1. 風が吹くとき
怒られそうですが、ある意味、ハッピーエンドではないでしょうか。 もし原爆症に詳しかったとしたら、残された時間はもっと残酷だったかもしれません。 「明日になればなんとかなる。」 人間がいかんともしがたい災害にあった時の姿勢としては理想的だったのかも。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-10 19:02:31) |
2. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 ジョーカーのスーパーマンぶりが立ちすぎたかな。あれだけの財力とハイテク、警察組織(半分は腐敗しているとしても)をもってしても、最初から最後までジョーカーの手のひらで踊っているだけなのは不自然さが否めませんでした。ジョーカー、ブルース、ハービーの三角関係、ひいては善と悪のバランスの危うさを描くなら、悪のヒーローであるが故の苦悩も味付けするともっと面白かったのでは。あと期待以上にアクションシーンが素晴らしかったです。バットポッドのカーチェースシーンには鳥肌立ちました。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-15 12:55:57) |
3. 39 刑法第三十九条
《ネタバレ》 久々に見直しましたが、事件の全容が判ってしまえば、実は人間として一番まっとうなのは堤真一というパラドックス的な脚本が見事です。推理物としては突っ込みどころ満載ですが、自分と恋人の生涯を犠牲にしてでも、実行犯にではなく「刑法第三十九条」にナイフを突き立てたかった、という主人公の思いは痛いほど伝わりました。ただ脇役の怪演ぶりがちょっと目立ちすぎて本筋がぼやけたかも。 [DVD(邦画)] 7点(2008-08-02 16:25:30)(良:1票) |
4. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 バットマンシリーズでは、フォーエバーの悪ノリがお気に入りなので、いかにも地味すぎです。でも、手裏剣を磨く場面とか、屋根から無様に落ちた後「今度は飛びたいんだけど」と相談する場面とか、スパイディとは違う手作りヒーローぶりには泣けました。前半、善と悪がなんちゃら、と禅問答が続いて辟易しましたが、今になって思うと、次作のダークナイトも既に頭にあっての脚本ではと勘ぐったりしています。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-02 16:51:39) |
5. この子の七つのお祝いに
《ネタバレ》 数十年ぶりに、久々に鑑賞。「八つ墓村」と並ぶトラウマ・ムービーでしたが、大人になってもやっぱりダメ。今晩、「とーりゃんせー」と今日子ママのうわ言を夢に見そうです。大野雄二のテーマ曲は「小さな旅」にも通じるかなりのグッジョブでした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-12 19:25:02)(良:1票) |
6. 炎の少女チャーリー(1984)
《ネタバレ》 何十年ぶりかに見直したけど、バリモアちゃんの可愛さとジョージの無気味さに再びノックアウトされました。やっぱり、筒井の七瀬とか、超能力美少女の悲劇って、ワンパターンだけどけっこう泣かされるシチュエーションです。 ところで、ここでキャスト見て気づいたけど、あの老夫婦がアート・カーニーにルイーズ・フレッチャーって無駄に豪華すぎるね。さすがB級大作の王様ラウレンティスらしいなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-09 13:06:56) |
7. ヘルタースケルター(2012)
もっとMTVっぽいかと思っていたが、しっかり映画になってて驚いた。沢尻エリカの現実の立ち位置、監督のきらびやかな趣向も原作とマッチしていたと思う。ただ、大森南朋のギャグメイクは別として、他の脇役のやっつけ仕事感が残念。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-04-29 15:39:00) |
8. クリーピー 偽りの隣人
《ネタバレ》 黒沢監督+香川=怪しい隣人、とワクワクさせといて、大オチが「洗脳じゃなくてヤク中でした」ではずっこける。 実は香川がマッドサイエンティストで、薬の壮大な実験だった、とかならわからなくもないが。 いまから思えば、東出が隣人役だったら、いち早く大化けしてたかもね。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-05-13 20:21:37) |