1. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 斬ってはって斬って・・いいですね~!こんなの大好きです。 矢で闇につつまれる、ってのが実際になっているのが特に面白かったなあ。 映画は、観て面白い、に限るのです。 言葉をグダグダこねまわしたり、映像になっていない部分を「そのくらい、予備知識として知っておけよ」ってのは論外。 まさに観ているだけで面白いってところで、胸のすく映画でした。 映画を観るのにさまざま考え方はあるでしょうが、「何も考えず楽しみたい」って人はどうぞ。 [映画館(字幕)] 9点(2007-09-24 08:49:32) |
2. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
・・今まで、映画を見に行って、こんなに時間を長く感じたことはなかった・・。 そんな映画です。 1作目を観た後、いきなりコレってのも悪いんでしょうが。 陰鬱で、爽快感がない話だったなあ。話の筋も見えてこない。 なにより、主人公が何もしない、のが。 ピンチを自らの能力で解決するのが主人公でしょうよ。 脇役ばかりがピンチを解決して、主人公はいつもウジウジしてます。 かと思うとキレたり。 原作付きは、不要な部分を抜いてわからせないと、と思うのです。 連作ではあっても、テレビじゃないんだから、僕のような立場の人間もいるでしょう。 特に、子どもにせがまれて見に行ったおとーさん!あなたの気持ちは僕よくわかります! 仮にせがまれて行っても、子どもはこれを喜ぶのかなあ、と、ちょっと悩みましたが、ちゃんとヒットしているみたいですね。 でも、僕はこのつらかった2時間を一生忘れない。 以前の作品を見ていない上の評価ですので、1点は上乗せしてこのくらいです。 [映画館(吹替)] 2点(2007-09-24 08:31:39) |
3. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
《ネタバレ》 なんてーか、相変わらず説明不足というか、必要なプロセスが抜けたシナリオ。 テレビアニメの時にも思っていたが、伏線やら溜めやらが抜けている。 シナリオの文法がなっていない。 ネルフの連中が「自分が勝たなければ世界が滅びる」と言っても、観る側に「負けたら世界が滅びる」という前提が無いから、切迫感、緊張感が無い。確かに強く恐ろしい使徒だよ。しかし、使徒がエヴァに勝って街を破壊しても「この街は滅びても、世界滅びるの?」ってとこでしょう。(セカンドインパクトとか言われても、それがイマイチ何かわからん)ウルトラマンで怪獣が出ても、「所詮日本の一部が破滅したところで、それが世界が滅びることにつながらない」と思うのと同じ。 何の予備知識もない観客に、その映画を観て素直に怖がらせたり、感動させたりするのが映画ではないのか、と。 中学校の友人(名前忘れた)といつの間にか親友になっていたり(命を助けても、それで親友になるのが納得できる程のプロセスは踏まれていない)、その友だちの励ましにシンジが涙したり・・あんなに他人を拒否する人間が、そんな一朝一夕に感動すんのか、と。シンジが綾波レイに「寂しいこと言うなよ」と泣きながら言うのも、「泣いて寂しがるほど親しい相手なのか」と思う。シナリオの「転」の部分で、人を納得させる力が無いのだ。 つまるところ、今まで見たようなドラマを継ぎ足して、「なんとなく」勇気を出すことを決意する場面、「なんとなく」親しい友人になる場面、「なんとなく」友人の身を捨てる覚悟に感動する場面らしきものを作っている感じ。うわっすべりなんだよなあ。 シナリオはロジックだ。そのロジックを踏まえずに、今回もキャッチーなキャラ、デザイン、シナリオで力押ししました、という感じ。センスは一流です。でも、シナリオは大事な部分が抜けている。 映画評価は4点。でも、あのCGの街はすごい。そこで+1ってとこで。 全くエヴァの予備知識が無い友人は「主人公がヘタレでいらいらした」と。 [映画館(邦画)] 5点(2007-09-17 00:31:35)(良:1票) |
4. M:i:III
《ネタバレ》 かなり面白いと思うんだけどなあ・・。 「2」でかなり外したと思っていただけに、ちょっと評価がよすぎるのかも? 個人的に、ビルからダイブのシーンが大好きです。 (普通にビル伝いにワイヤーでも張って、そこを伝えばよかったような気も?) 「スパイ大作戦」らしく、チームプレイの面白さもあったし、かなり好みの作品でした。最初から最後まで息をつかせない、映画館向きの大作!一度ご覧あれ! [映画館(字幕)] 9点(2006-12-30 22:09:11) |
5. BLOOD THE LAST VAMPIRE
なんてーか・・。きっとアニメだけ観て育った人たちが作ったんでしょうね・・。技術はすごいです。ストーリーの方は『お話にならない』感じです。つーか、勿体ないなあ。『これだけの技術を光らせる話(説得力)』があれば、と、悔やまれるぐらいの作品です。いっそプロモーションビデオだったら、神クラスの点数になるのに。 [DVD(邦画)] 4点(2006-03-11 10:19:54) |
6. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 そんなに傑作かなあ・・。と、これが正直な感想。様々に評価がでているから、ここはリアルさの視点で一つ。幼い頃から繰り返しあっていたテレビの特番で、「スターウォーズは何故ヒットしたのか」は繰り返し分析されてきた。その時必ず「リアルだから」って分析があったと思う。SW以前のSFが、『「ピキューン、ピキューン」という空想上の電子音や、銀色の宇宙服、UFOの延長にあるキンキラ宇宙船を採用して、空想のSFを作っていたから。それを覆したリアルさで、スターウォーズはうけた』と分析されていた。 で・・EP3の冒頭の戦闘シーン。アナキンのスターファイターが、オビワンのスターファイターの翼に乗ったドロイドを破壊するために、翼を故意に接触させたシーンでガックリきた。だって、あり得ないでしょ?Xウイングがそんなことしたらドン引きでしょーよ。あくまで観る者の感覚に近いリアルさを醸し出すから心に来るのに、いかにも現代人が空想した宇宙SF上の曲芸なんかされて、共感できるのか。Xウイングやタイファイターは、あくまで戦闘機として無骨に戦っていたからリアルさを感じることができた、と思っている。 つるつるピカピカの宇宙船や、そのデザイン自体もドン引き。なんでこうなるかなあ・・。 でも、作品自体は普通に楽しめた。これ、旧三部作のファンの戯れ言。すみません。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-03 00:43:03) |
7. ティム・バートンのコープスブライド
よくここまで作り込んだな~というのが、第一の感想です。独特のキャラデザ、キャラの細かいアクション、建物や木の一つ一つまで極細かいところまで作り込んであるオブジェクト。すべてが素晴らしい!各場面のキャラの動きに、細かいアイデアがちりばめられていて、感心させられました!この作品のために、もてるアイデアを全て出し切ったんじゃないかと思える位です。何より、これらがCGじゃないことがすごい!!CGでこの質感は絶対出ないでしょうし、こんな気持ちにはさせられなかったでしょう。人の心を感動させるのは、アナログなものなんですよね。ティムバートン監督の持つ長所が遺憾なく発揮された作品だと思います。 話がちょっと短く感じられ、もうちょっと盛り上がってもよかったのかな~という欲が、1点だけ減点させました。また、チャーリーとチョコレート工場の後で、どちらかと言うとあっちが好みだったので、もう1点減点になったのですが、ここまでの出来なら一見の価値があると思います! 家族と、あるいは恋人と、楽しい時間を過ごすのに持ってこいですよ! [映画館(字幕)] 8点(2005-11-02 20:36:54) |