2. 海角七号/君想う、国境の南
なんか惜しい。最後にライブの大団円、音楽の力でぐいっと持っていかれるのはとてもいい、それぞれの登場人物のストーリーが語られるのもとてもいい、今ひとつまとまっていない感じがするのは、主人公をめぐる恋愛のストーリーが薄いからなのか? それぞれが抱えてこんでいるモノの重さがそれほど重く感じられなくて、恋愛成就のために乗り越えるハードルが今ひとつ見えない。そしてそれを乗り越える動機が他人の手紙というのはどうかと思う。あの手紙の内容と、現代の方のラブストーリーを具体的に絡める必要があまり感じられなくて、そのためになんか破綻してるようにも思える。なによりまず、”それ読んじゃまずいだろ...”って思った。手紙の内容を知るのはそれが届けられたTomokoさんと観客だけにしておいて欲しかった。 でも素材はみんないい、リメイクされて大化けしないかな。。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-13 01:20:55) |