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 > Dream kerokero さんの口コミ一覧
Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 823
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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1.  トガニ 幼き瞳の告発 《ネタバレ》 
カメラアングル、編集、照明、音楽、その全てが秀逸。また役者さんたちの演技も非常に素晴らしく、主人公を演じたコン・ユさんの多くを語らない抑えた演技や、その母親の裁判所での帰り際のあの表情、憎々しさが滲み出ている双子の校長と室長と、とにかくみなさんレベル高すぎます。  重々しい内容なのに監督の力量か、とにかく一気に観れてしまうテンポの良さがまた何とも言えない。裁判に勝って笑顔で幕が降りるのかと思ってたら、まさかの弁護士の背信行為で敗訴してしまい、さらには少年が命を落とすハメに・・・なんて救われない映画なんだよ~。゚(゚´Д`゚)゚。 で数年後、それでもそれぞれの生活へと戻りそれぞれの道を歩んでいる訴訟した側の人たちの姿があり、駅の構内を歩いていた主人公がふと見つめたその先には、事件のあった町広域市をアピールする観光看板が、事件のことなど忘れたかのように貼られている。そこでこの映画は幕を閉じるわけですが、まさにこの映画が作られた意味がそこに集約されている。どんなに月日が流れようとも、未だに解決されていない忌々しい事件のことを決して忘れてはいけないと。本当に素晴らしい演出だ。  オープニングで少年が電車に跳ねられるシーンと、主人公が車で鹿を跳ねてしまうシーンがクロスオーバーするけれども、このさきに待っているのはまさに命の重さを軽んじる連中のいる場所で、彼らにしてみれば虐待の対象の人権などないに等しく車に轢かれて死んだ鹿のような畜生と同じだと、そういう匂わせ方をした演出だと感じました。もうのこのオープニングからして、この映画はとんでもなく崇高なる高みへと達していると言えるでしょう。  かなり前の映画ですが、観てない人にはとにかく観てと言いたいです。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-05-21 21:46:50)
2.  The Witch/魔女 《ネタバレ》 
え!? えーーーーーーー!!!!!???? なにこのレビューの少なさ。ビックリですよ。こんなにもめっちゃ面白い映画なのに。  謎の組織によって最強アサシンとして作られた少女が記憶喪失になり、平凡な田舎の女子高生として暮らしていたが、テレビのオーディション番組に出たことで組織に見つかり襲撃される。そこからはもう怒涛のぶっ飛びアクション満載で、ハリウッドのアクションとは一味も二味も違って、なかなか面白い。  アクションもぶっ飛んでいるんだけれども、それと同じくらい主演の女優さん、キム・ダミの演技がべらぼうにヤバイ。田舎っぺな女子高生の時は本当に素朴で愛らしいかったのに、アサシンモードに入ってからはおっかなくって、途中から、あれ?この子って主人公だよな?って首をかしげたくなるほど「悪」なオーラが半端なかった。マジで怖かったよ。こういう怖さって、ハリウッドのアサシンものとかではあまり感じたことなかったな。恐るべし韓国映画。これからもっと積極的に観ていこう。  とにかくレビュー少ないってことは、それほど日本の映画好きの間でこの作品が知れ渡っていないってことなのか?ん~・・・ど~なんだろう? もしそうだとしたら、もっともっと多くの人に観てもらいたい。この私のレビューをキッカケに観てくれる人が少しでも増えるといいな~・・・。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-10-13 20:25:04)
3.  
