1. 皇帝ペンギン
コウテイペンギンが種の存続のために続ける、海岸から内陸までの行進、ブリザード吹きつけるなかの絶食待機…。なにか儀式的な、理不尽な苦行のようにしか見えなかった。そんな生き方しか選べなかったのか?生物はそこまでして生き続けなければならないのか?コウテイペンギンの極限を生きる生命力には驚嘆するが、生まれ変わってもコウテイペンギンにはなりたくない。それにしてもペンギンはカメラ目線などしないし、極寒のなか撮影を続けたスタッフのことはまったく意識させない編集だった、そっちだけでもひとつドキュメンタリーが作れそうな気がする。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-06-24 16:21:16) |
2. ボア BOA
写真撮影のためにジャングルに入った大学生のパンナが行方不明になった。彼を探すため、彼の友人の5人がジャングルに入ったが、そこは人を襲う巨大蛇の住む森だった…。 CG蛇はなかなか悪くなかったけど、コストの都合かチラッチラッとしか出ない。パニック映画のテンプレ通りに作ったという感じで新鮮味はないが、ジャングルで山遊びをした気分にはなれるかも?蛇がヘリを襲うシークエンスはなかなかよかった。 [DVD(吹替)] 6点(2012-06-17 18:08:54) |
3. スリ(2000)
空きビルに住み、電車内でのスリを生業にしているアルコール依存症の中年と、その若い弟子たち、断酒会のメンバー、スリを追う刑事などの人々が繰り広げるドラマ。 ベテラン監督らしく、丁寧な人間描写がなされているとは思うものの、主題がスリなのか、アル中なのか、あるいは友情やラブロマンスなのか、どれも中途半端ではっきりせず、最後もすっきりしない終わり方で、結局何が見せたかったんだ、という感じだった。 人情味あふれる主人公が長年スリで生計を立ててきたようにはとても見えず、刑事と馴れ合ったりしていることも含め、都会のファンタジーのように見えてしまった。 [インターネット(字幕)] 6点(2012-05-28 11:00:18) |
4. マキシマム・エージェント
核ミサイル衛星がテロリストにジャックされる、大量破壊兵器系サスペンス。映像的な見どころは少ないし、ストーリーもかなり無理がある気がする、つまらなくて見るのが苦痛なほど。 [DVD(吹替)] 4点(2012-05-26 07:38:24) |
5. サイン・オブ・ゴッド
イスラエルの遺跡発掘現場で、未来のビデオカメラの説明書を持った2000年前の遺体が発見された。その人物は未来から時を超えてキリストの姿を映し、カメラを別の場所に隠したらしい。独自にカメラを見つけ出そうとする主人公らに、謎の組織の追っ手が執拗に迫る…。 緊迫感あふれるミステリースリラー。古都エルサレムなどの映像は悪くなかったけど、DVDが4:3ビスタ収録で残念。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-11 15:15:25) |
6. 誰が電気自動車を殺したか?
カリフォルニア州で1990年より開始されたZEV規制により、カリフォルニア州では電気自動車が各社から販売される事になった。 しかし制度に対する自動車メーカー各社の反発は強く、後年に自動車メーカーが電気自動車を回収するなどし、2000年代の半ば頃には電気自動車はなかった事にされていた。(らしい) この映画では電気自動車を惜しむ立場で、様々な関係者から電気自動車消滅の経緯に関する証言を集め、自動車メーカー、石油会社、行政、消費者などを批判している。 ではなぜ電気自動車はなかった事にされたのか? それはやはり、普及までの条件が整っていなかった、早すぎたから、ではないか。 性能的にガソリン車に見劣りする、現在と比べると技術的に未熟、ガソリンがまだ高くない、電気自動車への消費者の関心が薄い、規制がカリフォルニア州限定、など、それじゃあしょうがないなと思える理由はある。 しかしZEV規制によって低公害車の技術開発が進んだことは無駄ではないし、作中でもプリウス等のハイブリッド車が電気自動車にかわって有望視されていることへの言及がある。 2006年の内容なので現在では状況がいろいろ変わっているかもしれないけど、カリフォルニア州で起こって消えた電気自動車現象について、振り返ってみるのも悪くないと思う。 [DVD(吹替)] 8点(2012-05-09 18:53:57) |
7. 劇場版 甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道
主人公の少年が、ムシキングバトルというゲームの大会で優勝を目指すというストーリー。 登場するカブトやクワガタとそのバトルシーンはCGで描かれており、なかなか見ごたえがある。 主人公のガールフレンドのアイちゃんがカワイイのも良。 [DVD(邦画)] 7点(2010-02-01 17:18:35) |
8. 特命係長 只野仁 最後の劇場版
イベントのイメージガールのシルビアは何者かに狙われていて、 特命係長の只野が真相の解明に乗り出すという話。 チェ・ホンマンがでかい。 謎解きに無理があるとか細かい所を気にしなければ、 笑いあり、お色気あり、バトルありの、なかなかよくできた娯楽作。 [地上波(邦画)] 7点(2010-01-14 04:18:36) |
9. 三国志(2008)
三国志の物語のうち、趙雲の活躍に焦点を当てている。 軍装などは異色なもので、全体的になんとなく嘘臭く、 歴史ものというより、何なんだかわからないファンタジーのようで、 史実のひとこまを見ているような気分にはなれなかった。 異国風戦争アクションとして見ればなかなか手の込んだものだとは思うけれども、 全体的に暗い絵と、寒いドラマが気になって、もうひとつ乗れなかった。 血の描写が多いのも嫌。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2010-01-10 02:27:42) |
10. アバター(2009)
