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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  宇宙円盤大戦争 《ネタバレ》 
これはもしかして、企画から製作までの期間が短かったのでしょうか。主人公の「デューク・フリード」からしてジークフリートのもじりなのですが、主役ロボットがガッタイガー(ロボット単体になるとロボイザー)、敵がヤーバン星人と安直なネーミングのオンパレード。こうなるとヒロインのテロンナも、「テロ女」が元ではないかと思えてしまいます。ガッタイガーの方は結構格好よくて活躍するのですが、ロボイザーはデザインがシンプルすぎて華がありません。設定を変更して『グレンダイザー』となったのもうなずけます。  お話は敵味方に分かれた幼馴染の悲劇ということで、一応見られます。とはいえ、これもグレンダイザーでリメイクされているので、東映としてはこの映画は忘れてほしい部類かも……。まあ、当時のUFOブームを反映した作品として、意義はあると思いますが。私はなかなか楽しんで見ましたが、万人向きかどうかはわかりません。
[インターネット(邦画)] 7点(2020-04-25 15:28:13)(良:1票)
2.  サイレント・ランニング 《ネタバレ》 
詳しい説明はないのですが、「自然が必要なくなった(?)」時代の話。巨大な船の管理も3体のロボットで行える。食べ物も人工物でまかなえる。主人公は自然を残そうと奮闘するけど、それには人工物であるロボットの手助けが必要。自分の怪我の治療もロボットまかせ。ポーカーの相手もロボットにさせる。最後もロボットにゆだねるしかない、つまり自然が残っていくかどうかは人工物次第というのは、この作品自体が大いなる皮肉であるように思えます。とりあえずは人間的に苦悩し人間的に孤独にさいなまれる主人公に、「自然というのはこういうものではないのか」と思ってしまった次第。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-31 09:05:02)
3.  遠すぎた橋
中学の同級生に映画好きの奴(♂)がいたのですが、この映画にかなり入れ込んでいて、メインのスター全員の名前を暗記して一気にまくし立てたりしていました。私はまったく興味がなかったので、そもそも見に行かなかったのですが……。  そもそも「マーケット・ガーデン作戦」なるものをよく知らないわけですが、これは連合軍の失策であるために、取り上げられることが少ないのかと思います。この映画自体も、公開当時は超大作として宣伝されたものの、近年では存在自体知らない映画ファンも少なくなさそうです。私も以前のテレビ放送以来数10年ぶりに見ました。たしかに力の入った作だとは思いますが、オールスター映画にありがちな総花的なところがあり、話の展開にもメリハリがあまり感じられないので、映画的な面白さは今ひとつかと思います。正直、作戦が始まるまでの1時間くらいがもっとも面白かったです。  とはいえ、「忘れられた作戦」を描いているという意義はあるので、この映画は今後忘れられることがないよう祈っておきましょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-11-23 19:56:47)
4.  テレフォン 《ネタバレ》 
アクション映画を期待するとがっかりすると思いますが、スパイ・サスペンスとしてはなかなか面白い。これは脚本がピーター・ハイアムズとスターリング・シリファントということで納得。ところどころはさまれるアクション場面がいいアクセントになっています。展開はどちらかというと地味なのですが、順を追って堅実に進んでいくためか引き込まれてしまいます。バーバラが最初から二重スパイであることをにおわせる演出もいい。CIAのパターマンちゃんのようなユーモラスなシーンもあり、バランスのとれた良作でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-21 15:55:26)
5.  仁義
宝石泥棒は面白いのですが、それ以外が伴わない。人間関係がちょっと煩雑に思える。最後のところはリマスターのせいか、夜の場面で誰が何をしているのかさっぱりわかりません。わからないといえば、『仁義』という邦題も意味不明。どこに仁義があるんだか……。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-05-01 10:15:26)
6.  王になろうとした男 《ネタバレ》 
秘境冒険ものとしてはなかなか面白い。イギリス原作らしくユーモラスなところも多々あり、特にフリーメイソンの印が印だったところはかなり笑えます。現地人を教化して組織化していくところも興味深いです。  あまりにもうまく行っているので、見ている方もただの偶然ではないのではないか、などと思えてきます。しかし結局うまく行かないあたりが、妙に現実的。見終わって考えてみれば、ダニーは現地の言葉を覚えようとせず最後まで通訳を通してしか話しません。本当に永住するつもりならば、言葉を覚えることは必須でしょう。このあたりにも覚悟のなさというか、調子に乗っただけということがうかがわれます。うがった見方をすれば、「神の息子」を名乗ったことで神の怒りを買った、あるいはうまく行っていたのも、神のしかけた罠だったとも思えます。そのあたりは見る人の解釈次第でしょうが。そういう意味では『王になろうとした男』という題名がうまくて、王になろうと出かけたのに神の息子に祭り上げられ身を滅ぼすというのは、首尾一貫した話ではないかと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-13 20:24:57)
