1. 虐殺器官
《ネタバレ》 いやー、もうなんか難しくて、わかりづらくて。 アニメーションやアクションシーンはとても良かったのですが。 疲れていたからアニメでも見ようと思って借りたのですが、疲れているときに見るような作品ではありませんでしたね。 ヒロイン的立ち位置だった人が、主人公が信頼している仲間であり友人から射殺されちゃうシーンは強烈でした。 でも、それからなんの躊躇もなく、その友人に発砲する主人公の行動はまるで意味がわからず。 ソレニアナタタチハカンジョウヲヨクセイスルヨウナショチヲサレテイルンジャナカッタデスッケ? その割に、主人公はずいぶんと感情で動くなぁと思った次第。 なんかね、ヒロインが殺されてしまったことも悲しかったですが、それ以上に簡単に友情が壊れちゃうような展開のほうがよほど悲しい。 終盤、子供兵しか出てこない、そして子供兵を躊躇なく撃ち殺していくシーンは、なんとも悪趣味。 なんにせよ、映画やアニメを娯楽として楽しみたい自分には、まるで向いていない映画でした。 ああ、なんか無性にドラゴンボールが見たい・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2025-01-15 04:12:18) |
2. 屍者の帝国
《ネタバレ》 ワトソン、バーナビー、ニコライの3人で旅をする前半はなかなか面白かった。 謎の美女のハダリーが時々助けてくれるサプライズも好印象。 完全フィクションの世界なのに、実在する人名や小説の登場人物を使って、さもそんな時代があったかのような舞台設定が斬新で楽しい。 ゾンビを社会の労働力として当たり前のように使役している世界観も面白い。 ただね、後半になればなるほど、ストーリーがわけわかんなくなるんですよね・・。 登場人物の行動原理も抽象化されすぎて、みんなが何をしたいのか、何を目指しているのかがよーわからんのです。 ザ・ワンと、それに対立する組織のトップみたいな人間。 でもどちらもやってることは似たり寄ったりで、結局ゾンビを暴走させてるだけなんじゃ・・。いったい何がしたいのか。 事態が収拾したら、もともと生きている人たちは元に戻ったみたいですが、ゾンビに咬まれた外傷やらは普通に大怪我だと思うのですが、その辺は何の説明もなしにスルーしちゃうんですね。 ストーリーはつまらないうえに、わけがわからなさすぎて、これはハズレだと確信したのですが、エンドロール後の後味はなかなか良かったので、そこは加点しておきます。 ※ニコライさんがゾンビにされちゃうの、かわいそうすぎて見てられんかった。劇中一番衝撃的なシークエンスではありますが、ニコライさんはあんな形で離脱させんでほしかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2024-12-16 08:14:27) |
3. サプライズ(2011)
《ネタバレ》 無条件に楽しめるサスペンスホラーとしてよくできています。 このころ割とよく目にした、不条理サスペンス、無差別殺人ものかと思いましたが、ちゃんと動機が用意してありましたねー。 まあ、それが逆に『サプライズ』ってことなんでしょうけど。いまどき遺産目当ての殺人なんて・・・。 タイトルで若干ネタバレしてしまうのはいかがなものかと。 個人的には、『超ウザい長男のせいで、上手くいってそうであんまり上手くいっていない家族、理不尽殺人鬼集団相手に一致団結』っていう家族の絆みたいなものを見せてほしかったかな~。雨降って地固まる、みたいな。それだとますます王道すぎますが、この歳になると王道が見たくなるのですよ。 主役のエリンは途中からランボーと化しちゃって、ちょっと面白かったですけどね。 ラストのオチも、仕掛けた罠がどこで発動するのかと思いきや、まさかまさかでした。 正直ストーリーは穴だらけ。穴しかないと言っても過言ではない。 だって、オープニングの殺されたカップルも謎だし、隣人まで殺しちゃったのも謎だし。 エリンが終盤仕掛けた罠だって、戻ってきたのが家族、それこそ彼氏のクリスピアンだったらどうするつもりさ。 まあ、そーゆー粗もひっくるめて、とにかくパワーと勢いのある、痛さ120%の映画で面白かったです。 丁寧な映画を求める人には不向き。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-12-02 03:38:25)(良:1票) |
4. ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人
《ネタバレ》 ウェズリー・スナイプス主演のアクションホラーなので、つい借りて見ちゃいましたが・・・どちらかと言えばハズレの部類に入りますねー。 まずテンポが遅い。どうでもいい演説とかで尺とりすぎ。 テンポが悪くても、そのぶんストーリーでひきつける何かがあればまだ良いのですが・・・・ 単純なちょいグロホラーアクションにするなら、テンポの良さや勢いは大事だと思いますよ。 ストーリーは、実は決して悪くないんじゃという気もします。活字にすればまあまあな気が・・。 ただ、復讐ものにしては、動機が弱い気がします。 好きな人は殺されたわけではなく、出産のせいで亡くなったようです。 なんと中途半端な。そこは、悪党どもに殺されたことにして、徹底的に容赦なく、鉄槌をくだしてスカッとする内容でいいんじゃないの?復讐ものにしては、スタンスがものすごく中途半端。 踊り子の女性や、恋人の忘れ形見の息子の存在意義も希薄。 [DVD(字幕)] 4点(2024-11-30 04:30:03) |
5. シャドウハンター
《ネタバレ》 最初のうちは面白かった。 リリー・コリンズ演じる主人公がなんか意味深なマーク描いているとか。主人公にだけ見える、何かがいるとか。 そんなちょっとミステリー仕立てがいい感じ。 舞台が現代っていうのも良かったですね。現代のなかに潜むファンタジーって感じでぐいぐい惹きこまれます。 そして主演のリリー・コリンズがかわいいのも良い。 彼女が主演というだけで、どう調理しても面白くなりそうなもの。 母親のピンチに家に戻ると、そこには母の代わりに犬の怪物が。このクリーチャーがなかなかよくできていて、このバトルが最高に面白い。序盤だけでこんなに楽しませてくれるなんて、クライマックスはいったいどうなることやらと、期待値がマックスへ。 ところが後半になるにつれて、物語はどんどん訳の分からない方向に。 いろいろな要素をつめこみすぎて、もはや誰が何の目的で何のために戦っているのか、わけがわからん状態に。 前半の、潔いほどわかりやすい、あのシンプルさはどこへ。 せっかく王道ファンタジーアクションで良い味出していたのに~。 隠し味いれすぎて、もうなんの料理なのかわけわかんないことになっちゃいました。 吸血鬼の咬み跡、回復する視力など、やたらばらまいた伏線の放置も気になります。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-11-25 01:06:03) |
6. パシフィック・リム:アップライジング
《ネタバレ》 1作目より好きです。 まず、明るいシーンでのバトルが多く、見やすい。 次に、各イェーガーそれぞれに見せ場があり、個性があり、東京での大バトルは最高に見ごたえのあるものに仕上がっていました。 特に、それぞれ違うウェポンをを所持していたのが良かった。 スピードタイプや、パワー重視などのタイプ分けも完璧。 見たかったのは、まさにこれです。 欲を言うなら、パワータイプにもう少し強めの重火器を持たせてほしかったくらい。 序盤と終盤に登場する、小型イェーガーのスクラッパーも良い味出していました。特にオープニングの登場シーンは最高。 小さいながらも小回りの効くスピード感と変形機能、そのユニークな持ち味を活かして、もっと活躍させてもよかったかもしれない。 突然の無人機の襲撃により、パイロットたちにも多大な被害が出たかもしれませんが、訓練生しか残っていないってどういうことなの? 怪獣出てくるまでの前置き長すぎない? マコの送信の真相って、結局答え出されてなくない? などなど、ストーリーはとてもほめられたものではありません。 そんななか唯一良かったのは、終始怪しかった女社長のシャオが実は善人で、完全に味方だと思っていたニュートが、宇宙人に操られていた黒幕だったっていうオチ。 特にニュートは、前作から引き続きの登場だったので、完全に騙されました。もちろん、良い意味で。 ちなみに怪獣が大合体していましたが、個人的には合体なんてせずに、各イェーガーと各怪獣とのバトルで、それぞれきっちり決着をつけてほしかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-11-18 03:19:24) |
7. 寄生獣 完結編
