1. コントロール(2004)
設定がなかなか面白くて、序盤は興味を惹くのだが、娯楽映画に近い作りということもあり、シナリオはけっこう粗っぽい。 オチや種明かしは、あれでいいのかな? ちょっと消化不良ぎみだけど、そこそこ楽しめるB級作品。 [地上波(字幕)] 4点(2015-05-20 02:48:38) |
2. ガール・ネクスト・ドア
純粋な青春ラブコメかと思ったら、後半からちょっと変な展開に。 ヒロインへの一途な思い、楽しい学園生活、主人公の成長とサクセスストーリー。 何を描きたかったのか、詰めこみすぎて、すべてに中途半端さを感じてしまいました。 ヒロインの設定は決して悪くないんだから、もっと彼女の描写を掘り下げればいいのに。結局、女優さんのセクシーさしか印象に残らない作品に……。 [DVD(字幕)] 3点(2015-02-12 03:19:05)(良:1票) |
3. THE JUON/呪怨
ビックリハウスのような映画。 じわじわとこちらの恐怖心をあおらせる手法ではなく、映像と音でひたすらびっくりさせてくれます。 登場人物が多いためか、見せ方はいろいろ工夫されているけど、ストーリー自体は単純明快で妙味はなし。 オチらしいオチもなく、刑事さんの存在意義はまったくわかりませんでした。 何も考えずに、そこそこ楽しめるホラー映画だとは思うけど……。 [DVD(字幕)] 2点(2014-09-17 23:20:22) |
4. ラースと、その彼女
コメディーだと思ったら、ほぼ完全なストーリー映画でした。 ほのぼのとしたハートフルな雰囲気に、一風変わった設定、面白い切り口で主人公の心情とテーマを表現しており、丁寧に作られた作品だなという印象。 ただあまりにも真面目に作られすぎていて、後半は息苦しさを感じてしまいました。 そもそも主人公の抱える問題が重いので、仕方のない展開ではあるんだけど……。 [DVD(字幕)] 5点(2014-09-15 01:07:37) |
5. カールじいさんの空飛ぶ家
出だしがとてもよくて、ほっくりとした展開のお話になるのかと思ったら、完全なアドベンチャーものだった。 鑑賞する子供が飽きることを考慮したうえでのストーリーなのだろうが、奥さんとの思い出が単なる前振りになってしまったのは残念。 キャラクターはデフォルメがややきついが、絵はやっぱりきれい。 サブキャラの少年が、ギャーギャーうるさくてウザいのだけは閉口した。 [地上波(吹替)] 4点(2013-06-06 06:48:21) |
6. テイキング・ライブス
シナリオの粗っぽいクライムサスペンス。 犯人側の設定に興味を抱くも、彼の目的がよくわからないし、やっぱり無茶。 アンジェリーナ演じる女捜査官は、それっぽければいいやというキャラで、美人のヒロインとハンサムな犯人さんだけに、物語は何か怪しげな方向へ。 やはりストーリーよりも、ヒロインを見せる映画という印象のほうが強かった。 プロファイリングやサイコ調はとりあえず取って付けたという感じで、ストーリー上はあまり関係ないです。 何も考えなければ、そこそこ面白く観られるんだろうけど……。 [DVD(字幕)] 3点(2013-04-25 00:30:45) |
7. 不貞の季節
団鬼六の原作ということで、SM作家が主人公の一風変わった設定の作品。 面白いのかと言われると微妙だけど、歳の離れた若い妻への愛情、嫉妬と苦悩に苦しむ主人公役・大杉漣のコミカルな演技が見所。 制作費がなかったのか、登場人物が少ないながらも、映像や間の取り方に工夫が見られ、こぢんまりとしていながらも、映画らしい作品には仕上がっている。 [DVD(邦画)] 3点(2013-04-18 02:53:42) |
8. 饗宴 ~重松清「愛妻日記」より~
倦怠期を迎えた夫婦に旦那さんの初体験話を絡め、下世話な内容ながらも、プラトンの「饗宴」を小道具代わりに、主人公のリビドーを描いた話はうまくまとまってます。 一時間という上映時間も小粒でちょうどいい。ただビデオ録りの映像は深みがまったくなく、カメラワークの単調さとともに映画を観ているという印象は受けない。深夜の単発ドラマなら、これで十分面白いとは思うんだろうけど……。 奥さん役の女優さんが普通っぽくて、妙に生々しかった。 [DVD(邦画)] 2点(2013-04-11 14:10:35) |
9. ホテル・ルワンダ
人種差別と争いごとの醜さ愚かさとともに、人間の本来あるべき姿を問うドラマ。 どこらあたりに脚色が施されているのかはよくわからないけど、実話ものはやはり安定感がある。複雑なストーリーではないので、物語にも入っていきやすい。 主役男優さんのヒューマニズム溢れた顔つきが、一番印象的な作品だった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-15 03:59:33) |
10. フレディVSジェイソン
フレディ・シリーズのお話の続きにジェイソンを絡めているので、何だかよくわからないけど、お祭り映画なのでストーリーはどうでもいいのかなと。 夢の激突としては、ちょっと遅かりし感あり。スリルや恐怖感はほとんどなく、ただポーッと観ているだけで終わってしまった。 恐怖に震える若者たちと、もはやギャグに近い二匹のモンスターの戦いが見所。 [ビデオ(吹替)] 3点(2013-02-15 01:08:44) |
11. デンジャラス・ビューティー2
サンドラ・ブロック主演、続編のストーリーコメディー。 前作の設定を引っ張るのは仕方ないけど、それが足枷になり、いかにもシナリオ作りに四苦八苦したといった印象。 ギャグが空回りの連続で、ほとんどドタバタコメディーと化してます。ブロックの面白キャラだけで見せるのは、さすがにキツい。 新キャラの相棒とのデコボコ・コンビも今ひとつ魅力を感じられず、続編失敗の典型的なパターンと化してしまいました。 [地上波(吹替)] 2点(2013-01-29 03:46:34) |
