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きいろのくじらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  手錠のまゝの脱獄 《ネタバレ》 
スタンリー・クレイマーの手法は光っており二人の画面での位置関係から感情や立場を映し出す手法、過剰な演出を避けメッセージ性に重きを置く部分などは非常に評価できる。途中の村、母子の家などを閉鎖的に描いたのも皮肉めいてて面白い。  追いかけるジャクソン、一緒に転げ落ちるカレン。手錠が外れても離れない二人、ラストは逃げる意味もなくなる。ジャクソンを抱き抱え歌うカレン、二人は手錠があった時よりもより“近い”ものとなる。今見るとプロットは確かに常套かもしれないが、今なお根強い問題を抱えている人種問題を50年代にやってのけたというのは意義深い。南部が舞台の作品ではなかなかの秀作である。  
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-12 02:38:45)(良:2票)
2.  ダイヤルMを廻せ! 《ネタバレ》 
ネタに尽きたからということでブロードウェイで大ヒットしていた作品に目をつけ映画化したのが本作品。ヒッチコックはヒットしている作品をいじくる必要はないとし、舞台劇をそのまま映画にするという斬新な手法を施し面白い仕上がりをみせいてる。  グレイス・ケリーの美しさや犯人が分かっているにもかかわらず、極上のサスペンスを堪能できるという素晴らしさも勿論あるが、特筆すべきなのは3-D映画としての本作だ。  従来のブームであった観客を驚かすという手法とは異なり、シーンの多くでキャストを遮って物なり柱であったりを置くという手法を使い、それによって観客に作品との共有を与える事によって一体感を与えている。3-D映画には難色を示していた彼であるが自分らしさを失わずにこの課題をクリアしてみせた、と同時に舞台劇の良さも存分に引き出した。ヒッチコックの天才振りが伺える。  勿論これはメイキングを見ての感想であるが是非本作を3-Dで見て、飛び出す鋏を見てみたいものである。  最後に付け加えるとこの作品時点ではカラーであまり撮っていなかったにもかかわらず色の使い方がうまい。分かりやすいとこで言えばグレイス・ケリーに夫といる時は白のドレス、不倫相手といるときは赤のドレスを着せるというところである。色の演出は『めまい』でより楽しめるがこの時点でも堪能できる。  DVDで久しぶりに再見したが堪能できた。色褪せぬ名作である。
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-11 20:39:19)
3.  ノックは無用
モンロー初主演の作品であるが、当時の宣伝ポスターとは裏腹にシリアスな演技を楽しむ事ができる。演技派女優を目指していただけあって、もしくはお母さんの事もあってなのかなかなかの演技で怪演なんて言ってもいいかもしれない。内容的にはどこかヴィヴィアン・リー出演のあの名作の雰囲気を感じる気がしないでもないのだが、サスペンス的にもロマンス的にも中途半端な感は否めなく、肩透かしを食らってしまうかもしれない。ヒッチコックだったらどうなっただろうかという思いに駆られる。 モンロー以外の見所はジェームズ・キャグニーの妹の出演とアン・バンクロフトの初出演あたりだろうか。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-12-09 19:27:35)
4.  麗しのサブリナ
話はいたってシンプルだが却ってオードリーの可愛さやワイルダーの手腕が引き立っている。シャンパングラスやハット、ステッキを始めとした小道具の使い方はやはりうまく、ウィットに富んだ台詞回しと全体のお洒落な雰囲気はワイルダー作品の醍醐味である。「月が手を差し伸べるのよ」は名台詞。  俳優陣は豪華だが、ホールデンとボギーの対立、ボギーと監督、オードリーの不和など舞台裏のゴタゴタがどうも映像にも反映しているようでポップなラブコメにブレーキをかけているような気がしてならない。希望していたケーリー・グラントでも良かったが年齢的にはそして彼のキャリアからしたらホールデンをはめても良かった気もするのだが。  さて本作は衣装も印象的で楽しむことができ、イーディス・ヘッドのサブリナパンツもそうだがこの作品でオードリーが初めて出逢ったユーヴェル・ド・ジバンシーの衣装も見逃せない。ドレスもそうだがパリから帰ったときのスーツ姿は何とも目を引くものがある。 
[DVD(字幕)] 6点(2007-12-09 19:10:48)
5.  ローマの休日 《ネタバレ》 
ダルトン・トランボは赤狩りの被害に遭った不運な時代を生きた脚本家だ。彼は映画界を事実上追放されてしまったが偽名などにより活動を続けていき、逆境にも負けず優れた作品を輩出していった。彼の作品の多くはどこかそんな執念を感じずにはいられない作品ばかりだが、しかしその中でもこの『ローマの休日』は異色の作品だろう。彼の当時の状況から考えてもロマンティックなラブコメディは到底考えられない。しかし彼は書いている、人々の中にある大切なもの、希望、そして平和への思いを。ラストシーン、王女が握手を一人一人にしていく場面ではトランボの想いが伝わって目頭が熱くなる。この作品は公開50周年記念のデジタル修復版ではトランボの名前に変更されクレジットに映し出される。それを見て感極まる人間は私だけではないはずだ。
[DVD(字幕)] 9点(2007-02-25 23:03:12)(良:1票)
6.  アフリカの女王
第一次世界大戦下のドイツ領東アフリカを舞台に男女が河を降るという単純明快なストーリーだが、やはりこの映画はH・ボガートとK・ヘプバーン二人の為の映画だろう。この二人が共演してるというだけでドキドキする。H・ボガートはカサブランカのあのセクシーな演技が焼きついているので、非常にビックリしてしまったがそこはやはりボガート様、お見事という感じで終始ニヤニヤしながら見てた。あの動物ものまねは色々な意味で驚き。K・ヘプバーンの方もあまりのり気じゃなかったなんていうのを聞いたことがあるがまったくそれを匂わせない素晴らしい演技で息ピッタリの見事な掛け合いを見せてくれた。慣れない環境でマラリアにかかったりという二人の苦労を考えても見終わるとジーンとくるものがある。しかし、この二人がいなかったらこの映画どうなっていたのだろう、激流のシーンこそ楽しいが、内容はほぼ二人の登場人物が河を降るだけ、しかも奥行きがなく、この年代では特有のドイツ=敵・悪という単純な図式。見事なキャストが映画の地位をこれほどまでに昇華させたという点では全く持って貴重な作品なのだが。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-03 02:42:33)(良:1票)
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