《ネタバレ》 1作目にひきつづき、2作目も会心の出来。 とくに前半から中盤にかけてが出色。 終盤、後藤との一騎打ちになってからは、単調なアクションとなってしまって面白味に欠けます。 やはり寄生獣の醍醐味は、さまざまなキャラクターの思惑が交差するその人間ドラマにあります。サスペンスとしてもホラーとしても人間ドラマとしても、とにかくストーリーが面白い。倒す倒されるだけの関係になってしまう終盤は、物足りなさを感じてしまいます。 特にこーゆージャンルの作品は、主要人物や主要キャラがどんどん退場していき、物語が終盤になるにつれ単調になりがちです。 この映画も例外ではありません。 前作は、最初から最後までとにかくストーリーで魅せてくれました。ストーリー、脚本が面白いからこそ、アクションシーンにより一層の緊張と興奮とカタルシスを感じられます。 ただ原作も前半から中盤にかけてが特に面白く、終盤になると普通のモンスターアクション漫画になってしまった覚えがあるので、原作に忠実っちゃあ忠実なのかもしれません。 市役所襲撃のシーンと、田宮良子のエピソードを平行して描いたのは最高に良かった。 映画ならではの興奮と感動を味わうことができました。 ここまでだったら10点でも足りないくらいです。 やや不満点も挙げてしまいましたが、邦画がこの手のジャンルでここまで面白いものを作ってくれるようになったのは幸せの極みです。 [ブルーレイ(邦画)] 9点(2024-11-17 13:55:00) |
8. 13の選択
《ネタバレ》 オリジナル鑑賞済み。 ハエを殺したり、ハエを食べたり。 ライダーたちを真っ二つにしたり。 オリジナルを踏襲しているところもあれば、改変しているところもあります。 ですが基本設定は同じ。 オリジナルが楽しめた人なら、楽しめる内容となっております。 こちらのほうが、導入部の作りこみは丁寧な気がします。 主人公に、弟、妻、父親といった扶養すべき家族を持たせたことで、主人公の精神的な退路を断つことに成功しています。 大切な人たちを守るには、もうこのゲームを完遂するしかない。しかもゲームが進むにつれて、次々と主人公は罪を被ることになります。最後までゲームを完遂すればその罪も帳消しに。最悪のコンコルド効果です。 残念だったのは、そこまでおぜん立てしておきながら、最後の最後で主人公にリタイアさせてしまったところ。 『家族を守るため、絶対にお金が必要』というこれ以上ない動機を作ったのに、終盤あっさり主人公はゲームから降りてしまいます。 しかも、運営側から電話がかかってくるのに、頭にきているせいか、電話を取りもしない。もしくは取っても話も聞かない。 なんたる愚行。 リタイアするのはこの際100歩ゆずっていいけどさ、うまくリタイアするためには、そこは話を聞いて情報を引き出さなきゃ。 前半~中盤までの主人公はなかなか冴えわたっていたのに、終盤の主人公はバカすぎてついていけません。 そしてラスト。 妻にかかる電話。ハエを食べろというのを拒否する妻。ホッとする主人公。 ・・・いやいやいや。あなた賞金ぜんぶフイにした挙句、お金の問題なにひとつ解決していないうえ、父と弟死んでますけど。 それに、失格になったっていうことは、今まで犯した罪で逮捕される運命の、究極のバッドエンド。ホッとしちゃうのは違うでしょ。 なんて後味の悪い・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2024-11-16 03:09:27) |
9. パシフィック・リム
《ネタバレ》 楽しみにしていた映画のひとつ。 ロボットと怪獣が戦うというだけで胸が躍ります。 で、期待しすぎた自分が悪いのか、ちっとも胸が躍りません。わくわくしません。 これが自分が歳を取りすぎてしまったせいだとしたらとても悲しい。 でもそれだけじゃない気がするんですよね~。 肝心のイエーガーが、かっこいいのはかっこいいんですが、いかんせん個性が弱い。 ジプシー、ストライカー、クリムゾンとかっこいい名前がついてはいますが、これといって明確な違いがなくわかりにくい。 怪獣は怪獣で大きさもヴィジュアルも似たようなのばっかりで・・。 いろいろ名前はついていますが、どうにも没個性な気がするのですよ。 やたらと夜や海中でのバトルばかりで、背景がずっと暗いのも気になる・・・。 で、イエーガーに対して、怪獣が強すぎない?いや、怪獣に対してイエーガーが弱すぎるのか・・・。 期待値マックスで紹介されていた、主人公たち以外のイエーガー、ファーストバトルでみんなやられちゃってんじゃん。 なんかこーゆージャンルならではの、スカッとする爽快感が感じられないんですよねー。 もちろん、フィクションだからこそのリアル感や臨場感は大事だと思います。 でもそればかりに固執されちゃうと、ちょっと疲れちゃうというか・・・。 長尺のわりに見せ場が少ない・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-11-13 23:25:26)(良:1票) |
