1. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 本日(12月10日)、US版のDVD(字幕あり)にて再鑑賞。実は先日(日本の)劇場において再見したので本日で3回目となりますが、再評価させていただいて9点(これにともなって1作目。2作目も8点に変更)とさせていただきます。劇場で鑑賞した時に9点への変更は決めていたんですが、US版を観てからと思い本日の変更となりました。好みの別れている「手ブレ映像」に関しては、私は全く不快には感じないですね。逆に臨場感があって良いと思います。仮にこの「手ブレ映像」や「意図して?落としている画質?」「ツッコミ所」とかがマイナス要素になったとしてもですね「2作目の終わり」を「3作目の終盤」に持ってくるこの設定だけで私的には3~5点レベルです。しかし前述の通り私には「手ブレ映像」や「意図して?落としている画質?」「ツッコミ所」が全くマイナス要素にはなっていませんし、シリーズ3作目でこのレベルは素晴らしいと思うので9点献上です。 (以下は9月9日時点の変更前の書き込み) 日本公開前に鑑賞。シリーズ最終作品3作を通してキッチリ仕上げてきました。そしてまったく失速していません。その実績と完結編であることにプラス1点で8点献上。junowaveさんも記されていますが、本作は確かに前作からの続きなんですが殆ど終盤付近までが実は前作の続きという設定です。これが秀逸です!つまり前作のラストが冒頭にくるのではなくて終盤付近に前作のラストシーンがきているのです。そしてカーチェイスも健在です。続編は作れそうですがこれで完結にしてほしいものです。 [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2007-09-09 21:18:12) |
2. ハンコック
《ネタバレ》 本作は現在話題の「ダークナイト」と両極端を成す作品ではと思います。例の如く物語の詳細は尻軽娘さんが記していますので割愛しますが、「バットマン」の「暗」=偽善とわかっていながら民衆を救うことに使命を課しているのに対して、「明」=できることならほっといてくれとなおざりなヒーローのハンコック。終盤間近までは明るい乗りで(特にメアリーとの喧嘩とかは笑えた)持ってきておいて、ラストの展開は少しグッときました。ベタとは言えどもこれぞアメリカ映画(良い意味で)と思えた1本でした。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-08-18 22:24:19) |
3. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 本作も評価の割れるところでしょうか。はっきり言うとヒーロー物の範疇には、良い意味でも悪い意味でも収まっていません。が、バットマンという行為自体が、法を犯した偽善行為であることを自身が知っている、ブルース・ウェインの苦悩を演じたクリスチャン・ベール、そして公開前に故人となってしまったヒース・レジャーのジョーカー(ジャック・ニコルソンを凌いだ?)の狂気の演技、脇を固めるマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン等々名優達の演技。そして前述の通りのヒーロー物の範疇を凌駕した内容(何とヒロインも救えず、盟友をも危機にさらす(それが原因でトゥーフェイスとなる))、ラストに至っては「自身が悪(ダークナイト)」となってしまうという一種驚愕の内容を評価したいと思います。 (ここまでが8/10時点の評価です)昨日(8/16)日本の劇場にて再見しました。前述の通り本作は「ヒーロー物」には収まっていません。ブルース・ウエインが素顔のままで登場していた(つまりヒーロー物ではない)としても、それなりの作品に仕上がっていたと思える内容です。が、やはり見る側を選ぶ作品ではないでしょうか?純粋なバットマン(ティム・バートン版ではなく元祖オリジナル版の)のファンの方々にはどんなに映ったのでしょう?機会があれば聞いてみたいものです。再見してプラス1点の8点。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-08-10 21:00:42)(良:2票) |
4. イースタン・プロミス
《ネタバレ》 舞台はロンドンでロシアン・マフィアが主役とあまりなじみのない設定ですがなかなか面白かった。ドンの息子キリル(ヴァンサン・カッセル)が女性を孕し、その出産に立ち会ったアンナ(ナオミ・ワッツ)が女性から託された日記のために・・・そして運転手ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)も彼女に共感していくうちに・・・と物語りもなかなかでした。そして、ラスト付近でニコライが丸裸で格闘するシーンがあるのですが迫力がありヴィゴ・モーテンセンのプロ根性を垣間見ました。更に劇中に出てくるバイク(ロシア製と思われる)やニコライやキリルのしている腕時計(ジャガー・ル・クルト)がさりげに格好よかったです。 デビッド・クロネンバーグ監督は「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続いてヴィゴ・モーテンセンを起用してのバイオレンス作品で「彼らしい演出」もあったりですが、私的には両作品共に好きな作品です。またこの手の作品にしては尺も長くなく観やすかったです。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-05-02 07:28:12) |
5. バンテージ・ポイント
