1. 親切なクムジャさん
この点数は、主演のイ・ヨンエにです。復習劇にしては陰湿で、観ている者に後味の悪さを残すので、共感が出来ないです。しかし、チャングムで理想の韓国女性と言われたイ・ヨンエが、よくもまぁ、演じたなぁと関心しました。韓国では非難とかされなかったのかなぁ?でも本人がインタビューで語った女優としての心構えは、カッコイイと思いました。タイトルからヒューマンドラマだと勘違いしないように~。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-26 15:00:47) |
2. リトル・ヴォイス
《ネタバレ》 ただ歌うことが唯一の救いだった女の子。いつしかその歌声は奇跡に変わる。でも周りの大人たちは、その大切な歌声を汚していく・・・。とても切ないお話でした。ただ歌っているだけで幸せだったのに、歌うことを苦痛に変えようとする大人たちに、LVがダメージを受けていく過程がかわいそうでかわいそうで・・・。あの声にならない悲鳴のシーンは、LVの感情が流れ込んでくるようで、鳥肌が立ちました。LVがもっと強くなって、自分の好きな歌を好きなだけ歌える日が訪れることを願いました。 [DVD(字幕)] 9点(2008-06-26 14:48:29) |
3. リトル・ダンサー
とても重い時代と保守的な地域が舞台でありながら、その雰囲気を損なわずに明るく楽しく観れる作品でした。切ないシーンもあって、素直に家族や周りの人々との繋がりって大事なんだなぁと、考えさせられました。フラガールはこれの真似ですかねぇ。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-26 14:33:48) |
4. エミリー・ローズ
エクソシストのその後みたいなお話。しかし公開当時のTVCM等の展開は 失敗ですね。リメイクなのかと思いました。アメリカ(というかキリスト教)が 抱える矛盾点なども臆することなく表現されていたのは面白い。実際にあった 同じ話を題材にしているのなら、こちらのほうが本当の話に近いのかも。 まぁ、実際は有罪だったらしいけど。ホラーを法廷サスペンスに持っていった アイデアは私には斬新だったので、楽しめました。ただあのCM展開のせいで 観る気が失せてしまった人がいっぱいいそうで残念です。ホラーが苦手な方でも 観れると思いますよ。 宗教がイデオロギーとして存在する国の話なので、日本人には理解しがたい お話ですが、意外な展開の法廷での闘争は面白いと思いますよ。 「悪魔もまた、神のしもべ。」以前何かで読んだ、この言葉を思い出しました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-26 13:38:09) |
5. Avalon アヴァロン
音楽は素晴らしかった。アーサー王伝説を取り入れてあるのもいい感じ。 で~も~、ネットゲームのジャンルがいいかげんでしょ!あの内容で職業が 戦士だの司教だのって、聖職者キャラは何すんの? 同じような内容なら「.hack」のほうがわくわくする展開でした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-19 14:00:59)(良:1票) |
6. 蟲師
《ネタバレ》 私は原作が好きで、原作に忠実につくられたアニメ版が非常に良かったので、実写には期待していたのですが・・・。まず物語は一話完結が基本のものなのに、無理やり複数の話を一つにしたため、どの話も中途半端で、原作とはまったく違う結末だったり、原作を知ってる人にもさっぱりな展開。ぬいのエピソードはギンコに記憶がない時点で本筋の話では無いと私は思うので、何故数ある蟲の話からあれをチョイスしたのかが疑問。淡幽の話は唯一連続して語られている話なので、本筋といってもいいかとは思うんだけれど、淡幽という女性の人物像が、ほとんど苦しんでいる姿しかなくて分かり辛い。ギンコも含みを持たせすぎで暗い。本当に原作を読んで作ったのか疑問。何話かチョイスしてオムニバスな感じで作ればよかったのにね。まぁ、原作好きでもこれはかなりキツイ出来でした。 [DVD(邦画)] 1点(2007-11-23 21:23:48) |
7. リーピング
《ネタバレ》 近年、聖書の研究もだいぶ進んだようで、科学的な解釈など興味深いお話も聞けるようになりました。この映画に描かれている「十の災い」の科学的な視点での結論もなかなか面白かったです。日本人にはなじみの薄い題材ですが、ダビンチ・コードなどのヒットから、興味を持った方々も増えたのではないでしょうか。まぁお話自体はごく小さな町規模なので、神様云々、天罰云々といってもちょっと壮大さは無いですね。でも映像もよく作りこまれていたし、題材に興味のある方は観ても良いと思います。 しかし、神様は罰をお与えになるたびに、いちいち「十の災い」をするのかしら? 後、ほかの方も書かれていますが、神父が罰せられた意味がいまいちですね?どちら側が彼に啓示を与え、罰したのか?啓示と罰は別々なのか?それぞれの解釈にまかせるってことなんでしょうねぇ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-02 17:19:13) |
8. めがね
かもめ食堂よりもストーリーは無いので、観る人によっては飽きるかも。私はこういう雰囲気好きなので、「旅する気持ちで」観れました。本当に劇的な展開もなく淡々と進むのですが、なぜかエンディングの大貫さんの歌声で涙がこぼれてしまいました。映画観て泣いたのは久しぶりかも・・・。きっと自分でも理解できていない、自分の心のどこかの部分に響く映画だったのかなぁ。最近は技術の向上とともに、映像化不可能だったシーンがどんどん映像化されちゃって、それはそれでいいんだけれども、観る側に想像をさせる余地がなくて、だからこういう、大して語らない映画は貴重なのかも。 [映画館(邦画)] 8点(2007-10-19 20:49:33) |
