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プロフィール
コメント数 557
性別 男性
自己紹介 馬鹿の一つ覚えのように「映像ガー」「音楽ガー」「テンポガー」と言っております。お許しください!
目指すはレビュー数1000
社会人になってなかなかレビューを書けなかったのですが、また書いていきたいと思います。この数年間も変わらず映画が大好きだったので。

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1.  シン・ゴジラ
公開日に観に行ったけど、語るべきことが多すぎてレビューを書かないままだった。エヴァの庵野監督がゴジラを撮るということで公開前から期待大だったけど高く設定したハードルを軽く飛び越えて行った感じ。今までは平成ガメラシリーズが最高の怪獣映画で、ゴジラ派の自分としてはそれが悔しく、このレベルのクオリティでいつかゴジラを作ってほしい思っていたのだけど、平成ガメラを遥かに上回るリアルな怪獣映画、ゴジラ映画を観ることが出来て、長年の夢が叶ったというか、これこそずっと待ちに待っていた理想の怪獣映画だったのでとにかく最高だった。
[映画館(邦画)] 10点(2017-11-19 09:07:49)
2.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
居住する鹿児島での公開は12月ということで、実家がある福岡にて帰省がてら観賞。戦争の悲惨さを描いた映画や小説は数多くあるが、戦争中のほのぼのした日常を描いたこの映画は新鮮だった。平和で和やかな日々に静かに少しずつ忍び寄る戦争を丁寧に描き、そんななかでも力強く前向きに生きていく登場人物たちには生きる喜びにみちみちていて、観賞後は爽やかな感動がある。後半にガツンとくる描写もあるがそのバランスが絶妙でしっかりと喜怒哀楽をまんべんなく描いている。「火垂るの墓」の一方でこういった日常もあったのだと思った。 冒頭のコトリンゴが歌う「悲しくてやりきれない」ですでに泣きそうになってしまい、そして映画の後半、すずが感情を吐き出し慟哭するシーンが激しく胸に突き刺さった。 とにかく多くの人が観るべき作品であり、観てほしい作品。 それにしてもこのようなすばらしい原作のアニメ映画化が、クラウドファウンディングでしか資金集めできないという状況の日本映画界、まずくないか?商業目的のアイドルを起用した実写映画化ばかりやってる場合じゃないぞ全く。  (2017/1/14 追記) 観賞後にもじわじわ感動が広がっていき、日常生活を送るなかでこの映画を思い出すことが多くなった。鹿児島での公開も始まったので二度目の観賞。 本当に素晴らしい映画。 この映画は現代を生きる私たちと地続きになっている。
[映画館(邦画)] 10点(2016-11-24 22:45:50)(良:1票)
3.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
ただぺちゃくちゃしゃべっているだけのように見えてまったく無駄のない脚本、その会話から見えてくる登場人物たちの事情、観終わった後に繋がっていく「歩いても 歩いても」というタイトルに込められた意味・・・。 大きな展開はないのに、セリフの一つ一つが心に染み渡っていくような、ここまで面白い映画を作ることができるというのは自分にとって目からウロコでした。 邦画にしか出せない「味」がこの映画には詰まっていると思います。
[DVD(邦画)] 10点(2011-01-15 22:14:21)
4.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
4時間があっという間。ドはまりしました。 チープな雰囲気と変態的なストーリーが素晴らしい。役者の演技も素晴らしい。作品全体が全てにおいてパワフルです。全力で愛がむきだしです。 でも、声を大にしてこの映画が好きだ!とは言いにくいよね・・・。 「サソリ」のキャラクターにニヤリ。
[DVD(邦画)] 10点(2010-02-11 14:19:45)