10. MAMA(2013)
《ネタバレ》 どちらかと言えばゴシック・ホラー的な雰囲気の作品。 スプラッタとか殺人鬼とか、ゾンビとか、そーゆーのは平気。 モンスターもサメも大丈夫。 でも最近、自分は『お化け』系映画は苦手なんだとつくづく思いました。 お化け映画が苦手というより、そのジャンルの映画に付随する演出が苦手。 急に大きな音を出したり、突然現れたり。心臓に悪いから本当にやめてほしい。 とゆーか、それはもうお化け屋敷であって、映画ではないとすら思っています。この映画も例外ではありません。 同ジャンルの映画と比べると、多少控えめの演出ではありますが、それでもやっぱりただ驚かせるだけのシーンがちらちらほらほら。 ストーリーは、まあ普通だし、つまらないものではありませんが、面白いかと問われるとやや微妙。 姉のヴィクトリアはまだわかるんですが、妹リリーの心境が途中からよくわからなくなりましたね。 だってアナベルと心を通わせはじめ、しかも途中でMAMAのことめっちゃ怖がっていませんでした? 最後、リリーがMAMAを選ぶのであれば、たとえヴィクトリアがMAMAを怖がってMAMAから逃げ出したとしても、リリーがMAMAを恐れているかのようなシーンはたとえ一瞬でも入れるべきではありませんでしたね。最後の選択の説得力がなくなります。 それにしても、子役2人は演技うますぎ。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-10-21 03:14:44)(良:1票) |
11. 誘拐の掟
《ネタバレ》 雰囲気は良い。キャストも良い。とりあえずリーアム・ニーソン主演だったら手堅くまとまるし。 難を言えばテンポがイマイチ。 そして字幕で見ると、序盤から中盤にかけての話がわかりづらい。 わかりづらいから、せっかくのミステリーなのに考えようという気が起きない。 途中で早戻しをして、今度は吹き替えで再チャレンジ。字幕よりかはわかりやすい。それとも2回目に見たからだろうか。 しかしそれでもマットが『俺は手を引く。ケニーに明日金は返すと伝えておいてくれ。』と途中で仕事を放棄しようとした理由がよくわかりません。 あと、意味があるようでないエピソードが多すぎます。 何かの伏線になりそうで、なんの伏線にもなっていないエピソードが多すぎます。 黒人少年のTJが銃をくすねたエピソードだって、終盤その銃でTJがマットを助ければ『ほら、役に立ったでしょ。』って皮肉めいたセリフの一言にでもつなげられそうなものなのに。 妻を殺されたケニーが、遂に妻の敵の殺人犯を捕まえるも、なぜかもったいぶって復讐しない。それどころか、気付いたらいつの間にか犯人に返り討ちにされちゃってます。そ、それでいいのか、ケニー。 実は兄のピーターが弟を警察に売っていた、とか真相がわかっても全然驚きにつながらないエピソード。 黒人少年TJの病気、とか必要性を全く感じないエピソード。 とまあ、文句ばかりをつらつらと並べても、見ている間はなぜかそれなりに面白いんですよねー。 やっぱ映画は緊張感が大事ってことですかね。 疲れすぎない程度の程よい緊張感を楽しめる作品ではあります。 [DVD(字幕)] 7点(2024-10-18 04:17:45) |
12. 寄生獣
