2. 風と共に去りぬ
《ネタバレ》 正直、そこそこ面白かったのだが、南北戦争や大自然にはこの映画が表現していたものを求めていなかったのもありフーンと見終わった。 戦中戦後のアメリカ映画にある、人間の身勝手な欲求を生暖かく見守るような映画って言うのを子供の頃にいくつか見たため、こういうキャラに免疫が付いたのは僥倖か。 そんなことよりこの映画を見て本当にスゴいと思ったことは、これ無茶苦茶戦争中やんけ。だ。 ドイツがポーランドに侵攻した年に作られ、パリが空爆されてる年に大ヒットしていた。これを作って楽しんでいたこんな恐ろしい国と戦争をして勝てると思っていた大日本帝国という国が日本国と名称を変え、その同じ国の同じ軍隊に守られてることをすっかり忘れて、アメリカ軍を罵って出て行けと言う。 その脳天気さは70年前も今も変わらないなぁなどと全く脈絡もないことを考えてしまうのである。3時間半も観てらんない集中力のなさが悲しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-13 01:41:57) |