5.  ダンサー・イン・ザ・ダーク
こういう絶望的な展開で、引き込まれる映画はとても貴重だと思う。 普通の娯楽映画に観飽きてしまった人に観て貰いたい作品。
[DVD(字幕)] 10点(2008-03-29 13:40:15)
6.  雨に唄えば
ミュージカル映画は避けていたのですが、考えが変わりました。笑いや感動があって観たあとしばらくは興奮しっぱなしでした。特にコズモの歌とダンスが拍手を送りたいほど最高。 本当に素晴らしい。
[DVD(字幕)] 10点(2008-03-20 23:18:53)
7.  スター・ウォーズ
初めてこの映画をビデオを借りて観たとき、楽しくって、面白くって、帝国の逆襲とジェダイの復讐をそっこービデオ屋に借りにいきました。 もう二十回くらいは観た。飽きることがない。
[ビデオ(吹替)] 10点(2008-02-11 00:29:56)
8.  七人の侍
すばらしい。黒澤映画は初めてで、けっこう笑えるところがあったりして意外でした。今では再現できないような大迫力の映像は本当にすばらしい。 あっという間の3時間でした。 
[DVD(邦画)] 10点(2008-01-25 01:07:06)
9.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
小学3年生のときに、初めて拝見。もう何度観たことだろう。 この作品を観て以来、私は映画の世界にのめりこんでいきました。 何度観ても飽きないストーリー、ユニークなキャラクターたち、すべてが魅力的で、私を幸せな気分にさせてくれました。 私にとって、映画の世界に導いてくれた記念すべき作品です。  
[地上波(吹替)] 10点(2008-01-15 20:33:55)
10.  時計じかけのオレンジ
今まで観た映画の中で最大の衝撃を受けた。 初めて観たときのことははっきりと覚えている。えらいもんみちまったよ、と思った。 ストーリー、音楽、キャスティング、カメラワーク、衣装などの全てが完璧。これからも年に1回は観たい作品。
[DVD(字幕)] 10点(2008-01-15 20:17:45)
11.  THE FIRST SLAM DUNK 《ネタバレ》 
高評価の嵐にハードルが上がりきっていたが、そのハードルを軽々飛び越えていくほど面白かった。試合の流れや結末は知っているけど、盛り上げる演出が上手いしカッコよくてめちゃめちゃ興奮してしまった。音楽の使い方もめちゃ上手い。試合終盤のあの演出は素晴らしい。 惜しむらくは試合が盛り上げるけどリョータの過去話が挿入されることでその度クールダウンしてしまうことか。でも試合の流れと過去話をシンクロさせる見せ方をしないとまとまりがなくなるもんね。 久々に原作漫画を読み返したくなった。
[映画館(邦画)] 9点(2023-05-01 22:00:47)
12.  ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 《ネタバレ》 
恥ずかしながら若草物語に触れるのは初めて。想像以上に素晴らしいものだった。現在と過去を行き来しながら進み、時には対であったり重なる状況になっている構成は巧みで、グレタ・ガーウィグはますます上手い監督になっているなと痛感させられた。 冒頭、著者であることを偽って小説を出版社へ持ち込み、交渉の末売れた後喜びの表情で街中を疾走する、という導入から、主人公の性格や立場や状況などが分かりやすく、そこから最後までテンポよく駆け抜けてくので気持ちよく観ることができた。 べスとローレンスとの関係性が秀逸で、ベスがピアノを弾くのを階段でこっそり聴くローレンスが亡き娘に思いを馳せるシーンや、べスが亡くなったあとマーチ家の家に入るのをローレンスが躊躇するシーンは泣いてしまった。(こういうのを大げさでなく織り込むのが上手い) 四姉妹や彼女らを取り巻く男たちなど登場人物皆がとても人間らしく、いい面も悪い面も見せてくれる血の通ったキャラクターをしていて、とても魅力的だった。 原作は何度も映画化されているもはや古典ともいえる文学作品だが、原作者の人生を混入させることで現代的なメッセージ性も込められている。執筆、家族関係、妹の死、失恋などの人生を経て、最後、製本されていく自著を微笑みながら見つめる主人公に集約されるのは最高に胸が熱くなった。   ……映画を観終わってwikiを見るまで、シアーシャ・ローナンが長女、エマ・ワトソンが次女、フローレンス・ピューが三女、エリザ・スカンレンが四女だと思ってた(全部違う) ティモシー・シャラメがレディ・バードとは真逆の立場になっていて微笑ましい。