公開当時映画館で鑑賞。当時私も若かったせいもあり、あまり面白く感じなかった。それから約30年。長い時を経て二度目の鑑賞。おお!凄い凄い!圧巻!圧巻!所々の記憶はあるものの、やはり酸いも甘いも幾多の人生経験をしてきたオッサンともなると、この作品から発せられる強烈なメッセージは、沁みる沁みる。こんなにも痛烈な作品だったとは・・・。やっぱり映画って時間が経ってからでも、観直してみるのって良いもんですね。  映画っていうよりも舞台劇。あれだけ荒野を彷徨い野宿を繰り返しても、着ている衣類が新品さながらなのは監督の意図なのか。町や町民農民といった生活感のあるものを一切排除し、まるで無機質な空間はさながら、舞台装置や小道具類を使用しない斬新な舞台劇のようだ。またアップショットもほとんどなく、引き絵を多用しているのも舞台的効果を狙ってるようだ。表現方法の豊富な映像という芸術ジャンルを嘲笑うかのようなその演出は、逆に映像芸術の可能性を追求しているようにも見えるし、小説のような行間を読むという受け取り側の自由な感受性を刺激しているようでもある。だからこそ愚かで滑稽な人間像が赤裸々に、かつ強烈に浮かび上がってくる。全くもってとんでもないエンターテイメントですよ。  狂った今の世で気が狂うなら、気は確かだ!  見えてる者たちは崖から転げ落ち、見えない者は落ずに済んだ。
[インターネット(邦画)] 9点(2019-05-21 08:37:54)
4.  アベンジャーズ/エンドゲーム
正直言ってこの作品を評価するのには、少し時間がかかるかと思いました。なぜなら、前作「インフィニティーウォー」のような、最初から最後までバトルバトルのオンパレードを期待していたにも関わらず、序盤から中盤までは多少の戦闘シーンはあったとしてもなんとなく小ぢんまりとした印象で、そこまで興奮しませんでした。でもだからといってつまらないわけでもなく、これまでの関連作品を長きに渡り観てきたからこそ、懐かしきシーンの数々には特別な感情も湧きました。期待と違い興奮度が低かったことと、特別に沸いた感情。この二つの葛藤のせいで、正当な評価に時間がかかると思えたんです。さらに言えば、アベンジャーズシリーズに対してやはり、素直に好きという気持ちもあるので、早急に答えを出したくもなかったんです。期待とは違ったイコールつまらないでは、あまりにも短絡的すぎもしますし、自分なりの答え、解釈を見つけてからここに投稿しよう。そう思ったんです。  ところがふとあることが頭の中に浮かんだんです。「アベンジ」復讐・報復。そう、この「エンドゲーム」そのものがもしかしたら、ハリウッドが抱えるここ最近の大作映画不毛への警鐘であり、報復、または挑戦なのかも。どんなにド派手なアクションシーンを連発しようと、どんなに有名な監督・俳優を起用しようと、そこに明確なテーマや意図、作り手の想いがなければ、スカスカで薄っぺらなものになってしまう。CG技術の進歩によって表現の幅が大いに広がり、そのおかげで様々な作品が世に送り出されてきた。がはたしてそれら全ての作品が、どれだけ多くの人達を虜にできたでしょう。どこかの国にヨイショしたり、監督よりもスポンサーの力をなんとなく感じたり、迷走しまくって中途半端な形で完成させられたり、そんな作品が増えているように思えて仕方がない。とにかくそういった可哀想な作品たちに対してこの作品は、ある種のアンチテーゼを示しているんではないか。とまあ、あくまでも私の勝手な解釈ですが、その解釈が、私が抱えていた葛藤を、やんわりと溶かしてくれました。  特別な力を持っていても心はみな同じ「なまみ」だということ。強さもあれば弱さもある。その強さと弱さの集大成。だからじっくり丁寧に過去と向き合いそして未来へと繋ぐ。生半可なことでは、ここまで脈々と続いてきた壮大なドラマを、納得のいく形にまとめ上げることなんてそうそう出来ないでしょう。それも批判覚悟で。私はどうやら大事なところを見誤っていたようです。アベンジャーズはただのお気楽エンターテイメントではない。人間ドラマなんだと。なんだか私自身の浅はかな見識を、アベンジされたみたいです。  最後に、もしかしたら私と同じように期待したものと違ったと言って、低く評価される方もいるかもしれません。人それぞれなのでそれはそれで仕方のないこと。仕方がにけどひょっとしたら後後に変わるかも。昔オリジナル版「ブレードランナー」を劇場公開時に観た時、ひどくつまらないと感じました。しかしそれから数年後にはマイベスト10に入るくらい好きな映画に化けました。それと同じようなことがこの作品にも起きるかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 9点(2019-04-27 17:04:23)