《ネタバレ》 遅ればせながらの鑑賞。これは面白い。わずか80数分(近年は長尺なだけでダラダラした作品が多い)の間で良くまとめたものです。逆にもう少し長くすれば色々な意味で掘り下げれていたとも思いますが、これはこれで良いのではないでしょうか。俳優陣は皆良かったし(ウィリアム・ハートやデニス・クエイドとなかなか渋い)特にフォレスト・ウィティカーが最高でした。最近観た「ラスト・キング・オブ・スコットランド」以来ですが素晴らしかったです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-04-14 22:46:00) |
6. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 はじめに「ボーン・アルティメイタム」で、その物語や展開ではなくポール・グリーングラス監督の撮影の手法に対して評価を与えれなかった方々は観るべきではありません。本作はその比ではありません。さて既に色々な方々が評価しているようにこの作品はその撮影の手法につきます。大別すれば「怪獣(モンスター)物」なのでしょうか?しかし「怪獣と戦う側」の視点ではなくて「襲われる群集側」の視点から描いています。「襲われる群集側」を更に特定のグループ(ロバートとジェイソン兄弟、ハドソン(彼はある意味で超KYですよね?)、リリー、マレーナ、エリザベスの6名だけ)に限定して、まるで鑑賞している自分自身がその場にいるような臨場感を与えてくれます。登場する人物(極端に言えば前述の6名だけ)も限定されBGMもまったくありません。まるで「映画の常識」を全て否定するこの手法がある意味で秀逸です。物語は冒頭から18分くらいまでは「ハテ?」って展開ですがそれ以降は話は一挙に進んでいくので、撮影方法が気にならなければあっと言う間に終わってしまいます。物語そのものより本作の手法に対して評価を与えたいと思います。最後にもう一度ポール・グリーングラス監督の撮影の手法がダメな方はこの作品を見ると間違いなく酔いますよ。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-04-13 00:44:31) |
7. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 やられた。が正直な感想です。明らかに!明らかに!意図的に「勘違いした日本の描写」や古き良き(おそらく70年代?の梶芽衣子辺りの映画(私的には未見なのでわからないが))頃の日本映画やアジア(香港映画)へのオマージュ満載で一つ間違えばパロディーにしかならない・・・いやそれすら意図している・・・作風で作り切った監督に脱帽です。間違いだらけの日本観や(かなり偏った)映画としての展開を嫌う方は相当数いると思うので好みは別れる作品でしょうね。しかしオチャラけた展開とは別にアクションシーンは冴えてます。そして「ビル」役はデヴィット・キャラダインとは更に脱帽です。更に千葉真一が最高です。(公開当時は海外の劇場にて字幕なしで鑑賞) [DVD(字幕)] 8点(2007-10-07 14:57:56) |
8. ボーン・スプレマシー
《ネタバレ》 続編ながら全く失速していない。いいですね。納得のできる設定や物語はそのままで時折見せるアクションが映えています。ラストのカーチェイスは本当に圧巻です。フランカ・ポテンテがあっさり死んでしまったのが残念(すごくかわいそう)ですが展開的に(3作目も踏まえて)仕方ないところでしょうか。ジョン・アレンやカール・アーバンがいいですね。 (2007年12月10日、7点から8点に変更) [DVD(字幕)] 8点(2007-09-09 21:02:34) |
9. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 いいですね。こういう大人のアクションとでもいいますか背景のしっかりした(設定やとんでもない兵器の出ない)スパイ物は好きですね。ボーンは最初(本作は最初の任務ではない。劇中でも「最初の任務」とは言ってないし、後の作品でもそれは言及している)の任務の時から自分自身に何らかの葛藤(2作目の軸になる部分)を覚えていて本作の中での「暗殺の失敗」につながったんでしょうね。フランカ・ポテンテもいい。 (2007年12月10日7点から8点に変更) [DVD(字幕)] 8点(2007-08-25 19:25:31) |
10. フィフス・エレメント
私は好きな1本なんですが、皆さん中々に厳しい評価ですね。 初見からは随分と経ちますが、ぶっ飛んだゲイリー・オールドマンやキュートなミラ・ジョヴォヴィッチ、脇をささえるイアン・ホルムもいいじゃないですか。 もちろんブルース・ウィリスも。 [DVD(字幕)] 7点(2013-07-02 12:49:48) |
11. スター・トレック/イントゥ・ダークネス
《ネタバレ》 新生スタートレックの第二弾。 本作に対しては、全く予備知識なしで鑑賞したのですが、なかなか面白い作品でした。 TOSをご存知の方や、ファンの方なら、新しい女性キャラの名前や物語を追っていくと「ん?まさか?」と思うかもしれません。 そして、その思いは「あるキャラ」の正体が明かされた時に「やはり!」となることでしょう。 私は「ファン」というほどでもありませんが、本作鑑賞前に「TOSの劇場版6作品」を鑑賞したばかりだったので「やはり!」となりました。 そして「あの彼」も出演しているのでお見逃しなく。 鑑賞前か鑑賞後に「TOS劇場版第○作」と「TOS TV版第○5作」をご覧になるのも一興かもしれません。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2013-07-02 10:54:08) |
