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1.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 
原作未読です。 NHKの「ファミリー・ヒストリー」での大泉洋の回を観て "これは何か彼の出演作を観てみたい”と思い、ゾンビ物好きの私が選んだのが本作。 選択した理由は微妙なものだったが、予想を大きく裏切り物凄く面白い作品だった。 大泉洋、拍手喝采の大活躍である。 どちらかと言うと社会の底辺に近い位置にいた主人公が、常軌を逸した世界で自らの「利=狩猟免許所有」を活かし生き延びて行く様は、一風変わったサクセスストーリーの様だった。 本作が白眉な所は、ゾンビの基本的修正の一つである「生前の記憶・習慣に倣った行動をする」のを大胆に解釈して映像表現している所。 特に後半の元高跳び選手が(脳は無いのに)人間達の束の間の秩序をぶち壊すきっかけになる描写は凄かった。 聞く所に因ると、原作は映画で描かれた内容以降もかなり濃い展開をする様だが、私は本作に留めおこうと思う。
[インターネット(字幕)] 10点(2025-01-08 14:16:47)
2.  終身犯 《ネタバレ》 
圧倒された。 こんな作品が有ったとは露ほども知らなかった。 主演のバート・ランカスターは当然の事ながら、脇を固める助演陣の演技も凄い。 文芸作品でも無いのに当時としては異例とも言える長尺(約2時間半)そしてモノクロ作品と言う、一見ではハードルが高そうな感を受けたが観始めたらラストまではあっという間。ここはジョン・フランケンハイマ―の采配が冴えている事の表れだろう。 作中で詳細は語られないものの、人を二人も殺めてしまった主人公は物語冒頭では粗暴でいつも何かに怒っているのだが、 そんな彼が偶然、雀の雛を拾い育て始めてからの感情の変化・表情や態度の変化の描写が素晴らしい。 看守に彼が初めて感謝の言葉を述べるシーン、「更生」になぞらえて人間の尊厳に付いて熱く語るシーンは本当に感動的だ。 健気な小鳥達の演技にも脱帽、一体どうやって撮影したのだろうかと思うシーンが沢山有る。 幕の引き方がいささか唐突過ぎる感も有るが、それを差し引いても10点満点は当然の採点。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-12-17 17:09:03)
3.  DOGMAN ドッグマン(2023) 《ネタバレ》 
傑作。 往時の勢いが戻ったかの様な、粗削りだけれど勢いでラストまで持って行くスタイルは正にリュック・ベッソン。 荒唐無稽な物語に説得力を与える主演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの熱演は、子役時代を演じた少年俳優含め特筆すべきものと言える。 ラスト、「死に向かう歩み」を進めながら十字架と同化し、周りを犬達が取り囲むラストシーンは荘厳且つ美しい。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-08-20 12:51:52)
4.  キングダム 大将軍の帰還 《ネタバレ》 
原作未読、アニメ未鑑賞、予備知識は映画版1~3を配信で観たのみ。 1~3が望外に面白く「次は劇場の大スクリーンで観なければ!」と思い劇場へ。 まさしく製作者側の思う壺に嵌った訳ですが、こういう持っていかれ方は嫌いでは無いです。  そんな本作、「大沢たかおに尽きる」と断言してしまいましょう。 1~3での「何でこの人戦わないの?」と言う疑問を完璧に払拭する大立ち回りは見事の一言。 王騎将軍の怒りと気持ちの昂ぶりを観る側に納得させる過去エピソードの入れ方も上手く、 激闘を経ての馬上のシーンでは不覚にも涙してしまいましたよ、私は。  劇映画版は本作で完結との事、何とも残念では有りますが本作鑑賞後にWikipediaで原作の事を調べたら、 原作は連載継続中で(!)信が大将軍になるまでを描くには数十年規模掛かると思われ、仕方ないかと思った次第。  10点は四部作合わせての評価です。
[映画館(邦画)] 10点(2024-08-19 09:13:07)(良:1票)
5.  ニキータ 《ネタバレ》 