7.  ダウンタウン物語 《ネタバレ》 
アラン・パーカー謹製、楽しいギャング映画。演じているのが子供なので学芸会風なのですが、そこが味があって面白いです。ヒロイン役のフローリー・ダガーが、あんまり美人でないあたりもユニーク。ギャングの抗争を扱っているのに悪人が出てこないのも、この監督らしいところです。設定からしてパロディっぽいのですが、最後の「なりたい自分になれるんだ!」というところはメッセージ性があって、単なるコメディで終わっていないところがよいです。全体的に、どこか憎めないところのある、愛すべき作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-20 16:38:10)
8.  ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!! 《ネタバレ》 
すでに志村けんがメンバーに入っていて、「全員集合」は見なくなっていた時機の映画でした。コメディとしては微妙なのですが、松竹ならではの人情劇としては、なかなか見られる。ここまでドラマ部分がしっかりしていると、ギャグがそれほどでもなくても高く評価したくなります。特に長さんは、のちの俳優いかりや長介を彷彿とさせて、いい芝居をしていました。ただ、終盤のドタバタはしつこいだけであまり面白くなく、パイ投げもよくやっているとは思うものの、あの追っかけのあとではちょっと外したかも。とはいえ、ビーバーやホーン・ユキが出ているというあたりも、時代がしのばれて楽しめました。キャンディーズはまったくの顔見せ程度で残念。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-01-04 18:03:09)
9.  ラスト・ショー 《ネタバレ》 
題名から映画に関する映画かと思ったら、アテが外れました。  青春映画としてはくっついたり離れたりで、まあありがち。親友とケンカして仲直りするというのも。大人と若者の関係というところに、青春ものとしてはひねりが加えられているようです。時代の流れの寂寥感のようなものは出ていたと思いますが、正直どこがいいのかはよくわかりませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-02 15:41:24)
10.  ヒッチコックの ファミリー・プロット
派手さはないけど手堅いサスペンス・コメディ。前半エドワード捜しのミステリー風展開にしたのもよい。その後との対比が生きています。両カップルを適度に描きわけながら、クライマックスに持っていくところもうまいです。被害がこちらに及ばず、他人事としてサスペンスを楽しめるのもいいところ。まあとりあえずは、バーバラ・ハリスがキュートでグーですな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-08-12 10:57:43)
11.  スローターハウス5 《ネタバレ》 
ドレスデンの大空爆を描きたいのならふつうの戦争映画でいいわけで、わざわざこういう手法をとるのはそれなりの考えがあるのでしょう。最終的に「世界は瞬間の集まりであり、それは順不同にやってくる」という結論に至るようですが、つまり世の中何が起こるかわからないから、先のことにクヨクヨしても仕方がないということ? それと「いいことだけを見て嫌なものは見ない」というのも出てきますが、これも完全に現実逃避であり、あまり同意できません。というか、そんなことをできれば誰も苦労をしないのですが。とはいえ、昨今ネット上では「自分の嫌なものは存在自体を否定する」という発言がしばしば見られ、結局人間はそういうものなのかという気もします。そういう点では、なかなか鋭いところを突いているようです。話としては、つまらなくはなかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-07 10:38:15)
12.  マラソン マン 《ネタバレ》 
特に前半部分の思わせぶりたっぷりな演出は面白い。しかしお話の方は、意図的に説明を省いたのかわかりにくいところも見られます。おそらく観客をベイブと同じ立場に置いてサスペンスを盛り上げようということなのでしょう。裏設定はいろいろ考えてあるようで、よく見ていれば辻褄は合うのですが、それでもよくわからないのは、ジェニウェーがなぜ仲間になっているのか。彼にとってどういう利点があるのか不明。単に金のためなのか? そもそも、ゼルが何をやっているのか(あるいは何もやっていないのか?)がよくわからないし、ゼルにとってドクがどれほど重要だったか(あるいは重要でなかったか)もわからないので、殺すほどのものなのかというのも不明瞭。そういうわけのわからなさによるサスペンスを狙ったのかもしれませんが、正直かんじんな部分もわからないので、ぽかーんとするよりほかありません。フィクションとしてはある程度説明することも必要だと教えてくれる作品。それとも、原作を読めばわかるのでしょうか。原作者が脚本を書いているから、原作を読ませるための手? こういうこじつけでもいいから、説明がないとね!
