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1.  ゾンビ/ディレクターズカット完全版
ゴブリンのファンなのでダリオ・アルジェント監修版が好きなのですが、意外やBSプレミアムでの放送があったので20年以上見ていないディレクターズカット版を観賞しました。 以前見たときはモールでのドラマ部分で少しダレたように記憶していましたが、改めて見ると退屈することなく一気に最後まで楽しめました。やはりこの終末感とか、70年代の空気とか堪らないですね。 公開から40年以上も経てば粗を探せばいくらでもあるのは当然なんですけど、永遠に愛すべき一本です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-02-01 22:25:15)
2.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
まさかブレードランナーの正当な続編が見られる日が来るとは・・・それに尽きる。美術は文句なし。完全に前作の延長線上の世界が構築されていたと思う。その、まんまぶりに訳もなくジーンしてしまう瞬間がいくつもあった。只、「ブレードランナー」の世界を現代の技術で再現していたことには違いないのだが、前作の30年後の世界としてみた場合、テクノロジーの進歩具合にちょっと違和感があった。それと旧作の公開当時はレプリカントの存在意義にそれ程疑問を抱かなかったが、今となってはクローン技術や再生医療も現実味を帯びてきているので、わざわざ人造人間を作る意味や、有能だが身体検査でオフ・ワールドに行けない人々の存在等、設定に無理が生じているように感じた。しかしながら、個人的にはブレードランナーの続編としては想像以上の出来だったと思う。興行がコケたとかはどうでもいい。そもそもこのシリーズで扱われているテーマなぞ深遠なようでいて実際は私のような暇人にしか興味のない事柄なのだから。ラストシーンの「Tears In The Rain」はかなりグッと来た。
[映画館(字幕)] 8点(2017-11-02 00:20:50)
3.  ウエスタン
とにかく長いので繰り返しの鑑賞は難しいが、本当に好きな映画。このどっしりとした質感とカッコよさは今の映画で出すことは不可能だろう。ラストの決闘シーンからエンディングまでの流れは何度見てもシビれさせてくれる。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-09-28 21:34:01)
4.  ニューヨーク1997
ずっと昔からこの映画のファン。今やすっかりクラシックになってしまい、カッコいいと言ってもマカロニウエスタン的なカッコよさだし今の映画と比べればいろいろとアレなのかもしれないが、これがなければ生まれなかったモノ(後発の映画やゲーム)も沢山あるわけで、決してバカには出来ない作品。 
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-08 11:55:09)
5.  ミスト 《ネタバレ》 
努力しても報われるとは限らない、ベストを尽くしたつもりでも運命が味方するとは限らない。 非道の限りを尽くしても面白おかしい人生を送る人間もいるし、今日も何処かで言われのない”神罰”を受けている人もいるだろう。 ある意味、”生(なま)”の結末と言える。
[映画館(字幕)] 8点(2010-10-17 14:32:11)
6.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 
パルパティーンが実は生きていたりだとか、EP4~EP6の英雄たちのその後がどれも悲しかったりだとか、この新しい3部作は蛇足のような気もしますが、それでも子供の頃、スターウォーズのキャラクターが裏に印刷された、瓶入りペプシの王冠を集めた身としてはシリーズ終了となればそれなりの感慨はありました。 長い戦いの末、「映画スターウォーズ」の始まりの地である惑星タトゥイーンで物語の幕が下りるのも中々グッときましたね。 レイア姫、そしてスター・ウォーズに翻弄され続けたキャリー・フィッシャーの魂よ安らかに・・・フォースとともにあらんことを
[地上波(吹替)] 7点(2021-02-27 21:42:24)(良:1票)
7.  エイリアン2
小学生のときに劇場で見て以来、かなり長期に渡ってハマっていた作品の一つ。 完全版のVHSまで買ったりして、繰り返し繰り返し見てその度にアツくなっていました。 この度、久しぶりに観賞しましたが、完全版を一度でも見ていれば追加シーンの情報は脳内にしっかり貰っているので、個人的には劇場公開版の方がテンポが良くて好きですね。 今見ると、意外とこじんまりとした内容ですが、それでも映像の完成度は群を抜いていると思うし、その後のメディア全般に与えた影響は計り知れないと思います。でもエイリアンはフードがあった方がいいですよね?
