1. バイオハザード デスアイランド
《ネタバレ》 ゲームシリーズの主要キャラ勢ぞろい。 皆さん美男美女で各キャラのファンに取っては眼福な作品。 ジル・ヴァレンタインさんファンの私としても映画化は嬉しいです。 でも... 前作でも感じましたがマンネリ感は半端ないですね。 実写版リブートの話も決まりゲーム最新版の作成も始まった様なので、 この外観のキャラ達が活躍するCG映画版は今回でお開きにした方が良いかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2025-01-27 15:39:40)《更新》 |
2. ブラックドッグ(2024)
《ネタバレ》 2024/11/3 東京国際映画祭(以下 "TIFF")にて鑑賞。 主人公と文字通り「黒い犬」が何故かオートバイ(サイドカー)に乗りながら見つめ合っている印象的なポスター。 TIFFのチケット購入に躊躇は無かった。 何となく不穏な空気を感じされるオープニングから、「悲劇の連鎖相次ぐ暗いストーリーになるのか?」と心配したが、 主人公が黒い犬と出会ってからは予想に反してユーモアに溢れた、犬好きには堪らない描写も多い可愛らしい展開に。 これは嬉しい誤算。 物語の根底には2008夏季北京オリンピック開催に伴う中国国内情勢の変化が有り、恐らくここから深刻な格差社内になって行ったであろう事を思わせる少々辛口の描写も随時挟み込まれる。 紆余曲折を経て新天地へオートバイで颯爽と旅立つ主人公のバックパックの中には・・・ TIFFでアナウンスは有りませんでしたが、正規劇場公開されると良いですね。 [映画館(字幕)] 8点(2025-01-24 15:03:45) |
3. 劇映画 孤独のグルメ
《ネタバレ》 松重豊さんに引退して欲しく無いので劇場に馳せ参じました。 元々が「中年のおじさんが一人黙々と飯を食う」シーンが殆どのドラマです。 なので劇場版だからと無駄に余計なエピソードを盛るのではなく、本作の様な展開が丁度良いのかと思います。 「図らずも韓国不法入国」と言う多少のお遊びは有るものの、本作でも五郎さんを介して美味しそうな食事を沢山観る事が出来て眼福でした。 [映画館(邦画)] 7点(2025-01-20 12:16:54) |
4. ザ・バイクライダーズ
《ネタバレ》 アメリカで一時期不良の代名詞だったハーレー乗り達を撮影した写真集に感化された物語。 まるでハーレー純正オプションの様にオースティン・バトラーがど嵌りしており実に絵になっている。 巻き舌気味でとにかく喋るジョディ・カマ―のコロコロ変わる表情を追っているのも楽しいし、 音響も手抜きが無くハーレー独特の排気音を堪能出来る。 死にっぷりが見事なトム・ハーディ、そして脇を締めるマイケル・シャノンやノーマン・リーダスも実に楽しそうに演じている。 特筆すべきはラストシーン、バイクを降りたオースティン・バトラーが雑談の中、通り過ぎるハーレーの排気音を聞き何とも上手い複雑な表情をする。 あの表情は一度でもバイクに乗りその魅力に虜になった「こちら側」の人にしか出来ない表情だ。 そのオースティン・バトラーをキッチンの窓から少し冷めた表情で見つめるジョディ・カマ―も良い。 このラストの流れが有ってこその9点献上。 [映画館(字幕)] 9点(2025-01-20 11:32:02) |
5. レッド・ワン
アメリカの方々に取っては「寅さん」みたいな存在なんですかね。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-10 13:17:39) |
6. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