《ネタバレ》 原作の大ファンです。 何度も読みなおしました。 アニメも見ました。 この手のジャンル、この手の実写化作品のなかでは、過去一良くできているんじゃないでしょうか。 そもそも連載漫画の実写化なんて、尺の関係上うまくいくわけがないんです。 ところがところがこの作品、なんともきれいに2時間の枠内にまとめあげて・・・。 しかも無理も無駄もないストーリー展開。 省いていいところは思い切って省き、大事なエピソードは全部詰め込んでいます。 そもそも母親の死のエピソードと島田のエピソードをどちらも入れてくれたことに拍手を送りたいです。 ミギーがどんどん知識を吸収して賢くなっていく様子や、ミギーと泉とのほのぼのとしたやりとりもしっかり描いています。 原作ファンとしてはずしてほしくないエピソードをこれだけいれて、なおかつストーリーが破綻もしていなければ駆け足にもなっていない。じっくり丁寧に、でもテンポよく見せてくれて、最初から最後まで至福の時間でした。 田宮良子に深津絵里をキャスティングしたのもうまいですよね~。 マンガ原作映画でここまで完成度が高いものを見られる日が来ようとは。 [ブルーレイ(邦画)] 10点(2024-10-15 04:39:31) |
13. キャリー(2013)
《ネタバレ》 ホラーというより、ホラー風味の学園ドラマといった趣。 いじめられっこがいて、いじめっこがいて、かばう子がいて、かばう先生もいる。 普通と違うのは、いじめられっ子が超能力を持っているということ。 『いじめ』をテーマにした映画やドラマっていうのは、日本にかなりきついものが結構あるので、正直この映画はだいぶマイルドに感じてしまいます。 こーゆー映画は、いじめを徹底的に描くからこそ、復讐のカタルシスが得られるというものです。 その場の流れで、生理用品投げつけただけでしょ。しかもたった1回。その1回のためだけに、しっかり罰を受ける生徒たち。 普通の学校なんですよね~。 もちろんその動画をネットに流すなんてのは最悪ですが、いじめが常習化しているわけではありません。それとも日常的にキャリーはいじめを受けていたのでしょうか?だったらそれが見ている人にわかるように伝えてくれないと。 それに、先生はまだ良いのですが、改心したスーの行動はまるで理解できません。 キャリーを傷つけた罪滅ぼしに、彼氏にキャリーをプロムに誘わせるなんて、どーゆー思考回路?それがキャリーのためになるとでも?彼氏もそれはおかしいんじゃないのって、教えてあげなさいよ。 とまあ、気になる点はいーっぱいあるんですが、にも関わらずなんとなく最後まで楽しんじゃったのもまた事実。 クロエ・グレース・モレッツ好きだし・・・。だから、まあ、ささらなくても楽しめちゃう映画はあるということです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-10-14 01:13:05)(良:1票) |
14. ネバー・サレンダー 肉弾英雄<OV>
《ネタバレ》 今作は相棒、更にはヒロインらしいヒロイン登場で、充実したメンバー。 退役軍人に新しい住居を勧めるために訪れた廃ビルで、まさかの誘拐犯たちに遭遇。 ビルのオーナー?不動産仲介業者?が刺殺されたことで一気に高まる緊張感。つかみは完璧です。 鉄骨が貫通するなどの痛いシーンもあり。 その後応急処置をしたとはいえ、元気にアクションかましまくるのはやりすぎ。 ちなみに、前々作でも感じたのですが、どうもランボーに影響を受けていると言いますか、オマージュを感じるシーンがあります。 今作では貫通した傷の応急処置がまさにそのシーン。 ランボーでもあった、『銃弾の火薬を傷口にまぶして火をつける』って過激なやり方。 それにしても、シリーズが進むにつれて、内容がどんどん良くなっていくっていうのは珍しいかもしれません。 そしてそして、まさかまさかの主人公ジェイクの死。 いままでのシリーズを見てきただけに、この主人公が死んじゃうなんて、まったく予想もしなかった・・・。 全然そんな雰囲気がなかったから・・・。だっていつも通りのジェイクで、いつも通り元気そうだったから・・・。 ああ、まさか死んでしまうなんて・・・。 そして思っていた以上に自分がジェイクに感情移入しちゃってたことにも気づきます。 最後に、今までのシリーズの思い出エピソードをあんなに見せられてしまってはねぇ・・・。 とても悲しいけれど、ある意味シリーズ完結作品として、潔い終わり方だったのではないでしょうか。 でもあんなムカつく連中にやられないでほしかったなぁ・・・。 例えば、あの女の子を身を挺して守った結果の悲劇とか・・・。 散り方ってもんがあるよねぇ・・・。 ・・・ぶつぶつ・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2024-09-28 04:29:43) |
15. ネバー・サレンダー 肉弾乱撃<OV>