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-09-22 22:55:01)
8.  アリータ:バトル・エンジェル 《ネタバレ》 
遠い昔、原作コミックスを所有しており、ハリウッドでの映画化の噂もかなり前からあったように記憶している。最近になってようやく出来上がったと耳にして劇場にいつ掛かるのかと思っていたら、もうやっていたという・・・ 原作が少しマイナーとはいえ、配給会社も日本の漫画が原作なんだからもう少しきちんと宣伝して「売ろう」として欲しいものだ。とりわけ地方では一切メディアが扱っていないように思えてなんだかなー。ロバート・ロドリゲスはともかくJ・キャメロンが製作でもこの扱いとは。 閑話休題、原作の内容については断片的にしか覚えていなかったものの、見ていて確かに懐かしいという感覚があったので、かなり原作に近い映画化だったと思う。アクションシーンは勿論、映像面の迫力は流石ハリウッド映画といったところ。 この手のジャンルは漫画しかり、映画しかり、ゲームしかり長きに亘ってパクりパクられなのでもはや既視感は否めないというのは正直なところだが、なんともせつないストーリーがアクセントとして効いていて只のバトル・アクションになっていないのでいろんな人に見て貰いたいなー。ただし、続編ありきのストーリー展開なので全ての情報をシャット・アウトしたうえで鑑賞すると、「で、一体何だったの?」っていう感想になるかもしれないのでそこはマイナス点。
[映画館(字幕)] 7点(2019-03-08 01:05:08)
9.  王になろうとした男 《ネタバレ》 
あくまで自分の鑑賞の順番からの感想だけど、まるで「笑ゥせぇるすまん」みたいな話だなーと思った。今となっては展開がシンプル過ぎるような気もするが、非常に分かり易く、オチも効いていて楽しめた。誰でも最後まで見れば心に来るモノがある映画じゃあないだろうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-25 23:51:06)
10.  マッドマックス 怒りのデス・ロード
本家「マッドマックス」公開以降、80~90年代にパチもんがモコモコ作られて完全に廃れてしまったポスト・アポカリプス・ムービーというジャンル。それがまさか21世紀に本家本元の続編が見られることになろうとは本当に分からんモノですなぁ。それ系の映画が昔大好きだったのでB級全開の世界観を物凄く贅沢な映像で見せてくれて懐かしいやら嬉しいやら。突っ込みどころも満載だったけど、「マッド・マックス」が帰って来たんだし全部それだけでおっけーでしょう。
[映画館(字幕)] 7点(2015-06-27 00:30:53)
11.  エスケープ・フロム・L.A.
公開当時、前作の公開からかなり時間が経過していたこともあってスネークの活躍がもう一度見れるのが只々うれしくて、数回観に行きました、ガラガラの劇場へ・・・ それからしばらくして、某ソックリな大ヒットゲームが登場して、ジョン・カーペンターの映画って、いろんなジャンルにおいしいとこだけパクられて、元の作品自体はとってもマイナーで不遇だなーって改めて思った。パクる側もリスペクトならわかるけど、ダサカッコイイという一番の肝の部分だけ綺麗に取り除いてパクるというのが、もうね・・・
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-18 13:15:23)(良:2票)
12.  グレイスランド
知名度は非常に低い映画だが、埋もれた傑作ではないか? ハーベイ・カイテルの自称エルビスがとても味わい深く、イイ。 僕の中ではカイテルのビジュアルは「カッコイイバカボンのパパ」なのだが、「これでいいのだ」的なオチを見てやはりそれは気のせいではないと勝手に思ったりしたものだ。 彼の泣き芸はこの映画でも健在だった。 
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-11 22:11:08)
13.  ブラインド・フューリー
座頭市を現代アメリカに置き換えるのは無理があるのかもしれないが、なにしろルトガー・ハウアー演ずるニックのキャラクターがカッコイイ。 悲しい過去を持ちながら、それを微塵も感じさせず惚けたフリをしているが、人間を愛し悪を憎む・・・ 漫画的で今は流行らない人間像だが、素直にカッコイイと思った。 
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-11 21:39:41)(良:2票)
14.  ピクニックatハンギング・ロック 《ネタバレ》 
かなり昔NHKでやっていたのを偶然鑑賞したのだが、言葉で説明するのが難しい不思議な怖さにショックを受けた。 神隠しが起こるだけで特別オチもないのだが、美しく牧歌的なムードが逆に凄く不安にさせる。 ピーター・ウィアーはやっぱりオーストラリア時代の作品の方が詩的で良い。
[地上波(字幕)] 7点(2011-08-11 17:23:52)
15.  ブラック・レイン 《ネタバレ》 