《ネタバレ》 「捏造だ!」との声未だに高いアメリカの月着陸、ノーラン監督の「インターステラー」では実際にそうされている様な描写も有った。皆が実際に自分の目で確認出来る様になる迄、半ば永遠の都市伝説になる運命である題材を扱ったセルフパロディの様な作品。 CG技術発達の恩恵も有り、綿密な時代考証をしたであろう結果に基づく建物・調度品・クルマ・ロケット組立工程まで、その映像表現は見事の一言。 かの名作「APOLLO13」でも何となく模型っぽかったロケット組み立てシーンがあそこまで本物の様に見られるとは眼福な時代になったものだ。(APOLLO13の打上げシーンは除く、あのシーンは映画史に残る芸術の一つです) さて、実際の月着陸となるAPOLLOの次、アルテミス計画は2026/9の月着陸を目指して進められているとか。 アポロ計画最後の17号の月着陸は1972年、私はまだ5歳で残念ながら当時の事は全く覚えていない。 なので早くも来年に新たなる人類の月着陸に立ち会える事は極めて感慨深い。 「全世界の皆さん、これがAPOLLO宇宙船の着陸跡です」と言う生中継が絶対に有るはず。 今から楽しみで仕方がない。 余談 そのアルテミス計画で着陸する宇宙船の様子を月面から生中継しようと、お隣の国が極秘裏に計画しているそうな・・・ [インターネット(字幕)] 7点(2025-01-08 13:56:21) |
7. エイリアン:ロムルス
《ネタバレ》 期待させておいてがっかりもいい所だったプロメテウス、微塵も捲土重来にならなかったコヴェナント、本作制作決定の報を聞き私は正直「この期に及んでまだ柳の下のドジョウに期待しているのかあんた達は!」と思った。 この様な感じで映画が不作の時期、ALIENシリーズが大健闘していたのはゲームの世界。 その名も「ALIEN ISOLATION」。 これが実に良く出来ており、プレイしながら私は「次に映画を作るならこのゲームをお手本にせい!」と本気で考えていた。 そんな中で鑑賞した本作、流石に世間の悪評を製作陣も耳にしたのか期待以上に面白い内容だった。 過去作の亜流コピー等々の手厳しい意見も目にするが、ポジティブに「次」に期待してしまう出来栄えだったと思う。 (作中、何とALIEN ISOLATIONと同じ様なシーンが有ったのには少々驚いたが) [インターネット(字幕)] 8点(2025-01-08 13:40:31) |
8. シビル・ウォー アメリカ最後の日
《ネタバレ》 良く出来ているけれど、終始胸糞悪い映画。 私の大大大嫌いな、とても国家元首とは思えない程に品が悪く、いつも変な踊りをするあの男をモデルにしたとしか思えない本作の大統領。もし奴が生き延びる展開だったら0点にする所だった。 「こんなのは架空の話さ・・・」とは決して言いきれない内容。本作を劇場や配信で観て、妙にソワソワしているのは今アメリカに実際に住んでいる人達なのかと思う。 議事堂選挙と言う愚行から、あの男の信奉者達は自分たちの信条にそぐわない事が有れば暴力で解決しても良いと本気で思っている事が判ってしまったので、今や私に取ってアメリカは「金を貰っても行きたくない国」Worst3に入ってしまった。(他の国が何処かは敢えて伏せる) [インターネット(字幕)] 7点(2024-12-11 08:23:01) |
9. 枯れ葉
《ネタバレ》 いやぁ、好きだなあこういう行間の幅が広い映画。 デートに誘って観に行く最初の映画が"Dead Don't Die"なんてところも最高。 慎ましやかな普通の男女がごく自然にさりげなく映画の中で「生活」している。 女性はなけなしのお金で悩みながら小瓶の食前酒を、男性は花束を買うシーンなんか堪りませんね。 普通の人々に幸多かれと願わずにはいられない愛すべき作品だと思います。 追伸 ・アルコールは程々にね。 ・そして本作にもロシアのウクライナ侵攻の影響が... いい加減にしろよロシア。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-10-24 13:05:33)(良:1票) |
10. コンパートメントNo.6
