1. ガメラ 大怪獣空中決戦
《ネタバレ》 平成ガメラの第1作。ガメラ復活に驚喜したことを覚えています。そして見て、感心しました。ガメラの顔がやや大人しいのが少し気に入りませんでしたが、回転飛行、火球の表現、ギャオスの凶暴さ(もっと強くても良かったが。最期があっけなかったので)、大気圏外での絡みなど時代相応のレベルであり、ゴジラ映画のような子供だましに終わっていなかったことに安心しました。これに続くべき第4作は無いんだろうな。 [地上波(邦画)] 7点(2007-10-21 22:44:51) |
2. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
《ネタバレ》 正直、ロードショウを鑑賞した直後に「どうして・・・?」と感じたことを記憶しています。ガメラが見たくて、イリスという怪獣に期待していたが、前田愛を見て、怪獣らしくない「イリス」を見させられ、ストーリーがなよなよしてしまっている。前作(レギオン編)で最高潮に至ったのに急降下。(ゴジラ映画に毒されたか)特にイリスの造形はいただけない。知的で、近未来的なモノを構想したのだろうが、妙に人間ぽくってがっくりでした。クライマックスの多数来襲するギャオスに立ち向かおうとする傷ついたガメラにはジーンときましたが。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-10-21 22:34:08) |
3. ガメラ2 レギオン襲来
《ネタバレ》 間違いなく「怪獣もの」の映画としては集大成となる作品。ややガメラの動作が人間っぽかったり、オーバー気味だったりと気になる点はあるが、怪獣ファンが待ち望んでいたレベルの作品になっている。前作のギャオス編はこの作品のテストショットとも言える作品であり、逆にイリス編は懲りすぎ、人間ドラマを作り込みすぎに思えます。本作を頂点として、怪獣映画は下降気味か・・・。 [地上波(邦画)] 8点(2007-10-21 22:25:38) |
4. U・ボート ディレクターズ・カット版
《ネタバレ》 Uボートの「劇場版」「ディレクターズカット」「完全版」をすべて見ました。その中で「ディレクターズカット」は少し中途半端かな、と率直な気持ち。場面のつながりが若干不自然と感じたから。「完全版」を見た後だからそう思うのかもしれない。この映画(作品)は、訴えたいのは「完全版」の中にあると感じます。時間もその要素。「完全版」は45分×6本の長さなのだが、艦内の窮屈な居住環境、敵艦に遭遇できない日々、耐えるだけの爆雷攻撃、沈没から浮上までの必死の修理作業。これらの、これでもかの長尺表現はこの映画の重要な本質の一部です。従って、「ディレクターズカット」は7点どまり。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-17 22:54:25) |
5. もののけ姫
《ネタバレ》 ジブリ作品の中では、最高傑作だと思います。もののけたちと人間たち、その狭間で悩むアシタカ。自己の正当性を主張するモロ、エボシ御前、ジコ坊、それぞれの言い分を理解しつつ、サンを徹頭徹尾護る姿勢は感動もの。評価が低いのはエンディングが急に訪れて、ものごとが解決したのかしなかったのかが明瞭でないためか。そこが狙いのようにも思えます。先日のTVで声優さんを使わない理由を鈴木敏夫氏が言っていましたが、何となく判ったような気がしました。 [DVD(邦画)] 9点(2007-08-30 22:32:47) |