12. カンフー・パンダ
《ネタバレ》 物語はベタですし「ドラゴン○ール」や「北斗の○」を思わせるシーンもあったりですが、単純に面白かったと思います。絵風も若干変わっていたようで好印象でした。お子様と一緒に家族で見るのにピッタリな作品です。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-06-24 21:39:16) |
13. ラスベガスをぶっつぶせ
《ネタバレ》 面白かったです。展開はベタですし物語としても最後の逆転劇(?)を除いては予想通りに進んでいきますが、我々にとっては非日常な世界に誘ってくれます。主役の(次期ピーター・パーカーとも言われている)ジム・スタージェスは無論のこと脇を固めたローレンス・フィシュバーンとケビン・スペイシー、そしてケイト・ボスワースも良かったです。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-06-03 19:32:12) |
14. シャレード(1963)
《ネタバレ》 恥ずかしながら・・・再見(オンエアー等で観ていた)のつもりで鑑賞しましたが・・・何と初見でした。で内容はと言うと当時の作風そのまんまですが、充分にいやいやそれ以上に楽しめました。名作の1本では?そして今は亡くなっている俳優さんがほとんどですが豪華(ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディー、ウオルター・マッソー・・・皆若い!)なこと!えっ?展開がベタで見え見え←いいじゃないですか1963年の製作なんですから。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-21 22:39:10) |
15. ヒットマン(2007)
《ネタバレ》 失礼ながらキャスト等を見た限りではそれほど期待してませんでした。それが良かったのか?面白かったです。とにかく「47」がメチャクチャ強い!物語を理屈っぽくせずにひたすらアクション(銃撃シーン)がよかったのでしょう。余談になりますが(ゲームついては疎いのですが)比較的最初の辺りに元になったゲームがさりげなく出ていましたね。ヒロイン役のオルガ・キュリレンコもなかなか存在感があったと思います。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-04-09 08:25:39)(良:1票) |
16. 魔法にかけられて
《ネタバレ》 通常はこの手の作品は好んで観ません。ゆえに期待せずに鑑賞しました。が!これが意外や意外!面白い。あまりミュージカルミュージカルしてなかったのも良かったし「まるでセルフパロディー」これが良かった。皆様もおっしゃてるようにどちらかと言えば大人向けな物語でした。プリンセス・ジゼル(エイミー・アダムス)はもう少し若い女優さんが良かったかな。しかしスーザン・サランドンが怖かった!? [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-03-09 22:15:55) |
17. 団塊ボーイズ
《ネタバレ》 いや~そんなに期待せずに鑑賞すれば充分に及第点以上では?主役の4名の絶妙な演技と脇(?)を固めるレイ・リオッタ、マリサ・トメイ達もいい味を出してます。そしてそしてオオトリはピーター・フォンダ(ゴーストライダーにも出てましたね)!しかしマリサ・トメイは本当に久々ですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2008-02-20 21:48:56) |
18. 再会の街で
《ネタバレ》 先入観、事前情報なく鑑賞しました。秀作ですね。一番驚いたのはアダム・サンドラーです。主観でありますが、どとらかといえば「コメディアン」的な印象しかなかった彼にこんな演技が(失礼)できるとは・・・そして「物語と音楽」が良いですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2008-02-20 21:43:56) |
19. スーパーマン リターンズ
《ネタバレ》 昨今のリメイクブームの中ついに真打(?)登場!監督や主演男優が2転3転しての公開。できはどうか?相当楽しみにして鑑賞。「クリストファー・リーブ版」へのオマージュ満載の上にしっかり物語りも継承しているしオープニング(ジョン・ウイリアムスの音楽そのまんま!)には完全にやられました。「スーパーマンが5年間不在」だったのは「911」を防げなかったからなんてアメリカ的な発想もなかなかですね。日本でも劇場鑑賞して更にDVDでも鑑賞しました。唯一残念なのは「子供」ですね・・・今後(2以降)の展開が心配です。これでマイナス1点の7点。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2007-10-13 21:58:26) |
20. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 こういう時系列が交差したり行き来する展開は得てして混乱しますが、本作もその辺りは例にもれずに同じかもしれません。その辺りの展開についていけないと面白さは半減するでしょうね。主人公はその能力を使って大きなことをするわけではなく、愛する女性のためにひたむきに頑張ります。そしてラストは・・・。しかし日本公開までにえらく開きがあったなあ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-13 07:48:05) |