5.  チョコレートドーナツ 《ネタバレ》 
人種、性別、学歴、職歴、出身、持病、ルックス、性格、etc・・・とにかく人は、人間はやたらと壁を作りたがる。やたらと違うレッテルを貼りたがる。そして蔑んだり憐れんだりする。そうすることで自分たちが何者かを誇示したがる。ただ知的障害を持ったマルコにはそんなこと関係ない。関係ないのに翻弄され命を奪われる。何なんだよまったく!ほんと人間て、何様なんでしょうね?  裁判所で争ってたのって結局法的な問題でしょ。母親に親権を持って行かれたとしてもだ、あの母親は子育てなんて面倒くさがってるんだから、私たちが無料でベビーシッターでもなんでも引き受けますからどうぞご自由に、とでも交渉するとかさ、法にこだわりさえしなければ、いくらだってマルコを救うことは出来たかもしれない。ゲイカップルの二人の愛は本当に素敵だし、マルコにとってよい環境かもしれない。だけどさ、どうしてもマルコを通して自分たちの存在を、認めさせようとしているようにも見えちゃうんですよね。裁判に勝てれば世間にゲイの存在を認めさせられる、てね。 なんてことをうそぶいてはみたものの、やっぱりコソコソするよりも、正々堂々とマルコを育てたい、てか親権をとって親子になりたいて気持ち、めっちゃ分かるから、ほんとやるせないし切なくなる。  そんな風に世の中の性についてあれこれと考えをめぐらせられた、実に味わい深い作品でした。はい。  アラン・カミングの演技が素晴らしすぎ。もっと活躍してもいいのに。もったいない。
[地上波(字幕)] 9点(2018-08-09 21:03:12)
6.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
映画史に残る傑作!!もはや、アメコミだのヒーローだのを超越してしまっている!! ヒースレンジャー素晴らしい!ジョーカー最高!トゥーフェース、ん~ちょっと迫力不足かな。 二隻のフェリー。一隻には一般人、もう一隻には囚人たち。それぞれのフェリーには大量の爆薬が。そしてそれぞれの船に相手の爆弾の起爆スイッチが!深夜12時までに相手の船を爆破した方を助けてやる、というメッセージが届く。試される人間の業。さあ、どうするどうなる。一瞬たりとも目が離せない。名シーンの誕生だ!! バイクで疾走するバットマン。ちょーカッコイイ!! マイナス一点は台湾のシーン。台湾らしさを感じられなかった。それだけです。
[DVD(字幕)] 9点(2012-07-15 15:38:42)
7.  インセプション
これぞ映画!素晴らしい!映画館で観賞しなかったのが惜しまれる。
[DVD(字幕)] 9点(2011-01-01 03:17:33)
8.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
大好きな西川美和監督と大好きな俳優役所広司さんということもあって、とにかく観る前からの期待値はかなり高かったです。ただ事前にあまり情報を得なかったので、この話が実在した人物をモデルに作られていたことは鑑賞後に知りました。知って思ったのは、この話の実在した人物と西川監督の世界観がものの見事にマッチしているということ。だからこそこれだけ素晴らしい作品へと昇華されたのでしょう。  反社会に対しての社会のシステムがどんどん厳しくなっていく中で、反社会から足を洗って真っ当に生きていこうとする人間に対する社会のあり方に焦点を当てているわけなんですが、そんな中で一番強烈に印象深く残るのは、私たちは常に社会に対して何らかの不平不満を抱きながらもそれらを我慢して生きていかなきゃいけないということを、その現実を改めて思い知らされたということが、何よりもズンときました。そんな我慢なストレスを抱え込んだ人たちは自分よりも立場的に不利な人を見つけるとつい上から的な態度を取ってしまうのも、こういった社会の闇なのかもしれませんね。  この監督さんは台詞のない描写で印象的なシーンをよく見せてくれるのだが、今作では、大きなキャベツから徐々に小さなキャベツを選び直すシーンや、ちょっと高級そうなシャンプーを手に取りながら羨望の眼差しで何とも言えない表情をするシーンとか、とにかくそういった何気ないシーンが本当に良い塩梅に散りばめられていて、非常に心地よい。  コスモスの花言葉は「調和」や「謙虚」。 やっと就職してこれから「謙虚」に社会と「調和」して生きていこうとした三上への最上の表現ですね。でも私は三上は死んで良かったんじゃないかとも。