1. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 「死ぬ前に海が見たい」という時点でおおよそのスジは見えちゃいますが、編集のテンポの良さで楽しく観れました。都合良すぎる展開も、登場人物達の魅力で押し切っちゃてる感じですね。追いかけるギャングコンビが笑えました。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-04 13:19:08) |
2. オール・アバウト・マイ・マザー
《ネタバレ》 観終わって「はあ、疲れた」という感じ。いろんな人がいろんな事抱えて生きていて、それらを見せるには時間が足りていない印象、結果少し消化不良気味。監督の視点がやはり同性愛者といこともあってか、「ふーんなるほどね」という感じであまり感情移入できるところがない映画でした。エイズ、性転換、臓器移植、痴呆、それらが愛に包まれているような映画。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-02 17:23:11)(良:1票) |
3. ラブ&ポップ
《ネタバレ》 あまりにカメラアングルが変で、疲れました。このような作り手の存在を嫌というほど主張してくる映画は嫌いです。初めての実写映画ということで、型にはまった映画にしたくなかったのでしょうか?つたない演出や、盛り上がりに欠ける脚本を誤摩化しているように見えてしかたなかった。唯一見てよかったのは、エンディングで四人が都内の汚い川を歩いて行くのだけ。 [ビデオ(邦画)] 3点(2008-09-21 17:45:53) |
4. 四月物語
《ネタバレ》 オープニングのリアル一家(松本幸四郎、市川染五郎、母)での見送りシーンはクスリとさせた。東京に出た女の子の、期待や不安が良く描かれていた。初めての街を新しい自転車で走る、懐かしくて切ない疾走感を思い出させてくれました。この役者たちの自然な空気感が岩井監督の力なのでしょう。単調な脚本も、映像と空気感で見せちゃうのは、しっかりしたお芝居と計算あってのものなのでしょう。 [DVD(邦画)] 6点(2008-09-16 17:32:36) |
5. カリートの道
《ネタバレ》 ネタバレしていますのでご注意ください。脚本自体そんなに凝ったものでもなく、堅気になろうとする男の葛藤とそううまくは行かない悲しい現実を描いています。それにしても、オープニングとエンディングが格好良すぎます。モノトーンのオープニングでカリートは倒れます、そこから担架で運ばれるカリートの目線になっていき、(目の前を流れていく蛍光灯が印象的です)やがて画面くるりと180度まわり運ばれるカリートを俯瞰でとらえます。最後はescape to paradaiseの看板へ、看板だけはカラーです。同じくエンディングはそのカット全体ががカラーに。最後の看板の楽園にいる女性は恋人のゲイルでズームインしていくと踊りだします。そこでyou are so beautifulが流れます。鳥肌もんです。途中少々中だるみがあるものの、このエンディングを観れただけで帳消しでした。終盤の駅構内での追跡シーン、お得意の長廻しやエスカレーターを使っての銃撃戦もアンタッチャブルを彷彿とさせて感動しました。何度も見直したい作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-08 15:10:16) |