《ネタバレ》 前半から中盤にかけては過去一良かったです。 巻き込まれタイプのお手本のようなサスペンスアクション。 夜の立体駐車場での攻防というのがなんかリアルで良い感じ。 追い詰められている感も、すごくよく出ています。 今回は、パートナーである女性救急隊員を救えないというのいうのが意外なところ。これは前作までのシリーズと比べても、いささかシビアで過激な展開。相手ギャングの怖さ、容赦のなさが伝わってきます。 ただ、女性隊員が殺されてから、もっと明快に爽快に反撃に転じてほしかったです。 このシリーズの醍醐味は、はじめのうち防戦一方だったジェイクが、反撃に転じることで得られるカタルシスだと思うんです。 それなのに、なんか今回はジェイクがぱっとしない。前作と違い、準備にかける時間もなかったので、罠もない。 かと言って、射撃はいまいちだし、そのうえムダ撃ちばっかりするし。 接近戦も、モブキャラ相手に大苦戦するし。 パートナーが殺されてから、怒りに震えるジェイクが敵を圧倒するところがもっと見たかったものです。 なんか、今までで一番弱いぞ、ジェイク。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-24 15:13:41) |
16. ネバー・サレンダー 肉弾烈戦<OV>
《ネタバレ》 前作と同じ主人公なのが良いです。 本題に入るのが早いのも良い。 ストーリーが明快なのも良い。 大手軍事産業の秘密を握った内部告発者をひたすら守る。ただそれだけ。 警備会社に就職したジェイク。初仕事でいきなり仕事仲間全員死亡。オープニング15分でいきなり強襲されて壊滅的打撃を受ける思い切りの良さが良い。 そこから秘密の隠れ家でのバトル。裏切者の発覚。護衛対象の裏切り。警察署内でのバトル。 目まぐるしく戦う場所や置かれる状況がどんどん変化してゆく。このテンポの良さは大事。 主人公のジェイクや護衛対象の女性にはまるで弾が当たりませんが、署内の警官達が次々と犠牲になってゆくので、それなりの緊張感があります。 森に逃げ込んでからがややトーンダウン。 ですが、逃げの一手だった逃亡劇から、攻めに転じることで、ここから反撃のカタルシスを感じることができます。 特に、ランボーシリーズを彷彿とさせる罠がアツい。 ラスボスとのタイマンがしょぼいとか、ヒロインがかわいくないとか、残念なところもあるっちゃあります。 でも、こーゆーわかりやすいアクション映画は大好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-18 05:34:35) |
17. 明日に向かって笑え!
《ネタバレ》 実際にアルゼンチンで2001年?に起こった預金封鎖に関わる物語。 この映画そのものはフィクション。ですが実際に起きた預金封鎖を背景にしているため、実話かと思っちゃうようなリアリティがあります。 実話っぽさは随所に見られます。だまされたと怒り街を出ていく住人。事故死する奥さん。ラストで金を持ち逃げするエルナン。 フィクションであれば、どれも必要のないエピソードばかり。こーゆー負の側面を持たせることで、なんだかリアルな空気感が出ちゃってます。 ただし、そのせいで一応のハッピーエンドを迎えるものの、手放しでは喜べない要因になっているのも確か。 それでもあえて、こーゆー後味の悪いエピソードを放り込むことで、まるで本当にあった話なんじゃないかと思えてきます。 だから映画としては完成度が高いと言えるのかもしれません。 個人的好みから言えば全部不要。 預金封鎖を利用し、善良なる市民から金をだまし取ったマンシーに正義の鉄槌をくだすだけの話で良かった。 怒っていた住人は、フェルミンたちを見直して謝罪する。 エルナンは金の持ち逃げなんかしない。 当然奥さんは死んでいない。 なんの影も落とすことなく、後味さわやかに、もっとすっきりしたかった。 最後にフェルミンが抱いてた赤ん坊は、息子と受付嬢の子供? だとしたらなにより。 あーゆー予期していなかった幸せ演出は良いもんですね。 エンドロール途中か直前におまけ映像ありです。 [DVD(字幕)] 6点(2024-09-10 15:08:07) |
18. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 ストーリーらしいストーリーはなし。アクションに特化した作品。 前作から20年後に制作された本作。 過激な映像を求める風潮からか、シリーズのなかでもかなりグロいほうだと思います。 よく言えば刺激的。悪く言えば悪趣味。 当然のように四肢切断。子供に銃剣突き刺すシーンなんか見ていられないです。 ミャンマーの軍に対して、悪いイメージを植え付けるという意味では成功しているのかな? でもその方法をひたすら残酷な映像の羅列だけに頼るっていうのは、いささか芸がなさすぎやしませんか? 『2』に出てきた上官のように、『こいつムカつく』と心底思わせるようなキャラをつくってほしい。 せめて救出対象が、『この人たちは絶対に助けたい』って思えるような人物だったらまだ良かったのですが・・・。そこまでの魅力は感じられませんでしたねぇ。 まあ、今作でなんと言っても良かったのはアクションでしょう。 傭兵部隊がみんなとっつかまって、絶体絶命のピンチのときに、スッと背後から現れるスタローンのカッコよさ。ここだけでも見る価値大です。アクション映画を見ていて、久々にテンションのアガる瞬間でしてた。 途中出場とはいえ、傭兵部隊のみなさんも良いお仕事していました。 狙撃のスクールボーイはもちろん、ひげの傭兵や、部隊長のおっさんもなかなかの活躍ぶり。 こーゆー、脇役端役までしっかり見せ場があるのは、一流のアクション映画だと思っています。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-09-09 02:52:25) |
19. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 監督はタランティーノでしたか。どうりで、残酷な描写が多いわけだ。 そして無駄なシーンも多い。正直ちょっとだれるところもあります。 とくにマスクをかぶるかぶらないのやりとりに、あんな尺を使うなんて。タランティーノ以外に許されませんww。 この単純なストーリーなら2時間以内に収めてほしいものです。 尺が長かった割に、ジャンゴの奥さんヒルダの出番は終盤だけ。ヒルダの人物の描き方が足りないように思います。 ジャンゴとシュルツの旅と同時進行で、時折ヒルダの現在の状況も教えてくれたら、もっと感情移入できたかもしれないです。 復讐劇や救出劇なら、ヒロインの魅力ってとても大事だと思うんですけど、その魅力がいささか足りなかったように感じます。 基本わかりやすいストーリーなんですが、終盤の流れだけなぜあんなめんどくさいことになったのか、いまいちよくわからなかったです。ディカプリオ演じるカルビンは、結構話が通じそうな相手に見えましたけど。普通に売買交渉できそうでしたけど? あれ?気づいたら不満を書き連ねている(^_^;) 今更ですが、面白い映画でした。 ジャンゴがメキメキと銃の腕を上達させていくのは爽快。ジャンゴとシュルツに信頼関係が築かれていくのも心地よい。 そしてアクションではなんといっても早撃ちが最高。そのスピード感はトップクラス。 映画全体をもう少し尺を削ってコンパクトにまとめてくれたら、より高評価になったかも。 あ、この人ここで退場になっちゃうの?っていう意外性は、タランティーノならではですね~。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-08-29 23:43:23) |
20. ランボー3/怒りのアフガン
《ネタバレ》 『1』に比べるとドラマ性はないし、『2』にはエンタメで遠く及ばない。 単体で見るとそれほど悪くはない気もしますが。 どうしてもシリーズものとして見てしまうと・・・。前作と比べられてしまうのは宿命ですから。 特に『2』が『1』よりはるかにスケールもアクションもパワーアップしていたものですから、『3』には当然それ以上を求めてしまうものです。 敵の大将もイマイチワル不足。悪役としての華も毒も全然足りません。 なにせ冷戦中、ソ連とアメリカは敵対していたわけですから、トラウトマン大佐が捕まって尋問を受けるのは致し方ないことでしょう。相手に憎たらしさが足りなければ、そこからカタルシスも得られないのです。 最後まで見ると、何かメッセージ性みたいなのをこの映画にもたせていたみたいですが、ちょっと感じられなかったかなぁ・・・。 ランボーシリーズならではのウリがほぼなくなり、ありふれたアクション映画に成り下がってしまった感じです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2024-08-26 04:22:34) |