1. きっと ここが帰る場所
ゆるーいロードムービーです。 15歳の心のまま大人になりきれていなかった主人公が、亡くなった父親の思いを辿る旅を経て大人になっていく、という話ですが、道中のエピソードがなんとなくキレイだったり、クスッと笑えたり、ちょっとダークだったりするわけです。 ショーン・ペン演ずるシャイアンのトボトボと歩く猫背の背中がイイ感じです。老眼鏡越しの上目遣いが火野正平そっくり。 [映画館(字幕)] 7点(2012-08-23 18:59:06) |
2. おおかみこどもの雨と雪
子育てをすっかり終えて、子どもを一人前にしたお母さん世代向けの映画かなぁ。只今、子育て真っ最中なもんで(笑)、結構クールに観てしまいました。おとぎ話だと割り切ってみればよかったのかなー。反省。どこの世代をターゲットにしているのか、若干ぼやけているような。きれいな映画なんですけどね。 [映画館(邦画)] 5点(2012-08-23 18:57:19) |
3. 人生はビギナーズ
自分を素直に外に出せない息子と、75歳、人生の終盤にようやく自分をさらけ出せるようになった父親の対比が素晴らしい。途中、やや中だるみもあるんだけれど、父親の晴れ晴れしい笑顔がいい。そこに至るまでの苦悩はところどころに登場する母、ジョージアの若かりし頃の姿と息子オリヴァーの姿を描くことで伝わってくる。オリヴァーとアナのエピソードは、うーん、まぁどうでもいい(笑) 殻を破るってなかなかできませんよね。破っちゃったら楽になるんだろうか。 クリストファー・プラマーがとっても素敵なゲイのおじいちゃまを演じておられました。彼を観るだけでもこの映画の値打ちは十分にあると思います。 [映画館(字幕)] 7点(2012-08-23 18:53:50)(良:1票) |
4. 少年と自転車
余計なものを削ぎ落とした内容だからこそ、一層胸に迫るものがありました。 少年の赤い服に生きていく力を見ました。 [映画館(字幕)] 8点(2012-08-23 18:52:25) |
5. ダークナイト ライジング
絶対原題のままにすべき!!! 期待大で観に行ったのだが・・・うーーーーーーん。若い男の子向きに仕上がっていたような。ひねくれモノの私は納得いかず。期待しすぎた私がバカでした。 [映画館(字幕)] 3点(2012-08-23 18:49:48) |
6. ブラック・スワン
作中は痛いシーンがいっぱい。 画面からニナの悲壮感があふれ出てくるような作品です。 指のさかむけをぐいっと剥いでしまうような痛みに耐えられない方には向かない映画だと思います。昔見たフランス映画の「ピアニスト」をふと思い出すような痛い映画でした。 確かに彼女は主演女優賞もらってもいいと思います、ハイ。でももう観ません。痛いのは苦手なもんで。 [DVD(字幕)] 5点(2012-08-23 18:46:21) |
7. 永遠の僕たち
ネタバレ 本作、いきなりオープニングの音楽がビートルズのTwo of Us! 全編音楽も私の好きな感じ!ものすごーく繊細なガラス細工のような、いや、気を付けて触れないと壊れてしまいそうな飴細工のお菓子のような映画です。 私はお涙頂戴な病ものの映画は苦手です。ましてや、人間の死を扱ったような映画というのは難しいと思うんですよね、題材として。軽々しく取り上げてはいけないテーマだと思っています。この映画は、まさしくその「生と死」がテーマで、あらすじだけを事前に読んでしまえば、もしかすると手にすることがなかったかもしれない映画でした。ところが、この映画はそういう難しいテーマを実にうまく、さらりと描いています。イーノックの葛藤やアナベルの不安感も、ねっとりと描かず、さらりと通り過ぎるように描いているからこそ、胸にぐっとくるものがありました。 アナベルの衣装も、映像もとてもおしゃれでかわいい!ラストのイーノックのふっとみせる笑顔。いいです。 [DVD(字幕)] 8点(2012-08-23 18:44:14) |
8. ミッドナイト・イン・パリ
お洒落で品が良くて、ウィットに富んでいて、会話がいっぱいで、ロマンティックな映画でした。雨の降る夜にもう一度観たい! [映画館(字幕)] 7点(2012-08-23 18:41:53) |
9. 私が、生きる肌
荒唐無稽な話だけれど、そう思わせない研ぎ澄まされた美しい映像にのまれました。変態映画ですが、見ていると「あり」と思わせてしまう監督の手腕に7点啓上。 [映画館(字幕)] 7点(2012-07-08 23:15:02) |
10. ル・アーヴルの靴みがき
世の中の人たちが、みんなこの映画に出てくるような人たちみたいだったら、とっても平和で素敵な世界になってるだろうに、なぁ・・・。黄色いワンピースとほほ紅が素敵♪ [映画館(字幕)] 9点(2012-07-08 23:11:18) |
11. 別離(2011)
・・・で、あなたなら、どうしますか? [映画館(字幕)] 9点(2012-07-08 23:09:16) |
12. おとなのけんか