12. 白いカラス
序盤では社会派ドラマと思いきや、ヒロインの登場からはややサスペンスぎみ、最後まで見てようやく人間ドラマだと理解できた、ちょっと変わった作りの映画。 ラストで作品のメッセージは伝わるし、決して質の低い映画だとは思わないけど、ヒロインのキャラがあまりにも強すぎて、焦点がぼやけてしまった感あり。 主人公ホプキンスの設定も……これは微妙かな。 日本人にはピンとこない題材に重苦しい展開ということもあり、少々取っつきにくい作品かもしれない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-01-17 16:13:49) |
13. あの日、欲望の大地で
構成とストーリー展開が変わっていて、シナリオに妙味を感じさせてくれる作品。 「女の性」をテーマに、母と娘の知られざる関係がサスペンス性を与え、それがこちらの関心をラストまで引っ張ってくれた。 ずっと記憶に残るような映画ではないかもしれないが、二大女優のシャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーの濡れ場シーンもたっぷりあるので、鑑賞時のインパクトは大きかったです。 内容にやや激しすぎる感はあるも、丁寧に作られているなという印象の女性映画。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-26 09:56:45) |
14. 私は貝になりたい(2008)
シナリオに関しては問題なく、オリジナル同様、重厚な内容の作品には仕上がっている。 中居君はがんばっているなという印象は受けたものの、バラエティ-番組の司会のイメージが強くて、かなり鑑賞の邪魔になった。 音楽自体はとてもいいんだけど、全般的にとにかく大きくてうるさい。物語に集中できず、イラッとするときが。 オリジナルと見比べてみるのも面白いかも。 [地上波(邦画)] 4点(2012-12-07 04:08:22) |
15. マレーナ
映像と音楽がとてもきれいな映画。 前半は「青い体験」をちょっと品よくさせた青春映画という感じだが、少年視点でお話が展開されることもあり、同じような妄想シーンが続いてちょっと飽きた。 余計なシーンをカットすれば、一時間でも十分通る。 終盤からラストにかけては、切なさが表現できていてよかった。 ヒロインも魅力的だったが、少年の大きな瞳も印象的。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-16 10:27:22) |
16. ブレス・ザ・チャイルド
B級オカルト映画。ホラー色はほぼなし、サスペンスタッチの流れは謎解きが早すぎて、 ハラハラ感はまるで感じない。 そのうえ登場人物たちは描写がやたら中途半端で、ヒロインが終始暴走気味のためか、 脇役たちがスト-リーにうまく絡んでこず、とにかく雑な作りといった印象。 ラストはあまりにも非現実的すぎて、もはや笑うしかなかった。参った。 [DVD(字幕)] 2点(2012-09-19 06:25:24) |
17. サブウェイ123 激突
パニック・サスペンスというよりは、ほぼアクション映画に近いノリの作品で、 近年のハリウッドお得意の、迫力あるスピード感たっぷりの映像と展開を楽しむ作り。 ネット社会という状況が邪魔をしているのか、地下鉄職員と犯人側の心理戦という妙味は薄く、 人質にされた乗客たちの緊迫感もあまり伝わってこない。主役二人のキャラばかりが、 変に浮きあがって見えてしまった。設定の甘さやシナリオの粗さがやたら目立つ映画だけど、 あくまで娯楽作品として鑑賞すればそこそこ楽しめる・・・と思う。 [DVD(字幕)] 4点(2012-08-24 02:57:37)(良:1票) |
18. スラムドッグ$ミリオネア
誰もが知っているクイズ番組を小道具にしたアイデアが抜群。 四択問題の答えから、フラッシュバックでストーリーを展開させていく手法も新鮮だった。 内容は波瀾万丈でドラマチック、やや作り過ぎの感は否めないけど、洗練された映像や演出、 画面から溢れ出てくるようなパワーは感じる。役者さんに関してはほとんど記憶にないが、 エンディングがやたら面白くて笑えた。 [DVD(字幕)] 5点(2012-08-23 03:58:34) |
19. ラスト サムライ
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のインディアンを、サムライに置き換えたような作品。 日本人にはさすがに「ん?」という場面もあるけど、大作だけあって、金がかかっており、 合戦シーンや美術には見応えがある。「武士道の精神」というテーマは十分伝わってくるし、 侍をアメリカ人に紹介するにはこれで十分かも。後半の浪花節のような展開には苦笑するも、 そういった意味では日本には好意的に製作されている作品。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-08-15 04:18:52) |
20. シャッフル(2007)
パズルを解くような映画で、ヒロインが鑑賞者に代わって謎解き。 パズル面でのシナリオ自体は練られていて、ラストも決して悪くはないんだけど、 メインはあくまで謎解きという作りなので、ドラマとしては「これでいいの?」という、 腑に落ちない点が目立ってしまう。結果、家族愛や信仰などのメッセージはとってつけたよう。 深く考えなければ、そこそこ楽しめる作品ではあるんだろうけど・・・。 [地上波(字幕)] 4点(2012-07-11 03:33:37) |