《ネタバレ》 私が映画鑑賞の参考にしている日経紙金曜日夕刊の「シネマ万華鏡」で高評価だった本作。 上映館が少なく劇場鑑賞は叶わずWOWOWでやっと観る事が出来た。 登場人物皆がなんとまあ地味な人達ばかり。でも市井の人達の生活を切り取った普通の映画が好きな私には無問題。 「T-34 Legend of War」で戦車兵の一人を楽しそうに演じていたユーリー・ボリソフが出演していたのはサプライズ。 主人公の女性共々、良い演技をされていました。 物語自体は大きな抑揚も無く淡々と進む「日常生活切り取り」映画ですが、お互いにハッキリと口には出さなくても、 主演の二人が心の奥底に鬱屈とした「何か」を抱えていて、それが呉越同舟よろしく電車で旅をしていく中で解決こそしないものの、 次に進むきっかけを見つけていく様はまさしく映画的醍醐味でした。 追伸①私は見ず知らずの人と個室で宿泊有の電車旅行は相手が美人の女性でも勘弁して欲しいです。欧州では普通の事なのでしょうか? 追伸②ロシアが絡んだ映画を素直な視点で観られない自分に今回気付きました。 政治と芸術は人類の歴史を振り返っても密接な関係が有ります。 隣国に対し政治の延長として理不尽な戦争を仕掛けたロシアにはやっぱり賛同できません。 役者や製作陣に直接の罪はないとしても、彼らが愚か極まりない交戦行為を止めるまで、残念至極では有りますが私はロシアが絡む映画を映画館には観に行かない事に決めました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-10-16 08:29:25) |
11. SAND LAND
《ネタバレ》 単純明快な勧善懲悪譚。 本当に性根の悪い人はたった一人しか登場せず、 人が死ぬシーンは一切無し。 こんな御伽噺がまだこの世に存在している事が先ず驚き。 これが鳥山明ワールドなんですね。 万人にお勧めできる作品です。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-10-15 14:51:34) |
12. パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女
《ネタバレ》 主人公が良い。 決してタイプでは無いのだが、中学生の時にクラスに必ず一人は居た「決して美人でもとびきり可愛い訳でもないのだけれど、 何だか気になるちょっとヤンキー気味の女の子」がそのまま成長して運び屋家業をやっている様な印象。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-01 17:03:09) |
13. SISU/シス 不死身の男
《ネタバレ》 単純明快、主人公が普通の初老の人風なのが良い。 女性陣も頼もしいぞ。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-04 16:19:44) |
14. ロードハウス/孤独の街(2024)
《ネタバレ》 ジェイク君、もっと作品選ぼうよ。 貴方に相応しい作品は他に沢山有るはず。 まぁ、鍛え上げた筋肉美を自慢したいと言うなら話は別ですが。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2024-08-30 16:15:17) |
15. DOGMAN ドッグマン(2023)
《ネタバレ》 傑作。 往時の勢いが戻ったかの様な、粗削りだけれど勢いでラストまで持って行くスタイルは正にリュック・ベッソン。 荒唐無稽な物語に説得力を与える主演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの熱演は、子役時代を演じた少年俳優含め特筆すべきものと言える。 ラスト、「死に向かう歩み」を進めながら十字架と同化し、周りを犬達が取り囲むラストシーンは荘厳且つ美しい。 [インターネット(字幕)] 10点(2024-08-20 12:51:52) |
16. キングダム 大将軍の帰還
《ネタバレ》 原作未読、アニメ未鑑賞、予備知識は映画版1~3を配信で観たのみ。 1~3が望外に面白く「次は劇場の大スクリーンで観なければ!」と思い劇場へ。 まさしく製作者側の思う壺に嵌った訳ですが、こういう持っていかれ方は嫌いでは無いです。 そんな本作、「大沢たかおに尽きる」と断言してしまいましょう。 1~3での「何でこの人戦わないの?」と言う疑問を完璧に払拭する大立ち回りは見事の一言。 王騎将軍の怒りと気持ちの昂ぶりを観る側に納得させる過去エピソードの入れ方も上手く、 激闘を経ての馬上のシーンでは不覚にも涙してしまいましたよ、私は。 劇映画版は本作で完結との事、何とも残念では有りますが本作鑑賞後にWikipediaで原作の事を調べたら、 原作は連載継続中で(!)信が大将軍になるまでを描くには数十年規模掛かると思われ、仕方ないかと思った次第。 10点は四部作合わせての評価です。 [映画館(邦画)] 10点(2024-08-19 09:13:07)(良:1票) |
