1. 素晴らしき哉、人生!(1946)
僕が今まで見てきた映画の中でも、5本の指に入るくらいの素晴らしさでした。この作品に出合えたことに感謝。もちろんちょっとラストまで間延びしているところもあるし、オチもお金を無くしたときに薄々の予測はできたのだけど映像にされた時の素晴らしさ。号泣してしまいました。その間延びしていたと思える部分でも個々の人生での出来事はその人にとってはキラキラしたもので素晴らしいものであるという表現は十分演出できていました。思い通りにならなくたってそれでも人生って素晴らしい。人と触れ合い関わり合い、友情を深める素晴らしさ。この映画はぼくにグサッと刺さる一本でした。 [インターネット(字幕)] 10点(2019-09-02 16:19:26) |
2. 情婦
《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。完璧。大オチではうなされたし、その前の小オチでさえこっちは驚かされたのに。脚本最高。演技も弁護士ウィルフリッド卿のユーモアと尊大さは素晴らしいし、妻役のクリスチーネの熱演にはこちらも引き込まれました。邦題が情婦になったのに感心。今更の初見だったけど、大当たりで気分が良しです。 [DVD(字幕)] 10点(2018-07-26 19:34:28) |
3. アンタッチャブル
素晴らしい作品でした。デパルマらしい絵とか緊張感。ショーンコネリーの第一登場シーンからそのオーラは輝く。デニーロの尊大な演出も素晴らしかった。冒頭のオープニング音楽もいいし幼児の爆殺でいっぺんにつかまされた。とにかく賛辞しかない。 [DVD(字幕)] 10点(2018-06-02 16:24:23) |
4. サイコ(1960)
《ネタバレ》 初見。初っ端からとんでもない緊張感でスタート。女性が主人公か思ったら、途中から大転換。そのたび、自分は感情移入対象が変わっていって演出の巧さを感じた。伏線の効かしもいいし。題名とかから、近年のこういう展開多いこともあって大ネタはだいたい途中で想像ついたけど、それでもすごい。当時は観客は衝撃だったんでは。傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2017-10-24 14:06:50) |
5. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
アルパチーノ登場の第1シーンを見て即、こりゃ良作だと直感。自分がチャーリー系ということもありこっちは即チャーリーに感情移入してしまって、フランクに圧倒されぱなしだった。女性を口説くのが上手いそれだけの話術を持っていると振っておいての、ラストのシーンの説得力。その迫力、こっちまで息を飲んで見入る。素晴らしかった。話の内容も。まさしくこれぞカタルシス。校長の憎まれ口も演技演出もそれを盛り上げた。ジョージ見て、フィリップシーモアホフマン似、みたいだなあと思ったら当人。若すぎる。びっくり。この作品に関しては絶対字幕、とにかく、この作品はアルパチーノの演技が全て。アカデミー賞当然。おめでとう、ありがとう、アルパチーノ。フーアー!。 [DVD(字幕)] 10点(2017-07-27 20:27:55) |
6. エイリアン2/完全版
初見。面白かったああ。ジェームスキャメロンらしいのは、ターミネーター1と画作りとか構成が似てるね。30年前の作品がこれだけ素晴らしいのに、SF作品全般進歩どころか退歩さえ感じるのはなぜなんだろう。やっぱ重機だよね。キャタピラーかコマツかはわからないけど。ぼくはフォークリフトで荷物運ぶ時、こんな力持ちで便利な機械ほんとありがたいなあといういつも感謝の気持ち持っていたんだけど、それをそのまま映画で見ることができた。この作品観ておいて本当に良かった。このまま観ずに過ごしていたら大損だった。 [DVD(字幕)] 10点(2016-07-04 15:53:16) |
7. セブン
《ネタバレ》 10年以上ぶりに鑑賞。サイコサスペンスの最高峰だったいう印象を残していて、今回その印象は確かだったということを改めて確認。あの衝撃の結末をふまえての鑑賞だったけど、そのうえで見ると細かいセリフや設定の伏線が見事で感服するしかない。モーガンフリーマンブラピケビンの演技の素晴らしさも文句なし。緊張感はずっと維持されているのに、ラスト10分そしてオーラスに向かってまだいっそう緊張感が増すのは驚異。最後の場面は自分がブラピに移入してしまって呼吸が猛烈と荒くなってしまったくらい。もしまだ未見の人がいるなら羨ましいくらい。映画館で初見だったらなあ。悲鳴、涙がでたんじゃないか。文句無しの10点です。映画史ベスト10というのがあったら確実に候補に残る1本です。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2015-10-11 13:50:15)(良:1票) |
