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びくーにゃさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 35
性別 女性
自己紹介 【好きなジャンル】ミュージカル、実話もの、社会派ドラマ
【苦手なジャンル】ホラー、SF、アクション

理解力がないので、単純明快な作品が好きです。
難解だったり単調だと、途中で寝てしまうことも・・・。
芸術的センスよりも、娯楽性を求めるタイプです。

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1.  タイタニック(1997) 《ネタバレ》 
公開当時、映画館へ行ったら満席(立見まで!)で見ることができず、 その後TVで何度か観ています。 いろいろ意見の分かれる作品ではあるけど、私は素直に大好きな作品です。 ディカプリオの役も嫌味がなく、アイルランド移民(?)のパーティーではしゃぐ シーンは、本当に生き生きとして彼の魅力が活きてるなぁって思います。 映画ってストーリー、役者、セット、音楽と色々な要素があるけど、 この作品はどれをとっても文句なし。 ただ、現代パートが邪魔。いちいち過去から現代に引き戻されてしまうので、 最初と最後だけにしてもっと尺を短くすれば観やすいと思うんだけどなぁ。  余談ですが、 津波の被災地に住んでいるせいか、今見ると以前よりも切なくなります。 最後のローズの回想シーンは何度見ても涙を堪えられません。 在りし日のタイタニックの煌びやかな船内。 今は亡き人々が当時の姿で暖かく取り囲み、ディカプリオが出迎える。 映画のラストシーンとしてはベストワンかもしれません。 そして、人生のラストとしてもああいう終わり方は理想的かもしれません。 亡くなった方たちが、あんな風に天国へ行けたのならいいのに…と願いたいです。
[地上波(吹替)] 10点(2012-03-19 00:20:47)(良:1票)
2.  ブラッド・ダイヤモンド
この作品を観るまで、シエラレオネの悲劇について全く何も知りませんでした。 ダイヤモンドが先進国に届くまでの経路や、内紛、少年兵、どれも重く難しいテーマであるにも関わらず、それなりにエンターテイメントとしても観られるような作品になっているのはすごいです。それにはディカプリオの存在によるところが大きいのかもしれません。もしこれが重苦しいだけの映画だったら、「映画=娯楽」である私の基準では10点は付けられないです。ちょっと「シンドラーのリスト」にも似てるんですが、殺伐とした内容の中でも、主人公の心の成長のような、何か一つでも希望の持てる要素がないとダメなんです。観終わった後に暗い気持ちだけしか残らないなら、映画じゃなくてTVのドキュメンタリー番組でもいいわけだし。多くの犠牲者が出ている出来事を娯楽として観るのは抵抗もありますが、問題提起をするという意味では重要なのかもしれません。私は本作鑑賞後、シエラレオネについて本やネットで調べてみました。それだけで何か変わるわけではないのだけれど・・・。とにかく色んなことを考えさせられる作品です。ディカプリオ好きの人も、そうでない人も、色メガネなしで見てみて下さい。変にラブストーリー仕立てになってない点も、評価のポイントです。
[映画館(字幕)] 10点(2010-03-22 02:10:55)(良:1票)
3.  ゴールデンスランバー(2009)
アバターを観に行ったら満席だったため、こちらを観ることになりました。 私が好きな「アヒルと鴨のコインロッカー」と同じ原作者なので期待はしてたんですが、途中で少し居眠りしちゃいました。充分面白い作品ではあるものの、ミステリーっぽい謎めいた部分とコメディな部分がごちゃ混ぜで、うまく溶け合ってないような、 なーんかスッキリしない感じなんです。いろんなキャストが登場しても、誰もそんなに印象に残らないのに、重要でもないような永島敏行の演じる役が強烈過ぎたり。花火のCGもあまりにも唐突&滑稽で、結局この作品はコメディなの??と、わけわからなくなりました(笑) 決してつまらなくはないけど、別に映画館で見ることもないかなぁ。 私が見た伊坂作品の評価は「アヒル~」>>「重力ピエロ」>>>>「ゴールデン~」です。もう新作が公開されても観ないかも・・・。う~ん、残念(>_<)
[映画館(邦画)] 4点(2010-03-22 01:18:17)
4.  ヘアスプレー(2007)
