1. 縛り首の木
ゲーリー・クーパーのファンです。彼が出ているから見ました。背景描写が少なかったように思えますが、そんな映画って日本にもありますね。金を目の当たりにした時の人間の狂気は恐ろしいものがある、というのを実感できてよかったです。正直者、朴訥青年は大人になってもウソをつけない正義漢、ヘップバーン以外は口説く必要なし。そのまんまのクープが出てきたので満足です。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-07-17 17:24:52) |
2. SOSタイタニック 忘れえぬ夜
《ネタバレ》 有名な「タイタニック」が陳腐なものに思えました。 沈むとわかってからの人間模様、最後の監督の訴えが心に残ります。 以下、完璧なネタバレですが、 カリフォルニアに宛てた痛烈なメッセージ、ヒューマンという単語を含んだ「応援はいらないよ」という船長の言葉、またジ・エンドの前の木馬、これが全てではないでしょうか。 有名作にはないリアリティーと人間性がこの作品にはあります。CGもなしに良く作っています。違和感なし。邦題で損してる秀作だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-06-08 00:45:01)(良:1票) |
3. 嘆きのテレーズ
《ネタバレ》 見終わったあとに「シュール」と思えるフランス映画そのものです。にやついた水兵が強烈にイヤな奴だったけど、いまわの際の「手紙」で任侠的良心を感じられ哀れも感じました。さて、これからどうなるんでしょう?という余韻を残してのFIN、いいですねー。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-18 23:03:42) |
4. 眼には眼を
2000年にNHK-BSで見た作品です。10数年で1000本ほど記録に留めていますがこれほど印象が残っている映画はありません。たいていシュールなヨーロピアン、その究極かと思います。だいたいあの風景はどこの風景なのか。まだまだ世界には知らない所が多々あるんですね。その景色と相まって、本当の恨み、というのは日本人にはわかり得ないのかもしれません。これほど怖い映画はありません。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-01-15 22:44:34)(良:1票) |
5. 崖
《ネタバレ》 3枚目以下が主人公。48歳とは思えなかった、…50代前半かと…。 いんちき薬で刑務所に入ったかに思えたが時間的差異がない。 最後の靴に忍ばせた金はどうするつもりだったのか? 疑問は残るが「眼には眼を」みたいなシュールな結末が尾を引きます。 フェリーニの中間的作品でしょうか。 まだ、全然わかりやすい。 絵も美しい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-15 00:31:40) |