[映画館(字幕)] 9点(2020-07-19 18:44:39)(良:2票)
13.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
フレディ・マーキュリーについてはゲイでAIDSで若くして亡くなったということくらいしか知らず、クイーンの曲は有名なのを数曲知っている程度の薄っぺらい知識しかなかったが、公開するやいなやネットで大評判、友人も大絶賛だったため鑑賞。 テンポ良くフレディの人生をなぞってゆき、その波乱万丈な人生には驚かされ、完全に感情移入させられたところでのラストの大迫力のライブエイドでは最高に胸が熱くなった。 フレディのルーツがインドだったり、両親がゾロアスター教徒であるとか、女性と結婚していたことなどは全く知らず、衝撃的だった。 トータルでは大満足な映画だったが、全体的にダイジェストでフレディの半生を追っていくので、バンドメンバーが「家族」と言い合える仲になった過程や、メアリーと恋仲になったきっかけ、心変わりしてソロ活動をすることになった経緯などを深く描いていないため実話であることにそれらの説得力を丸投げしている感じはあり、評論家からの評価がまっぷたつなのも納得。しかしながら監督ブライアン・シンガーの途中降板などのトラブルがありながらもこの完成度は素晴らしい。 LGBTや人種差別など、扱っている題材が今の時代に見事に合致しているので大ヒットも納得。 余談だが、たまたま観たのが応援上映だったのだけど、本編開始前に「上映中はお静かに」といつもの注意喚起があったせいか、観客みんなが声も出さず音も立てず、自分含め行儀良く鑑賞していたのでなんだか不完全燃焼感があった……。
[映画館(字幕)] 9点(2018-11-29 23:48:54)(良:1票)
14.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
Twitterはじめネット上で話題になりテレビでも取り上げられはじめた頃この作品を知り、地方住みでも上映されるようになった9月の初めに観賞。前情報は「ゾンビ映画の撮影中に本物のゾンビに襲われるというストーリーのワンカットが恐ろしく長い映画、超低予算で無名の監督と俳優、でも観た人がほぼ大絶賛でクチコミで上映範囲が拡大中」で、自分の中ではかなり高めのハードルが設定されたけど、それを軽く飛び越えるくらいの面白さ&出来の良さだった。  (以下、ややネタバレ) 冒頭のワンカットは変な間やシーンが挟まれたりして、大丈夫か?と思い退屈になるけど、これは後から種明かしがある類いのやつだぞとだんだん気づき、集中して我慢すればそのあとはもうゲラゲラ笑えるし、キレイなネタの回収に舌を巻くしで最後はほろりと感動、エンドロールでさらにもう一つ向こう側が観られるというサービス付きで、大満足。無駄な部分が全くなく、一本の映画としても完成度が高くて本当に楽しませてもらいました。映画館でこんなに笑ったのは初めてだった。 映画館で他の観客と大勢で観て、大声で笑う、という体験はなかなかできないのではないかと思うので、低予算映画だからといって映画館に観に行かないというのはもったいな過ぎる。
[映画館(邦画)] 9点(2018-10-21 17:07:23)(良:1票)
15.  万引き家族 《ネタバレ》 
