1. インファナル・アフェア
アンディ・ラウかっこ良かった~!アジア映画を見直した作品です。構成がしっかりしているので隙がなく、決して明るい映画じゃないのにテンポがよく入り込みやすいです。常にある緊張感、ラストに向けて高まる鼓動、どれをとっても素晴らしい。 香港マフィア独特の冷たい空気が漂い、そこにラウとヤンの冷静かつ熱い闘志が熱をあげてくる様子が伝わってくる。心理的攻防戦は下手なアクションより映画を盛り立てます。 ラウとヤンの青年時代を別の俳優さんが演じているので分かりにくかったかもしれません。けれど所々ふせんが散りばめられているし最後にはハッキリと分かるシーンがでてきます。そのシーンから察すると、2人はもうあの時点で未来を変えることの出来ない人生に足を踏み入れてしまっていて、皮肉にも互いが互いを理想としている。しかし現実にはどちらも地獄であり、それは死ぬまで変えることのできない運命の道なのである。 [DVD(字幕)] 10点(2008-02-01 13:03:44) |
2. ダイ・ハード
ネタバレ 今回の登録募集でレビュワーの仲間入りをさせて頂くこととなり、初書き込みはやっぱり一番好きなこのシリーズにしようと決めていました。私が作品と出逢ったのは90年代でしたが、まったく古さを感じなくこの作品こそがアクション映画にユーモア、笑い、衝撃を与えたと思います。クリスマスシーズンにも関わらずマクレーンの暑苦しさにこちらもヒートアップです。だるっだるな白いタンクトップを着こなせるオヤジはマクレーンしかいません。私の父は夏になると帰宅後必ずワイシャツ下に来ていた白いだるっだるなタンクトップ姿になりますが、マクレーンには程遠くドラマでの山下清(芦屋さん)になります。 名シーンといわれるハンスがビルから落ちていくシーンや裸でガラスの破片を踏むシーンは鳥肌ものですが私は上から死体を落としたりエレベーターで死体をおくったりするマクレーンのアイデアが大好きです。マクレーンの頭はどんどんハゲていくけど私がダイハードを愛する気持ちはどんどん濃くなっていきます。 [地上波(吹替)] 10点(2008-01-13 19:34:00)(笑:2票) |
3. レオン(1994)
もうこの映画を超えるフランス映画は出てこないだろう。 当時スティングの「Shape Of My Heart」の着メロを探しにさがして設定しました。着うたではなく着メロというのが時代の移り変わりを実感しますが、この映画は何年たっても色褪せることのない映画であり、未来の自分の子供や孫にも語り継げたい作品。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-01 13:23:18) |
4. ダイ・ハード4.0
「おかえり、マクレーン!」この言葉を言える日が来るとは思わなかった。不死身のマクレーンは健在でした。きっと撃たれたくらいじゃ死なないし、高所から落ちたとしても、毒を飲んだとしても彼は死なないでしょう。いいんです、それがマクレーンなんです!! 今回もかなりの傷を負っているのに、痛がるのはその時だけで、すぐにスタスタ歩き出します。もはや彼には傷ではなく、ファッションの一部でしょう。 ジーパーズ・クリーパーズの少年も今回はこんなにもオイシイ役をGETしてくれて一安心です。あの時はあまりにも可哀想でしたから(笑) 皆さん同様ボスの男にオーラのみじんもなく頭の悪い行動にもイライラさせられ、マイナス部分ですね。 しかし、帰ってきてくれたマクレーンに+1点、昔と変わらないままのマクレーンをサポートし声だけでマクレーンを見事によみがえらせてくれた野沢那智さんにも感謝の+1点で8点献上! [DVD(吹替)] 8点(2008-02-01 12:44:17) |
5. ユージュアル・サスペクツ
ネタバレ 普通に歩き、タバコに火をつけるディーン・キントは警察と話していた時の弱々しい表情とは違い一仕事を片付けた悪の顔、つまりソゼの顔になっていた。何も喋らなくても威圧感が漂っていて、バカにされ続けていたディーン・キントを演じきったというソゼの貫禄を見せつけられた。この映画はソゼの正体を探すのが目的ではなく、何が嘘で何が真実なのかを見極める映画であり、何度観てもその時の解釈によっては毎回違う内容になってくる奥深い映画である。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-30 14:31:43) |
6. ブルー・ストリーク