劇場で観たときは中学生だったが、ブレードランナーとヤクザVシネが融合したような世界に鳥肌が立ったのを今も思い出す。 松田優作が亡くなったのも観に行ってからまだ日が浅かったのでびっくりした。 そしてその劇場も15年以上前に無くなった・・・ いろいろと思い出深い作品。 サトーが連行されるラストは監督が望んだバージョンではないということだが、冷静で規律を重んじる健さんがニックを援護し、はみ出し者のニックもまた復讐ではなく逮捕を選択する展開は日米の歩み寄りを分かり易く暗示しており、いかにもリドリー・スコットっぽい。 映像といい演出といい音楽といいちょっとケレン味が効き過ぎのような気もするが、それがこの映画の一番の肝だろう。 それにノレないと凡庸な映画に感じるかもしれない。 
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-06 03:34:25)
16.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
本当に月並な感想ですが、「天才は常に孤独」という訳ですね・・・ ラスト、みんなで証拠を焼き払うシーンはしみじみしました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-14 20:25:35)
17.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
あまり評判の良くない本作ですが、個人的にはまずまず楽しめました。もはや今更感のある映像とはいえ、現代の映像技術がなければこの物語を映像化することは無理だった訳で、総合的に見ればなかなかの出来だと思います。ストーリーもハン・ソロが昔何してたかってだけなので、まああんなモノじゃないですかね? 本家スターウォーズと時間軸に矛盾を感じる個所もありましたが、EP4の前日譚であることを意識してか、わざと70年代のSF映画のハリボテ感を出しているようなプロダクションデザインは好感が持てました。 それと、ロン・ハワード監督作品の常連、弟のクリント・ハワードが外伝とはいえ、遂にスターウォーズに出演したってのが笑えました。
[地上波(吹替)] 6点(2021-03-06 21:59:02)
18.  ウエストワールド 《ネタバレ》 
まだTVゲームもない時代(厳密にはあったでしょうけど、一般には全く認知されていなかったハズ)にコンピュータでロボットを制御し、細かい行動の設定までできるというアイデア、それもそれを扱うテーマパークですからね~。バーチャルリアリティよりはアナログですが、発想は根本的には同じであり、製作年を考えれば、恐ろしく先鋭的だと思います。しかも自分で監督までして、マイケル・クライトンはホント化け物ですね。 ただ、デロスのテーマパークとしての側面をじっくり見せ過ぎで、少し間延びしているような気もします。でも、当時の観客にはここまでじっくり描写しても付いていけなかった人も多かったんじゃないでしょうか? ユル・ブリンナーが言わばユル・ブリンナーのロボットの役をやっているというのも、よく実現したなぁ~と感心します。 いろいろと突っ込み処も多いですが、なかなかの佳作だと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-02 20:46:39)
19.  運び屋 《ネタバレ》 
展開といいメッセージといいちょっとベタな気もしましたが、普通に面白いと思いました。 クライムサスペンスにしてはドギツイシーンもなく、ほのぼのしていて老若男女誰でも楽しめる良作ではないでしょうか? アンディ・ガルシアがアル・パチーノかデニーロの偽物みたいなイメージで、出てきたとき噴き出してしまいました。 しかし、ストーリー上にスマホやネットが批判の対象としてちょくちょく出てくる一方、ギャングが運び屋のイーストウッドにスマホまで持たせておきながらやたらと見失うのはちょっと?でした。GPS・・・
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-24 22:17:55)
20.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 
この映画を一言で表現するなら、「生」です。南米のギラギラというかヌラヌラした町のムード、不快指数MAXのジャングル、そして問答無用の緊張感が漂う吊り橋のシーン。全てが非加熱処理で迫ってきます。 CGが多用された現代の映画とは全てが真逆の質感で、とにかく何か凄いモノを見たという気分に浸れます。 個人的に好きなシーンはトラックのカスタマイズのシーンと、カスタマイズ完了後に逆光で暗闇にトラックのシルエットが浮かぶところ。今やベタな演出ですが、この映画あたりがルーツじゃないですかね? 人間関係についても、元々悪党ばかりのパーティというのもありますけど、どこまでも薄情なところとか、リアルだと実際こんな感じじゃないですかね?そういう意味でも「生」っぽいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-17 00:41:15)(良:1票)
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