まさに「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の対極にあるような作品(笑)  主人公の明るいキャラクターが本作品の全てを表してるかも。 太っているからと卑屈にならない素直な性格は、見ていて本当に気持ちいいです。 劇場公開時に柳原可奈子がイメージキャラクター(?)として宣伝してたけど、 こんなにピッタリな人選も珍しいですよね(笑) ジョントラボルタのママ役も「普通に女優使えばいいのに」って思いましたが、 コミカルでマンガちっくな雰囲気がかえって良かったかもしれません。 主人公のパパ&ママのほのぼのした夫婦愛も、すごく和ませてもらいました♪  人種差別というテーマもあるにはあるものの、中途半端なので印象薄いです。 そういうのは一切なくして、明るく楽しい青春ムービーでも良かったかな。 ともあれ、ミュージカル好きの私には素直に楽しめた作品でした。
[地上波(字幕)] 9点(2010-02-09 00:42:47)
5.  沈まぬ太陽
長時間というのと、作品のテーマがテーマだけに、映画館で見るべきか悩んだ末の鑑賞。正直な感想は「やっぱり見るんじゃなかった!」。謙さんには申し訳ないけど、これはやっぱり映画化すべき作品ではないです。強いて映像化するなら連続ドラマの方が良かったかも。労働環境が悪い⇒安全面に影響が出る⇒事故が起きる、という生死に関わることだからこそ、あんなにも必死に労働組合が闘っているんでしょうけど、映画ではそれが伝わってこないので、単に賃上げを要求してダダをこねてる程度にしか見えないんですが・・・。例の墜落事故にしても、あまり悲惨さや恐怖感が伝わってこないし、中途半端に描くくらいなら、やはり映画化する必要はなかったと思います。私は原作既読ですが、文章の方がよっぽど色んなものが伝わってきました。とにかく一言で言うなら「やっぱり角川映画」。キャストばかり豪華で、肝心の中身がイマイチ・・・。航空会社の映画なのに、飛行機の飛ぶシーンのショボイこと!!思わず笑いそうになりました。この映画、一応フィクションとはいえ実名に近い名称ばかりで、試写会で謙さんが男泣きするのもわかるくらい、映画化は困難だったろうと思います。その心意気(?)に敬意を表して2点だけ献上させて頂きます。期待していただけにガッカリ度が大きい作品でした。
[映画館(邦画)] 2点(2010-01-04 02:02:20)(良:2票)
6.  ブレイブハート 《ネタバレ》 
この作品の一番の失敗は、何と言っても王女との関係!これに尽きる!! なんか「ラスト・サムライ」と同じ過ちを犯してしまったって感じ(笑) ここに違和感を感じるのは日本人だから? 欧米人は何とも思わないの? これじゃ、せっかくのラストも台無し。それに王女が哀れ・・・。 愛した男の身の上を案じて苦しむも、その男が最後に思い出すのは結局、元の奥さん。 奥さんの幻が見えるシーンが白々しく感じて、感動なんかできやしません。 それに何より、主人公の闘う意義がよくわからない。 最初は全く闘う気なかったのに、いきなり自由のために闘い出すのが不可解。 自分の妻を殺されたから逆上しただけじゃないの? 個人的な復習が動機なのでは? この作品は、主人公にどれだけ共感できるかで感動度合いも違ってくると思います。 どうしても腑に落ちない点が多く、残念ながら私は感動できませんでした・・・。 それにしてもソフィー・マルソーは素敵です。
[地上波(字幕)] 5点(2009-07-16 04:48:48)
7.  センチメンタル・アドベンチャー
「グラン・トリノ」が良かったので、過去のイーストウッドの作品を観ているところですが、これはまさにグラントリノの原型とも言えるべき作品ですね。 そういう点と、イーストウッドの親子共演として観ると、もっと楽しめると思います。 ただし、他の方も言うように、この邦題はちょっとなぁ・・・。 
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-16 04:21:15)
8.  遠い空の向こうに
最初のうちは期待もせずに観てたんですが、終盤は感動して泣いちゃいました。 シンプルで何のひねりもない、本当にありきたりな青春ドラマです。 だからこそ、余計なこと考えずに素直に観れば素直に感動できると思います。 観終わった後の爽やかな感動は何とも言えません。いいもの観たな~って感じ。 学校の映画鑑賞会とかでやるにはうってつけの作品ですね。 「もう一度学生時代に戻って、もっと勉強したい!」と、 一時的に思わせてくれます(笑)
[ビデオ(字幕)] 10点(2009-07-16 04:07:28)
9.  ダンサー・イン・ザ・ダーク
まず、ミュージカル大好きな私。なるべく映画館で観るようにしてます。 が、これは家で観て正解だった!! しかも夜中に一人でひっそりと。 明るい内容でないことはわかっていたけど、見終った後の重苦しさ…。 「シカゴ」と対照的な感じというか。とにかく一言では形容できない作品。 好きか嫌いかと聞かれれば、嫌いな作品。 駄作か傑作かと聞かれれば、異色の傑作。 嫌いな作品はどうしても評価下げたくなりますが、これはそうもいかない。 ビョークの演技が演技に見えないというか、すごく自然でビックリです。 すごく地味な外見ながらも、少女みたいな可愛らしさがあって、 なんてゆうか、年齢不詳の不思議な魅力に溢れてます。 空想にふけりがちなところとか、赤毛のアンっぽい感じ? ただ、この主人公の考え方に共感できないせいで、ラストがすっきりしません。 なんでそんなに強情なんだよー!! とイライラしっぱなしです。 ミュージカルにも色んなタイプがあっていいと思いますが、 個人的には、やっぱり明るいミュージカルがいいなぁ。   