すっごいおもしろかった~!!マーティン・ローレンスは今よりだいぶ細くて弱々しいとこがこの役にピッタリ!周りの警官達も認めすぎててウケた。こういう力の抜けた映画大好き!銃を撃ち合ったり、たくさん爆発するような映画ももちろん面白いんだけど、たまにはこういう脱力系で楽しみましょう! [地上波(吹替)] 8点(2008-01-26 22:21:50)(良:1票) |
7. プリティ・ダンク
なんで気付かないの?というツッコミはしないであげて下さい。心を広くして鑑賞しましょう!するとどうでしょう…なにげ面白いじゃん!と思える作品です。上映時間も短いので気楽に観れます。恥ずかしながらラストは泣いてしまいました… [地上波(字幕)] 8点(2008-01-26 18:47:28) |
8. ザ・エージェント
ネタバレ 男同士の友情映画としても感動できるし、恋愛映画としても爽やかで見てて幸せな気分になれる。全ての事がハッピーエンドっていうアメリカ映画ならでな結末だけど、「それでもいいじゃない、映画だもの…」と、みつを風に語りたくなる程ありきたりな展開をも許してしまうくらい爽やかな映画。濃すぎるのはトムの顔くらいかな(笑)!でもパパの顔になっているトムの顔はミッションを成功した時のトムよりステキでしたよッ! [地上波(吹替)] 8点(2008-01-22 14:36:48) |
9. ソウ
ネタバレ 見抜けなかった者の一人です。アダムのバックでゆっくりと立ち上がるジグソウを見た時、一人で鑑賞していたのにも関わらずソファーから立ち上がり口に手をあてて「えっ、えっ、ウソっウソ~~!!」とアメリカ人並みのリアクションをしてしまいました。この感覚は米ドラマの24を見ていてレギュラーメンバーが犯人の仲間だったり急に死んだりする時の驚きと同じです。 [地上波(字幕)] 8点(2008-01-14 23:07:38) |
10. チャーリーとチョコレート工場
J・デップが好きではないので鑑賞を避け続けてきましたが深夜暇な時に見ようと思いテレビ録画しておきました。見終わるころには涙で画面がぼやけました。J・デップファンの方々、ごめんなさい。私が間違っていました、彼は最高にキュートですね。初めウォンカ役はジムキャリーが演じた方が近いんじゃないかと思っていましたが、それだとジムキャリーの映画になってしまっていたでしょうね。J・デップだからこそティム・バートンの世界観を出せていたし、ウォンカをくどすぎないようにしてくれたと思います。工場の話よりウォンカの父親とのストーリーが感動的で好きでした。ウンパルンパはめざましの大塚さんかと思い後半少しくどかったけど、チャーリーのパパはトゥームレイダーでも好演していて久しぶりに見れたので、大塚さんのくどさは良しとしましょう! [地上波(吹替)] 8点(2008-01-14 21:46:19) |
11. M:i:III
2とは比べものにならない良い出来!1に追いつくくらい面白かった。やっとイーサンらしい作戦内容だった。監督、脚本のJJエイブラムスが作るエイリアスが大好きなので、今回は初っ端から結末の重要なシーンを見せるというエイリアスではお馴染みの手法に興奮しました。 テンポ良く場所が変わったりエイリアス色全開だけどM:Iシリーズの特徴も生かしてあって最高!トムもエイリアスを観て出来の良さに感動し、Ⅲを製作する際にエイブラムスを指名したらしい。 ただ後半は気に入らないな~アジアをだしちゃダメでしょう。トムの濃い顔が浮いてるし上海の綺麗なネオンの夜景に似合わない。そういえばエイリアスの時も日本を舞台にした際に海外にある日本庭園みたいな造りの場所で撮ってて笑っちゃうほど酷かったな~ この映画はヨーロッパの建物をバックに撮るほうが雰囲気に似合ってる。 前半9点、後半5点ってとこでしょう。前半の面白さが消されてしまってもったいなかったな… [DVD(字幕)] 7点(2008-02-02 21:13:50) |
12. 刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM>