初鑑賞は社会人1年生の時に映画館で。 「リュック・ベッソンの新作だから」と言う理由で銀座の映画館に馳せ参じ、 その斬新さ・面白さに全身鳥肌状態となり、鑑賞を終えたその足で山野楽器のCD売り場でサントラ買って帰りました。 この手の暗殺者ものにありがちだった定説を見事にぶち壊し、粗削りが過ぎるものの強引にラストまで持っていくその勢い。 リュック・ベッソンの若さが炸裂した傑作だと思います。 特に秀逸なのはラストシーン。「手紙は破いた」と言うマルコの台詞にニヤリと笑うボブ、 「お互い寂しくなるな」「ああ」と言う短いやり取りの後に画面が暗転し、エンドロールが始まる... エリック・セラの"The Dark Side of Time"も他には考えられない位にベストマッチ。 この終わり方、映画館で一瞬唖然とした後で思わず「かっちょえ~」と口走ってしまいました。
[映画館(字幕)] 10点(2024-07-23 14:25:46)
6.  アマデウス 《ネタバレ》 
今さらながらレビューしていない事に気が付いた。  【長すぎる前書き】 大学で「芸術論」の講義を受けた時、担当していた教授が本作の事を以下の様に評していた。 『芸術には大きく分けて「耳」で愛でる芸術である音楽、「目」で愛でる芸術である絵画・写真、そしてそれらを融合した舞台・映画の3種類が有る。どれも素晴らしい作品ばかりだが、この「アマデウス」はそれら芸術が極めて高次元で融合結実した類まれなる作品だ』と。  私は劇場で本作を鑑賞済だったので「なるほど、上手い褒め方するなぁ」と思った次第。 そんな教授の冒頭の言葉を経て始まった鑑賞会は3回に分けて実施され、口コミでその面白さが学生達に伝わり3回目の授業では講義室がなんと満員立ち見の盛況ぶりだった。(単位は貰えないのに!) それ位、芸術は敷居が高いと潜在的に思っている人をも巻き込む『力』を本作は持っているのだと思う。 これが約35年前の話。  【やっと本題】 そんな本作、私に取っては間違いなく映画ベスト10の一つに入る作品である。 他レビュアー諸氏により語りつくされているが、何といっても珠玉の名シーンはサリエリがコンスタンツェが持参したオリジナルの楽譜を読み、次々と頭の中で音楽が奏でられるシーンだと思う。 これに匹敵するシーンは意識して映画を趣味として観始めた18歳の頃からそうは巡り合えていない。  また、本作はこれまでの映像再生媒体の変化(VHS→LD→DVD→BD、ブラウン管→液晶、HD→4K)に併せて都度ソフトを購入している唯一の作品であり、何だかんだ年に一度は必ず観ている作品だ。 史実に忠実ではない等の指摘も有る様だが、関わられた方々のイマジネーションと創作意欲が文字通り「高次元で融合」した稀有な作品だと言える。 文句無しの10点満点献上。  追伸 本作がアカデミー賞で話題になった年、主演男優賞を受賞した時のF・マーレイ・エイブラムスのスピーチは、彼の受賞を我が事の様に涙ながらに喜ぶトム・ハルスの何とも言えない表情も相まって忘れられない名シーンだ。
[ビデオ(字幕)] 10点(2024-03-06 10:30:31)
7.  ゴールデンカムイ 《ネタバレ》 
原作未読、アニメ未鑑賞、作品予備知識皆無の状態で鑑賞。 鑑賞理由は贔屓の女優さん、山田杏奈のポスタービジュアル。特に矢を放った後の右手の指の角度に一目ぼれしたから。 全くの先入観無しで観ても、アシリパと言うキャラに見事に嵌っていたと思うのは褒め過ぎか。 原作は物凄くスケールの大きいお話で、個性的且つ強烈なキャラがこれから沢山出てくる様だし次作も期待しています。 シンプルに冒険活劇映画として面白く、山田杏奈は期待以上だったので満点献上します。
[映画館(邦画)] 10点(2024-02-12 11:56:48)
8.  パルプ・フィクション 《ネタバレ》 
【何とまぁ、まだ投稿していない事に気が付いた】  文句なしの10点満点で有る。 初鑑賞はカンヌ映画祭戴冠後の映画館だった。 それほど客の入りは多くは無かったけれど、冒頭のサミュエル・L・ジャクソンの凄味と存在感に頭がクラクラした事、時系列を巧みに入れ替えた構成、ジョン・トラボルタの見事な死にっぷりが特に強烈だった事を思い出す。 それ以来再上映やDVD・各種配信等で何回も鑑賞しているけれど、本作は本当に色褪せない。 お世辞にも家族向けとは言えないけれど、とにかく全てのシーンが巧妙で上手い。 初鑑賞から30年(!)を経て、仕事で英会話をそれなりに取得した事も本作の面白味を増す事に貢献していると思う。 不朽の名作です。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-02-12 11:42:13)