まず演出や編集が抜群に上手い。この登場人物たちはなぜ疑似家族になったのか、ならざるを得なかったそれぞれが抱える問題とは何か、というのを説明的でなく話が進むにつれてじわじわと開示していくやり方や、行間を作りつつ観客の想像に委ねる・観客に想像させるギリギリのラインの編集の仕方が凄く上手い。前作の三度目の殺人よりも少し観客寄りになり研ぎ澄まされた感じがした。 普段よくニュースで見聞きする、万引き、強盗、子供の虐待やネグレクト、痴情の縺れの殺人、年金の不正受給、孤立した老人、身を売る家出少女など、目を背けたくなるような社会の闇を全部まとめて突っ込みましたという感じで、まぁ実際にはあり得そうにないこの映画のこの疑似家族は(細野晴臣の静かで奇妙?な音楽も相まって)どこか戯画的というか寓話的に描かれており、もちろん間違いだらけのことばかりでそのツケが周り最終的に離散する訳だけど、そういった善人でない、間違いだらけの登場人物がメインだからといって「同感できない」「犯罪を美化するな」とか言って批判するのは違うのでは、と個人的に思う。 この疑似家族は全員血縁による「本当の家族」では幸せになれず、疑似家族になることで幸せを感じることができていたが、それを引き裂くのが一般的に正義とされる福祉や警察であり、果たして血縁による戸籍上の、本当の家族というのが正しいのかということや、犯罪の温床は貧困であるということを痛感させられる社会的に底辺の、正当な手段を知らない、とることができない、犯罪行為をしなければ生きていけない人々が存在するという社会の矛盾や問題を提起している。とても暗いし重い。 しかしストーリーの中で主人公のポジションにスライドしていく祥太は歳を重ねていることもあり、万引き行為や初枝の死体遺棄、初枝のヘソクリを貪ったり、ゆりにまで万引きをさせる疑似両親たちに疑問を抱き、わざと万引きに失敗し捕まることで疑似家族と犯罪により生計を立てることから決別し、真っ当に生きることを選択する。また、ゆりは間違いだらけの疑似家族の中で、数少ない「本物の正しい」優しさや愛情を知ることで、実の母親の愛の無さを知る。当初は虐待する両親とベランダだけの狭い世界で生きてきた、ベランダの塀の隙間から外を覗き見ていたゆりだったが、疑似家族と愛情を知ることで、ラストカット、生きる希望を外の世界に見いだすことができたようにゆりはベランダの塀の上から外を眺める。 疑似家族を経て対照的なものを得た子供ふたりが成長した姿に希望を抱かずにいられない。
[映画館(邦画)] 9点(2018-06-22 09:50:17)(良:2票)
16.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 
エドガー・ライトの新作ということで期待に胸を膨らませ鑑賞。コメディ要素は少なく爽快感も薄い、シリアスなシチュエーションが多目でタランティーノやガイリッチー寄りの作風になった感じだが、ロックミュージックに合わせたリズミカルなカッティングはまさにエドガー・ライト。特にオープニングの長回しは必見!マイケルセラ似の主人公身体能力高過ぎ!ヒロイン都合良すぎ!でラノベかよ!なツッコミどころはあるけれど、まぁとりあえずテンポ良すぎ&クールすぎなので気にならない。 問題のラストシーン……あれは個人的に主人公の妄想?でリアルでは無いのでは?と思ってしまうのです。 それにしてもソニー映画なのにウォークマンじゃなくてiPod押しなのは思いきりが良い。
[映画館(字幕)] 9点(2017-09-02 07:05:29)(良:1票)
17.  アノマリサ 《ネタバレ》 
カウフマンらしくかなり独特な映画。主人公のおじさんがまぁかなり自己中なやつなので感情移入はしにくいが、こういうエゴイスティックなところは男であれば多少引っ掛かるところがあるのではないだろうか。人間の愛や恋の残酷な本質を突いているように思った。人形アニメなので撮影するのにもかなり手間暇かけないといけないだろうに、これいる!?と言いたくなるようなシーンを長々とやる上、この人形の動きがかなりリアルで、演技している人間よりもリアルな人間の動きをしているのでおっさんのプライベートを覗き見をしているみたいで気持ち悪い笑。人形アニメであるのも主人公の境遇と最後のオチにうまくかかっていて効果的。しかしラストで日本文化が少々絡んでくるが調べ方が甘かったのか日本人にとっては?な終わり方になってしまったのが残念。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-12-24 00:08:06)
