1. キューポラのある街
有名な作品であることは十分知っていましたが、今回初めて見ました。ドキュメンタリータッチの始まりから、特段の起伏のないストーリー、大きな事件もなければ、涙を誘うところもない、ハラハラもなければ笑いもない。励まされる部分もない。この映画が一般受けした理由がわからない。正直、つまらなかった。ただ、この作品で描かれてる雇用環境が今とほとんど変わらないことが興味深かった。 [地上波(邦画)] 4点(2010-03-29 14:32:48) |
2. 夜の大捜査線
タイトルは昔からよく聞いていたけど初めて見ました。名作といわれているものでも現代では見るにたえないものもあるけど、飽きずに見ることができた。『野のユリ』以外では初めて見た、シドニー・ポワチエ。大分印象がちがったけどよかった。田舎町の警官とよそ者の構図は『ランボー』の1作目(ファーストブラッド)と同じ。それにしても、アメリカの地方の治安組織はこんなにいい加減なんだろうか? 差別意識があるのが当たり前という前提で作られているところに頭ではわかっていてもチョットとまどってしまう。 [地上波(吹替)] 5点(2009-07-23 12:38:32) |
3. 2001年宇宙の旅
初めて見たのは30年くらい前のリバイバル館。当時、すでに伝説的な作品としてまつりあげられていた映画で、SFや映画の雑誌でかなりな情報を持っていたので、多少の気合を入れて見た訳だが、正直眠くなった。ディスカバリー号は1枚の絵として見ればそれぞれのシーンは見事。HALのくだりはスリリング(バカでかい図体でファミコン程度の能力しかないコンピューターしかなかった時代だからね)。BGMは印象的。歴史的には価値の高い作品なのだろうけれど、あまり高得点はつけたくない。でも、高校生になる息子に「この作品だけは見ておかなければ・・・」とすすめ、あとで感想を聞くと「猿のところと、船長が光の中にいるところは早送りした」と聞いて、ひどくガッカリした。映画館で見るのとは違うからね。時代かな? [映画館(字幕)] 4点(2009-07-02 05:47:16)(良:1票) |
4. 椿三十郎(1962)
森田芳光の『椿三十郎』を見たので、興味を持って今回オリジナルを見た。同じ脚本だというけれど、細かいところでやっぱり黒澤の方がおもしろい。9人の若侍がぞろぞろと金魚の糞状態だったり、3人が同じようにたすき掛けをしたり、セリフがなくても笑える。あと、「テレビよりラジオの方が想像をかきたてられておもしろい」というような意味で、カラーよりモノクロの方がリアルに感じられるんじゃないかな? 森田にもモノクロで作ってもらうと楽しかったかも・・・。それにしても、大袈裟なBGMだね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-03-12 13:52:08) |
5. 銀座の恋の物語
浅丘ルリ子さんが綺麗でかわいいのにビックリ! 子供の頃、浅丘ルリ子といえば美人の代名詞って感じが世間的に出来ていたけれど、正直言って『寅さん』などで見る彼女を美人とは思い難かった。でも、この映画で納得。若い頃はかわいかったんですねえ。あと、ジェリー・藤尾もカッコいいんじゃない。 [地上波(邦画)] 4点(2009-03-09 20:23:47) |
6. 明日に向って撃て!
不朽の名作として子供の頃からタイトルは知っていたし、曲も耳馴染みだけど、なぜか見る機会がなく過ごしてしまい、今回、初めて、テレビで見た。かなりカットされているんだろうし、音もひどい。おまけに吹き替えだから、しょうがないのかもしれないけど、そんなに名作とは思えなかった。ただ、こういう刹那的な生き方は、若者の心を捉えるのだろうし、『ボニー&クライド』よりは暖かみのあるつくりになっているので、更に広い年齢層にも受け入れられたんじゃないかな? そしてレッドフォードはさすがにカッコいいね。 でも、このコンビは、やっぱり『スティング』 だな。 [地上波(吹替)] 5点(2009-02-09 19:29:44) |