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プロフィール
コメント数 106
性別 男性
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1.  裁かるゝジャンヌ
言うまでもなく映画史にその名を刻むクロースアップの映画なのだが、問題なのは顔のクロースアップによって構成されているという点にある。裁判という言語的な題材をサイレントで撮る。顔で撮る。表情で撮る。それはけして非言語的ではなく極めて言語的な試みである。精神的事実を、魂を、敬虐に語るには表面的な言語では限界があり、表情という抽象性にこそ術がある。ただの切り返しショットではない。精神性を抉り出すかのようなローアングル、行き交う視線、静観するハイアングル。室内にも拘らずあまりに動的な映像は言語的積極性に溢れており、そのモンタージュによるところの動は火刑にいたって至高のものとなり、情動を与える。その精神性を唯一の術によって顕在化した非のない映画である。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-29 02:25:41)(良:1票)
2.  吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
映画史を遡るしかない我々には元ネタを発見するという楽しみがある。脚本の元ネタは当然だが、数々の構図が後年の作品にそのまま使われていることに驚く。これはつまり模倣することでしか水準を満たすことのできない、カリスマ的なまでの完成度を本作品が有しているという証明だろう。 それにしてもこのシュレックという俳優はその容姿といい、影絵に生かされる長い指といい、まるでこの作品のために生まれたかのような俳優ではないか。  この作品においての影絵とはグロテスク描写を排するための手段であり、美しさであり、光と影の戦いの象徴でもある。船の上部をぐるりと回りこむ際の影はとりわけ忘れ難く、この作品の力強い存在を見せつけられる。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-24 12:24:37)(良:1票)
3.  キートンの大列車追跡
思想や哲学や取って付けたような芸術性を感じさせるよりもとにかく笑わせる。アクロバットであったり、怪我しそうなものであったり、キートンは体を張ったギャグが抜群に面白い。ジャッキー・チェンが憧れるのも納得できる。列車で追ったり追われたりの攻防も見応えありで、笑いの教科書状態。―――ただグダグダと悪ふざけを繰り返すようなコメディとは格が違う。誰もが目的に向かって寄り道しない。笑いを一手に引き受けているキートンでさえも真っ直ぐ進む。それどころか彼は一切笑わない。ヘラヘラ笑ったりしない。だからこそ観ているこちらが自然と笑ってしまう。画面から緊張感や切迫感が伝わってくるからこそ笑いを抑えることができない。いや、ほんと、笑いの教科書。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-16 02:13:30)
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