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1.  愛の亡霊 《ネタバレ》 
かの淀川長治氏が唯一気に入ってベタ褒めした大島渚監督作品らしいが、その理由もわかる気がする。何故なら彼の映画で一番映像がいい作品だからだ。藤達也と吉行和子が遺体を井戸に隠すシーンやその井戸に藤達也が落ち葉をパラパラ落とすシーンは特に美しくドラマチックで、大島監督もいい映像を撮ったものだと感心した。しかしそれだけにキャラが発するヘンテコな訛りがなんともマヌケで、なんでこんな設定してしまったのかと本当に残念に思う。その変な田舎設定さえなければ百点満点の映画だった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2010-08-26 22:47:18)
2.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 
初めて鑑賞したとき、終盤の展開に度肝を抜いたのを覚えている。というのも、当時「いちご白書」や「If もしも…」のような映画でやっていた大人や社会、体制への青年らの反抗を、この映画は子供たちにやらせているのだ。そこまで社会批判が盛んになっていたのか本当にビックリした。しかもこの脚本を書いたのが、後に「ダウンタウン物語」や「バーディ」を手掛けるアラン・パーカーだと知って更に驚いた。なるほど、この映画を見た後だと、彼がなぜ上記のような子供や青年が主役の映画を製作したのかがわかる気がする…。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-07-23 09:41:16)
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