18.  映画 聲の形
原作の読みきりからのファンだけど、ホントにうまくまとめてアニメーションにしていて、監督演出上手いなぁと唸りっぱなしでした。原作読んで胸に刺さりはしつつも泣かなかったけど、この映画ではボロボロ泣いてしまった。先日観た君の名は。には全然心が動かなくて、逆に冷めて幻滅してしまったので、ヤバい心が荒んでるのかなと心配したので良かった笑 君の名は。のチケットを買っている人一人一人にこっちの方が良いですよと声をかけたくなるくらい観るべき作品だと思った。  批判意見としてよくいじめ被害者が加害者を許すなんてあり得ない、まして好きになるなんてとか言われてるけど、硝子が当時どういう心境だったか、そして今そのことを振り返りどう思っているのかということは劇中できちんと描写されていると思う。あと根本的なことをいうと、本作が中心に描いているのは聴覚障害やいじめや高校生の恋愛ではなく思春期の人間関係だということ。 この映画を観てモヤモヤする、イライラするという人は、主人公が善良な人間で最適解な行動をし話は最良の結末を迎えなければスッキリしないというタイプではないか?完璧なものはなく、感情が理解できなかったりすれ違ったりするのが人間じゃないか。私はそういう登場人物それぞれに足りないものがあるところに逆にリアリティを感じたのだが。  君の名は。は大ヒットしてるお陰で未だに公開初週並の回数で上映しているのに対し、本作は君の名は。より後に公開されたにも関わらず、ただでさえ劇場数は少ないのに上映回数が減ってきているので悲しくなってくる。
[映画館(邦画)] 9点(2016-10-20 23:49:32)(良:1票)
19.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 
前作ではそれぞれのキャラクター達が(旧世紀版と比べて)成長した姿を見せ、レイを自らの意志で救い出すようなまさに理想の主人公となったシンジだったが、まさかあの行動にこれほどの代償がつくとは…。 主人公シンジが目を覚ますと舞台は破のラストから14年経っており、観客は劇中のシンジ同様あれから何が起こったのか、今何が起こっているのか分からない状況に放り出される。シンジはまるで観客の気持ちを代弁するかのように問いかける。「説明してよ!」 本作では往年のファンでも想像がつかなかったであろう展開が繰り広げられ、テレビ版や旧劇場版を観ていたときのような「何かすごいことが起きているけど分からない」「聞いたこともない用語が多い、展開が速すぎてついていけない」ため、観ながらあれこれ推測する必要がある(というか強いられる)。 ああ、そういえばエヴァを観るってこういう感覚だったな…と、14年越しに「全く新しいエヴァ」を観ることができて思い出した。そうだ、こうだからエヴァは面白いんだ…。 今回の「Q」は(舞台や展開こそ全く違うが)、テレビ版の「最後のシ者」や「EOE」をなぞっており、理想のキャラクターと展開を見せた「破」をぶち壊しにするような鬱々としたストーリーだが、しかしながら、絶望し放心したシンジ、シンジを叱咤するアスカ、自らの選択で二人について行くレイ(仮)、の三人で赤い砂漠を歩いていくラストシーンは「EOE」の「気持ち悪い」ラストシーンとは対極的で、本作のキャッチコピーであるカヲルのセリフ「希望は残っているよ。どんな時にもね」を信じたくなった。
[映画館(邦画)] 9点(2012-11-21 17:23:52)
20.  アダプテーション 《ネタバレ》 
原作:スーザン・オーリアン「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」って… 実際は脚色ってレベルではない程まるきり別もんで、だからこそ「アダプテーション」ってタイトルにしたんだろうけど、スーザンさんはこの映画を観てどう思ったんだろう…。 後半の脚色された退屈な予定調和かつハリウッド映画的展開も含めて面白い。
[DVD(字幕)] 9点(2012-05-04 18:14:47)
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