[DVD(字幕)] 6点(2009-07-16 03:54:05)
10.  グラン・トリノ
この映画で、クリント・イーストウッドのファンになりましたが、もう遅い?(笑) 年齢的にはお年寄りって言っても、もし同じ電車に乗ってたって席を譲るどころか、 逆に譲ってくれそう。とにかく格好いい!本当にこれが俳優最後の作品になるのなら、 これ以上にいい終わり方もないような気がします。それくらい見事な散りっぷりです。 内容的には、わりと地味で淡々としているものの、全くダレません。この内容で最後まで飽きさせずに見せることができるのも、やっぱり才能なんですかね。会話や音楽のセンスがすごく素敵です。キャストもイーストウッド以外は有名な役者も見当たらず、かえってそれが良かったと思います。話の設定からしてラストは読めてしまい、ネタバレしてもしなくても、この映画の感想にはさほど影響しないかもしれません。西部劇のヒーローは、こうして自らの俳優人生に幕を引いたのかぁ・・・と、ちょっとだけ意外な終わり方ではありましたが、そのちょっとした意外なラストが私には良かったです。で、エンディングでタオが海岸をドライブするシーンに、イーストウッドのしわがれた歌声が流れ、なんともいえない爽やかな余韻に浸ることができました。別にハッピーな物語でもないのに、不思議なくらい後味の良い作品です。  しかし、しかーし、 他の方もレビューに書いてましたが、その爽やかな余韻を壊すような出来事が!!! 画面左横にデカデカと“字幕:戸田○○子”の文字が! えぇ!? 普通こういうのって、最後の最後に小さく出るもんじゃないの?? 今まで見たことないくらい大きな字で表示されてて驚きました。 戸田さんは尊敬するけど、あんなに主張されては映画の雰囲気損ねますよ~。 その点だけがマイナスかな。  上映後に、他の観客(中年女性の二人組)が 「やっぱり、遠くの親戚より近くの他人よねぇ~」と話していて、 必死に涙をこらえていた私は、その言葉にちょっと和んでしまいました(笑)
[映画館(字幕)] 10点(2009-05-21 22:25:03)(笑:1票) (良:1票)
11.  フラガール
ストーリーは、ありきたりなスポ根青春ものに近い感じかな? でもそれでいいんです。ラストシーンでは、自分もハワイアンセンターの客のような気分で、思わず立ち上がって拍手を送りたくなりました(笑) フラダンスよりも、動きの激しいタヒチアンダンスのシーンが多く、見応え充分です。あの床に仰向けに寝そべってから、ムックリ起き上がる動作は、何度見てもスゴイなぁと感心してしまいます。コミカルな要素も多い作品で、特に岸部一徳さんが方言をまくしたてるシーンでは笑ってしまいました。さすがです。とにかくキャストが生き生きしていて、松雪泰子の先生役もハマってたし、蒼井優はキラキラしてるし、しずちゃんも結構いい味出して、それぞれに魅力がありました。ただ、寺島進は不要。いかにもな役だし、いなくても差し支えない感じ。フラの動きには意味があることをこの映画で初めて知り、駅のホームのシーンは、ちょっとジーンとしました。東北でハワイを再現するという、当時の人達の斬新な発想やその熱意には敬意を表したいと思います。
[映画館(邦画)] 10点(2009-05-05 19:22:25)(良:1票)
12.  スラムドッグ$ミリオネア
スラム出身の青年が主人公なので、もっと重苦しい映画をイメージしてましたが、見終わった後は意外と爽快でした。クイズの問題と彼の人生をリンクさせる手法は面白かったです。音楽と子役の生き生きした演技が良かったせいか、悲惨な人生なのに、さほど悲壮感を感じませんでした。劇中、一番辛かったシーンは、盲目の物乞い少年との再会です。他国ですが、私も実際にああゆう子供を見たことがあります。主人公のジャマールは自分の人生を「運命」として、全て神様に(?)決められていたみたいに言いますが、そうだとすれば、あの盲目の少年は、ああいう運命だったと言ってるみたいで、納得できません。だからこの映画の終わり方に、全く共感できませんでした。兄貴との関係ももっと丁寧に描いて欲しかったです。エンディングのダンスのシーンは、何の脈略もなく不必要なんですが、インドを扱った映画っぽくて楽しめました。余談談ですが、ヨーロッパや南米でも「ミリオネア」を見たことがありますが、この映画みたいにあっさりしてた気がします。外国の人が日本でみのもんた版ミリオネアを見たら、さぞやイライラすることでしょうね(笑) とにもかくにも、本作はあの子役達あってのものです!!