9.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
点数はスペシャル・エクステンデッド・エディション(以下「長時間版」)3部作、計約11.5時間分全ての点数です。 これだけ拘りに拘りぬいた作品なら、観せられるものは全て観せたいと思う制作陣の思いは良く判ります。 これだけの長さの作品を世に出せたのは熱狂的なファンが世界中に居るからこそ。 ファンに恵まれた幸せな作品だと思います。 私個人的には通常版も物語の構成含めて特に違和感は感じず、映画館で3作目のエンドロールを観ながら号泣した人間です。 なので、一連の長時間版は全く別の作品だと位置づけて評価しました。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2024-01-25 13:50:34)
10.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
【2024/3/11追記】 アカデミー賞視覚効果賞受賞、本当に、本当におめでとう! やった! 快挙だ!!  【以下オリジナル】 IMAXで鑑賞、大正解でした。 「シン・ゴジラ」が傑作なら、私に取って本作は大傑作です。 やはりゴジラには人類の味方など似合わない。徹頭徹尾悪役に徹すべき。 戦後復興した東京の街が思いっ切り再破壊される描写は、それがフィクションだと判っていても 東日本大震災やウクライナそしてイスラエルでの悲惨極まりない実際の光景を報道で目にして来た身としてはやはり胸が痛む。 神木隆之介の演技を観るのは本作が実質初めて、とても良い演技をしていた様に思う。 彼の事を良くご存知の方には「今更」ながら、今後注目したい。 そして山崎貴。 彼ほど賛否両論がハッキリ別れる映像作家も珍しいと思う。 私は肯定派で、今の日本で彼の様に終始一貫した作風を貫くのは稀有で良い事だと思っている。 次作が有る様だが、主旨替えなどせずこのまま突っ走って頂きたい。 ゴジラは日本が/世界が乗り越えるべき『業』を具現化した存在。 それを如何に乗り越えるかに感動が有る。  追伸 戦時下の日本を礼賛する気は皆目無いのだが、本作で大活躍した旧日本海軍の極地戦闘機「震電」の勇姿には胸が熱くなった。 その独特のフォルムにはあの時代だからこそ成し得た寂寥感に近い何とも表現し難い魅力が有り、 CGとは言え実際に飛ぶ姿に感無量になった次第。
[映画館(字幕)] 10点(2023-11-06 17:51:33)(良:4票)
11.  グランツーリスモ 《ネタバレ》 
原作と言えるゲーム 否、Racing SimulaterはPS1フォーマットで販売された1作目から楽しませて頂いています。 本作冒頭に「グランツーリスモ」に関する説明映像が織り込まれていますが、 そこで語られていた様にこのRacing Simulaterが自動車業界・ゲーム業界に与えた影響は本当に大きく、 自動車文化の裾野を広げた立役者の一つでもあり、その貢献度は計り知れないものだと私は信じています。  本作制作が決まった時、私の反応は否定的なものでした。 ゲームが原作の映画はミラジョボ主演のバイオシリーズを除きどれもが微妙な出来で有り、 ガッカリしたくないなぁ、と正直な所思った次第です。  そんな事もあり期待値を無闇に上げずに臨んだ本作、予想は良い方向で裏切られました。 正攻法の所謂「王道のスポーツ物」として観た人に何らかのポジティブな思いを抱かせる良作だと思います。 実話がベースとなっている事も大きく影響しているのかと思いますが、 人は本作の様な努力が報われるストーリーには少なからず心を揺さぶられるものなのでしょう。 単純なサクセスストーリーだけでは無く、事故の怖さ・悲惨さもかなりリアルに描いている事も加点理由です。 観て良かったと思います。  追伸 山内一典氏の板前さん姿、結構似合ってました。
[映画館(字幕)] 10点(2023-09-19 13:38:51)
12.  ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生 《ネタバレ》 
