1. インビジブル(2000)
《ネタバレ》 さすが透明人間はやることが違う。 [地上波(吹替)] 7点(2007-09-24 00:05:44) |
2. 北の零年
《ネタバレ》 悪い作品ではない。吉永小百合さんに迫るシーンとかには違和感を覚えたが、別に感動するためではなく、石原さとみと、時代背景と登場人物がどうなるのかを見届けたいというのがあったので、最終的に結構良くまとまっていたという感じだった。アリシカさんが個人的にはベストキャラ。彼だけはきっちしカタルシスではない感動を与えてくれた。 [DVD(邦画)] 8点(2007-09-23 23:42:57) |
3. 模倣犯
一緒に見ていた彼女が気持ち悪いと言っていた作品。 [地上波(邦画)] 4点(2007-09-23 23:07:17) |
4. シッコ
《ネタバレ》 呼吸器をつけた患者を病院に捨てる監視カメラの映像と、捨てられた人の悲しげな顔。あれだけは一生忘れることは出来ない。 日本では最近障害者自立支援法というものが成立した。端的にいえば「金のない障害者はサービスを受けるな」という法律である。少しずつ、でも確実に日本の医療はアメリカ式になっていく。私は頭はよくないので、法を売っている識者たちには勝てない。「かわいそう」「罪悪感を感じる」「誰もが被害者になり、加害者になる」その程度しか言えない。さらに悔しいのが、私自身が傍観という形で制度に加担しているということだ。これからの世の中、私のような態度では通用しなくなるだろう。重い十字架を背負うようにして、私は錦糸町の映画館を出た。出来ればもう二度と見たくない。 [映画館(字幕)] 10点(2007-09-22 22:32:17) |
5. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 個人的に、戦争映画で一番好きなのがこれ。2位は「ほたるの墓(漢字が難しい)」。2時間半の上映時間中、主人公はひたすら逃げ回っているが、その姿に、まるで自分が戦場に放り出されたような気がしてくる。生きるか死ぬかはまさに時と場合と運と勘に左右される状況。個人に出来る事は限られている。建物に隠れ、死体の振りをし、すぐ銃で人を殺すSSからは出来るだけ離れるくらいだ。まさに悪夢である。真っ暗で何も見えない廃墟になった街。人も物も全て失われた世界で一人彷徨う事が、自分の人生に起こるなんて、誰が想像できるだろうか。しかもこの暗黒の世界は風の谷のナウシカや日本沈没のような似非的な近未来シミュレーションではない。現実に一人の人間に起こった話なのだ。 [DVD(吹替)] 9点(2007-09-18 01:14:23) |
6. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 映画館で見たかったと後悔する作品。前のオトナ帝国でもそうだったけど、この作品は「世間から格好いいと大小判を押される」生き方よりも「自分の人生を自分なりに生き抜くことの素晴らしさ」を描いていると思う。又兵衛は「鬼井尻」という名前で春日の人からは尊敬されていた。そんな自分を半分は誇りに思っていたのかもしれない。しかし彼を愛する者は、そんな事望んでいなかった。日がな一日空でも眺めていて欲しかったのだ。だが時代が、価値観が、優しく不器用な、ただ愛する物を守りたいだけの人間を人殺しの舞台に送っていく。皆に尊敬される英雄なんて優しい人間がやるべきではない。素晴らしい生き方(というより幸せ・・かな?)とは、家族でも友人でも、身近な人の幸せを願いながら、出来る限りの範囲で生きていく事じゃないかと、私は映画を見てこう解釈した。 [地上波(邦画)] 10点(2007-09-18 00:56:53)(良:4票) |
7. 名探偵コナン 紺碧の棺
《ネタバレ》 部屋が出来ていたので、横着投稿させて頂きます。予告編は面白そうだったんだが、イマイチだった。まず疑問として、何で西洋の海賊が日本の島に宝を隠すんだ? それから犯人もサメにハンターを襲わせるにしても、血のついた魚を1人とは言わず、3人全員のウェアに仕込んで一網打尽にすれば良かったじゃないか。しかもその犯人、最後に銃を持って現れて、「へっへっへ、一網打尽だぜ」とか言うのかと思いきや、がっくり膝をついて降参しちゃうし、とにかく拍子抜けの連続だった。とは言うものの、少年探偵団の宝探しシーンは結構面白かったし、サメとの格闘シーンは、ハラハラドキドキした。5点か6点か迷ったが、6点かな。あと、そろそろクレヨンしんちゃんみたいに、コナンも思い切った事をしてくれないかなあと思う。少年探偵団を無理やり出すのをやめるなどすれば、きっといくらでも面白い要素はあると思う。 [映画館(邦画)] 6点(2007-09-17 20:13:58) |
8. トム・ヤム・クン!
《ネタバレ》 仏像の次は本物の象ですか・・・。こーいう人間離れしたアクション映画はどこかネジが外れたような演出と設定の中でこそ生きてくると思うので、個人的には大好きな作品です。よっぽど大真面目に作らないとこんな味は出せないでしょう。だからこそ中盤のドキツイ殺戮は、作品の中では浮いてしまっててよろしくないと思います。黒蜥蜴をアグレッシブルにしたような悪の親玉やナルシスト気味のカンフー使い、プロレスラーから序盤の政治化立候補の馬鹿息子まで、悪党連中のキャラはどれも立っていて良い。これだけの悪党が全て印象に残る映画なんて、そうはないです。主人公の「わーーー」⇒「ズカンズカンボキッ」という戦い方も見ていてかわいい。あと、こういうストーリーではもっと女の子を前面に出しましょう。思いっきり魅力的なヒロインを添えてやるのが、正当というものです。 [映画館(字幕)] 9点(2007-07-31 23:43:56) |