なぜなら果たしてあの職場で我慢し続けられるのか、己をとことん殺してまで耐えていけるのか、甚だ疑問でもあったし、我慢し続けてもいつかストレス溜まりすぎてぶっ倒れちゃうんじゃないかとも...だから遅かれ早かれ楽になるにはああなるしかなかったのかもって...だから死んで楽になれて良かったですね、ていう感情もありました。  すばらしき世界・・・皮肉たっぷりなこのタイトルが本当に...憎たらしい...。   PS:日本語の聞き取りづらい箇所が何箇所かあるの、年配者には本当に辛いので字幕付き邦画の検討、本当にお願いします。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-02-01 12:24:00)
9.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
お国に命を捧げて死ぬことが美徳とされていた時代。そんな時代へのアンチテーゼみたいな映画でした。主人公が神風特攻隊のパイロットで、命大事さに虚言で特攻から逃れ、さらに突然出現したゴジラに怯えて攻撃することが出来ずに多くの犠牲者を出してしまう。そのことがいつまでも主人公にとって悪夢となり、終わらない戦争として取り付いてしまう。そしてゴジラ討伐の作戦に参加し、その命で自分自身の戦争に決着を付けようとする。「ゴジラ-1.0」のこの「-1.0」は「戦後」ともう一つ、この主人公の「終わらない戦争」のことも表しているのかも。  命を捨てる覚悟の強さももちろんあると思う。しかし、生きることへの執着心の強さもあると思う。ゴジラ映画でこんなにも人間ドラマが上質で、ゴジラが脇役みたくなった作品も珍しい。本当に良く出来た作品でした。  熱線の発射の仕方が格好良かった。その熱線を発射した後の二次災害の描き方が非常に素晴らしかった。赤の他人の子供をわが子のように育てる件はなんか三丁目の夕日ぽかった。木製の小型船になかなか追いつけないゴジラ...(;´∀`) 1作目のゴジラへのオマージュも散りばめられててニンマリ。あの橋爪さんは「東京家族」の橋爪さん?(笑)   ただ本当に素晴らしい作品ではあったのですが、最後のあの実はまだ・・・みたいなのは正直言ってこの作品の作風には蛇足でしかなく、いらないと思えた。はい。
[映画館(邦画)] 8点(2023-11-06 14:43:49)
10.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 《ネタバレ》 
MCU単体作品の中でもダントツに安定した水準を保ち続けているシリーズ。今回もまた、ご多分に漏れず非常に出来の良い内容だった。  まず物語の「起承転結」にあたる「起」のところだが、前作で恨みを買ったソヴリンの女王アイーシャが、人口ポッドで生み出した息子アダムにガーディアンズ襲撃を決行させたところからはじまるわけだが、この「起」が後に「転」のところにうまく繋がってくるんですよね。本当に憎たらしいくらいに良く練られた脚本です。そしてこの襲撃で負傷したロケットを助けるのが本作のメインストーリーとして動き出すわけです。全くもって無理がない展開。  そして「承」では過去から来て行方不明だったガモーラがなんと!ラヴェジャーズの一員として登場するというサプライズ。やってくれますね~。さらに、何やら怪しい研究をしている惑星が登場するんだけれども、これがまたオリジナリティに溢れていて、ガーディアンズの世界観を見事に表現している。エゴの惑星もなかなかだったけど、こちらも負けず劣らずに気色悪い惑星です(笑)  「起承」の流れの中でロケットの過去が徐々に明らかになってゆくわけだが、多くの人は科学者に改造されたアライグマ、ていうくらいの認識はあるわけで、案の定そういったものを見せられていくんですね。でも、単に改造されるだけでなくそこにはロケットというキャラの内面がしっかりと描き込まれているから、彼のバックボーンや心情を知ることで、この物語が単なるエンタメアクション映画に留まらない、レベルの高い作品に昇華せれていることを感じられるんです。なんか良いものを観た、て。  でクライマックスの「転」でアダムが死にかけのクイルを助けたり、そのアダムの母、アイーシャが死んだり、マンティスが宇宙怪獣アビリスクを手懐けたり、ロケットを作り出したマッドサイエンティスト、ハイ・エボリューショナリーとロケットの対決でロケットのIQが上回り、さらに仲間の助けで勝利する流れはお見事。さんざん独りよがりで最終的に味方がいなくなってしまったハイ・エボリューショナリーと違ってロケットには仲間がいたんだっていう、ガーディアンズらしさがここにドッカーンと現れていて最高にクールです。  