群雄割拠、今や星の数ほど存在する数多のゾンビ映画の始祖にして最高傑作。  内容に付いては今更感満載なのでここでは敢えて触れない。  先日、Webで本作出演陣が撮影の合間に撮ったであろう一枚の集合写真を目にする機会が有った。 本作がモノクロと言う事も有り、カラー写真で有る事が妙に新鮮で最も強く印象に残ったのは 皆本当に演技では無い屈託の無い明るい笑顔だったと言う事。 それは作成当時の現場の雰囲気の良さが判る良い写真だった。  55年前の本作作成当時は現代以上に人種差別が色濃く残っていた事は想像に難くなく、 その様な時代背景の中で、何故皆がここまで良い笑顔を見せてくれたのか?をと色々考えてみたのだが、 やはりロメロ監督自身が本作に込めるテーマ・メッセージを出演者の皆に丁寧に説明し、 それを皆が納得してくれたが故の笑顔なのかと自分なりに結論付けた次第。  チームロメロは一作目から機能していたのだと言う事を想像出来、何だか嬉しい気持ちになった。
[映画館(字幕)] 10点(2023-07-24 17:08:54)
13.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 
物凄く良い映画だと思う。もっと早く観ておけば良かった。 主人公の行動は言い逃れなど到底許されない立派な犯罪、それは決して称賛されるべきものではない。 だが、その類まれなる才能(天才と言って良いかも)を活かし、PDCA(Plan, Do, Check, Action)をしっかり励行し詐欺を成功させる描き方はディカプリオの好演も有って、人間味の有るある種の爽快感さえ感じる描写になっている。 脇を固める俳優もスピルバーグの人脈故か超豪華で、アカデミー助演男優賞にノミネートされたクリストファー・ウォーケンは勿論の事、まだ新人で売り出し中だったであろうエイミー・アダムズの初々しさは特筆ものと言える。 そして何と言っても準主役のトム・ハンクスの存在が素晴らしい。 ルパン三世vs銭形警部を連想させる様な、境遇は違えど孤独な身の上で有るが故に何故か共鳴してしまう微妙な関係性を上手く描いている。 そして、驚くべき事は本作が実話を元にしていると言う事。 犯罪者には厳しく接し、相応の罰を与えなければならないのは当然の事だが、本作主人公の様な厚生の場を与える事が出来る社会の度量の深さにも恐れ入った。 鑑賞後にWikipedia等で実在の主人公の人となりや背景を読むと感想に深みが増すのでお勧めです。 まとめ:スピルバーグの明るい面と芸達者達の演技力が高次元で融合した傑作だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2023-07-20 11:37:14)(良:1票)
14.  西部戦線異状なし(2022) 《ネタバレ》 
極端な程に賛否両論で評価が二分されている「エブエブ」に次ぎ、2023年のアカデミー賞を席巻した本作。 夜23時過ぎに軽い気持ちで観る映画では有りませんでした。 正に実際の戦場とはこの様な場所なのだろうと思わせる、リアルに徹した描写の連続。 敵味方を問わずそれぞれに人生が有り、愛する家族が待っているであろう兵士一人一人の存在はまさしく「虫けら」同然。 最初は希望に燃え明るい表情だった主人公は加速度的に硬く無表情になって行く。 私は兵士達が戦車に踏み潰され、火炎放射器の餌食になる余りにも凄惨な描写に途中で観るのを止めようとさえ思いましたが、 本作制作陣の思いを汲んで頑張って最後まで見届けました。 余りにも理不尽な終戦間際の無意味極まりない出撃、そして停戦時間を過ぎた途端にまるで何事も無かったかの様に 塹壕で行き違う兵士達。 いったいあの多大な犠牲は何だったのかと戦争と言う不条理に居てもたってもいられなくなり、この思い・怒りを一体どこにぶつければ良いのかと、私は深夜に独り呆然としておりました。 とどめは最後の説明、僅か数Kmの陣地を奪い合う為に数万の兵士達が戦死したとの事。 一体何なんでしょうか?これって。 余りにも、余りにも酷過ぎます。 今のご時勢、どうしても本作の様な作品を観た後は以下の内容に気持ちが傾きがちになりますが、敢えて書きましょう。 こんな不条理で愚かな馬鹿げた事が、今もウクライナの地で繰り返されている。 私が一人深夜に映画を観ているこの瞬間も、こうして感想をしたためている正にこの瞬間も、 ウクライナの地では大勢の人たちが偽政者達の愚か極まりない行為の犠牲になっている。 例え本作がロシアが戦争を仕掛ける前に製作されていたとしても、本作は私が抱いた様な思いを世界中の出来るだけ多くの人達にも持って貰おうと言う思いが絶対に有った筈。 そう考えると、今年のアカデミー作品賞はエブエブでは無く本作に獲得させるべきだったのかもと思ってしまう。 アカデミーは本作に長編外国語映画賞、「ナワリヌイ」に長編ドキュメンタリー賞を獲得させる事で戦争と独裁権力に反対する意思表示は果たしたのかも知れないけれど、果たしてそれだけで本当に良かったのだろうかとずっと考えています。 一分一秒でも早く、ウクライナに平和を。 戦場にいる兵士一人一人が、無事の帰宅を待つ家族の元に帰る事が出来ます様に。 そして最後に、プーチンに神の鉄槌を。(もっと厳しい表現にしようと思ったが、この程度にしておきます)