ネタバレ コロンボ怖っ!一作目ということでキャラ設定が不完全だけど内容は良かった!奥さんが死んでないなんて面白すぎ!強いて言うなら奥さんが入院しているベッドでのシーンを入れてほしかった。例えば、ベッドで酸素マスクをつけ寝ている奥さんをコロンボと旦那さん(犯人)が囲んでいて朦朧とした意識の奥さんにコロンボは警察手帳を見せる。すると最後の力を振り絞りコロンボの手を掴み何か言おうとするが、息絶えてしまう。コロンボは旦那さんに問いかける「奥さん私に何を言いたかったんですかねぇ~大事な旦那さんが隣にいるのに…なぜ最後に旦那さんではなく私なんでしょうか…」そしてコロンボと犯人の駆け引きが始まる…みたいな下りが欲しかった。せっかく助かったのにあまりにも早く奥さんが息絶えたのはもったいなかった気がする。 しかし一作目なのでコロンボ好きなら一度は見ておきたい作品。 ちなみにコロンボを見るときは絶対吹き替えで観ます。字幕だと独特の語り口の雰囲気がでないので…字幕のコロンボは意外と紳士だったりします。 [DVD(吹替)] 7点(2008-01-28 21:48:47) |
13. 穴(2001)
ネタバレ けっこう好きな映画です。好きな人を独り占めしたいという自分勝手な想いから周りを巻き込み好きな人さえも亡くしてしまう。けれど彼女は、彼の命は失ったが彼と一緒に過ごす時間を得て彼が接した最後の女になった…彼女の本心はそこにあった気がする。警察に事情を聞かれ自分も被害者であり抜け殻のように弱っていたが、あの子はそんな女じゃない。あの女は彼以上に自分が好きなのだ!最後まで自分に酔いしれている彼女を見た時、自分もどちらかというとそういう女の一人ではないかと思ってしまった。誰か私を捕まえて下さい… [地上波(字幕)] 7点(2008-01-26 20:32:38) |
14. ブレーキ・ダウン
ネタバレ B級王者カートラッセル!年太りしても古臭い顔立ちは健在。今回はいつものようなひょうきん者ではなく、いたって真面目な夫。真面目すぎるがゆえ犯人グループへの詰めの甘さが目立ち、まさにB級。奥さんのとどめの一発もしびれました!いや~楽しかった!恥ずかしがらずみんなで言おうじゃないですかっ「B級バンザイ!!」 [地上波(吹替)] 7点(2008-01-24 00:50:21)(良:1票) |
15. ソフィーの選択
ネタバレ 望んでいない選択を迫られた時ほど辛い事はない。どちらを選ぶかではなく、選択する行為自体がソフィーには辛すぎる。果たして彼女は死んでから家族に再会できたのだろうか。会わない方が気持ちは楽な気がする。子供と再会できたのなら、またそこからソフィーの試練が始まると思う。 [地上波(字幕)] 7点(2008-01-22 14:01:25) |
16. プライベート・ライアン
この映画でキーポイントの一つになっているドッグタグ。兵士一人ひとりはこのタグを回収されたり、遺体確認で使われることなく、生きたまま首に下げて母国に帰りたいと誰もが思っていたことだろう。 そんな彼らの儚くも熱い心情を思うと、ファッション感覚でネックレスとして軽い気持ちで身につけることに私は反対だ。そしてそれが一時的だとしても流行ってしまう現代の冷たさを感じる。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-04 16:58:46) |
17. エイセス/大空の誓い
これぞ日本人体形!サニーチバ背低いな~と痛感。がしかし、あの尋常じゃない顔の濃さはどの俳優より目立ってました!しかもかなりオイシイ役をGET! ラストのサニーチバ(堀越)の大和魂に感動したっ! [地上波(吹替)] 6点(2008-02-01 11:25:43) |
18. ナショナル・トレジャー
宝探しって夢があっていいよね~!パズル感覚の謎解きで面白かった!自分がアメリカの歴史にもっと詳しければさらに楽しめたはず…続編の「リンカーン~」を観る際は少し勉強してから観たいと思う。もし私同様に内容が少し難しいと思った方は、ぷっすまの「物件拝見トレジャーバトル」から共に楽しみましょう! [地上波(吹替)] 6点(2008-01-30 15:25:17) |
19. 刑事コロンボ/死者の身代金<TVM>
前作の「殺人処方箋」とは違い今のコロンボのキャラを決定づけた作品。心理戦が得意なコロンボなだけに、今回も賭けに出ます。その賭けにはちょっと無理があるので-1点。犯人が夫の連れ子の娘を嫌う気持ちに強く共感してしまった。私だったら夫より娘を消すトリックを考えるかも(笑) [DVD(吹替)] 6点(2008-01-28 22:07:49) |
20. うるさい女たち
ほんっとにうるさかった!けど叫び声ではなく会話がうるさい(というより騒がしい)ので不快には感じないし、むしろ好きなほうかも。無駄にしか思えなかった稽古の一つ一つが最後に役にたってて「なるほど~」と感心さえした。この映画を一言で表すなら「壮大な鬼ごっこ」で決まり! [地上波(字幕)] 6点(2008-01-26 22:01:47) |