1. ソナチネ(1993)
たけしの映画は脚本は二の次だと思う。実際にある風景を切り取り、つなぎ合わせたはずなのにそこにはたけししかできない不思議なまったく別の風景が浮かび上がる。その時間に漂う雰囲気だけでも十二分に楽しめる作品。これだけ、映像でものを語れる監督はやはりいないと思った。 [映画館(邦画)] 10点(2010-12-17 19:21:57)(良:1票) |
2. キック・アス
冗談めかして油断させておいて、魅せるところはしっかり魅せる、まさに劇中のヒットガールみたいな映画。期待しすぎない方が楽しめると思う。様々な映画が引用として登場するのも面白いし、観客を意識した主人公の独白も良かった。 [映画館(字幕)] 9点(2011-02-23 19:09:57) |
3. さびしんぼう
《ネタバレ》 男は女性に母の面影を求めると言ったものだが、まさにまんまそれ。初恋と親離れ、大人になる過程をそのまんま映像化した傑作。 [映画館(邦画)] 9点(2011-01-05 03:02:14) |
4. 天国と地獄
序盤の密室劇がやはり見所。無駄が一切ないシークエンスだと思う。 [DVD(邦画)] 9点(2011-01-03 15:05:11) |
5. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 タランティーノの作品に出てくるキャラクターは躊躇なく拳銃を撃つから好きだ。他の映画なら銃を撃つのに顔をアップにしたりしてタメを作るけど、タランティーノはフルショットで脈略なく突然、撃ったりする。(また、それは次に拳銃が出てくるシーンでいつ撃つかわからないという緊張感をも生む。)これが見ていてかっこいい。ソファーに寝ている奴をサミュエルLジャクソンが撃つシーンがあるが、それがカメラが左に首を振っただけで淡々となされるから痛快。 [ビデオ(字幕)] 9点(2010-12-18 01:11:13) |
6. エイリアン
ともかく画で魅せるリドリースコットの真骨頂。宇宙船の内部、宇宙船、そしてエイリアン、全部がかっこいい。内容から見ればただのモンスターものだが、もっと味わうべきものがこの映画にはたくさん隠れていると思う。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-17 21:18:21)(良:1票) |
7. 2001年宇宙の旅
3Dが大ヒットしている今だからこそオススメすべき、アナログ体験映画。映画館で、大勢の観客とこの映画を一緒に体験するべし。 [映画館(字幕)] 9点(2010-12-17 20:19:48) |
8. エレクション
《ネタバレ》 マフィア・ヤクザ・組織モノは必然的に登場人物が多くなり物語の中心が分散しがちになるが、本作は登場人物のわかりやすすぎるくらい明確なキャラクター設定、またストーリー展開もあいまって非常に楽しめた。二段オチにも感服。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-05 01:44:19) |
9. スター・トレック(2009)
やっぱり、最近のハリウッド映画はすごいなと再認識させられた一作。 [映画館(字幕)] 8点(2010-12-24 02:52:53) |
10. ブルーベルベット
《ネタバレ》 デヴィッドリンチのときたま行き過ぎる表現が絶妙なカタチで納まっていて、エンターテイメントとして楽しめる作品。この妖艶でいて、暴力的な過激な世界観はリンチにしか描けないと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-23 23:52:29) |
11. 隠し砦の三悪人
見ているこちらにそのパワーが伝わってくるような、ものすごいパワフルな作品。カラーではその効果は半減されてしまっていただろうと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2010-12-23 23:30:49) |
12. 母なる証明
《ネタバレ》 始めは母親が自分の子供のために奮闘するところがいきすぎているが、どこか健気に写る。だが、後半になるに従ってその意味合いが不気味に変わってくる。普通のサスペンスものとばかり思っていたので良い意味で期待を裏切られ、大変楽しめた。 [映画館(邦画)] 8点(2010-12-18 00:47:53) |
13. ノーカントリー
《ネタバレ》 中盤あたりの銃撃戦での緊張感がすごく、久々に映画でひやひやした。 [映画館(字幕)] 8点(2010-12-17 22:32:13) |
14. AKIRA(1988)
見てはいけないものを見ているような背徳感がアニメーションだからこそ、たまらない映画。 [映画館(邦画)] 8点(2010-12-17 21:54:17) |
15. 女の中にいる他人
小林桂樹が不安そうに後ろを振り返りながら歩く様子を全身が写る形で半歩引いたところから写す、一番初めのシーンからこの映画に惹かれた [DVD(邦画)] 8点(2010-12-17 20:06:02) |
16. パーマネント・バケーション
《ネタバレ》 遅れたニューアメリカンシネマといった感じ。どこかに出口がありそうで、どこにも出口がない。疲れ果てたアメリカ(ニューヨーク)、最後去る時だけがどこか美しく見えた。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-03 16:08:33) |
17. オープニング・ナイト
《ネタバレ》 カサヴェテスの作品は初めて見たが、どこか距離感のあるような撮り方が独特で、まずそこに惹きつけられた。自分の老いを認められず、自分を見失っていく様子(あの少女は若さの象徴であるように思う)からラストまで、自分は彼女に感情移入することはできなかったが、彼女の周りの人たちに感情移入することは容易であり、なかなか楽しめた。それゆえ、ラストの舞台のシーンはそれこそこちらも舞台を作りあげた一員のような感動があった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-24 00:48:48) |
18. 上海から来た女
本来の作品よりも1時間近くカットされているせいで、やはりストーリー展開に若干難があったように思う。が、映像的には見所満載であり、全編に渡って妙な生々しさが漂っている。顔のアップがこれだけ印象的な映画はそうそうない。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-21 08:29:09) |
19. ケンタとジュンとカヨちゃんの国
《ネタバレ》 何もしゃべらない洞口依子の存在感がすごい。 [映画館(邦画)] 7点(2010-12-20 01:10:07) |
20. 愛のむきだし
エロの持つ下劣さと神聖さを描き切った作品。愛のむき出しとはずばりエロだと思った。 [DVD(邦画)] 7点(2010-12-18 00:35:17) |