1. 樺太1945年夏 氷雪の門
国弘威雄の脚本は力強かった。 戦時中は空襲もないおだやかな樺太の街が、戦争は終結してるのにソ連からすさまじい侵略を受ける。教科書でソ連の侵攻は知ってはいても、電話交換手の若い女性たちの目を通して実際に描かれたものを見ると、こんなにも無残なものだったのかと改めて事実の恐ろしさを思い知る。 あと、木村威夫の美術は素晴らしいのに、ミニチュア撮影がしょぼすぎてその点だけががっかりだった… [映画館(邦画)] 7点(2010-07-31 22:32:47) |
2. フューリー(1978)
何十年かぶりに見たが結末は忘れていて、驚いた。なるほどね。超能力でなければただの息子を捜す父親の愛の話だが、最後の最後に超能力話だった意味がわかる。まあそんなところで。 やっぱりブライアン・デ・パルマらしい映画ですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-22 12:14:46) |
3. カンバセーション・・・盗聴・・・
今風の映画のように何がどうしてこうなってと目まぐるしく展開を詰め込んでいるわけではない。ストーリーだけ取り上げればたぶん『世にも奇妙な物語』だったら20分でやってしまうような内容。しかしこの映画の素晴らしさはその醸し出す雰囲気。ジーン・ハックマンとともに何とも言えない不安感の中を漂う。これこそ映画的な映画だ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-08-18 01:57:13) |
4. どですかでん
誰も憎めない。特に乞食親子は最高だ。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-03-07 17:50:29) |
5. SF/ボディ・スナッチャー
約30年後のリメイクの「インページョン」に比べてはるかに怖い。じわじわと追い詰められていく恐怖は、これぞ悪夢と言うにふさわしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-27 06:00:49) |
6. 悪魔のいけにえ
映画はやっぱり終わり方なんですねえ。見始めたときにこんなカタルシスを感じることができるとは思いもしませんでした。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-03 18:17:39)(良:1票) |
7. ダーティハリー
幾度となくTV放映されていたのをボ~ッと見ていたが(という方も多いはず)、改めてDVDで観てすごさを実感! 2008年の今からすると、ハリーの暴力性も大したはことなく、犯人の異常性もは大したことないが、この71年という制作年ゆえの妙なエネルギーの高まり、雰囲気の妙さはなんとも言えないものがある。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-11 09:19:46) |
8. 北国の帝王
こういうネタだけで映画になってしまうんだなあ。しかしリー・マーヴィンの最後の言葉もなんだか空虚に聞こえるし見終わって特に感慨も覚えない。すべての映画に教訓をとは言わないが、見終わって何も感じないというのも困った。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-29 05:02:49) |
9. ロッキー・ホラー・ショー
今ひとつですね。もっとブッ飛んだセンスを見せつけてくれるのかと期待したが、大したアイデアもなくダラダラと退屈なシーンの連続だった。くだらなくするならもっとくだらなくしてほしいし、ミュージカル好きにとっても中途半端。これでも当時はインパクトあったのかな… [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-12 09:46:24) |