人はホント、すごい。心理的な怖さ、視覚的な怖さを見事なまでに映し出してる作品。天才。 10点(2004-11-18 01:27:13) |
12. オープン・ユア・アイズ
どっからどこまでが現実か分からん(TT 都合が悪くなると目が覚めて現実になったり、・・・いやこれも仮想か夢か?ってな展開で混乱しっぱなしなんだけど、全然飽きずに見られた。どういう事なんだよって思いながらもそれを期待しながら観れたってことなのかな。まぁ実にラストにやられました。こりゃあ凄いですぜ。もう全ての感情抜きにしてね・・・ああ・・・・・・・・・・ 7点(2004-11-13 23:18:19) |
13. π(パイ)
おもしろくもなければ感じるものもないという映画がコレね。ただ数字に関して異常な能力を持つ男がπについて必死になって研究していくお話です。観ているこっちは、説明なしでその研究の過程なんて見せられても退屈なだけだし、何を考えてるのかも、ちーとも分かんない。んで結局は君は神に近づいた男ってか?いつ近づいたんすかね?もうちょっと考えてストーリー作んなさいな。加えてモノクロにする意図が分かりません。 2点(2004-11-13 18:05:15) |
14. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
これは凄いなー。よくこういう手法でのホラーを考えたなあ。当時見た時は、そんなに怖い印象は無かったけど、凄く斬新だった。ドキュメンタリータッチの似たようなので食人族ってのがあるけど、同じジャンルでも全然違った怖さがあるのよね。グロ無し。殺人無し。そして肝心の魔女すらも出てこない。なのに何でだろうね。揺れまくるカメラには主人公達の叫び、身の回りに起こる異変、そして発狂が。それを観ているだけで魔女の存在というものが頭の中に染み込み、それが絶叫と描写に徐々に絡んでいって何とも言えない寒気が走るんだよ。こういう意図を仕込み、観ている側を支配した製作者にもう感服するしかない。怖い怖くないは別として御見事としかいい様がないんだよ。この伝説は何年経ってもどんなホラー映画が出ようとも忘れられる事はないんだろうなぁ。 10点(2004-11-07 02:04:14) |
15. スクリーム2
《ネタバレ》 ちょっと殺しすぎなんじゃない?(--; 前作は殺した理由がアレだったからますます怖かったんだけど、今回は殺人に動機付けちゃって、そんな理由でこんなに殺すか??とちょっと疑問。まあでも前作の母親ってだけあって頷け無くもないか・・・殺人シーンは相変わらず怖かったけど、前作よりパワーダウンしたのは否めないなー。あとこのシリーズを見るにあたって犯人探しをするのは無駄な労力だと分かりましたよ。 7点(2004-11-07 00:22:29) |
16. シンプル・プラン
まあ最終的にはファーゴと、言いたい事は同じなので感想は薄いですが、良く出来ててなかなかおもしろかったです。ただ、ちょっと無理矢理な展開が目立った事と、殺人の展開がファーゴと被りすぎてたことがマイナス。で、なんでこの監督、急に心理サスペンスなんて唐突に作ったのかね。こういうのもやってみたかったのかな。 6点(2004-11-04 23:45:40) |
17. ファニーゲーム
いやー、これは酷いわー。およそこちらが考えてる残酷な事を上回る残酷さで観客に見せつける。ワンちゃんだろうが子供だろうが容赦しない。常識も倫理もなけりゃ血も涙もない。あるのは狂気とルールだけ!ほんともう狂っちゃってるよね。コレ。リモコンで巻き戻しした時には気付いたよ。あー、不快にさせたいだけなんだって(--; でもラストでは虚構と現実がどうのこうのクッチャベッテルから、この映画は何か伝えたいメッセージがあったのかな?とちょっと考えちゃったりして2回観たけど。なんて事も無い、ただただただただ酷い映画!こうまで酷い映画を作った監督に負けたよ。逆に負けなかった人は点数低いんだろうなー。惨敗の僕なんて二人組がすることに少しワクワクしちゃってたからなあ・・ 10点(2004-11-02 18:51:20) |
18. ファーゴ
《ネタバレ》 これって実話だったのか・・・初めは楽に金が入る計画だったのに、結末には何故あれ程の血が流れてしまったんだろう?全ては計画を立てた時点で起こるべくして起こってしまったものなのだろうか?偶然にも、ナンバープレートが付いてないと呼び止められ警官を殺害してしまった時点で事の全ては傾き始めた。そして最後にはどうだろう?計画とは180度違った形で幕を閉じてしまったんだ。全ては主人公の平穏から逸脱し対と言う思い、そして逸脱した考えに辿り着いた事によって引き起こされた逸脱した事件。 ストーリーでは、主人公の私利私欲が絡んだ汚い場面と女性警官の夫との暖かい場面が、コントラストの様に映し出される。この辺りが監督の最も伝えたい所なのだろう。 ラストでは何でもない切手の話をしながらお腹にいる赤ん坊を気にして、自分たちは平穏で幸せだと会話する女性警官夫婦。ファーゴという雪国で起こった赤い惨劇。数年後、いつもと変わらぬ平和な町並み。人間が平穏に暮らしてゆけるという事、が、どれだけ幸せなものなのか。しみじみと納得できるではないか。 8点(2004-11-02 17:54:10)(良:1票) |
19. イグジステンズ
良かったとは言えば良かったけど、これは何だろう。観終わった後でも嫌な寒気がするよ。きっと監督はゲームを材料に、凄く深いテーマを出してるんだって感じがしました。そして観終わっても現在でも、この作品の本質の半分も理解できてないんだろうな。そんな気がします。 7点(2004-10-16 00:40:54) |
20. ドイツチェーンソー大量虐殺
これは何と言っていいか。狂気ってここまで行くと笑えてくるんだなーって思っちゃったりしました。それに加えてマジメに(天然かもしれないけど)笑わかせようとしてる場面も多くあるもんだから爆笑しちゃうよ。唐突に悪魔のいけにえのパクリシーン出したり、「飛べ飛べ、テントウムシ~」という意味不明な歌をうたったりと完璧にラリってんですよ。観終わって思ったよ。これは悪魔のいけにえよりアダムスファミリー寄りだったってね。これ以上のホラーは無いしこれ以上のコメディも無いよ。 9点(2004-10-16 00:14:37) |