1. アイガー北壁
《ネタバレ》 アイガー北壁が初登頂されてから現在に至るまでこの映画に描かれている「トニー・クルツの悲劇」ほど現地のガイドを震撼させた事件はないらしい。わずか数メートル離れた目の前で救助できずに勇者が死んで行くのを見ることはそれ程の衝撃だったのだろう。事実は救助したくとも物理的に不可能だった。それだけに、この映画の中で現地ガイドが臆病で無能なように描かれている事には少し不満。 またあの名著「白い蜘蛛」が読みたくなった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-05 13:16:15) |
2. 100,000年後の安全
《ネタバレ》 フィンランドで地下500メートルに原子力廃棄物を埋設し10万年保存するというとてつもない計画がある事にまず驚く。そもそも10万年後まで人類が存在するのか?キリストが生まれて2000年、法隆寺が完成して1400年。「未来人が掘り出したら厄介。」「注意書きを付けておこう。」「絵の方が良いのでは。」等々の議論が科学者間で為される。極めつけは「ネアンデルタール人(1万年前)と我々は意思疎通できるのか?」の発言はショッキング。今、日本では福島原発事故が起こり国民は頭の片隅で怯えながら暮らしている。この映画はドキュメンタリーだが原子力という一歩間違うと人類に制御不可能なモノについて深く深く考えさせられる。 [試写会(字幕)] 9点(2011-04-13 16:43:37) |
3. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 クライマックスで島田が刺される場面はオリジナルの方が人を感動させるように思う。親友でありながら立場上殺し合いをしなければならないという武家社会の宮遣いの辛さ切なさをオリジナルは良く描いていたが、本編は何か味付けが違うように感じさせた点が少し残念。 [映画館(邦画)] 5点(2011-01-25 13:28:56) |
4. 天空の城ラピュタ
そんなにおもしろいかなぁ。何かこう説得っぽいというか抹香臭い感じがするのはなぜなんでしょうか。確かに楽しく感動するんだけど、見終わった後のこの物足らない苦さはなんなのかな。好きなんですよ、この手の映画は。何か残らないんだなぁ。残念です。 [DVD(邦画)] 2点(2011-01-21 16:29:18) |
5. 抵抗のプラハ
《ネタバレ》 怖い。ナチスとは一体何だったのだろうか。また、それに抵抗する一般市民の心の強さと云うのはどこから来ていたのだろうか。ナチスが捜索しているレジスタンス首謀者の名前を言うことを頑なに拒み、その事を理由に簡単な判決を受け続々とギロチンに掛けられていく一般市民。この平和な時代からするとこの映画は恐怖以外の何物でもない。 それにしても死刑判決を受けた女性が諦めとも悲しみとも云えない顔をして隣室に連れて行かれ、すぐそこに置いてあるとてつもなく大きな刃が付いたギロチンを見た時の恐怖の顔!ギロチンの刃が次々と落ちて水道の水が吹き出しその血を洗い流すその戦慄。 当時の閉塞され息苦しさに満ちた社会やナチスの恐怖政治を余すところなく描いたレジスタンス映画の傑作!!! [DVD(字幕)] 9点(2011-01-12 14:13:32) |
6. レバノン
《ネタバレ》 映画に娯楽性を求める方は見ないほうが良い。熱のある時に見る悪い夢の様な映画。これが本当に現実なんだろう。でも目玉をスプーンでくり抜かれ、ペニスを切り落とされ、車で身体を裂かれるシリア兵の小便の音が頭に残ります。 [映画館(字幕)] 7点(2011-01-10 00:16:46) |
7. ハウルの動く城
《ネタバレ》 「しばらく待たれよ。」この声を聞くとホッとするんだよね。 [DVD(邦画)] 7点(2010-12-16 17:31:11) |
8. 大魔神
《ネタバレ》 魔人の頭に鉄杭を打つと(なんちゅうバチ当たりな!)血がタラタラと出てくるところが結構トラウマです。小さい頃この映画に触発されて「埴輪」に興味を持ったことが懐かしい思い出です。 [DVD(邦画)] 8点(2010-12-16 17:24:18) |
9. ダンス・ウィズ・ウルブズ
《ネタバレ》 インディアンではなくネイティブアメリカンと呼びたいですね。昔、アメリカに留学しいわゆる「居留地」へ行きました。彼らが西洋文明に侵され失望と酒浸りの生活をしている事にショックを受けた覚えがあります。一方、昔からの伝統的な火を囲んだ生活や一種の伝統行事でもある「スウェットロッジ」に参加させてもらったことも良い思い出です。因みに、この映画中に出てくるネイティブアメリカンは本物の「ナバホ族」のネイティブアメリカンだそうです。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-16 17:17:12) |
10. リング(1998)
怖い怖い!!!映画の始まりの暗いくらい波の映像がかなり怖かった。 [DVD(邦画)] 8点(2010-12-14 13:22:19) |
11. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
基本的に画が暗いんですよ。物理的な画も物語そのものも。この手の映画はその後もたくさん創られ、この映画のほとんど「模倣」といえるものまでありますが、やっぱり「お伽噺」としては果てしなく暗い。見終わっても全然スカッとしないんだなぁ、これが。 [映画館(字幕)] 1点(2010-12-14 13:19:11) |
12. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
ストーリーの面白さは皆さんが言っておられる通り。私は軍服の検証の正確さに興味を持ちました。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-14 13:16:56)(良:1票) |
13. 633爆撃隊
《ネタバレ》 空軍モノって人間ドラマが中心で意外に戦闘場面が単調となりやすい印象だったのですがこれは面白かった。ところで最後の場面で隊長は死んじゃったのかな?気を失っただけなのかな?? [DVD(字幕)] 7点(2010-12-14 13:12:09) |
14. 七人の侍
もう10度目の鑑賞ですが、男の熱さ・悲しさにどうしても涙が出てしまうのです。洋画・邦画の中で文句なくNO.1評価です。 [ブルーレイ(邦画)] 10点(2010-12-14 13:06:58) |
15. エクスペンダブルズ
飛行機の操縦席から下に潜るので何をするのかなと思っていたら先っちょから顔出してガソリン?まいたシーンは爆笑した。映画館で意図せず爆笑したのは結構自分としては珍しい。(笑) [映画館(字幕)] 7点(2010-12-13 11:59:33) |