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-03 00:23:06)
13.  グラディエーター
まず娯楽作品として面白いし、出演者の演技もいいし、映像や音楽もいい。CGも見事です。ラッセル・クロウはもちろん、敵役のホアキンも良かった!主役を喰ってしまいそうなほど存在感があって、強く印象に残ってます。残酷なシーンもありますが、全体の映像がキレイなので不快な感じはしませんでした。最後の終わり方に不満がある人もいるでしょうが、私はあのラストで良かったです。なぜか清々しい感じさえしました。映画を観ていると、たまにサントラがほしくなったりしますが、この作品もそうです。これといって目立った曲はないものの、すごく音楽の印象が良くて気に入ってます。ミュージカルが好きなせいもあってか、私の映画の評価は音楽で左右されることも多いです。この作品は全ての要素において文句ないです。なので10点献上!
[ビデオ(字幕)] 10点(2009-05-01 02:03:59)
14.  ロッキー 《ネタバレ》 
これぞハリウッド映画!シンプルで、わかりやすくて、感動的。その上、音楽もいい。私は基本的に「映画は娯楽」という考えなので、そういう意味でもこの作品は理想的。映画は屁理屈こねながら観るもんじゃない、って思わせてくれます。一番の重要なポイントは、エイドリアンが決して美人というわけじゃないこと!!!これ褒めてるんですよ!これでいかにもナイスバディーな超美人が相手だったら、映画の印象が全然変わってると思います。ロッキーとエイドリアンの、ほのぼのしたやり取りが大好きなんです、私は。ある意味、恋愛映画でもあるわけで、ロッキーのぎこちない口説き方が「これって舞台はアメリカだよね??」と思うくらい、うぶで微笑ましい。最後の試合も、普通は奇跡の勝利で終わりそうなもんだけど、そうじゃないとこがイイ!!!スタローンはこの作品を撮るために生まれてきたと言っても過言ではないのでは?ちなみに吹き替えは佐久間さんに限ります。
[地上波(吹替)] 10点(2009-04-30 00:12:20)
15.  シンドラーのリスト
過去にテレビのオンエアで観て以来、かなり久しぶりに観ました。きっかけは、最近「アンネの日記」を読んでる時に、ちょうど公開中だった「ワルキューレ」を劇場で観て、その流れでこの作品を思い出したからです。そのせいか、最初に観た時よりも重みを感じました。スピルバーグと言えば、娯楽作品のヒットメーカーの印象が強かったのですが、こういう作品も上手いんですね。驚きました。まず白黒にしたのが大正解です。これが普通にカラーだったら、この作品の印象はもっと薄くなってたと思います。シンドラー氏も完全な善人ではないだけに、親近感を持って観ることができました。収容所のシーンでは、モザイクなしの全裸のユダヤ人が大勢映されているのが衝撃でした。この場面を使わなくても作品は作れるのに、あえて使った意味は大きいです。おかげで人権のかけらもない収容所の様子がリアルに伝わってきました。戦争映画は、事実関係や脚色において、賛否両論いろいろ別れますが、私はこの作品を映画として純粋に素晴らしいと思います。また、余談になりますが、本作品でのリーアム・ニーソンは不思議なほど素敵に見えますね。
[ビデオ(字幕)] 10点(2009-04-29 23:29:29)
16.  300 <スリーハンドレッド>
「ロード・オブ・ザ・リング」と「グラディエーター」を足して2で割った感じ?歴史の予備知識なしに観ても全く問題はなかったです。というか、そんなもの必要ないかも(笑)一言で言えば、マッチョマン達がひたすら闘うだけの話なんですが、セピア調の映像がキレイで、首が飛ぶようなシーンもグロさを感じませんでした。見所は内容よりも映像美でしょうね。エンディング・ロールの影絵みたいな映像がかっこよくて印象に残ってます。この作品、悪くないんだけど、やっぱりあの変な怪獣みたいな不思議生物とか出てきちゃた時点で、もうダメ。わけわかんねー(笑)って突っ込みたくなること間違いなし!