8. インターステラー
《ネタバレ》 重力とか5次元とか言われてもイメージはできないけど、時空を超えた愛というのは十分に表現できていて、泣きどころも多数。クーパーがモニタで家族の報告を受ける場面、本棚のシーン。マーフとの再会、1人ぼっちのアメリア。のシーンはグッときた。宇宙船や天体の意匠も十分素晴らしくて、音楽も感動につながる素晴らしいもので、数あるSF作品の中でも屈指の出来のひとつと評価した。相対性理論と時間の大切さの関係のくだりは基本設定として緊張感を生むのに成功してるし、TARSもいい味だしている。火の鳥のロビタ連想した。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-07-06 20:30:17)(良:2票) |
9. ベン・ハー(1959)
初見。テレビで観ました。2夜にわたっての大作だったけど、なんか引き込まれて時間忘れるくらいの素晴らしさでした。CGの現代ならいざ知らず、50年以上前の作品ということに感嘆。騎馬戦の場面の映像はもう素晴らし過ぎて言葉がありません。どう撮影したのか?間違いなく映画史に残る1本です。 [地上波(吹替)] 10点(2015-06-14 21:12:50) |
10. ゴッドファーザー
初鑑賞。尺の長さを感じさせないいい意味で緊張感がずっと持続してる演出だった。なんといってもマーロンブランドとアルパチーノの演技が素晴らしかった。特にマーロン。残念ながら、初鑑賞となると人物の名前と顔、人間関係をつかむのに脳がいっちゃって純粋に楽しむには難儀する。事実自分も何度も早戻しをしてた。名作です。敬意こめて満点。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-09-07 11:33:58) |
11. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。貧しい炭鉱から抜け出したい少年たちとその炭鉱に人生を捧げた父。そのあたりの親子の考え方のバランスが心揺さぶりました。ホーマーの視点からの鑑賞も、父としてまたライリー先生としての鑑賞も成り立つ演出の良さがありました。炭鉱で働かざる得なくなったホーマーが地の底から空を見上げて見た人工衛星の軌道。その絶望感には心しみました。そして打ち上げ成功して彼方へと消えていくロケットには広がるであろう未来への無限の可能性をみせているようで感激しました。登場人物はこの場面でもどういった心境なのかといろいろ深読みできそうで何度でも鑑賞が楽しめそうです。ハリウッドの底力を感じさせる名作です。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-08-29 16:40:08)(良:1票) |
12. 時計じかけのオレンジ
これは・・・。偉大な作品としかいえないなあ。まず、セットの意匠が飛び抜けている。71年作とはとても信じられない。そして、堕ちていくアレックスの表現は心をぐっと引きつける。言葉で説明しにくいくらいの衝撃がある。暴力とセックス。人間の心の奥底にあるとても強い関心にグサッと触れている。天才ぷりが発揮されているなあ。傑作だと思う。でも2度目はない。そんな作品。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-04-15 13:26:16) |
13. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 これはもう日本人の感性にビタンとはまる作品になってる。こういった作品の需要はまだまだあるとは思うのだけど、現代では難しいだろうね。今の基準ではこれだけ贅沢な間の使い方はなかなかできないだろう。倍賞さんがときおり女性の弱い部分をみせる演技がまたいいし、ハナ肇さんの演技もよいんだよね。べただけど、最後のシーンは涙してしまった。僕的には幸せの黄色いハンカチよりこっちの方が断然好み。というより出来は良いと思います。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-04-06 21:14:51) |