今作のラスボスであるハイ・エボリューショナリーはまあマッドなだけでただの科学者ですから、あの重力パワーさえなんとかしちゃえば全然楽勝の相手なわけで物足りないかと普通ならなるのだけど、本作のメインは決して強敵を倒すのが目的ではないので、物足りなさなんて感じなかった。   そして「結」クイルとマンティスの脱退。ロケットの新リーダー就任。アダムと助けられた女の子となんだかよくわからないペットの新加入。新ガーディアンズ誕生っていう運びにはビックリ。クイルが抜けたのが1番ビックリだったけど。でもそのクイル、なにやらまだMCUに登場しそうな終わり方でしたね。ふふふ...。  とにかくここ最近のMCU作品の中でも非常にバランスのとれた素晴らしい作品でした。各キャラの見せ場やキャラ同士による相乗効果や化学反応も、文句のつけようがないほど仕上がっていた。  あ!それと地球をモデルにして作った惑星と住人たちを、失敗、という件はサラリと流すにはめっちゃすげぇ風刺でっせ、監督さん(笑)
[映画館(字幕)] 8点(2023-05-03 16:13:18)
11.  バッド・ジーニアス 危険な天才たち 《ネタバレ》 
実話?かと思うほどリアリティがあった。実際には本当にあったカンニング事件をヒントに生まれた映画だそうな。にしてもめっちゃ天才的なカンニング方法ですよね。そういったアイデアは本当にすげぇー!でした。ただあれだけ頭脳明晰なのに、トイレという場所がいろんな人たちが利用する所だって最初の段階で分析できなかったのが痛かった。まあそういう展開にしないと作戦のほころびを上手いこと演出できなかったかも。でもそれを差し引いたとしても鉛筆へのバーコード印刷はまさにジーニアス!でした。ただこういった作品が実際にフィクションとして作られると、試験会場側が用意した筆記用具しか今後使えなくなったりして(^_^;)不正防止の傾向と対策としてある意味、社会貢献?してたりしてw  カメラワークや編集等、観ていてとても心地よいし緊迫感を煽る演出もとても良かった。主演のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンさんはこれがデビュー作だそうで、とても新人とは思えない素晴らしい演技で、グイグイと引き込まれちゃいました。最初に登場した時はみすぼらしくてとても主演女優には見えないんですが、眼鏡からコンタクトになって少しずつお化粧もして、身なりもそれなりになってくると、あれま!なかなかの美人さんではないですか。スタイルもいいですしね。元々はファッションモデルだったそうで、そりゃそうだよなと納得。  タイの映画も結構面白いじゃん!気付けて良かった。人にお勧めできる映画でした。
[インターネット(吹替)] 8点(2022-12-20 14:08:38)
12.  リチャード・ジュエル 《ネタバレ》 
まず初めに、これが実話だということで、何よりもFBIの初動捜査さのあまりにのいい加減さに呆れてしまいました。捜査というかもう初めから主人公を犯人扱いしていることに、は?が止まりませんでした。過去の事例になぞって都合よく犯人に見立ててるだけじゃん!れっきとした証拠も何もないのに。証拠がないから逮捕もできない。そして逮捕もされていないのに犯人扱いするメディアもまた恐ろしい。こういったのを見ているといかに人間が洗脳されやすくそして、愚かだというのがわかりますね。  イーストウッド監督は、本当にこういった人間のずさんさを描くことに関しては天下一ですね。  また主役を演じたポール・ウォルター・ハウザーさんの演技も素晴らしかったです。たしかに行き過ぎた正義感があって、それが逆によからぬ方へといくかもしれないかも、という危うさを見事なまでに表現しきっていてた。彼の演技だけでグイグイ作品の世界に引き込まれちゃいました。  結局物的証拠もなく、リチャードを逮捕することが出来ずに終わるわけだけれども、誤捜査によって傷付けれらたことへの謝罪がなかったのには腹が立ちましたね。容疑者から外れたことを報告に来てもクロだと思うって捨て台詞吐く始末。あーやだやだ。  ただそんなFBIを嫌というほど身にしみて思い知らされたのに、リチャードが警官になっていることに、それでも彼は国の正義を信じていくことに何の迷いもないんだと、つくずく感心されられました。もし自分がリチャードの立場であんな経験をしたら、もう国のためにとか人々を守りたいとか、そんな考えなくなってたかも。  映画の最初にサム・ロックウェル演じるワトソン弁護士と出会うのだけど、そこの描写がまたなんていうかそこまで特別な感じじゃないのが良いんですよね。ごくごく普通で当たり前な感じが。それが実はリチャードにとってはとても嬉しいことで、自分を唯一「人」として接してくれたって、ラストでワトソンに打ち明けるあそこにいきてくるんですよね。本当見事な演出です。  久々に良い映画を観ました。  ありがとう、イーストウッド監督。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-12-02 18:09:47)