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-01 08:46:57)
13.  カサンドラ・クロス 《ネタバレ》 
製作から40年も経っていますが、作品の“核”そのものは古びていない。生物兵器がもたらす無差別大量死というものは、むしろ今日の方が現実味を帯びているかもしれません。そういうこともあって、最後まで引きつけられました。「政治的判断」を扱っているところも、現代に通じるものを持っています。  話としては、無線が使えなくなる段取りから、銃撃戦になるあたりの展開がなかなかうまい。細菌が純粋酸素で死滅するというのは、ウェルズの『宇宙戦争』かクライトンの『アンドロメダ病原体』あたりがヒントになっているのでしょうか。拍子抜けですが、脱出するのなら無害にしておかないとまずいですね。あと、無線のある車両が先頭だと思っていたので、乗客を乗せた車両が転落したのには驚きました。ずっと蚊帳の外に置かれていたのは、やはりおかしいですね。こういう行き当たりばったりなところもありますが、全体としてはよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-24 20:05:46)
14.  カンバセーション・・・盗聴・・・ 《ネタバレ》 
主人公が盗聴のプロなのに、自分の仕事が誰かに悪影響を及ぼすのではと心配するというのは、どうも納得できない。そういう点ではリアリティゼロ。だからなのか、冒頭から長回しでドキュメンタリー・タッチの演出になっています。サスペンスとしてはまあ普通。ドラマとしてもそこそこ見られる。後半の夢か現実かわからないような描き方は、前半と対比させたのでしょうが、それほど面白いわけではないです。とりあえず、この作のテーマであろう「都会人の孤独」(1970年代の映画にありがち)は、よく出ていたのではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-20 19:46:26)
15.  ザ・ヤクザ(1974) 《ネタバレ》 
アメリカ映画ですがかなりリアルな日本描写で、その点かなりよかったと思います。話としては任侠映画の王道で、こちらも固いことを言わずに見ていられましたが、アメリカ人にいろいろ説明しようとして説明しきれないあたりが、もどかしいというか現実的というか。「義理」がテーマなので、タイトルも"Giri"にした方がよかったと思うのですが、日本人ならともかく、アメリカ人にはアピールしないのかもしれません。それにしても、指を詰めるのを義理の象徴のように扱っていたのは、どうかと思います。抽象的な概念なので、ああいう風に具体的な形にしないと終わらないのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-04 23:06:38)
16.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 
とにかくテンポが悪い。メリハリのないダラダラ感は最後までぬぐえず、見ていてしんどい。『獄門島』が同程度の時間に情報を詰め込んだのとは逆に、妙にスカスカしています。  そのくせ殺人は多いし(原作通りだが)、さらに過去の落ち武者殺しや要蔵の32人殺しなど、やたらと人が死にまくる。これとかショーケンと小川真由美のラブシーンとか森美也子の豹変とか、やたらと扇情的な描写が多いようで、たしかに俗受けはしそうですが、どうにも本来の横溝作品とは違うという感じが、最後までまとわりついています。おまけに、結局本当に尼子の復讐だったというようなことを暗示していて、白けることこのうえなし。あのコウモリもヒッチコックの『鳥』のようだし、なぜホラーやオカルトまがいの展開になるのかわからない。こちらは探偵映画が見たかったのですが。  とはいえ、こういうバカみたいな映画を喜ぶ人の方が多いかもしれず、実際ヒットしたわけで。しかし私としては、横溝作品は結局こういう風にしか捉えられていない(あるいは期待されていない)のかと思ってがっくり来ますし、それを除いてもテンポの悪さで高評価はとてもできません。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-11-27 10:08:17)