17. トランスフォーマー/ビースト覚醒
《ネタバレ》 安定の夏休みお子ちゃま向けMovieですね。 ハスブロ・シネマティック・ユニバースの今後に期待です。 「フェラーリ」が台詞だけで実車が映らないのは大人の事情なのでしょうか? Ducatiのバイクにトランスフォームする人間以外では紅一点のキャラ、アーシーさんが歩く時の腰遣いが妙に気になりました。 本作で見られた極少ない「お色気」シーンかと笑。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-06 17:31:52) |
18. フェラーリ
《ネタバレ》 観応え有り。 但し、「RUSH プライドと友情」や「フォードvsフェラーリ」の様なスポーツ系のノリを期待して観ると肩透かしを食らう事必至。 往年のフェラーリのレーシングマシン達の雄姿(どうやって撮影したのか? 本物?CG?レプリカ?)は堪能出来るが、 映画の大半はタイトル通りエンッオ"コメンダトーレ"フェラーリの人となりと、彼を取り巻く二人の女性の描写に終始。 本作では敢えて彼の一生涯の中でもごく一部の期間だけを取り上げているので、間延びする事も無く濃密な雰囲気を感じる事が出来る。 それにしても、このフェラーリと言う男は一般常識的にはとんでもない駄目男である。 会社を一緒に起こした正妻との中は冷え切り、愛人とその息子には人間性の有る一面を見せる一方、正妻と刹那的な情事に及んだりもすると言う、とにかく得体の知れない訳の判らない男。 もっとも、ある意味「不完全」な男だったからこそ、世界に名だたる超高級スポーツカーマニュファクチュアラーを興す事が出来たのかもとも思う。 自社の創業者の「恥部」をこうして伝記映画の形を借りて映像化する事を、よく残された人たちが許可したものだ。 現フェラーリ社副会長のピエロ・フェラーリは、正妻が亡くなる事で会長職に就いた。 それまで永年の間、それこそ本作で描かれていた時期から相当な期間、彼とその母(フェラーリの愛人)は辛い立場に居たと思われる。 本作がピエロ氏からエンツォ氏への一風変わった復讐の一つと受け取るのは邪推が過ぎるか。 最後に、正妻を演じたペネロペ・クルスは物凄く良い演技をしていた。 [映画館(字幕)] 7点(2024-07-19 09:49:08) |
19. TAR/ター
《ネタバレ》 難解な作品だが、複数回観る事で理解度が増し、理解度が増すにつれてケイト・ブランシェットの正に鬼気迫る演技の物凄さが判る。 特に主人公の精神が崩壊し始める中盤以降のそれは演技と言うよりも「憑依」に近く、畏怖の念さえも感じるものだった。 その反面、終始気になったのは主人公TARの字幕翻訳。 性的嗜好からその様になっていたのかも知れないが、男性口調なのはLGBTQに必要以上に阿っている様で逆効果に感じた。 また、主人公再生の舞台となるのが最近増えた「シネマコンサート」形式のコンサートで有る事も妙に引っ掛かった。 クラシック音楽業界で生計を立てている人たちに取って、シネマコンサートの類は所謂「都落ち」的な扱いなのだろうか。 個人的には大好きな部類でこれまでに何回も感動を頂いているジャンルなので、個人的には「それは無いよなぁ・・・」と言うのが率直な感想で、満点にしないのはそれが理由。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-11 11:24:04) |
20. BLUE GIANT
《ネタバレ》 王道のストーリー展開、天賦の才を持つ3人の演奏はアニメ技術の進化をひしひしと感じさせる優れもの。 山田裕貴も上手かった。 大成した主人公がまだ駆け出しだった頃に関わった人達への取材風景を織り込む演出も良い。。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-07-09 15:28:27) |