13.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
オリジナルの「エール!」よりもスッキリとしていて、とても見やすく感じられた。それに「性」に対してもオリジナルはちょっと粘着質感があったが、こちらはフランクに感じられた。愛=セックス、セックス=愛、みたいな、それ自体が自然なもので当たりまえな感じ。  それと主演のエミリア・ジョーンズちゃんがとてもキュートで愛らしかった。歌自体は普通に上手ていうレベルなんだけれども、感情を込めて歌い上げてくる表現が、まだ未完成ながらも心に届いてくる心地よさはあった。これから学んでいくという設定上の実にちょうど良い歌なのがなんとも憎いですね。  合唱の発表会で無音になるシーンはやっぱりジーンときますね。自分たちには聴こえてないけど周りの人達の反応で、娘の歌がどれほど素晴らしいかを理解するこのシーンは、一つの障壁が音もなく崩れていくかのようで本当に素晴らしいシーンです。  また弟だった設定が兄に変わっていたのも良かった。家族の中でずーっと妹のことを気にかけていて、毒づきながらもお前はお前の人生を行け!てエール!を送っているのが、ほんとうに兄貴らしくてよかった。あれは弟じゃ成立しづらいですもんね。  選挙でなく新事業というのも自然な流れで納得がいくし、ろうあ者が健全者と打ち解け合っていく展開としては全然アリアリでよかった。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-08-27 18:25:38)
14.  ANNA/アナ(2019)
映画が始まって最初、主演女優がそれほど美人にも見えなくて、この女優さんで大丈夫なのか?て変な心配をしてしまいました。ところがモデルをやりだしてから急に綺麗に見えて、めっちゃ魅力度がアップ!一気に引き込まれ・・・出したと思ったら殺し!いやなんとなく来るな~とは思ってたけど、なんかこれって監督の計算なのか? 薄汚いメイクや表情で魅力的にわざと見せないでおいて、観客が彼女の魅力に吸い寄せられた瞬間に殺しを見せる!まるで疑似体験でもさせられてるかのようでした。そこからはもうね、一体この映画はどこへ向かっていくんだろうかって、結末への期待値がうなぎ上りで、こんなにもワクワクドキドキさせられた映画は久し振りでした。  二点三転する展開は、まさにスパイ映画の本懐そのもの。これだよこれ!スパイ映画ってこうでなくっちゃ。アクションシーンもスタントなしでこなしてて凄かった。後半でのアクションよりもやっぱりレストランでのシーンが圧巻だった。嵌められたせいもあって必死さがあったから。ただこの映画はアクションが売りではないので、そんなにアクションのオンパレードではないんですよね。そこがまた良い。そこがまた他の有名なスパイ映画とは違っていて良かった。  本当に久々に良い映画を観た。 ありがとうリュック・ベッソン監督。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-03-12 21:09:44)
15.  スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 《ネタバレ》 
■超ウルトラスーパーネタバレがあります。ご注意ください!   まず初めにこの映画を作ってくれたすべての関係者の方々に、感謝と称賛の念を送ります。本当に、なんて夢のような映画を作ってくれたんでしょう。大人の事情や様々な確執によって、ファンが望むもの見たいものが実現しづらい映画業界において、この作品は一つの歴史的な金字塔作品とも言えるでしょトビー・マグワイアう。それほどまでにこの映画には「夢」があった。私は鑑賞前はできるだけ情報をシャットアウトするようにしているので、まさかトビー・マグワイアさんとアンドリュー・ガーフィールドさんが登場するなんて、ぶったげちゃいましたよ。アンドリューさんに関しては何となく出演が決まったぽいことをチッらと知ってしまったんですが、でも確定事項でなかったからご本人登場の時はキター!って素直に嬉しかったです。