[インターネット(字幕)] 10点(2023-03-20 15:04:13)
15.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
出典が誤りでしたらお詫びしますが、映画評論家の町山智浩氏をして「アメリカ全国民が観ている国民映画」と評する本作。 私は映画ファンを自認し意識して映画館に足を運ぶ様になり実に38年になりますが、 恥ずかしながら2022/12/29に初めての鑑賞と相成りました。  結論、「名作」です。 自信を持って10点満点献上致します。  満点の理由は色々と有りますが、やはり何と言ってもジェームス・スチュアート演じるジョージ・ベイリーが本当に何処にでも居そうな良い人で有ると言う事。 それも聖人君子では決して無く、ささやかな夢を抱いて健気に日々を頑張り、不満が有るとアルコールの力を借りて愚痴を言う普通の人。 即ち彼は鑑賞する側である私達と同じで、劇中で繰り拡げられる幾つかのエピソード含め感情移入する対象としてこれ以上の主人公は居ないのでは無いかと思えるくらい。 サラリーマンで宮仕えし20年ほど経過して家庭を持った立場の人は他人事とは思えない筈。 私、映画を観ながら「果たして自分が同じ様な窮地に陥った時にどれだけの人が自分を助けてくれるだろうか、 否、偽善では無く助けてくれる様な人達との繋がりを築けているのだろうか?」と自問自答し切なくなりました。 彼を支える家族、特に奥様の描写も素晴らしく結婚式当日のディナーの描写で私は泣いてしまいましたよ。  もう一つの側面としては、本作が後の映画作品に与える影響が如何に強い物であるかを理解出来た事も大きい。 「どこかで観た事ある様なシーン」のオリジナルは本作だったのか!?と思う事多数。  映画を鑑賞する側だけでなく、後の数多の映像作家に与えた影響も計り知れない本作。 素晴らしい作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2023-01-10 18:02:49)
16.  トップガン マーヴェリック 《ネタバレ》 
2022/8/17(水)、四回目の鑑賞Complete。 念願の池袋グランドシネマサンシャインでのIMAX鑑賞成る。(チケット取るの大変だった) 結論:100点に変更!笑  ------------------------------- 2022/7/16(土)3回目の鑑賞を機に加筆修正。  『前書き』 私はトム・クルーズの大ファンだ。 出演している作品は全て鑑賞、特に「TOP GUN」は劇場・DVD・配信等含めたら200回以上は観ている。 今でも気分を上げる為にオープニングだけ観る事もしょっちゅう。  そんな私が2009年6月に本サイトに寄稿した「TOP GUN」のレビューは驚きの「0点」! 実は自分自身で0点を付けた事を忘れていたが、確かこの時は商用でベトナム出張した直後で、 現地ガイドの奢りで観た戦争博物館の内容からアメリカがベトナムに対してどれだけ酷い事をしてきたのか? をまざまざと見せつけられた後だったから、辛口に過ぎる評価になったのも止むを得ないなと今では懐かしく思う。  【本題】 時は流れて2022年、良くも悪くも人生の荒波に揉まれ、清濁併せ呑む事も覚えた齢54歳のオッサンに取って、 続編「TOP GUN MAVERICK」は、興奮と感動だけでなく郷愁までも感じさせてくれる稀有な作品だった。 いつまでも若々しいトム・クルーズを見ながら、私は今後の自分の人生に付いても色々と考えてしまう程だった。 Mission Impossible ”Fallout”を観た時と同様、トム・クルーズの凄さを改めて力強く感じた次第である。  内容の根幹はハッキリ言って相も変わらず「脳筋映画」のまま、「戦闘機を題材にしたファンタジー」である事に変わりはない。 登場するエピソードはトム自身の映画そのものに対するオマージュ、特に冒頭のテスト飛行はもろにThe Right Stuffと同じノリ。 