9. トランスフォーマー
《ネタバレ》 とにかく疲れました。無駄に細かい変形シーンに特徴の無いトランスフォーマー達。敵か味方か分かりません。武器は持っていても、結局取っ組み合いで、ごろごろ転がるので、今スクリーンに映っているものは、一体誰のどの部分でどこを向いてるのかもさっぱり・・・。カメラワークもリアルさをだそうとして、小刻みに動くし、アクションシーンのカットは無駄に細かいし意味不明。途中で気持ち悪くなりました。 肝心のストーリーも中だるみがひどい。というか「ほうら?面白いだろう?」と言わんばかりに作られた笑いのシーンがしつこすぎ!終わってみればなんじゃそら!って叫びたくなるほど単純で・・・。やっぱり日本人が考えるロボットアニメのかっこよさとアメリカ人が考えるカッコよさには差があるのかしら・・・。 [映画館(吹替)] 3点(2007-09-15 19:39:16)(良:1票) |
10. アザーズ
《ネタバレ》 私はこの作品を先に観たので、ものすごいショックでした。初めは使用人達の言動や行動で、サスペンスめいた最後を想像していただけに、かなりやられましたね。観終わった後の切なさもよかったです。それで、シックスセンスにも興味がわいて鑑賞しましたが、こっちのほうがこの題材の使い方・見せ方は上手いと思いました。実際の幽霊屋敷も、以前住んでいた方が、生前と同じような格好で同じように振舞っているなんて話をよく聞きます。意外とこの作品に描かれている死後の世界って的をえてるのかも・・・。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-05 17:16:34) |
11. ブレードランナー
この作品が公開された80年代前~中期というと、おなじSFではスターウォーズシリーズか。話の展開として、「悪」がいて、それを「正義」の主人公がやっつけるという勧善懲悪な展開の映画が多かった中で、この作品は子供だった私にはかなりショックな作品でしたねぇ・・。今見ると確かに考証にズレが見えますが、当時としては、都合のいい未来像よりも退廃感にリアリティがあって、よかったと思います。ダリルもかわいかったしね。後の最終版のデッカードレプリ説も、話としてはもっと切なくていい感じでしたが、レジェンドのシーンの使いまわしだったりして、ちと映像的にいい加減だったのが残念で残念で・・・。でもこの作品は私の中では名作のひとつですね。点数は公開当時の私からの+2が入っています。 [映画館(字幕)] 9点(2007-07-26 17:23:21) |
12. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
さあ!君も今日から海賊だ!とばかりに、簡単に海賊になりすぎ・しすぎ。いきなり海賊船の船長って・・・。大体海賊って言ってる割には、某アニメのように略奪シーンが無いので(1作目の前半にちょっとあったかも?)海賊とは名ばかりの連中ばかりで、誰が正義で誰が悪なのかがさっぱり。まぁ、ディズニーだから仕方ないのか・・・。サブタイのワールドエンドってのも、墓場のこと?カリプソのこと?単なる娯楽映画として観るのなら・・・どうだろう・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2007-07-26 16:11:22)(良:1票) |
13. かもめ食堂
《ネタバレ》 淡々と見ればそれで終わってしまう作品。でも随所に伏線が張ってあって、楽しかったです。特に盛り上がりが無いのに、考えさせられた映画は初めてでした。サチエのありのままを受け入れる心の広さと潔さに癒されて、前向きなっていくミドリ。ミドリの一生懸命さに感化され、柔軟になっていくサチエ(シナモンロールの件とか)。過去から開放されたのに、結局過去を、それまでの自分を探してしまうマサコの心情を、行方不明になったカバンに彼女の過去そのものを重ねて、それを無感情に求める姿で描いてみたり。フィンランドの森の中で、時を感じにいったのに、足元のキノコを採ってしまう姿は、それまでのマサコの生き様だったのでしょうね。そして自分自身の時間を探すことが出来たマサコにとっては、後に出て来たカバンの中身(つまりそれまでの自分)は、採ったはずなのにいつの間にか無くなっていたキノコと同じ、取るに足らないものに変わっていたのでしょう。他にもサチエの水泳のシーンや異国の青年の存在など、気持ちや心情の変化を押し付けがましく説明せず、それぞれの日々の何気ない生活風景の中に、見事に表現し、見方によって色々楽しめる、見た目よりも凝った作品だと思いました。一見自然体に見える三人の演技も、実は計算されたものに思えます。見た後に友達とシーンの意味について議論したのは、久しぶりですね。 [DVD(邦画)] 10点(2007-07-25 21:11:58)(良:2票) |
14. 憑神
原作を読んでいたので、コメディとはちょっと違うとは分かっていたのですが、あのキャスティングではコメディだと思って観に行く人もいますよね。ちょっと時間的な制約から、人物相関など省略しすぎで、原作読んでないと存在が唐突な方々も・・・。面白い題材だけに、勢いで撮ってしまった感になってしまったのは残念ですねぇ。原作あり作品が原作読まないと補完できないのは、映画としてマイナス評価ですねぇ・・・。 [映画館(邦画)] 6点(2007-07-25 20:38:43) |