2. 秒速5センチメートル(2007)
《ネタバレ》 作画のクオリティーはものすごく高くて良い。特に空がきれいだ。「コスモナウト」で描かれている種子島は秒速(ryでは一番の良作だと思う。彼が描く日本の風景はどこか切ないと私は感じる。そしてそれが天門の音楽と絡み合って感傷的な雰囲気を作り出していく。これが言うなれば新海作品の魅力だと思う。 しかしいまいちストーリーが良くない。何というかありきたりなドラマティック過ぎる。天門の音楽がそれをまた加速させようとするするから少し気色悪い。独り言が多くて、少し世界に入り過ぎていると思う。その癖にそこまで進まない。肝心な部分が抜けている。寝ている間、夢で見るなら丁度いい話だと思う。翌朝は鬱だがな。 多分、監督がインタビューで言っていた、作りたい作品にはなっていたと思う。しかしストーリーが悪ければただの山崎まさよしのPVである。次に期待。 [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2009-12-28 12:53:41) |