で、心臓止まるほど驚いたのがトビーさん。何となくの風の噂では出演を断ったぽいっていうことだったから、完全にないものだと思ってました。それが出てきちゃったか、えーーーー!!!!ってマジで心臓飛び出しそうになりました。いや~その瞬間、自然と拍手しちゃってました。ありがとうトビー。  ここからは箇条書き形式で、思い出し出しコメントしていきます。  ●スパイダーマン1、2、3、とかアンドリューくんへのアメージングいじりとか、クスクスってなるシーンがいくつかあったのも良かった。あ!そうそう、きっとどこかに黒人のスパイダーマンもいるだろうも最高でした(*^ー゚)b  ●アンドリューくんが今回MJを助けることができて感動した。てかあのシーンでウルッときちゃいました。  ●御大ウィレム・デフォー様にオイシイ役どころを演じさせてるところが憎らしかった。  ●トム・ホランドのスパイダーマンは他の二人と比べて、大切な人を自分のせいで失っていなかったことに、メイおばさんが亡くなって気付かされた。そのことを二人のピーター・パーカーが話すシーンはグッときた。  ●この作品の話の流れって、ピーターの「善意」で動いてるんですよね。恋人と友人が自分のせいで大学に行けないから、二人のためにストレンジを訪ねたわけで、そしてヴィランたちのことも救ってあげたいっていう気持ちから、彼らを自由にしてしまった。全てピーターの善意なんですよね。なのにメイおばさんを失ってしまうという、何とも皮肉なことか。しっかりと練りこまれた脚本ですよね。それぞれのユニバースからやって来たピーターたちも単なるお祭り的ゲストでなく、しっかりと役どころがあるのに感心しました。  ●どうやら「ヴェノム」だけは、トム・ハーディ版の登場はなさそうですね。代わりに置き土産、ありましたから。    いや~それにしても久々に感動しまくりました。てか次にトムくんのスパイディに会えるのはいつになるんだろう・・・? 彼、アンチャーテッド始めたからな・・・。あ~まだまだ長生きしなきゃ!
[映画館(字幕)] 8点(2022-01-07 15:29:43)
16.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
【めっちゃネタバレあります!注意!!】  今までハリウッドが制作してきた「ゴジラ映画」の中でも、ダントツに面白かった。それはきっとコングという、人間と怪獣との間を受け持ってくれる存在があることで、怪獣同士のバトルに感情移入をしやすくなっている点と、メカゴジラの存在を隠したことだろう。まさかメカゴジラが出てくるなんて夢にも思わなかった。それもギドラの骨を利用して!ていうのがもうね、機龍を思い出させるじゃん。暴走もしてたし。ただデザインはあまり日本人好みには見えなかったかな(^_^;) ゴジラとコングの闘いそのものは、第1戦の水上は圧倒的にゴジラが有利でコングの負け、第2戦の香港はご先祖様の武器で勝ったかのように見えたが結果、ゴジラの反撃を食らってコングの負け。やっぱりゴジラ強し!だった。そりゃあ核エネルギーの怪物やもんね。てかコングのご先祖様?が対ゴジラ用の武器を作っていた?のか?にはぶったまげましたよ。そんな知能あったのかよって!むしろ今度はそのコングのご先祖様の映画を作って欲しいわ。  そして最後は二人?で協力し合ってメカゴジラを倒し、最後はコングに視線を送って去ってゆくゴジラ。格好良すぎっしょ。てか少年ジャンプかよ!  さあハリウッドさんよ、まだ「ゴジラ映画」作っていくんですか?ある程度人気怪獣は出しちゃったけど、まさかファイナルにデストロイアとか考えてるんでしょうか?それとも禁断の亀型怪獣か!!まこれはないでしょう(笑) とにかく今回のこの作品があまりにも素晴らしかったので、頑張ってまた作って欲しいです。
[映画館(字幕)] 8点(2021-07-10 19:31:16)
17.  ジョーカー 《ネタバレ》 
実はバットマンと義兄弟かと思わせたとこが憎い!  治安が悪化している状況下で、なんの検査もなく銃をテレビ局に持ち込めるんかよ!(笑)  最後まで飽きさせることなく引っ張り続けた演出には感服した。  あの小さい道化師が後にペンギンにでもなるのかな?いや名前違うからそれはないか!  てか結局なに?彼の妄想の話だったってオチなのか?そこが分からなかった。  音楽が終始不気味で、良い感じに映画の雰囲気作りに貢献していたと思う。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-02-02 17:35:54)(笑:1票)
18.  学校Ⅱ