奇跡が2つも必要なMissionもSTAR WARSのデス・スターへの攻撃と同じ。 敵の飛行機を敵基地(!)で現地調達、しかもあのF-14を奪い脱出する展開なんて有り得ない! でも、それでいいんだと思えてしまうのは本作がTOP GUNだから。 アイスマンとの再会からの流れは感動的だし、物語に華を添えるペニー役のジェニファー・コネリーは本当に綺麗且つ演技が上手い。  齢60近くなってもトムは現役、そう、彼は一生現役なのだ。 3回目の鑑賞を終えて改めて感じたのは、トム・クルーズは俳優と言う自らのフィールドで、 実在のテストパイロットや宇宙飛行士達と同様に、「偉大なるアメリカの歴史を作った偉人」の一人になりたいと 真剣に願っているのだな、と確信に近い思いを持った次第。  いやトムさん、もうそれは実現しているよ。 あなた本当に凄いよ。
[映画館(字幕)] 10点(2022-05-30 12:58:07)
17.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
2022/3/28追記 祝!! トロイ・コッツァー、アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞!!  それだけじゃなくて作品賞も受賞だ!! 気分いいぞ!! -------------------------------------- 2022/2/9追記 祝! トロイ・コッツァー、アカデミー賞助演男優賞ノミネート!! --------------------------------------  素直に10点献上します。 素晴らしい映画です。  何だかんだと言い合い(手話で)ながらも、お互いを気遣い健気に生活している家族。 この設定だけで私もう駄目でした。 ・「家族の犠牲になるな!」必死に感情を込めて訴える兄貴、なんていい奴なんだ! ・耳が聞こえる娘が生まれた時の複雑な気持ちを偽りなく話す母、あのシーンはお涙頂戴的に 「耳が聞こえる娘が生まれてきて嬉しかった」と言わせる事も出来たはず。 でもそうしなかった事にこの作品の真価の一つが有る。 ・「もうベイビーじゃない!」「もう一度、ここで歌ってくれないか?」娘の喉に優しく手を当て、 伝わってくる振動から娘の本気・熱い思いを感じ取る父、ああ、なん良いシーンなんだ。 ・このシーンを経ての音楽大学入試のシーン、家族がいる事を知った娘が手話を交えて実に情感豊かに歌う。 はい、もう私涙腺崩壊で顔グチャグチャでした。 この一家は娘さんが家を出た後は、兄貴の彼女が手話を覚えて家族となり、他の働き手も加えながら堅実に でも賑やかにこれからも生活していくのだろう。だから娘さん、家族の事は兄貴に任せて歌に集中して下さいね。  予定調和? ご都合主義? 話が上手く運びすぎ? 黙らっしゃい!!  最後に一言、V先生、あんた最高だよ。
[映画館(字幕)] 10点(2022-02-03 15:56:07)(笑:1票) (良:2票)
18.  スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 《ネタバレ》 
劇場公開最初の週末を経た今の段階で本サイトにレビューを挙げている方は、 やはり筋金入りのファンの方が多いのだなと思いました。 表現の仕方に違いは有れど、心の琴線に触れる名シーンは皆さん同じな様です。  私が言いたい事は先達の皆さんが殆ど書かれています。 繰り返しになってしまうのが大変心苦しいのですが、幾つか箇条書きにて・・・  ・「倒す」では無く「赦す」と言う事。素晴らしい。 ・本作は旧々三部作、旧二部作の忘れ物を取りに行く作品。  私は途中からずっとウルウルしてましたが、二代目が三代目MJを救うシーン、  そして一代目が三代目を自らの行動を以って諭すシーンで完全に涙腺崩壊しました。 ・"The Great Power has Great Responsibility" その代償として三代目は叔母の庇護の下では無く、  一代目・二代目と同様に一人で悪と戦う道を選ぶ。 完全なHappy Endでは無くほろ苦い幕の引き方がとにかく良い。  高校卒業資格検定の参考書の描写でまたしても涙腺崩壊。  私は、絶対にもう一度、より逞しくなった三代目の姿を観る事が出来ると信じています。   蛇足 そして、近い将来一体誰が実写版マイルス・モラレスを演じるのか・・・ あ~楽しみだ!