ジョディー・フォスターの血管が切れそうな首筋とこめかみ、携帯電話、そしてケイト・ウィンスレットに、両手にいっぱいの黄色いチューリップの花束を贈ります。いやぁ、笑った。 [映画館(字幕)] 8点(2012-05-31 21:54:37)(良:1票) |
13. CUT(2011)
観てよかった・・・。私は商業映画を真っ向から否定する立場にはありません。単に娯楽を求めて商業映画を観ることだって当然あります。でもテレビの2時間枠で十分なものを映画館で垂れ流すような今のシネコンに対する不満もあります。そういう映画を観ることに慣れているお客は、映画がなんであれ、映画の最中でもおかまになしに携帯電話を操作し、エンドロールなど観ずに席を立つ。本気で映画が好き!という観客にとってはたまらないわけです。秀二のように叫び、痛みを受け止め、そうまでしても映画のために生きるような意地のある人が作った映画を観たいんです。例のシーン、『ニューシネマパラダイス』のあのシーンとだぶってしまいました。西島秀俊、最高! [映画館(邦画)] 9点(2012-05-31 21:51:01) |
14. わが母の記
若いころからおばあさんの役をやらせたら天下一品ではあったけれど、ここまでくるともう神の領域、人間国宝にしてもいいような樹木希林さま。「親子の愛の物語」というようなべたーっとしたお涙頂戴いたしますという雰囲気は全く感じさせず、さらりと淡々と進んでいく作風はよかったです。 1960年代の上流の家庭の中で育った3姉妹もとても品があって3人とも素敵でした。でも・・・奥さんはどうしてあんなに大事なことを夫に話さなかったんだろう・・・夫の心の根底にかかわるような重大な事実なのに。瀬川君もまだまだ修行たたりません。まぁ、そういうことはいいのか、映画だから。 [映画館(邦画)] 7点(2012-05-09 15:46:54) |
15. 名探偵コナン 11人目のストライカー
いくら子どもの映画でも、もう声優さん以外の人に演らせるのはやめてもらいたい。遠藤・楢崎のあの声はないでしょうっ!!!(怒)でもキング・カズはやっぱりキング・カズ。 [映画館(邦画)] 3点(2012-04-25 14:49:58) |
16. アーティスト
ザ・映画。ストーリーは単純明快。複雑な人間関係もトリックも何一つない。けれど、映画が好きな人のために作られた映画だから単純に楽しんでほしい映画です。ニュー・シネマ・・・もそうですが、フィルムを使ったシーン、好きです。そういえば、ニュー・シネマ・・・でもアルフレードが火事で大やけどを負いました。それは横へ置いておいて、大袈裟だといわれても、私はあの投げキッスも大好きです。とても楽しい100分でした。 [映画館(字幕)] 9点(2012-04-25 14:44:36) |
17. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
ネタバレ どっちかと言われると3の方が好きかも・・・?でも、相変わらずいろんな小道具が楽しい!娯楽作としては大満足。007みたいにずっと続くかな。To protect my wife is MY mission! かっくいーっ♪ ・・・私は永遠に無縁の一言だな・・・。夫に130階から蹴り落とされないようにがんばります。 [映画館(字幕)] 7点(2012-02-06 12:31:05) |
18. ツレがうつになりまして。
ネタバレ 私・・・うつ病治療中です。原作も全部読んでいます。ある意味、原作通り。仲間として、「ああ、分かる分かる!」というところは多々あり。堺雅人も吹越満もあの佇まいがうつ病の人そのもので、役者さんってすごいなぁ・・・と思いました。映画館にはたくさんお客さんが入っていて、きっと大半はうつ病には関係のない生活を送っている人たちだろうけれど、少しずつ「うつ病ってこんな病気なんだね」と理解してもらえる一助になるような内容だったと思います。(でもうつの人全員が「死にたい!!!」と騒ぐわけではありません。)患者当人としては見ていてホッとするところはたくさんありました。イグちゃんがかわいらしくて、演技してるみたいですよねー。ご本人たちもちらりと登場なさっていました。 映画としては、キャラクターがわーっと空に飛び上がっていくところあたりはちょっと興ざめしましたが、あおいちゃんと堺さんの2人の世界はとてもほんわかとしていて、2人にしか出せない味わいがあるように思います。あかちゃんカメとイグは助演男優?賞あげてください。 [映画館(邦画)] 8点(2011-11-02 12:17:43)(良:1票) |
19. 忍たま乱太郎(2011)
ネタバレ 小4の娘と一緒に鑑賞。食堂のおばちゃんに扮した古田新太見たさに行きましたが、面白かったです。笑えるような笑えないようなシーンもふんだんに織り交ぜながら、映画という大きな大きなおもちゃで大人がたっぷり遊んでます、という映画。子どもの映画ではないけれど、私としてはこれは大アリだと思います。最後の鐘なんて、子ども向けの「がんばろう!」な映画ではあり得ない展開で、花マル。谷原くんは顔をあれだけ隠しても谷原くんなんだよ、というところもある意味よかったような、悪かったような・・・。 [映画館(邦画)] 8点(2011-08-06 11:38:03) |