[映画館(字幕)] 6点(2009-04-29 20:26:51)
17.  P.S. アイラヴユー
ジェラルド・バトラー見たさと、ヒラリー・スワンクの新たな魅力に期待したものの、この手のラブストーリーが性に合わなかったのか、私には全くダメでした。この夫婦の愛情や絆の深さみたいなものが全然伝わってこないので、どんな場面にも感情移入することができず、今となっては話の内容を思い出せないくらい、印象に残ってません。とにかく「つまらない」の一言に尽きます。観終わった後、失敗したなぁ~感、いっぱいでした。
[映画館(字幕)] 2点(2009-04-29 02:54:04)
18.  重力ピエロ
本来ならこういった邦画は映画館で観ないんですが、「アヒルと鴨のコインロッカー」がかなり良かったので、同じ原作者ということで映画館で観てきました。ミステリー作品なのかと思いきや、それよりも家族の絆がテーマって感じなんでしょうか。連続放火事件を軸に物語が進んで行きますが、その犯人や動機っていうのは、わりと早い段階で読めてしまいます。“アヒルと鴨”みたいな驚きの展開を期待していたので、その点はかなり拍子抜けでした。切なかったり、笑えるところもあったり、全体の雰囲気は良かったと思います。キャストも良くて、春役の俳優さんは私は知らなかったのですが、役にしっくりきてました。また、子供時代の子役達も演技が自然ですごく素敵でした。個人的には夏子さんという役の設定が絶妙で大好きです(笑)。渡部篤郎はいかにもというか、役にハマリ過ぎてる感じが逆に嫌でした。あまり名前の知られてない役者さんにしてほしかったなぁ。ともかく、作品自体は内容・雰囲気ともに良かったです。
[映画館(邦画)] 8点(2009-04-29 02:35:12)(良:1票)
19.  オペラ座の怪人(2004)
先に舞台のミュージカルも見てますが、やはり楽曲の力が大きいです。音楽あっての本作品。もはやストーリーなんて二の次です。配役や演出、歌い方等で賛否両論、評価の分かれるところですが、私はジェラルド・バトラーは良かったと思います。なってったってセクシーでカッコイイですから(笑) 正直、マスク取っても充分イイ男なんですけど。そのせいか、あの怪人という設定に違和感があり、悲壮感が感じられなかった点は残念です。そして問題は、ストーリー。一言で言ってしまえば「引きこもりの変態ストーカーによる愛の物語」ですよね??いくら不幸な生い立ちとはいえ、彼のやることに共感できる要素が全くない! あれではただの困ったちゃんです(笑) そしてちょっと長い!途中ダレ気味になってしまうので、もう少し削れるとこは削ってほしいです。とはいえ、やっぱり音楽は最高ですね。あのテーマ音楽ももちろんですが、私は「マスカレード」の場面が大好きです。劇場で大音量で観てると、圧倒されてウルウルしてしまいます。ジェラルドのロックっぽい歌い方も個人的に好きだし、エミー・ロッサムの澄んだ声も良かったです。こうゆう作品はやはり劇場で観てほしいですね。
[映画館(字幕)] 8点(2009-04-19 03:41:21)
20.  はだしのゲン(1983)
記念すべき人生初映画作品? 子供の時、公民館のような場所で見ました。学校の映画上映会以外で、お金払って観た映画としては、これが初めてかもしれません。親に強制的に見させられたのではなく、友達と一緒にお小遣いで見ました(何でだ??)。 作品の性質上、評価しにくい上に記憶も曖昧なので、とりあえず5点にしておきます。当時すでに原作を全巻読んでいたので、映画の印象は薄いです。ただ、アニメとはいえ結構グロいシーンもあり、子供向けの戦争映画としては一番生々しい作品だと思います。それでも私にとって印象が薄いのは、この原作の漫画があまりにも強烈過ぎるからです。原爆のシーンももちろん怖いし悲惨なのですが、その後の話の一つ一つがとにかく重いんです・・・。語弊があるかもしれませんが、この漫画がトラウマになってる人も多いんじゃないでしょうか。ご飯食べる時に、米粒がうじ虫に見えるくらいの影響力があります。戦争の恐ろしさを子供に伝える上で、これ以上の作品はないと思うので、ぜひ一度、原作を読んでみて下さい。
[映画館(邦画)] 5点(2009-04-19 03:02:49)(良:1票)
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