正直言って私は障害を持った人が苦手である。なぜなら彼らと対峙した時の自分が、あまりにも醜いから。偏見と差別で彼らを見てしまうから。これは本当に隠しようのない私自身の性なんです。  そんな私にはこの映画はあまりにも大きく寛大で、手の届かない理想郷のようなものでした。こんなにも生々しく心に訴えかけられたら、己の本性を剥き出しにされてしまいます。とんでもない映画です。  「子供たちに迷惑をかけられるのが教師の仕事でしょ」「教師が楽できる手のかからない人間を作ることが学校教育だと思っているの?」  この作品を教員免許習得前に観せることを、どうか義務付けてほしいものです・・・。
[インターネット(邦画)] 8点(2019-11-29 22:25:48)(良:1票)
19.  運び屋 《ネタバレ》 
外では人気者で家では厄介者。自由気ままな旅暮らし。あれ?まるで寅さんじゃん。でも唯一違う点は、寅さんは決して悪事に手は染めない。とはいえテキヤ稼業も3割はヤクザみたいなもんだけど。(^_^;)  実話を元にしているし、いくらなんでもこのまま何事もなく終わるわけないっていうのは分かってはいても、それでも感情移入しすぎて、なんとか逃げおおせてくれって、真面目な話何度も何度も祈っちゃいましたよ。いやぁ~恐るべし、イーストウッド様。  ただ、一度黒いトラックがやたら止められている光景を目撃しておいて、そのまんま黒いトラックを使用した点が気になって気になって仕方なかった。そもそもあれだけの組織なんだから逆に警察無線の傍受や、スパイや情報屋がいてもいいと思うんだけど、なんか悪い奴らにエールを送るわけじゃないけど、もうちょっと頭使えよな!て思っちゃいました。  いろいろと良いシーンはあるんだけども、個人的に一番好きなのは、ナチ総統閣下呼ばわりしていたフリオに旨いチキンバーガーを食べさせてあげたところ。年代や人種や多様な弊害があったとしても、旨いものを分かち合うことで生まれる連帯感や信頼感みたいな、もうね言葉なんかいらないんですよ。ああいうのホント好きです。  ただなぁ~なんだろう、めっちゃ良い映画なんだけど、ラストの法廷での家族の対応。特に娘さんは散々嫌っていたんだから今までのお金が実は犯罪で得たお金だって知ったら、もっと嫌いになってもいいはずなんだけどな~。それとも悪いことしてでも家族のために頑張った、とでも脳内変換しちゃったんだろうか。あの園芸農園だって汚いお金で買い戻したんだし、それって世間にバレちゃうんじゃないの?そんな農園のお花を買ってくれる人や評価してくれる人たちが現れるんだろうか。てまあ余計なことまで妄想させられちゃいました。恐るべし、イーストウッド様。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-09-03 13:25:01)(良:1票)
20.  マダガスカル3 《ネタバレ》 
1作2作3作と連続で鑑賞。1作目はライオンのアレックスが肉食の本能と葛藤するという、ややダークで大人な要素があり、肩の力を抜いて楽しむにはスパイスが効きすぎている感もあった。2作目は動物たちの故郷であるアフリカが舞台で、これでもかという大量のモブは圧巻で見応え充分。宿敵?のお婆ちゃんとのやり合いもコミカルでナンセンス。ただ今回も少しばかり「闇」の部分をチラつかせていた点に歯痒さを感じた。  で3作目であるこの作品。ハッキリ言って完全に「闇」がなくなった。いやむしろその「闇」を逆手にとって実に上手く昇華している。そう、あの女性警官の存在だ。ディズニーでいうところのヴィランみたいなもの。信じられないくらいの執念は、見ていて痛快でまさにザ・強敵だ。 さらにカジノから街中を疾走するシーンはまさにエンターテイメントで、まさにこれぞアニメーションだ。宮崎駿を彷彿とさせる縦横無尽なカーチェイスは、このシリーズ最大最高の完成度と言えるだろう。そしてメインイベントであるサーカスシーンも工夫がされていて、単純な見せ方を排除し、MVのような演出は効果てきめん。クライマックスもサーカスを利用した救出・脱出劇は見ていて気持ちが良い。  ただど~しても引っ掛かってしまうのは、自分たちの本来の故郷であるアフリカをあっさりと捨てたこと。特にアレックスはお父さんお母さんもいて、リーダーの息子という立場でもあるのに。アフリカよりもニューヨークの図式がややボヤけていた。そこだけですねマイナスするとこは。あとはもう完璧ッスよ! ブラボー!!
[インターネット(吹替)] 8点(2019-04-22 10:23:37)(良:1票)
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