[映画館(字幕)] 10点(2022-01-10 10:37:42)
19.  ANNA/アナ(2019) 《ネタバレ》 
最悪だった「ヴァレリアン」の影響も有り、期待度極小で臨んだ本作。 ハードルを下げていた事など通り越し、なんとまぁ往年のベッソン監督らしい小気味よい作品、良い意味で裏切られました。 「ニキータの現代版セルフリメイク」と揶揄する評も有るものの、やっぱりこの監督さんは美人の女性、 しかも監督本人の好みの女性が主役で、世の男共を蹴散らす設定で無いと本領発揮出来ない様だ。 なんせ、公式サイトの宣伝文句が『またそれか!』ですから。(大爆笑) 「ニキータ(アンヌ・パリロー)」しかり、「フィフス・エレメント(ミラジョボ)」しかり、「ルーシー(スカヨハ)」しかり、 全くしょうもないオッサンだ(褒めている、気持ちは良~く判る!)。 さて、新進気鋭のモデルさん、サッシャ・ルス嬢を新たに主役に迎えた本作、観ていてニヤリとしてしまう位に物語の 構成は「ニキータ」と同じです。 でも、時系列を小刻み且つ巧みに入れ替えたストーリー構成と、「ニキータ」のそれとはテンポ・アクションのキレが格段に洗練された各種アクションシーンは「ニキータ」を遥かに凌駕しており、ラストまで一気に観させるその勢いも有り、この手の女性が主役のアクション映画では最高傑作と評価しても良いと私は思ってます。 無駄に豪華な出演陣も作品に厚みを増す事に上手く効果を発揮しているし、何は無くとも主演のサッシャ嬢は静止状態の写真ではその魅力は半分も伝わらない、動き出して初めてその真価が判る女優さん。 次回作は有るのだろうか、期待して待ってます。 最後にベッソン監督、この人まだ錆びてませんよ(限られた環境下で、と言う条件付きですが笑)。   そうそう、「アデル」も有りましたね・・・笑。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2021-09-22 13:17:46)
20.  銀河鉄道999 《ネタバレ》 
2021/2/6(土)東京国際フォーラムで開催されたシネマコンサートにて、実に42年振りの劇場鑑賞が実現した。 初鑑賞は1979年、小学校6年の夏休みに実母の郷里である新潟県長岡市の映画館にて。 とにかく混んでいた事、そしてメーテルの美しさが心に刻まれた初鑑賞だった。 時は流れて2021年、それまでにTVやDVD等で観る機会は有ったものの、 フルオーケストラ演奏をバックに本作を劇場で観られるとは何という贅沢!  1.上映前・休憩時間・上映後に劇場に流れる各種アナウンスは何と、メーテル役である池田昌子さんの新録! 主催者のは粋な図らいに感謝のみ。私のこれまでの劇場鑑賞歴で、あれほど迄に客の皆が真剣に聞き入るアナウンスは初めて。  2.音楽は基本全て生演奏、名曲揃いのサントラを生演奏で聞けるうれしさ。  3.鉄郎と母親との哀しい別れのシーンや冥王星での氷の墓場のシーンで印象的に使われている混声合唱も全て生声、 迫力が違いますね。  4.トレーダー分岐点の酒場で歌われる名曲「優しくしないで」も生歌!  5.とどめは999出発のシーンで流れる「Taking Off!」ラストに流れる「銀河鉄道999」はフルオーケストラをバックに タケカワユキヒデ氏の生歌!! 涙腺崩壊で私は大変でした。  6.物語に付いてはもはや説明不要、多くのエピソードを2時間に収める構成故に気ぜわしい展開ではあるものの、 永遠の名作と言っても過言では無いかと。  7.今回の鑑賞で感嘆したのは星野鉄郎の声を演じた世界に誇る声優界のレジェンド、野沢雅子の芸達者振り。 物語の進行・鉄郎の内面的成長に併せて微妙に声色を変えていくそのテクニック、痺れました。   これまでに何回かシネマコンサートを体験しましたが、映画本来の音(台詞や効果音)は敢えて横に置き、 音楽を聞かせる事を主眼とした方が感動の度合いが高い様に思います。 幻の公演(?)と言われているターミネーターライブコンサート、機動戦士ガンダムシネマコンサートと並び、 本公演は白眉な出来でした。再公演を切に希望する次第です。 
[映画館(邦画)] 10点(2021-02-23 13:30:12)(良:2票)
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