14. 天空の城ラピュタ
25年前の名作をじっくりとは初鑑賞。出来は素晴らしいね。この世界観がこれ以降の日本のRPGに大きく影響してること考えたら、非常に大勢の日本人の基本的な感性にも大きな影響を与えてると言ってよく、賛辞を与えざるを得ない。後半からの盛り上がりはすごいね、忘れられない名言も多数。名作。 [地上波(邦画)] 10点(2012-03-26 18:00:57) |
15. JAWS/ジョーズ
なんともすごい作品。とにかく、ドキュメンタリーを見てるかのように映画に入り込んで溶け込んでしまう。この作品のすごさは単に恐怖の鮫というとこではないこと。市長たちの行動、パニックになった時我先にのエゴ、この辺りは人間性を考えさせるし、演出も時に海中からの鮫目線と兎に角素晴らしい。ストーリの流れがとてもスムースで、また恐怖を与えるるタイミングがよい。もちろんあの有名なサウンドも抜群だし、時代考えると、肝心の鮫自体の意匠も文句なし。荒くれ親父始め3人のキャラもよくて、個人的には、彼の軍にいた時のエピソード、忘れられないくらい強烈なインパクトを持つ。映画史に燦然と輝く傑作。この作品は時代が過ぎても決して過去の名作になることもなく、その偉業は映画というコンテンツが存在する限り決してあせることもない。 [CS・衛星(吹替)] 10点(2011-11-26 20:37:28) |
16. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 今回改めてⅠからⅥまで通して観てみてやはり素晴らしい作品だと再確認した。リアルタイムで4~6観た時は、この物語はルークとレイアとハンソロのSFアドベンチャーと浅い見方しかできていなかったけど、通してみると、メインキャラクターアナキンとオビワンとパドメの壮大な物語だったんだなあと。もはやあとづけになってしまって無理だけど、パドメのからみのエピソードもなんらかの形でⅥに入れれたら良かったのになとは思った。再編集でラストのアナキンとオビワンヨーダのシーンは涙してまった。古い作品なのでしかたないけど、ジェダイの割にルークがあまり強そうに見えないのは愛嬌かな。シリーズ通しての感想は10点満点。映画史に燦然と輝く作品だと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2011-03-30 18:57:33) |
17. ターミネーター2
不朽の傑作。1の素晴しさを汚すことなく素晴しい仕上げになっている。ストーリーの破綻もほとんどなく、ラストシーンもやはりホロリとなってしまう。相手方ターミネーターがあまりに強すぎるのがちょっとのところもあるけど。液体型の制御のプロセッサーは?とか。何度も観てしまったので完全に把握してしまって、自発的に観たいとは思わなくなってしまったけど、評価は高い。なにげにテレビ吹き替え版のサラコナー役の吉田理保子さんの声は良いと思います。 [地上波(吹替)] 10点(2008-09-21 11:59:19) |
18. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
アドベンチャー物としてお手本となる傑作。無駄なキャラ説明や設定説明もなく冒頭から結末までテンポ良く観れる。伏線もちゃんと引いて楽しませてくれる。音楽も観客をワクワクさせてくれるものをちゃんと用意し、ジョニーデップの過剰ともいえるキャラも十分に楽しい。海の主体にした映像も美しい。子供から目の肥えた大人まで鑑賞範囲になる文句のつけようのない出来。 [DVD(字幕)] 10点(2008-05-31 14:36:41) |
19. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 この作品は個人的に自分の感性のど真ん中直球をついてくれてものすごく好き。ウィルの心の闇、それをちゃんと受け入れてくれる師。周りの人たち教え教えられ、助け助けられ。心が洗われる作品。マットデイモンはまさしく適役。素晴しい。ボーンとか才能はあるが傷がみたいな役は天下一品。ウィルが赤い車贈られてからのくだりはグッとくるものがあった。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-05-22 20:31:21) |
20. レオン(1994)
名作。子役ナタリーの演技は神がかっている。テンポはいいし、リュックベッソンの会心の作であることは間違いない。 [地上波(吹替)] 10点(2008-05-08 19:08:11) |