17.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 
原作は横溝正史の代表作……のみならず、日本探偵小説のベスト1に推す人も少なくない作品ですが、個人的にはいまいちでした。トリックはまあいいとして、最大の問題点は動機。網元の方はともかく、本人の死後それを実行してしまうというのがどうも納得できません。わざわざ俳句に見立てるというのも、必然性が感じられませんでした。  しかしこの映画では、嘉右衛門老の“他国嫌い”がかなりしつこく描かれていて、説得力を与えています。早苗が「島から出たことがない」と言うのも、獄門島という「小宇宙」の閉鎖性を強調していました。どうもこういうものは、短時間に凝縮した方がかえって理解しやすいように思えます。映画の限られた時間に事件に関する情報を詰め込むのは大変でしょうが、本作ではかなり成功していたと思います。特に冒頭、戦死・生還・鐘という、事件発生に必要な三要素をちゃんと出すだけでなく、復員詐欺を暗示させるところまで入れたのはおみごとでした。「キチガイ」もしっかり出てきますし。とはいえ、話を追うのに忙しくて、情緒面に欠ける部分もありました。  そのあたりは最後に母子の要素を入れることで対処していているようですが、これは『犬神家』の焼き直しのように見えて、ちょっとどうかと思います。勝野の動機にしても、子供に家を継がせたいということよりも、和尚との間に何かあるのかと思わせて暗示にとどめるという、スッキリしないままの終了で不満が残ります。とはいえ、全体としては見ごたえがあり、充実したできだったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-11-25 21:11:29)
18.  ロンゲスト・ヤード(1974) 《ネタバレ》 
もう少し明朗な作風を予想していたのですが、案外シリアスでした。しかしそのドラマ性と、「スポーツもの」というところがうまくかみ合っていたと思います。最後に刑期を恐れず立ち直るところはおなじみのパターンですが、やはりこういう男気を感じさせる映画は見ていて爽快感を覚え、楽しめます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-23 16:23:40)
19.  コンドル(1975) 《ネタバレ》 
謎の追跡自体は面白味があるのですが、肝心の真相が肩すかしというか、はっきり言ってよくわからない。当時は切実だったのかもしれませんが、いまだにガソリンで走る車が街中にあふれているのを見ると、まったくリアリティのない動機だとしか思えません。それで殺し屋を雇ってあれだけ始末するとか、無茶苦茶すぎ。もしそれを「頭がおかしいから」ということで理由づけようとしているのであれば、ますますお話にならない。CIAの組織ぐるみだと思ったら、実は数人しか関与していなかったというのも、針小棒大。というか、誰が計画を知っていたのかということ自体、判然としない。そのため、最後に「組織対個人」みたいなことを持ち出しても、説得力がありません。途中でフェイ・ダナウェイといい仲になるのも、強引すぎてついて行けませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-13 20:46:30)
20.  突破口! 《ネタバレ》 
70年代らしい作ですね。主人公が犯罪者(アンチヒーロー)であるところと、武力でなく知恵で難局を乗り切るということ。こうした要素は、ベトナム戦争への反発から来ているのかもしれません。ちょっとうまく行きすぎというところもありますが、あまり気になりません。アクションは前半の車での逃亡と後半での飛行機と車との小競り合いですが、やはり後者の方が見ごたえがあり楽しめました。それ以外は動きの少ない、むしろ地味な展開ですが、なかなか引きつけられました。まあ、本作での教訓は「金を持った奴が勝ち」ということでしょうか(笑)
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-11 08:53:25)
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