3D映画は初体験だったけど、いいとも悪いとも…。 それまでのものに遠近感という情報が加わることによって ライブ感が増すのは確からしい。 でも思ったより飛び出して見えなかったなあ、座った席が悪かったのだろうか? 3Dゴーグルで視界にスモークがかかり、画面がかなり暗く見えるのはつらい。 内容としては、ラストのスペクタクルはかつてない迫力だったと思う。 現代戦の残虐性を描き、被害者の側に感情移入させていることも 反戦的なテーマのようにも感じられた。 しかしそのぶん、後味は爽快なものとは言えなかった。 スターウォーズのような軽い後味の映画は正しいのだと思えてくる。 上映時間も長い。濃い味も過ぎればくどくなる。 [映画館(吹替)] 8点(2009-12-29 20:38:15) |
11. ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険
全体的にあまり新鮮味を感じなかった。 海上レースもなんだか不完全燃焼。 全体に漂う乱暴・根性・勢い任せな雰囲気があまりなじめず、空回りな感じがした。 [地上波(邦画)] 5点(2009-12-26 11:59:11) |
12. カーズ
キャラクターの存在感やCGのクォリティーは圧倒的なんだけども。 レースの部分を除けば、田舎町の人情ドラマのようなストーリーが 意外と地味に感じた。 もっとアドベンチャーぽいものが見たかったな。 [地上波(吹替)] 8点(2009-12-04 23:36:11) |
13. MAXX!!! 鳥人死闘篇
全体的に絵が暗い。音楽使いすぎ。 ひたすらシリアスな雰囲気が重苦しい。 登場人物が多かったり、めまぐるしいカメラワーク等、ゴチャッとして散漫。 いくらスタントに力が入っていたり、タイの風景が映っていたりしても、 これだけ好みじゃないテイストが集まってしまうと乗れない。 しかし最後の多人数バトルはなかなかよかったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-18 17:57:23) |
14. ツイスター2008<TVM>
このひたすらに暗い絵と暗い音楽はいったい何なのだろう。 ドラマも辛気くさいばかりだし、愉快な部分がまったくない。 竜巻で家が壊れるシーンなどもあるにはあるけど、 時間にしたらほんのちょっとで、ほとんどの時間はドラマで非常に退屈。 最後あたりの安っぽいサスペンス展開には呆れた。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-11-16 15:24:23) |
15. 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版
オリジナルビデオ作品を再構成した劇場版。 メカや背景にはCGを多用して、従来のアニメでは難しかった表現を実現している。 もとのTVアニメは観たことはないけど、サンライズの一方のロボットアニメのガンダムが、 世代を経るにつれ人物設定などが軟弱になっていき、もとのスタイルが 置き去りにされていったことを思えば、 濃ゆいキャラ満載でハードなストーリーの硬派なアニメを、 改めて現代に復活させたことは、よくぞやったという感じがする。 バトルシーンも豊富で見応えがありすばらしい。 ずんぐりとした主役のロボは今の感覚からすると 少しカッコ悪く見えなくもないけど、それも味ということで。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-10-05 16:06:53) |
16. Di Gi Charat デ・ジ・キャラット 星の旅
時間の制約のせいか展開がめまぐるしく、観客置いてけぼりの感。 絵も話も安易な何でもありコメディーで、作るほうはラクでよさそうだ。 でじこの声が合っていないような感じがする、なんだか太い。 最も出番の多い主役だけに、声の違和感はかなり気になる。 いや声というより前に、でじこのふてぶてしいキャラクター自体が好きではないのかもしれない。 髪が緑というのも好きじゃないかもしれない。 ほかの3人の娘のほうが可愛いけど、でじこの影に隠れて出番が少ないのが残念。 [DVD(邦画)] 4点(2009-10-05 09:00:34) |
17. 天国の青い蝶
しかし変な色だなー…。 もう変な色ってだけでジャングルの美しさも、映画としての価値も半減だと思う。 バツイチ中年のラブロマンスのようなドラマの間に、ちょこちょこと コスタリカの珍しい生き物が出てくるのはいいんだけど、 どうせならもっと生き物に焦点を当ててほしかった、 人間のドラマのほうは本当につまらなかったので。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2009-09-25 03:36:58) |
18. E.T. 20周年アニバーサリー特別版
展開がダラダラとしてるし、全体的に絵が暗いし、 家周りだけの狭い話だし、なにか殺伐としてるし、 子供向けというにも疑問に思える部分が多い。 退屈で全然ワクワクしない。 子供が主演というだけの、子供映画もどきのように思えた。 本当はこの監督は子供向けなんてやりたくないんじゃないかとさえ思う。 子供向けならこれよりもっといいものはいくらでもあると思う。 音楽もかなりくどい。 内容のつまらなさを音楽でごまかす実験のような映画。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-09-22 23:59:30) |
19. おくりびと
いくらなんでも演技は元気なすぎな気が。 小ぎれいにまとめただけの雰囲気だけの映画、というのは言いすぎだろうか。 いい所もある映画だとは思うけど、もう少しテンポがよければなぁ。 製作国の人間だから外国人よりも楽しめないというのは皮肉だ。 [地上波(邦画)] 6点(2009-09-22 00:09:21) |
20. アルティメット
ガラが悪い、乱暴、人情のかけらもない凶悪人間ばかり、な世界に なじめないものを感じつつも、 ビルからビルへと跳んだり落ちたり、サーカスのようなアクションを見せるさまは、 なかなか目覚しいものがあった。 しかしノンストップアクションというほどの密度でもなく、中だるみもあった気がする。 格闘シーンもあったけど、なにやら早回しが混じっていたような。 いまどき珍しく、体を張ったアクションに挑んでいるのはいいと思うけど、 往年のジャッキー映画のような面白さには至らない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-14 23:56:19) |