1. 大列車強盗(1903)
1902年ジョルジュ・メリエスはジュール・ベルヌやH・G・ウェルズの小説を元に独創的な映像解釈で物語映画月世界旅行を完成させた。1年後アメリカに誕生した同じく画期的な要素(クロスカッティングやロケ撮影)で作り上げられたエンターテイメント映画。SFと芸術性のフランスに対し、実際その時代起こっていたリアリティのある世界を映画化するというのがアメリカらしい。何より汽車、馬、そして銃という現在まで脈々と受け継がれるエンターテイメント要素が既に満載、アメリカってのは変わらないもんである。その衝撃的なラストカットを加え、テレビも無い時代、映像によるエンターテイメントを初体験した人々の衝撃はいかほどだったろうか、想像にしてみるのも面白い。 [インターネット(字幕)] 6点(2012-03-29 11:28:02) |